テーマ曲を聴いただけでわくわくしてくるし、その期待を裏切らない作品。
鍵のデザインが厨二病的なのが気になったが、もちろんそんな細かいことは途中で気にならなくなるほどアドレナリンに支配された。
自分はア>>続きを読む
今回初めて鑑賞。
幼い頃母親に捨てられ、京劇の世界に身を投じることになった小豆(蝶衣)の人生を描いた大作。
京劇にすべてを捧げた男の悲しい物語。
中国の歴史が大きく動く1930年代〜1960年代頃を主>>続きを読む
すべてが舞台作品っぽく、好き嫌いが分かれそう。
自分はあまりはまらず、全然笑えなかった。
一対一のアクションシーンをちゃんと見たくても、カメラが被写体に近すぎて全体の動きが捉えられていない。
アングル>>続きを読む
脚本がイマイチ。
ダークな要素をプラスした昔話風。
昔話風でも、いろいろと倫理観が狂っているので、子供にはあまり見せたくはない。
展開が予測できてしまうし、世界観が暗すぎるので子供も喜ばないと思う。>>続きを読む
自分にはひたすら難しかった。
多くない台詞から状況を読み取らなければならない部分もある。
ほとんどが刑務所の中のシーンで淡々と進んでいき、眠気に襲われてしまった。
直接的なシーンも意外とあり、ちょっと>>続きを読む
メンバーの舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
曽我部さんは残念ながら体調不良で欠席だったが、田中さんのトークがおもしろくてけっこう盛り上がった。
サニーデイ・サービスについては、音楽性はわりと好きだがきちん>>続きを読む
無難な感じにまとめてくるのかな、という予想は大きく覆された。
3つの家族を通して、戦争の理不尽さや悲しさを描いた緊迫の122分。
状況が目まぐるしく変化するので飽きることはなかった。
悲しんでいる暇も>>続きを読む
完全に陽子が憑依している。
菊地凛子の演技には鬼気迫るものがあった。
陽子と出会う人々も、味があって良かった。
今の時代にひとりの女性が生きていく現実が、所持品もほぼなくヒッチハイクでたったひとり弘>>続きを読む
なるせゆうせい監督の舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
事前情報なしで観たら、場面がほとんど変わらないコメディータッチの会話劇だった。
映画というより演劇。
個人的にそのような作品があまり好みではないので、>>続きを読む
悪くはなかったけれど、1がとても良かっただけに、本作はそれほどのインパクトはなかった。
戦場でのシーンが多く、それを自宅で観てしまったことも原因のひとつかもしれない。
戦闘の激しさや戦場のざわめきを体>>続きを読む
アオサギは、地域によって再生の象徴だったり、意識と潜在意識を自由に行き来できるとも言われているそうだ。
何かを読み取ろうとすると難しいのかもしれないけれど、それほど考え込まなくても普通にファンタジー>>続きを読む
評価が低めなのが引っ掛かっていたけれど、片山慎三監督の作品はパンチがあって好きなので、信じて挑んだ。
エピソードが6つあり、片山監督と内田監督が3つずつ担当しているそうだ。
なかなかカオスでエピソード>>続きを読む
たぶん、働く女性なら誰でも身に覚えがあるはず。
最低のセクハラ発言が本当に最低だった。
そういう問題じゃないんだよ……(怒)
いろいろとリアルだなと感心していたら、最後にその理由がわかった。
すごく静>>続きを読む
思ったよりもずっと叙情的な作品だった。
子供の頃の夏休みのけだるさが思い出される。
温かい家庭に育った人向けかな。
自分は子供がいる人の気持ちがわからないし、父とも仲が良くはなかったので、父と娘のバカ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ザ・思春期の映画。
二人とも、天才子役か!?
ちょうどその年頃の子供が思春期を表現するってすごく難しいと思うのだけれど、見事な演技。
けっこう早い段階でレミが出てこなくなってしまう。
最悪なことが起こ>>続きを読む
すごくおもしろいストーリー!というわけではないけれど、シュールな世界観が広がっていて、悪くない。
脚本等々より、完璧な構図が素晴らしかった。
どの場面を切り取っても絵になる。
美しい風景、建物、インテ>>続きを読む
『ジュリアン』のあの子がずいぶん大きくなって……!
12歳(設定)のふたりでほとんどの世界観を作り上げているのが驚異的。
狂気に満ちていて時々感情を爆発させるグロリアの演技もすごいけれど、それを受け止>>続きを読む
何度でも観たい作品、というか普通にライブ。
不要なインタビューなどが一切なく、演奏に集中できる。
ベストな編集。
特に彼のファンというわけではない自分でも良いと思えたので、ファンならもっともっと楽しめ>>続きを読む
官能的だけれど、とても雰囲気がありしっとりしている。
誰かと観るより、ひとり静かに浸りたい作品。
静かで、美しい絵画のようだった。
宗教や街並み、行き交う人々も日本とは大きく異なるモロッコの文化だが、違和感なく観やすい作品だと思う。
大きなテーマとして夫婦愛がある。
夫婦のことは当事者ふたりにしか>>続きを読む
2010年の話とはとても思えない、閉鎖的な社会。
女性に教育を施さないのは、男性が彼女たちを都合良く扱いたいから。
改めて教育の重要性を感じた。
会話劇が主なのでそれぞれの演技をじっくり観られるけれど>>続きを読む
絵本作家山崎役の田村泰二郎が魅力的。
年齢は関係ないと思った。
絵本の朗読が抜群に上手かった。
なんとも味わい深い雰囲気の作品。
LGBTQをテーマとした作品は時代の流れと共に増えたけれど、性的マイ>>続きを読む
吉永小百合も浅丘ルリ子も若い頃の姿をほとんど静止画でしか見たことがなかったので、初めてその美貌を映画で目の当たりにした。
昔は若者も大人っぽかったなぁ。
ふたりの美貌以外あまりインパクトのない作品。>>続きを読む
これは、光の映画。
踊るインド映画のようにド派手ではないが、いろいろな出来事が子供目線で描かれた良作だった。
子供たちが自転車で疾走してカラフルな街を見て回る中盤のシーンが素晴らしい。
大人になるとル>>続きを読む
モノクロ時代劇なので勝手にシリアスなものを想像していたけれど、思ったよりずっとコメディー色が強かった。
笑いの部分はあまりおもしろくなくて、クスリとも笑えなかった。
落語のわかりやすい噺のような雰囲気>>続きを読む
映画版だからと浮かれていない、丁寧な描写に好感が持てた。
特に、平良が清居を撮影するシーンがとても良かった。
清居への愛情や尊敬など、平良の様々な想いがファインダー越しに滲み出ていて、お互いを見つめる>>続きを読む
タイトルの意味は、春自身がグレーゾーンということではなく、視聴者へのメッセージだと解釈した。
春と同じように皆様々な生きづらさを抱えて生きているんだよ、ということ。
別け隔てなくお互いを思いやれる優し>>続きを読む
全然ほのぼのしておらず、大人向けの動物映画だった。
むしろ、音楽が思ったより現代的だったり、なかなか斬新な作品。
今すぐに何かが起きてもおかしくないような、ホラー調の雰囲気を纏った不思議な世界観。
ロ>>続きを読む
全部は観ていないけれど、荻上直子監督の今までの作品とはまったく異なっていた。
癒しを求めて観ることはおすすめしない。
イライラする妻VSイライラさせる夫の構図は、さすがふたりとも上手だった。
観てい>>続きを読む
スリル時々コメディーで、悪くはなかった。
ただ、自分は『デイアンドナイト』『ヤクザと家族』が好きなので、人間の心の機微があまり描かれていない本作は、藤井監督の作品の中では特別優れているとは思えない。>>続きを読む
主人公のリュシアンが力ずくで成り上がっていく話で、あまり上品ではない。
中盤まではテンポが速く、着いて行くのが大変。
新聞がものすごく力を持っていた時代。
それだけに、落ちるときの反動も激しい。
小説>>続きを読む
街を行くだけでやたらと知り合いに話し掛けられるムシェット。
大人と子供の狭間にあるような危うさを醸し出す彼女を誘惑する声なのだと思った。
真に迫る演技が期待できるような作品ではなく、描写を楽しむ作品。
何十年も昔の映画を観ているみたい。
犯罪に至る心理を描いた作品はわりと好きなのだけれど、この作品はあまり響かなかった。
性的なシーンが多いのもちょっと引いた。
心理というよりは行動が淡々と描かれてい>>続きを読む
予備知識ゼロのまま鑑賞。
ツッコミどころがいろいろあるし、BL映画としては特に優れているとは思わなかったけれど、こだわりは感じられた。
高校時代のエピソードは、傘立ての傘、体育のユニフォーム、応援Tシ>>続きを読む
人の優しさに触れられるロードムービー。
役者の自然な演技がドキュメンタリーのよう。
西島秀俊はどこまでも西島秀俊で、ちょっと浮いている感じがした。
自分は福島県出身なので、西田敏行のネイティブなお説教>>続きを読む
思ったより現代的な作品だった。
同性でもドキドキしてしまうようなターを完璧に演じ切ったケイト・ブランシェットは良かった。
それだけに、徐々に立場が危うくなっていく彼女を見ているのは辛かった。
彼女の内>>続きを読む