げんしんさんの映画レビュー・感想・評価

げんしん

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アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史(2003年製作の映画)

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映画史に対する学問的な知識も無く、自分が“古い映画”として鑑賞してきた映画はニューハリウッドのリアルな世界観の中にあるということを初めて認識できた。

現代にはない夢物語を求めたり、リアルさを求めたり
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

また多重人格オチね、単純だなぁとか思ってごめんなさい。多段オチだとは。びっくりしてしまいました。部屋に私のオキニ映画でもある「ファイト・クラブ」のポスターが貼ってあって、伏線なのかなと思いきや、アンチ>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

レクター博士の圧倒的ヴィラン感。佇まいが甚だ恐ろしい。でも恐いだけじゃなく、その中に信念というか意志の強さというか、ダークな魅力があった。精神科医らしくクラリスにもピンズドなプロファイリングをし>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

タイムループものだと思ってなくてまずびっくり。でもスピーチが異常に上手かったり、思い返せば匂わせがあったなって。

同じ一日を楽しむわけだけど、そのはっちゃけ具合がコメディとして面白い。下品だけど笑。
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

運良く劇場公開していたので鑑賞。

これがデビュー作なのか、、
ノーランのアイデンティティでもある「時間操作」「時間軸の切り貼り」は既に作られていた?!スケールは変わりつつも、その信念は変わってないん
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

この作品は「美しい」です。人が生きる意味についてポップに表現しながら、でも強い意味を持つ今作。

まずは圧倒的アニメーションにも触れたい。抽象度が高い世界観をよくこんなにも表現したな、と圧倒されました
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.5

自分の夢は自分で留めておきたい気持ちすごい分かる。でも人に縋りたい気持ちもわかる。勇気。

たった6分だけど、うさぎの感情はすごい揺れてるのが伝わってくる。がんばれー!って思ってた。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

シンプルなのに面白いワンシチュエーションもの。
絵的にはおっさんが電話をかけ続けるだけなので迫力があるわけじゃないです。ただ情報が制限されている緊張感や、助けたいけど助けに行けないもどかしさは強く表れ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「重い」というのが最初に浮かんだ感想。核の脅威、生み出す者の栄光の裏に見えてきた苦悩や葛藤、予感しなかった新たな黒い未来。ずっと緊張に満ちている映画だった。

ノーランらしい時系列を織り交ぜた表現、秀
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

切ない、っていう言葉で表すのも合ってるか分からない。エモい映画。

日常の些細な所から昔の記憶を思い出しちゃうってのが、題名では「ちょっと」っていってるわりに尽く鮮明。所々にある伏線も、こっちが登場人
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

究極の映画体験とはこのことか?!圧倒されっぱなし。前作よりも話の展開がスピーディなのでワクワクが持続する。IMAXレーザーGTで鑑賞したからこそ、映像美に全力で飲み込まれにいけた。あと音圧。4Dかと思>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初から仕組まれてたアーロンかー。二重人格っていう設定はありがちだし、時間を失うっていうところからも想像は用意だけど、二重人格だと思えば思うほど最後にひっくり返る。ロイはわざと試したんだろうね。信じて>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.5

「映画好きと名乗るなら観ておかなくちゃならないSFのマスターピース」と父親に諭され鑑賞。きっと当時の最先端を行くSFの映像表現だったんだろう、と察する。雨の使い方も印象的。

感想。面白かった。
ある
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

人生は映画みたいには行かないんだ。
人生はもっと難しいんだ。

少年がそんな人生を愛情を架け橋に生きる。愛情を適所で感じる。美しい表現が多くて素敵でした。時代背景が現代よりかなり前なので、最初はついて
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

4.0

友達に勧められて観た映画。

悪名で名を馳せるとは言ったものの、自分より上2つの邪を自分の邪で制していくとは。ここがなかなか面白かった。ステージ4の肺がんだから行動に吹っ切れた、ってのはあるかもしれな
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.5

かわいい!!
そうだよなぁ、そうだよなぁってニコニコしながら観てしまった
頑張れて素敵ね

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

最強!しばき倒してくれて嬉しいよ俺は。
ストーリーよりもアクションを観るのに長けている映画だと思う。アクション好きにはたまらん!

バタバタ敵を倒していく時に、しっかりヘッショ決めてトドメ刺してるのが
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

むー!
事前知識なしで挑んだが故、よくわからずに終わってしまいました。実在する事件の中に架空の人物を盛り込むっていう面白いことをしていたらしいんですが、本編だけだとそこまで理解できなかった!

ただ、
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

フェイスをオフするんだわな。

2人の人生が交錯した結果、性根の善悪と環境の善悪の葛藤って感じした。負かされるのか心配になったけど!主演2人の演技の演じ分けも輝いていて、映画観たなー!ってなる

アク
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

手がハサミの不完全人間が、人とのつながりによる愛と悪を知る。切ねぇ話メインかと思ったけど、ハートフルなところも多かった印象。

初めて「誰かのために」動けたエドの信念はずっと続いている。最初は難色を示
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.5

撮り方、魅せ方が面白い。
大統領暗殺事件だけにフォーカスした映画。事件を様々な登場人物から描く。最初はただ絶望を突きつけられるが、色んな視点から事件を見ることで少しずつ全貌が垣間見えていく。シーンを繋
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.5

「どんでん返し」不朽の名作と名高い本作。
未視聴だったため新鮮な気持ちで視聴。

結論から言えば、オチが中盤あたりから読めてしまった。きっとこーなんだろうなーと思いながらそのままラストに突っ込んだ感じ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.0

人を狂わせるのはお金が地位か。
ビジネス映画。他人から騙し取ってでも自分を築く営業マンの話。

調子に乗る主人公がイケイケでずっと続く。そこで現れる障壁にも勢いで押し通していく感じ。成功者だからこそ許
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.5

因縁のあるマジシャン2人の人生を賭けた騙し合い。その“プレステージ”とは。

理解が追いつかないシーンが多々あり、観客の僕は物語に身を置きながらもどこか考えてしまっている。理解が追いつかない、というの
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

人生初インド映画。

結末に思えたところがまさかの中間点。
2人の主人公のそれぞれのバックグラウンドを描いて繋がっていく感じがスッキリするし面白い。
しっかりインド映画みたいなシーンもあるし見応えばっ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

「えぇ?!」って口から零れた

現実を描いているかと思ったら、どこからかそれは証言で、その証言も言葉なので何が本当かわからないし。

物語は進んでいるのに。鑑賞者はヤマに飛びつく犯罪のハラハラを味わい
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スティング(1973年製作の映画)

4.5

あけましておめでとうございます。
今年最初の映画はこの名作に。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

あんまテイストが好みじゃなかった
入ってこないしノレない

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

自分も主人公たちみたく酒飲みながら観たら、案の定途中で記憶ない

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

大迫力。ゴジラかっこええ、、、。
戦後の日本っていう設定も良いし、ゴジラが街を闊歩してバタバタ建物が倒れてく絶望感が身を震えさす。

ヒューマンドラマがたるいとか、ストーリー展開が読めすぎるとかツッコ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

集中して観てると、頭の中にはあるはずなのに思いつかなかったや

物に縛られない生き方。みたいなテーマが語られる。
暴力に魅了される男、人の共通言語としても言えるんじゃないかってくらい自分の中をさらけ出
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