かくわさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

かくわ

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全自動レストラン(1926年製作の映画)

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元祖ロボットレストラン
これならワンオペも怖くない?!

牡蠣かわいいよ牡蠣(観た人だけが分かるやつ)
劇場にもオブジェがあって、観る前はなんのこっちゃだったけど、観終わったあと「君かっ!」ってなった
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たまご割れすぎ問題(1926年製作の映画)

4.0

たまごの殻が忘れやすいのはおかしいと、割れないたまごの製造機(原理不明)を発明した発明家バワーズ。
NHKの某番組に出てきそうなキテレツ機械がいい感じ。

お偉いさんにプレゼンする為にたまごの入手に奮
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血の抗争 Part2(2012年製作の映画)

4.3

ギャングの世代間抗争を描いた作品のパート2。

元は一つの作品だったというが、こちらの方が面白い。
音楽神すぎんか?

パート1の終盤からスタート。パート1で死んだ父親の仇討ちが主軸。兄弟が全員癖が強
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

実在する聴覚障害を持つボクサーに着想を得た作品。

耳の代わりに目で音を聞いているかのような目力の強い岸井ゆきのさん主演。腕の筋肉もついててパンチの音も本物ではないか…

「日本語字幕付き上映」で鑑賞
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」

クライアントからの無茶振りで会社で迎える月曜の朝。窓にぶつかる鳩で始まる、繰り返される地獄の一週間。

タイムループもの大好物なので、長野での上映を楽しみ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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人型ロボット“テクノ“と暮らす近未来

劇場にリクエストする程度には楽しみにしていましたが、睡魔に陥落。。ゆっくりとした展開だし、音楽が睡眠導入要素強めでは。。

冒頭のダンスシーンエンリピしたい。
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

これは一体…🤔
もう、A24作品は全て良い、とか面白いとは考えなくなっているけど、これはどうなんだろう…
それっぽいメタファーや演出はあるけど、なんか薄い…

ただ最後まで観てちょっと思ったのは、“男
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死神の谷/死滅の谷(1921年製作の映画)

4.0

古い旅館に泊まりに来た若いカップルと死神。
死神によって男性が連れ去られ、奪い返すには「3つの魂を宿した蝋燭」が燃え尽きるのを防ぐことが必要だった…

101年前の作品がこうして活弁で観れることが奇跡
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雷電(1928年製作の映画)

4.0

江戸時代の伝説の力士・雷電(長野県出身)を題材にしたコメディ。

強すぎるが故に反感を買い…から始まるコメディ。
活弁上映で鑑賞。弁士の名人芸でサイレントを感じさせない。+生演奏で臨場感も増す。
約1
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ステラ SEOUL MISSION(2022年製作の映画)

3.5

“ありがとう“のチカチカ🥺

高級車をめぐるドタバタクライムアクションコメディ。
韓国のドタバタ劇好きなんですよ。

いざ観てみてみると、父息子のヒューマンドラマの要素もあって、父親が残した古い車が間
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アメリカから来た少女/アメリカン・ガール(2021年製作の映画)

4.0

「居場所」と「揺らぎ」の物語

舞台はSARSが猛威をふるった2003年。
母親と妹とアメリカ暮らしをしていたが、母親の病気をきっかけに台湾に戻るが、中国語もうまく話せず「アメリカン人」と揶揄され、学
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人生は二度とない(2011年製作の映画)

4.3

「独身さよなら旅行」モノはハズレ無し。ハメ外しまくる…と思ったけど割と爽やか🤔そうかインドだと露骨なエロシーンは無理だもんな。
けどこんな旅行できる友達が欲しい!ってなりました。
また、自分の人生で大
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サハラのカフェのマリカ(2019年製作の映画)

4.3

サハラ砂漠に佇むカフェを切り盛りするおばあちゃんを撮ったドキュメンタリー🏜

砂漠は文化の交易地。訪れる人との何気ない会話や、たまの愚痴とほんの少しの嘘。
他の方も書かれているけどNHKの「ドキュメン
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血の抗争(2012年製作の映画)

4.0

血で血を洗うインドのギャング映画。

元々321分の作品を、あまりにも長いという事で2作に分け本作はその1作目。
3世代にわたる抗争物語。登場人物があまりにも多いということで、松岡環さんのブログ(ht
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ノベンバー(2017年製作の映画)

-

「クラット」という謎の生き物(悪魔?)がいる世界、というくらいしか分からないくらい惨敗…

元々外国人の顔の区別が苦手なのに、みんな似たような髪型や髭、モノクロで誰が誰だか分からないというハンデに加え
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落穂拾い(2000年製作の映画)

3.3

物を拾う人達を追ったドキュメンタリー。
「落穂拾い」という言葉を初めて聞いた。

初めは農作物の収穫から取り残された稲穂や麦を拾っていたが、機械化でそれが難しくなるが大量生産、消費で物が捨てられるよう
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冬の旅(1985年製作の映画)

3.8

若い女の行き倒れから始まるロードムービー(?)。

面白いのは、その女がこの数日間出会った人に(特に説明もなく、そして誰がそれをしているのかも不明だが不思議と受け入れられる)話を聞いていくスタイル。自
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.0

サッカーに夢中な少年。テヘランで開催される試合を見るために金策に走る。

親から金を盗むのは序の口で、悪知恵を働かせて旅費とチケット代を稼ぐ。
カメラのシーン好きすぎる。カメラが珍しい時代なのか、しっ
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.7

長野県に住んでいるので新聞やら劇場での宣伝もそれなりで、だからこそ「余生の田舎暮らし」的な内容ではと勘ぐりしばらくスルーしていましたが、意外とそんな事無かったです。
原作エッセイが長野県(軽井沢)で書
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.9

食べるではなく味わう。

初めはスルーするつもりで1週間様子観ていましたが、時間あったので鑑賞。
割と好きなタイプでした。

予約困難の高級料理店での密室サスペンス。
この手の群像劇には大体共通点のあ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.5

国を持たない世界最大の「民族」であるクルド人が、日本の闇、入管に翻弄される様を描いたヒューマンドラマ。

劇場公開時に都合がつけられなかった本作。レンタル開始してようやく鑑賞。

「民族」の定義は難し
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

「ガウェイン卿と緑の騎士」を原作としたファンタジー映画

ファンタジー映画は苦手なのですが、やはりこれもちょい苦手。キツネかわいい。
映像は幻想的・芸術的でいかにもファンタジー。

チラシがテカテカし
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空のない世界から(2021年製作の映画)

3.5

「助けて」と言える勇気

DVから逃げ、ラブホで働きながら住み込み無戸籍のままの子供を育てて早7年。
生き方に迷う母親とその仲間たち。

全体的にチープな印象は否めませんが、懸命に生きる母親を兒玉遥さ
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母性(2022年製作の映画)

3.0

高畑敦子さんがすごい

戸田恵梨香(俺と同い年)と、その10数下の永野芽郁が親子役という驚きの設定。
永野芽郁ちゃん好きなので、思考停止で観に行ってきました。

とは言えきっと面白いものを観れるのだろ
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.6

静かに淡々と人生を生きる

“何者でもない“人をひたすら演じる男。
記憶喪失の男がなぜエキストラ俳優という道を選んだのか。想像しながら観る。

香川照之がエキストラ俳優を演じるというだけで必見。現実世
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わたしのお母さん(2022年製作の映画)

3.7

母親と娘の距離感が生々しい。

井上真央演じる夕子の台詞の少なさ。反面、表情や態度で言いたいことがひしひしと伝わってくる。
一方で、石田えり演じる母親は思ったことを口に出す。
そんな正反対の親子の物語
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私の血に流れる血(2015年製作の映画)

3.7

現在と過去、二つの時代を繋ぐものは…

ラストのラストの解釈が難しい、というか正直良く分からないけど面白い。
二つの時代のテイストが全く異なっているのに纏まっているのがすごい、というか気味が悪い(笑)
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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

自分の人生に誇りを持てる人ってどれほどいるんだろう。

県内でも遅めの劇場で観たので予告編は飽きるほど観た本作。正直、電動車椅子で道路を走るシーンが狙いすぎてて観るかどうか迷ったのですが、観てよかった
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

4.3

こんなにも悲しくて優しいお誕生日会(の準備)を俺は知らない。

これは大好きなやつ。
常識とか関係ない!と言わんばかりのバニー。規則を守ることは大事、だけどそれが「常に正しい」とは限らない。ある理由か
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

変えられるものと、変えられないもの

ただのサスペンスものだと思って舐めてかかったら、倍返しされましたね…
どんなキーワードも先入観を与えてしまうから何も書けないのがもどかしい。
演技派揃いのキャステ
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コーダ(2019年製作の映画)

3.8

CODA(耳の聞こえない両親を持つ子供)としての悩みや生きづらさがうまく纏まってる作品。
父親との思い出がダンサーとしての原点であり、そこから始まるダンスがとても良い。

「Be you」素敵。

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チャトラパティ(2005年製作の映画)

4.3

バーフバリシリーズ、RRRの創造神S.S.ラージャマウリ監督作。JAIHOで特集配信を駆け込み鑑賞。

シンプルに面白い。2人の兄弟と最愛の母親。彼らをめぐる因果と運命。
『RRR』を観てからこちらを
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.5

県内ロケ作品でかつ恒松祐里主演(割と好き)なんですがまぁわざわざ観なくても…と思いロードショーで見送りましたが、本田望結さんが来るということで鑑賞(素直かつ不純な動機)

ストーリーは既視感がありまし
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百合の雨音(2022年製作の映画)

3.5

「ROMAN PORNO NOW」第三弾
3作目にしてようやくイメージ通りの「ロマンポルノ」作品が(笑)

キャリアウーマンとその部下という(恐らく)ベタ中のベタの関係性と、例に漏れず不倫関係。百合も
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.9

予告編や公式ツイッターがもはやネタバレ

基本的に予告編は観ないタイプなんですが、予告編から消灯する劇場だと観ざるを得ず…まぁそれ以上の何かがあるんだろうと思っていたんですが…
目新しいものが何もない
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ワタシタチハニンゲンダ!(2022年製作の映画)

3.5

『東京クルド』『牛久』と同じく、自分が住んでいる国の暗部を捉えた作品。
もう何も言うことはない。

残念だったのは製作側の顔や思いが見えなく、全編通してナレーションでの繋ぎだったこと。こういったドキュ
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