シャインマスカットさんの映画レビュー・感想・評価

シャインマスカット

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トナカイは殺されて(2024年製作の映画)

3.5

ネトフリオリジナルの新作映画。
北欧ドラマや映画が好きなので視聴。

トナカイの放牧を生業としている先住民族のサーミ人。しかし、先住民の権利を妬む新住民との対立。
特に意外な展開はなくて淡々と物語は進
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

早すぎた天才プログラマー。
技術が法整備に追いつかなくて、日本の競争力が落ちた物語。

ラスト、本人が出てきて「無罪を勝ち取ったので若い人たちは安心して頑張って下さい」という言葉には重みがあった。
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

朝井リョウの原作に基づく映画は、多様性の枠を超えた超マイノリティの物語を描き出し、その矛盾が本作の核心をなした。
原作の衝撃的な内容は「本屋大賞」にふさわしいとの期待を抱かせたが、映画化に際しては、テ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

日本の閉塞した社会をよく現した作品だったなあ。
自分だったらどのような選択をするのか、思わず考えてしまった。

ある男(2022年製作の映画)

4.0

5年前に平野啓一郎の原作を読んで、細かなストーリーは覚えていないけれど、感銘を受けた記憶はあった。

弁護士の城戸が「ある男」に共感して人探しに没頭する。

消したい過去を持つ人間の気持ちを私は分から
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パレード(2024年製作の映画)

4.0

ネトフリオリジナルの新作映画。

今を大切に生きようと思わさせてくれる、温かい映画だった。それぞれのストーリーが有機的に繋がっていて、死者の物語のはずなのに前向きな気持ちにさせてくれる素晴らしい作品だ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.5

1985年1月28日の夜。
アメリカ最高のアーティストが集まって作られた一曲を巡るドキュメンタリー映画。
洋楽に全く教養がない私でも一度は名前を聞いたことのある歌手たち。どこかの似非チャリティー番組と
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.5

週末の夜に良い映画を観れて幸せ。

極限状態の人間の行動、心理が克明に描かれていて衝撃と共に恐怖を感じた。ナレーターを務めていたヌマが死んでからは、死者の語りとして聞くことで物語に深みが出ていたと思う
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

舞台が地元だったので視聴。

浦賀のあの閉塞感はとても理解できる。
経営が芳しくなく高齢化で跡継ぎがいない。終始ダメな息子。下手なドキュメンタリーよりもドキュメンタリー然りとしてた。映画のはずなのに。

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

3.5

ネトフリオリジナルの新作映画。

ワシントン大行進を実現するまでの経緯を描いた物語。
キング牧師はもちろん知っていたけど、ラスティンという人が公民権運動で大きな役割を果たした史実は初めて知った。教養映
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

ネトフリオリジナルの新作映画。

殺し屋が任務を失敗して自分自身で尻拭いをするお話。ロードムービー風に章ごとに話が展開。
主人公の心の声が冷徹なプロフェッショナルな殺し屋という職業を引き立てていた。

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.0

アップルTVの新作映画。

倦怠期のカップルの主人公Annaと職場で出会った魅力的な男性Amirとの恋愛物語。
そこに爪を検査する事で、恋愛の結末を知ることができるというスパイスを加えた。
特に劇的な
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.5

ネトフリオリジナルの新作映画。

製薬業界の闇を扱った凡庸なテーマの社会派作品。
栄枯盛衰のストーリーは分かりきってるから、もう一捻り欲しかった。
ネトフリはオピオイドを含めた薬物系の作品を多く扱って
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トゥルーホラー:悪魔が私に殺させた(2023年製作の映画)

2.5

個人的には悪魔とか幽霊の様な非科学的なことは信じてないけど、当事者にとっては深刻な問題になる。
実際の録音や写真が出てくるけど、今だったらiPhoneで簡単に動画が撮れる。便利な世の中になったなあ。

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

4.0

ネトフリオリジナルの新作映画。

投資銀行の社内カップルのお話。彼女の出世が契機となり、歯車が狂っていく。物語の後半になるにつれて、テンポがどんどん早くなって、見てる側もその狂気に引き摺り込まれていく
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

いやー、面白かった!

初めてゴーストバスターズを観たので前作からの繋がりとかは分からなかったけれど、十分に楽しめた。ストーリーは陳腐だけど、フィービーをはじめ、それぞれのキャラが立っていたので感情移
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フローラとマックス(2023年製作の映画)

4.5

Apple TVの新作映画。

いやー、良い作品だった。
Dublinが舞台の母と息子の物語。決して恵まれた環境ではない中で、音楽を通して親子が仲を深めていく姿に感動した。
思春期の息子に対して自分を
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普通の人びと:彼らを駆り立てる狂気(2023年製作の映画)

4.0

人間は誰でも怪物になり得るのか?条件さえ揃えばYES。
ニュルンベルク裁判の検事長が100歳でインタビューに答えてるのには驚いた。言葉の重みが違う。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

いやー、面白かった。

ソマリアの内戦に巻き込まれた南北の外交官たちの物語。
緊迫感が伝わってきて、派手なカーアクションもリアリティがあって◎
国を超えた1人の人間対人間の物語としても見応えがあった。

1日半(2023年製作の映画)

3.0

北欧作品が好きなので視聴。
娘に会いたい父ちゃんの暴走劇。
物語は一本道で特に驚きの展開はなし。予想通りの結末って感じ。
でも、北欧作品あるあるの美人やイケメンが一切出ないところは好感が持てる。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

ネトフリで配信開始。
ついにオリジナル作品以外にもドルビービジョン&アトモスに対応。

初めてスパイダーマンを観たので、前作までの繋がりは全く分からなかった。CGがとにかく美麗でそれだけでも一見の価値
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ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)

4.0

終戦の日という事で戦争映画を視聴。

正直、初めて50年代に制作された作品を観た。映像はもちろん白黒で、音声も聴き取りづらい場面がたくさんあった。

しかし、現在にも名作として語られるのには理由がある
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ポイズニング:食に潜む汚れた真実(2023年製作の映画)

4.5

いや〜、素晴らしい!

第一級のドキュメンタリー。日本でも最近、アニサキスなどの食の安全について注目されるが、アメリカは業界団体が圧力をかけて、安全よりも利益重視に動くという衝撃的な内容。
ビッグモー
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

2.5

夏休みならではのおバカ映画。
いかんせんテーマ設定が古い。
何も考えずにボーッと見るには最適。ネトフリジャパンは映画よりもドラマかな。

アンノウン: 宇宙の起源に迫る、究極の望遠鏡(2023年製作の映画)

3.5

アンノウンシリーズ。
ウェッブ宇宙望遠鏡版のプロジェクトX。
一般人には何が凄いのかさっぱり分からないけど、とんでもない偉業を成し遂げたらしい。アメリカの底力と予算の付け方が半端ない。

警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件(2022年製作の映画)

3.0

Netflix では珍しい日本の事件ノンフィクション。
当時はまだ子どもだったけど、何となく事件の名前は覚えていた。「殺人罪で起訴できなかったのは、日本の司法制度の限界」という言葉が印象に残った。
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ステフィン・カリー アンダーレイテッド(2023年製作の映画)

5.0

本日配信のApple TVの新作。

いやー、感動した!おじさん、久しぶりに泣きそうになったよ。
NBAに興味のない人でも一度は名前の聞いたことがある、ステフィン・カリー。てっきり何不自由ないサクセス
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アンノウン: 殺人ロボットはどこに向かうのか(2023年製作の映画)

4.0

本日、アンノウンシリーズ2本目。
最近、チャットGPTを当たり前のように使っているので視聴。
本作はAIの軍事活用について。もうパンドラの箱は開いてしまった。AIの是非ではなく、際限ない技術競争の段階
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アンノウン: 洞窟に眠る新たな人類(2023年製作の映画)

4.0

アンノウンシリーズの新作。
考古学者のキラキラした目。本当に自分の好きな事をやっているんだろうなって羨ましく思った。太古の昔を骨から想像していくロマン。
派手さは無いけれど、映像は美麗。さすがネトフリ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

サウンドオブメタルやコーダの様に聾者が主人公の映画。
実在の人物を基にした映画ということで劇的な展開は皆無。まさか岸井ゆきのがオールすっぴん&セリフ一切なしで演技するとは驚いた。ネトフリばかり観てると
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(ノット)・ラスティング・フォーエバー:ダイヤモンドをめぐる不実な真実(2022年製作の映画)

4.0

初めて知る業界の興味深いドキュメンタリーだった。
本物と全く見分けがつかない合成ダイヤに価値があるのか?天然のダイヤの存在意義は?
よく商品はストーリーを売るって言うけど、正にこのダイヤの問題がそれに
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エンド・ゲーム 最期のあり方(2018年製作の映画)

3.5

事故で手足を失った医師の言葉。
「死は心を打つ美しいものでもあるんだ」

最期の祈り(2016年製作の映画)

4.0

医師って大変な仕事だなと改めて思う。強靭な精神力がないと続けられないだろうなあ。
患者と患者の家族への説明はもちろんだけど、医師同士で見解の違いから言い合いをしてる姿は衝撃だった。

エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆(2022年製作の映画)

3.5

ネイチャー系ドキュメンタリー映画。
アカデミー賞ノミネート作品という事で視聴。
こういう映画を観ると世界は本当に広いんだなあとつくづく思う。画面の向こうの人たちと私たち、どちらが幸せなんだろう。真似は
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.5

ネトフリが強力に勧めてくるので視聴。

いやー、心が温まる良い映画だった!
根無草のちひろさんの魅力が全開。人との一期一会の出会いを丁寧に描いていた。無駄なBGMを極力排して、映像だけで余韻を残すのも
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

タイトルに魅かれて視聴。
信念を持った母と子の関係性が爽やかでとても良かった。

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