このレビューはネタバレを含みます
なかなか気が滅入る。しかも引きずる。「この映画は物語。セルマが頭の中で描く幸福と同じ。」と言い聞かせ、ビョークを聴きながらねむる。
罪の人生から抜け出せない人間。亡くしたものを埋めようとする人間。憐れみと愛をはき違える人間。
途中までめちゃくちゃ怖かったのにどんどんコメディ路線に。佐野史郎はホラー映画向いてると思う。
仲間に誤解からフルボッコされたのに一言も謝ってもらえないダニエルが不憫。
肌色が蠢くワイルドパーティーシーンが冒頭の死肉に湧くウジとダブってゾクゾク。
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浮かばれないおっさんが打ち込めるものを見つけたんだから応援したげてよ奥さん…と思うけどそのへんの塩梅は難しいです。情けないラストがいい。
死んだら伝説、さもなくば忘れられるって悲しい。顔はちょっと似てたけどミックのモブ感が半端なかった。
博士の心酔と将軍の憂いと少佐のヤケクソのせいで人類の危機。カッコいいEDを見ながら、自分は完全に地底生活からはじかれるよなーと思うと辛くなった。
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「あの信号を渡ったらどうなるのか、あの建物の陰には何があるのか」人は常に選ばなかった(選べなかった)ほうの、あったかもしれない未来を想像してしまう。一生知ることができないのに。もう一度頭から見直して最>>続きを読む
時系列操作で難解なように見えるけど一つ一つのストーリーはいたってシンプル。しかし作品としての完成度は高いと思う。前世も来世も信じてないけども、幻想でも繋がりみたいなものがあって欲しいと思わされた。
正直置いてけぼりにされた。ある程度の高揚感でもって臨まないとダメだなと。
ビルマーレイ、フレッドペリーのジャージ姿が似合ってるけどランニングフォームが変で笑える。未来より過去の量が多くなったときにまた観たい。
「絵が動く」というアニメーションの原始的な快楽。ののちゃんの「迷子になったのは自分ではなく、飽くまで自分以外の家族全員」という考え方がいいよね。
ひたすらおっさんたちの丁々発止なのにどうしてこんなに面白い。どうでもいいけどヘンリー本田だと思ってた。
絵画のような風景を丁寧に舐め回す映像、全部キャプチャしてえ。でもまあ眠いです。
なんだかんだで一番怖いと再確認。しかし呪いのビデオはフィンチャーのOPくらいカッコいい。
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とにかく感情メーターが振れ振れの人たちを3時間観続けるのはしんどかった。終盤のカエルスコールは「救いの雨」らしいが、観る人によってはトラウマになりそうで心配。