無駄を削ぎ落としたシンプルな作品。
特に音楽。
これは恋愛映画だと思う。
貝田といるときの美智子は恋する乙女そのもので、烏丸せつこの演技はさすがだった。
主人公夫婦がちょうど親世代で、自分の親がこのよ>>続きを読む
贅沢に時間を使った、草太役の井浦新と楽人役の成田凌のプロモーションムービー。
前作は微妙だったから、まさか続編(正確には第二弾)が出るとは予想外。
前作同様映像表現に工夫があり、意欲的な作品ではある>>続きを読む
終盤の4人の修羅場に今泉監督らしさが詰まっていた。
コントみたいな会話のやり取りが醍醐味。
ただ、自分にはもう20代くらいの恋愛模様はあまり響かず、修羅場シーンを「ウザ……」と思ってしまった。
自分が>>続きを読む
それなりに事件が起きるのに、説明が少ないので何が何やら……。
静かな作品なので、短いのに途中で寝てしまった。
中盤あたりで。
それで余計にわからなくなった。
音楽は濱口監督っぽかった。
兄・弘文役の長尾卓磨は人間味のある演技が大変良い。
弟・和馬役の藤原季節はやばい秘密を抱えた雰囲気が大変良い。
役柄が『のさりの島』とかぶっている謎。
どちらかといえば弘文の方がメインっぽい感じを受け>>続きを読む
アニメは全部観た。
1期は大好きだった。
シスタークローネ役の渡辺直美はキャラが立っていて演技力もある。
それだけが救いの作品。
原作もアニメもまったく見ていない人なら、楽しめる部分がないとは言い切>>続きを読む
『シェイプ・オブ・ウォーター』はかなり好きだったのだけれど、本作はそれほどでもなかった。
サーカス×ダークな世界観はいかにも何かが起こりそうですごくわくわくさせられたが、ギレルモ・デル・トロ感=異形の>>続きを読む
ユキ子女王様、台詞が棒読みです……。
SMシーンなど過激さはあるけれど、思ったよりイカれた話ではなかった。
ドM男って現実ではもっと多いと思う。
ミホはヨシオに好意があるのだろうから、正確には友情と>>続きを読む
共感できるかどうかがすべてではないけれど、共感できる登場人物が本っ当に誰一人いなかった。
脚本に嫌悪感もあった。
さとうほなみ、また脱いでいる……。
ベッドシーンが激しくて若干引いたけれど、恋愛模様か>>続きを読む
オープニングが最高に格好良い!
音楽もクオリティーが高いと思う。
若い頃のハル役の桐谷健太、好きでも嫌いでもなかったけれど、この作品を観てちょっと好きになった。
全力の謎ダンスや確かなカリスマ性を感じ>>続きを読む
この作品の良さがまったくわからなかった。
謎設定からの展開がまた謎すぎる。
こんなに間が悪いというか、すべてがワンテンポ遅い作品を初めて観た。
すみこさんが泣き出すタイミングや、よしこが鈴木さんの部屋>>続きを読む
障害者への性犯罪というと真っ先にドラマの『聖者の行進』が頭に浮かぶ。
比べるのは違うと思うけれど、『無聲』は性犯罪の連鎖を描いており、問題が更に根深い。
どちらも実際にあった事件をもとにしているそうで>>続きを読む
特に下調べはせずに観たら、モラハラ映画でショックを受けた。
こんなに静かなインド映画はあまり観たことがない。
主人公の静かな怒りが込められている。
主人公の夫やその父は、前世でどれだけ徳を積んだらあん>>続きを読む
思い入れのある作品で、かなり昔だがオリジナル版は2、3回観ており、『TONIGHT』は一緒に歌える。
ミュージカルの金字塔は、リメイクされてもバーンスタインの楽曲クオリティーが最高なことに変わりなく、>>続きを読む
邦題がとても良いと思う。
クスッというよりワハハと笑えてその頻度も高い。
予告編だけでも泣きそうだったのに、本編では更に全力で泣かせにかかってくる。
100点満点とまではいかないものの、総合して理想>>続きを読む
画面の隅々まで作り込まれた世界観は、さすがウェス・アンダーソン。
時々カラーになるとわかるのだけれど、フランス映画のような色彩も可愛らしくて、全編カラーで観てみたいと思った。
話の内容は、きちんと理解>>続きを読む
タイトルに違和感。
『恋人はアンドロイド』の部分は不要な気がする。
シンプルに『アイム・ユア・マン』だけで良いのでは?
中身を観ないでつけたようなタイトルだなと思ってしまった。
ダン・スティーヴンス>>続きを読む
音楽のせいもあり、深海の底をたゆたうような雰囲気の作品。
それが129分、退屈感に襲われてちょっと辛かった。
設定が『しゃぼん玉』に似ているけれど、感動はほとんどない。
伝えたいことはわかるのだけれど>>続きを読む
ダイノジ・大谷ノブ彦さんのトークライブ付き上映にて鑑賞。
テレビで会えない、というから、映画でしか観られないような攻めた内容を期待していた。
松元ヒロのライブは攻めているのだろうけれど、この作品自体は>>続きを読む
八代亜紀の『舟唄』がよく似合う、昭和の冬の風景がたまらなく良い。
3人の女性のエピソードだが、三上の目線で進むので、三上が知らないことは語られず結局よくわからないことも多い。
人物をあまり深堀りしてい>>続きを読む
『ベルサイユのばら』は自分のバイブル。
鑑賞前、池田理代子氏がクレジットされているのが不思議だった。
ビョルンの若い頃を見て、池田理代子氏の作品に出てきそうな顔立ちだなぁと直感的に思ったが、実は逆だっ>>続きを読む
作品のテーマは何だろうと考える。
存在意義について?
くすんだ色味や錆びたような色味。
傘が全部黒だったり、色には相当なこだわりを感じる。
抑えた色彩が目に優しく、台詞も少なめなので、前半は眠くなり>>続きを読む
荒削りだしどちらかと言えば地味な雰囲気の作品だけれど、インパクトある発想と、俊平役の松永拓野の演技がとても良かった。
作品のいろいろとチープな感じがいくつも引っ掛かっていたのに、
「誰からも愛されるけ>>続きを読む
音楽映画で自分史上3本の指に入る『シング・ストリート』。
主演したフェルディア・ウォルシュ=ピーロが本作に出演するとのことで、すごく楽しみにしていた。
主役ではないので、思ったより彼の歌声が聴けるシー>>続きを読む
作品に強い生命力を感じる。
片山監督の前作『岬の兄妹』でもそう思った。
台詞のセンスが良く、まるで生きているかのようなごく自然な会話のやり取りがおもしろくて、すぐに作品の世界に入っていけた。
冒頭のシ>>続きを読む
鬼は外!
一足早い節分を思いがけず目にした。
設定・脚本が嫌な感じだなぁと思ったら、舞台作品を映画化したものと知って腑に落ちた。
傷口をえぐるような不快感があり、二度目の鑑賞はまずないだろう。
しか>>続きを読む
北欧映画らしく淡々とした印象を受ける一方で、11歳の少女エマの気持ちが繊細に描写された子供目線の作品。
姉のカロがブリトニー・スピアーズにはまっているのか謎だったけれど、90年代の話だったのか。
アウ>>続きを読む
ツッコミどころこそあるものの、ハラハラドキドキするシーンは少なくわりと穏やかなロードムービー。
イーストウッドの作品は近年実在の人物を元にしたものが多かったので、久し振りにこのようなスタンダード(?)>>続きを読む
事務所の雰囲気がとてもリアル。
自分の職場にあまりにもよく似ていてドキッとした。
坂下雄一郎監督の『東京ウィンドオーケストラ』『ピンカートンに会いに行く』は好きだけれど、この作品は歯切れがイマイチで>>続きを読む
中川監督の舞台挨拶付き上映を鑑賞。
好きな空気感だし、何より脚本が素晴らしい。
すごいスタッフが3名も集まったのも納得。
60分とコンパクトながら無駄がなく、先の展開が気になって不思議とスクリーンに引>>続きを読む
原題と邦題がずいぶん違うのだな……。
ハ○ポタ風の邦題から受ける印象と実際の内容に相違がある。
決してミステリーではない。
ドヴィドルへのマーティンの思いが一方通行な気がして、なんだかモヤっとして終>>続きを読む
ヴァレリー・ルメルシエが監督・脚本・主演を務めた意欲作。
5歳から最後までアリーヌを演じているのがすごい。
舞台だったら大人が子供を演じるのは理解できるけれど、映画で実行してしまうとは!
CGで加工し>>続きを読む
典型的なアメリカンコメディー。
普段から海外ドラマに慣れ親しんでいる人には良いと思う。
自分はどちらかと言えばシリアスの方が好きだし、笑いの質にあまり共感できなくてまったく笑えず、単純に合わなかったな>>続きを読む
タイトルにピンとくる人=ザ・スミスのファンのための作品。
曲がずっと流れているので、ファンだったら幸せな気持ちになれると思う。
音響が整った映画館で好きなアーティストの曲をずっと聴けるのは最高の体験。>>続きを読む
オムニバス映画で満足できる作品に初めて出会えた。
文学性が感じられ、ボリュームのある小説を読み終えたかのような充実感があった。
閉鎖的な空間で繰り広げられる会話劇だったら退屈してしまったかもしれないけ>>続きを読む
楽曲のクオリティーとキャストの歌唱力の高さには満足した。
特に、エヴァン・ハンセン役のベン・プラットはさすが主役!
彼ならどんな楽曲でも歌いこなせそう。
ダンスはコナー役のコルトン・ライアンの方が上手>>続きを読む