かっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

かっちゃん

かっちゃん

専門学校にもなんにも行ってない、ズブの素人。しかし、だからこそ僕にしか感じないこともあり、それを書くことに挑戦します。特に曲がよいとその映画に惹かれます。基本的にその映画のよかった点だけを書くことに努めます。ですが、やはりその映画を見た以上、内容は悪かったけれども、レビューを書くだけ書きたいこともあります。私の批判についての考え方は「あなたはここが悪い」と言うだけでなく、「あなたはここがこうこう悪い。だから、こうこうこうした方が良くなりますよ」と言うところまでいかないと、批判と言うものは成り立たないんだよということです。それが私の批判論です。

映画(54)
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精神(2008年製作の映画)

4.8

私が統合失調症を患ったのは18のときだから、もう20年ぐらいの付き合いになる。だから、この映画とはなにかの縁を感じるし、共感もすごく生まれた。
精神的にしんどいときは全てがネガティブになる。しんどいこ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

他のレビュアーさんたちが、長文でとにかく燃えているのが、この映画なので、個人的に言えることはあるだろうか?と感じ、甚だ私的に論じにくい作品であることはあるのかもしれない。

簡単に言うが、とにかくすご
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.7

『ジョーカー』予習で借りて見た。この映画は説明がなされていない。映画内でその映画の肝心な部分の説明がなされていない。他レビューで「妄想と現実がごっちゃに」ってよく目にしたが、「妄想」だと説明したシーン>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.5

黒沢作品によくあるのが、この犯罪者(のクセ)をえがく「サスペンス」要素。それがこの監督の醍醐味かもしれないが、真っ正直に言って、それを素直に喜んで本当にいいものかと言う、作品枠外のテーマが私にはある。

アミスタッド(1997年製作の映画)

4.7

白人が、スピルバーグがとうとう黒人差別の問題をやってくれた!と心の中で喚起する映画。黒人差別の問題はアメリカでも今でも非常に根強く残っている問題と聞いたので、こういう問題をやる人はさすがだなと思った。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.7

これはすごくいい映画だし、考えさせられる映画でもある。僕が好きなシーンはやはり主人公「仁村」と、同僚有田守の父「有田真一郎」との共同生活の場での、真一郎が仁村を「許し」包み込むシーンだ。しかし、もうひ>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

4.3

この作品、二回目見たらやっと腑に落ちた気がする。この映画のメッセージとしてある「幽霊に_会いたいですか?」にも表れているとおり、考えさせられる箇所がいくつもあって、ホラー映画特有のハメ方を見事に外して>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.6

自分は太宰が人生で一番嵌った小説家だったので、当然のことのようにこの映画にも興味がありました。とりあえず、蜷川実花が太宰をどのように描くか、その映像で太宰ファンである僕がどう思ったかと言うのが、この映>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.6

黒沢清三部作のうちの第一作目。私にはミステリーやサスペンスと言ったジャンルの定義がイマイチわからない。だから、ジャンルによってこの作品を語ることができない。悔しいが、私流にこの映画の面白さをあなた方に>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

4.8

大昔のある貧しい村では70歳になると、役に立たなくなるからか、息子が母親(この映画ではおばあさん)を山に連れていき、捨てて帰ってくると言う。それは大昔には本当にあった風習だ。

息子がおばあさんを山に
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.4

「ショーガール」の時もそうであったが、ヴァーホーヴェン監督の作品はセックスを肯定しているところがあります。セックスに倫理を持ち込むことは以ての外で、セックスに善も悪もない、なんなら素晴らしいことである>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

僕はレビューを当たり障りのないように書くのも嫌ですし、また中途半端に書くことも嫌いです。本当は『ユリイカ』を買って、組まれている『ワンス・アポン』批評を読んで、じっくり考えてから書こうと思いましたが、>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.7

よかった。おもしろい。

監督は『ボヘミアン・ラプソディ』のデクスター・フレッチャーさんと言うことで、この人いまミュージシャン・シリーズをやっているのだな、と言う理解なんだが、他の「ミュージシャンが主
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ショーガール(1995年製作の映画)

4.8

ノエミ。ああいう我のつよい女性って、いい女なんだな。初めて知った。善のようで、悪のようで、本能のままで、一番人間らしくて。いろいろな男性が卑猥な目的で誘ってくるのに対して、つばを吐きかけたり、酒をぶっ>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.5

主人公は病気だ。病気になって最善策を取ること、つまりちょっとでも1秒でも長く生きようとすることは、人間の自然な精神ではないか。それが違法である薬を飲むこと、またそれを売りさばくことが犯罪でも、悪ではな>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.8

序盤から終盤のカーチェイスのところまで、なにが言いたいのかさっぱりわからなかった。そのかわりスリル満点のカーチェイスを存分に味わって、まるで疲れて家に帰ってきてホッと安心するかのような、カーチェイスか>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.7

なんか、個人的に「アクション映画は一番いい」と思わせてくれた一作。他の方のレビューを見たら、この映画の「危機的シーンは、現実による戦争の被害がもたらす危機感」と繋がっているそうで、私のような映画の素人>>続きを読む

さようならCP(1972年製作の映画)

5.0

まず難解な言語をしゃべっている登場人物たちをただ眺めているだけでグイグイ引き込まれ、原監督は究極の作品を作ったんだなぁと誤解してしまい、挙句の果てに見終わってから「字幕」の存在に気付く。しかし、そこで>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.4

『デッドプール』の1も2も共通してそうなのだが、とにかく主人公のやけど顔がよい。この話はヒーローものだが、主人公は顔に大ヤケドを負っている。これは私は単なるブラック・ユーモアだとは受け取っていない。本>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.9

正直に言おう。それでいいじゃないか。

今から二十年前、私は高校生で文化祭が行われた。私の高校は男子校で文化祭でしか女性と知り合う機会がないので、私たちは女性とじかに喋れる「カウンセリング」を出し物と
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

4.7

主人公のラリーが言いたいのは「一般的に言うとふざけているが、ふざけていてなにが悪い?」って主張でしょう。確かに「一般的に」言うとふざけている。しかし、そのことを許すか、許さないかは最重要なテーマである>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.8

おもしろい。「分かりづらい。オチがちょっと」と他の方のレビューでは低評価気味であったが、自分ではそんなことはなく、事あるごとに曲を挟む手法は私を飽きさせることはなかったし、新海誠監督の「話に華を盛り込>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり、この作品は私にとって、ある種特別な作品となりました。なぜなら、私は正義を志す者であり、この物語の主人公ジョン・メリックも相当な正義を志している人であったからです。この映画のテーマである世界一奇>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

いささか自分的にはこの映画には批判的見解がある。確かに映像は美しく、そしてテンポも良い。しかし、この映画はユダヤ人差別を題材とした映画だ。それがこんなに心地よくて良いのか。けれども、もう痛々しい差別描>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

5.0

僕もこの実話映画の登場人物のジョン・ナッシュ博士と同じ病気をもつ者だ。とりあえず、僕はこの映画とは関係性のある人間である。僕も十年前は幻聴の苦しみがピークに達していて、発狂もしたし、自殺未遂的なことま>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.4

またひとつCGというか、映像の美が更新されたな。変な奇妙なCG(?)映像がぎゃくに精神や人間の奥深さを表現している、力のある監督がつくる映画ではあったな。秀逸。

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.1

映画はアクションが醍醐味、と思わせるほどの面白さ。次から次と何度も何度も巨大ザメたちに立ち向かうので、ダレることがなく、そのうえ残酷すぎないスピルバーグの『ジョーズ』にならったかのようなサメ映画なので>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.7

一回目見て、レビューが気になり、もう一度見たら、大変よい作品だということが分かった。下品な下ネタあり、拷問あり、醜い顔での壮絶な恋愛あり、と切なく愛おしい映画だとわかって、素晴らしかった。やはり、二回>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

評判がよかったので、この映画を俺も観ました。なにぶん、ドシロウトなので「批評」を書く努力だけはしたが、「感想、コメント」のレベルになっているかもしれないので、その時は当たり前だと思って、うんざりはしな>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.9

少年たちの友情の物語だが、けっして子供のためだけの映画ではなく、子供がこの映画を観て、立派な大人になるという、大人になっても重要な映画であるということになる。友情に年齢は関係なく、ところが大人になって>>続きを読む

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

4.7

デリンジャーの顔が少しギャングっぽくないかなあとも思ったが、しかし、マリオン・コティヤールの顔はほんとうに神秘的で、ギャングってああいう女性が好きなのかなと想像したほどだった。そして、クリスチャン・ベ>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

主演の女優の方が個人的に魅力を感じ好きになった。なにが面白かったかって、上田慎一郎監督はあの監督役で出てる人(濱津隆之さん)とは別人だということだ(笑)。これは傑作(笑)。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

法律上はダメかもしれないが、人間としては何ら問題のない家庭。リリー演ずる父はかなりの人格者と見た。家族みんなにやさしいからだ。ただ一緒に住んで、警察にバレて、離れるだけというストーリーが好きだ。

来る(2018年製作の映画)

4.8

お祓いの儀式の大エンターテイメント。SNSバカの問題を取り上げたあたりは、個人的にはSNSバカの問題さえ、SNSで説く以外はないんじゃないかと思ったし、すごく怖いなとも思うし、だが、かと言って、SNS>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

5.0

当事者起用と発達障害者の描写はほんとうにイーストウッド独自の案なのであろうか、とつい疑ってしまうような作品。しかし、ADHDを扱うところがやはりすごいなと思いました。

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

前回の『15時17分、パリ行き』の方が断然よかったなと思わせる作品。それでも、良かったのはクリントが大麻を扱うギャングどもに、ちゃんと会話をできる点。私なら、怖気づいてしまうだろうからだ。

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