ghostboatさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マニラ(原題)(2009年製作の映画)

4.0

これも傑作!マニラに生きる青年の一日を昼パート/夜パートとそれぞれ同じ役者が別人として演じる2部構成。16mmフィルムのフィックスで撮られたマニラの夜の風景が超カッコイイ。警官から追われる主人公がマニ>>続きを読む

マニラ・光る爪(1975年製作の映画)

5.0

スコセッシ先生ありがとう!1年前に失踪した同郷の幼馴染を探すためにマニラに来た青年のお話し。村木と名美inマニラ。これはもうフィリピン産ロマンポルノでしょう。幼馴染が働かされてるであろう売春宿を道路挟>>続きを読む

刑事エデン/追跡者(1992年製作の映画)

4.0

なんですかコレは。ハードボイルド映画に見せかけた恋するメラニー・グリフィス映画だった。90年代のグリフィスはまだ全然イケる。冒頭の病院(?)のシーンでグリフィスがタバコを吹かすシーンが超カッコイイ。あ>>続きを読む

夏の日の体験(1969年製作の映画)

5.0

ヤバすぎる。フランス旅行中のアメリカ人青年2人が現地で出会った1人の女の子(シャーロット・ランプリング!)と過ごす夏の日常を淡々と映してるだけの映画。いわゆる男女3人物語。ドラマが起こるわけじゃないの>>続きを読む

一匹の狼/ロンサム・コップ(1986年製作の映画)

5.0

満点に収まりきらない大傑作。オーティス・レディングの「Rock Me Baby」をBGMに主人公の運転する車の窓から青みがかった夜の街の風景を捉えるオープニング。『ビッグ・ガン』『タクシードライバー』>>続きを読む

ポルノギャンブル喜劇 大穴中穴へその穴(1972年製作の映画)

3.5

終始オーバーアクトだったあのガキはどこから発掘してきたんだ……

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

観る前はフェイク臭を感じてきたけど、いざ観たらめっちゃよかった。いかにもな記号の詰め合わせに強烈な文学コンプレックス感じる。ラストの閉幕のさせかたなんてまさに小説の世界。不覚にもグッときた。街を描く気>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

5.0

最高。出てくるヤツの顔がみんなヤバすぎる。ウィル・ポールター、お前なんなんだ!最近のシリアル路線と初期のキワモノ感(『ニア・ダーク』は最高。)がいい塩梅に調和してた。最後のドラマパートもグッとくる。取>>続きを読む

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

2.5

胸糞悪すぎる……。久々に気持ち悪くなった。コピアポアフィルムが配給した台湾映画ってことで超期待して観に行ったけどダメダメだった。設定(脚本)の帳尻合わせ映画。『ユージュアル〜』『セブン』『チェイサー』>>続きを読む

新・団地妻 売春グループ13号館(1975年製作の映画)

5.0

撲殺シーンからの死体遺棄描写の丹念さがヤバい。シャブロルの『不貞の女』か!箪笥に雑に押し込まれた死体がいい顔してるんだ。

希望ヶ丘夫婦戦争(1979年製作の映画)

3.5

カエルのシーンの引用元は葛飾北斎なんだろうけど、それをポルノ映画内で映像として残したという点では天野大吉を先取りしてる。すごいセンス。

ブルージーンズ・ジャーニー(1975年製作の映画)

5.0

小柄で強がりな少女(マッケンジー・フィリップス)が弱さを見せるところに泣く。弱さを描くってこういうことだと思う。最近流行りの円陣組んで「ルーザー!」と叫ぶ負け犬たちの意識合わせ描写に違和感を感じていた>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

3.0

確かにボーイ・ミーツ・ガールになってないのは弱い。似たような題材だとピーター・デル・モンテ『子供は何でも知ってる。』があるけど、あちらは歳上のベビーシッターへの恋心が狂気の空想を生み出していおり、異性>>続きを読む

クライム・ヒート(2014年製作の映画)

4.0

こんなの泣くだろ。オフスクリーン演出が心地よい余韻を残してくれた。

戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.5

とても綺麗なリマスター版だった。2度目の鑑賞だったけどやはりそこまで好きになれず。

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.5

面白すぎる。『サッドティー』に影響受けてると思う。道路挟んでロングショットで捉えられた路地裏のキスシーンの青姦AV感がヤバい。常に何かを食べてる娘もよい。ファミレス?でポテト食べながら展開される女子ト>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終盤までは保守的な演出でいかにもな画面が続いて退屈でしたが、最後の『Smoke gets in your eyes』に感動してしまったので傑作認定。一人だけ盛り上がってる夫の手を振り払ったと同時に夫が>>続きを読む

リチャードの秘密(2012年製作の映画)

3.0

新年6本目にしてこれは胸糞悪いわ。スポーツ馬鹿の顛末。『パラノイドパーク』『さよなら、僕らの夏』系譜の少年殺人内省ものだが、こちらはメンタルマッチョがいかに脆いかに焦点が当てられてる。「スポーツしてる>>続きを読む

夜のダイヤモンド(1964年製作の映画)

2.5

映像はキメキメなのに(特に随所に挿入される8mm映像?が良い)全く響かなかった。ロージー『雪崩』、スコリモフスキ『エッセンシャルキリング』がいかに優れてる映画かがよくわかった。列車の中を疾走する主人公>>続きを読む

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

2.0

パゾリーニがレンフィルムで映画撮ったこんな感じなんだろうなあと。ショット単位での凄みはあってもそれが感動に繋がるとは限らない。マルケータがクロエに似てた。

濡れ牡丹 五悪人暴行篇(1970年製作の映画)

4.0

傑作。映像の凄みでいえば同時鑑賞した『引き裂かれたブルーフィルム』のラストシーンが圧倒的に凄かったが(岩澤、児玉が心霊ビデオでやってきたことを40年以上も前に先取りしていた)、話のスケールがデカいこち>>続きを読む

ザ・バルチャー/哀しみの叛逆(1983年製作の映画)

5.0

問答無用の満点。すごすぎる。ストリート映画。オールタイムベスト。

ひとり寝(1961年製作の映画)

3.5

メロドラマ風でもあり意地っ張りな男女のスクリューボール・コメディでもありボクシング映画でもあるというジャンルごった煮感がたまらなかった。遠征描写もアツい。冒頭、嵯峨美智子が新調したばかりの白い服(フィ>>続きを読む

女の橋(1961年製作の映画)

3.0

田村高廣がとにかくヤりまくる。ドン引き。

パーフェクト(1985年製作の映画)

3.0

踊りまくり。この次が傑作『再会の街』なのか……。

Foxfire(原題)(1996年製作の映画)

4.0

最高。時代設定を原作にあわせて50年代にしたローラン・カンテ版よりもフェミニズム的な主張が薄くて断然よい。こちらは服装からして現代に近い。高校生活を映して個々のカーストを提示するさりげない演出もよい。>>続きを読む

ルイ14世の死(2016年製作の映画)

3.5

レオの顔しか映してないで115分はなかなか辛かった。レオの顔しか映さないならもっとオフスクリーンの音の演出をして欲しかった。インテリ面して撮ってるけど、やってることは『ラストハウス・オン・デッドエンド>>続きを読む