ぎぎぎさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.0

前半は最高。主人公の「ぜってーころす」の形相がとても素晴らしかった。しかし後半致命的にダレた。アンチカタルシスを狙い過ぎたがためにスベり倒してる。チラシにペキンパーの名前があったが、ペキンパは編集の鬼>>続きを読む

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

2.0

まずこれは団地映画てか東雲キャナルコート映画だった。とにかくここいらの子供は1人残らず心を蝕まれているんだが、その原因と思われる大人や社会が全く物語に介入してこない。少年少女のうわ言みたいな心情吐露の>>続きを読む

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.0

全員が喚きまくって人の話聞かなくてイライラして最高な映画。ハワードがバスケの試合に16万ドル賭けたとき、あれだけ恐ろしかった取り立て屋すらこいつマジ頭おかしいわ…ってなってて良かった。

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

黒人教師のアイデンティティに依拠するトラウマが、リベラル白人の自身の誠実さに対するうぬぼれが、子供たちへの振る舞いをねじ曲げる。この居心地の悪さが完璧に演出されている。彼らの「地獄じゃない人生」へのハ>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0

今年のハーフタイムショーも忘れられないが、ジェニファーロペスに惚れるしかない。上着どうしたの?つって毛皮のコートに入れてくれるの優しい。意外と劇中のポールダンスシーンが少なかったのが残念。てかジェイロ>>続きを読む

ホワット・ライズ・ビニース(2000年製作の映画)

3.0

不穏なコミュニケーションと入り組んだカメラの動線にやられる。風呂から寝室へ、廊下から風呂へ。桟橋の淵に立つ背中の遠さ。

モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

4.0

超出鱈目なスクリューボール。ケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースがチンパン君と手繋いで登場した所で普通に爆笑した。コーヒーの入ったビーカーを額に乗せたまま仰反るジンジャーロジャース、体幹が尋常で>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.0

タバコ吸いながら立ちんぼしてるアンナカリーナ見てなぜか色情めす市場思い出した。どこにも行けない女の話でめちゃくちゃブルース。メイクと髪型と服が変化してくのがいい。幕引きの呆気なさもいい

緋牡丹博徒 花札勝負(1969年製作の映画)

4.0

アバンの完璧さが全てと言っていいかもしれん。まずここで姿勢を正す。
傘の貸し合いと汽車の白煙と降りしきる雪。多用される人物が向こう側から歩いてくる姿をローアングルで捉えるショットと、的確な瞬間にだけ繰
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女は女である(1961年製作の映画)

5.0

アンナカリーナが毎秒360度しぬほど可愛い。ゴダールがアンナカリーナにガチ惚れしてるのダダ漏れでうひー!となる

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.0

街かどロケの鬼!車道を無理やり横切ったり、動く車に接触する人、男が走っている車から主人公の手に触れようとしたり、バスから通りすがりに花屋の花をくすねたりと車まわりの演出が素晴らしい。あと歌のシーンでク>>続きを読む

おかざき恋愛四鏡(2019年製作の映画)

1.0

この手の謎映画への耐性も良い加減ついてきたものだなあと思っていたが開始20秒で意識が混濁し始めたのでまだまだ修行が足りませんな。。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

2.0

みんな本当に人の心がわからない変人だけど天才みたいな設定とか戯画化されたサイコパス風味のキャラが好きだな

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

縁側に倒れこんで「麦はかわいい」と呟く、熱を帯びた唐田えりか。はたまた東出1が乗った車に向かって朝子が手を振る姿を車内視点からとらえた不気味ショット。彼女の芯の通った危うさには終始心奪われる。そして伊>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.0

どうかしてるくらいポジティブでどうしようもなくロマンチック。叶うはずなかった並行世界の2019年・・泣

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

ぱくぱくする便器の蓋や、避難所にいるときの金持ち側の奥さんからの呼び出し電話の絶望、なんなら脱力感すらちゃんとギャグにしてんのが偉え〜

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.0

ロードムービーなりにもう少し面白い寄り道が見たかったんだけれど(湖とコイランは良かった)解散前で冷え切った関係なメンバーはすぐに別行動。そこを回想が補う訳だが、回想シーン、好きくない。。ベストショット>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.0

霊障が起こると怖くなくなるという特殊なホラー。村の因習に一番ゾッとした。電話ボックスで男の子たちを襲ったあと一仕事終えたなって感じで解散する霊たち。

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

暴力に気合入ってて良いです。シモーネを檻に閉じ込めたときの犬ちゃんたちの怯え顔

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

2.0

思ったよりはストリートだったが興奮するにはストレート過ぎて「これがリアルだぜ」の言葉についていく気は起きん。おまえみたいな怠けん坊が!と言われればそれまで💤たぶんもっと性格悪くないと友達になれない

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.0

ねんりきバトル。破壊された男のような筆圧で押し進められる物語。終盤あのホテルに向かう道中のふたりが完全にもう還ってこれない冥府魔道をゆく師弟で、そこだけはかなり胸熱だった。風呂ババアが雑魚キャラ扱いで>>続きを読む

ヒストリー・オブ・シカゴ(2016年製作の映画)

2.0

ステージの真ん中に電話ボックス置いてライブ中に中でキメてたってエピソードが良かった

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

4.0

冒頭から仁義を切り太鼓を乱打する藤純子、景気が良い。前半コメディリリーフが若干渋滞気味(お竜さんも全スルー)だが、お竜さんの戦闘能力が格段に上がっているし殺陣がエレガント。雨の石畳で鶴田浩二↔︎菅原文>>続きを読む

緋牡丹博徒(1968年製作の映画)

3.0

藤純子の背筋とまなざしと首の角度にやられるがしかし高倉健がめっちゃ説教垂れてきてうぜーしかもあんなこと言われたらお竜さんが初めて殺める相手は絶対おとっつぁんの仇やと思うやんかさ

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

死までの引き伸ばされた時間、大好き!OITNBのダヤがいた〜

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

5.0

体の中にゲロ吐いちゃった時の味とトイレの床の冷たさとやけに黄色い朝日と手足の指先に残る痺れを全て思い出す。

不能犯(2018年製作の映画)

3.0

爆弾のくだりが端的に言って糞。しかし携帯をへし折って地面に叩きつける沢尻エリカが可愛すぎるし、とってつけたような敬礼も可愛すぎるし、沢尻エリカは誰にも支配されないという予言の映画である(適当)工藤Dい>>続きを読む

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

5.0

乱闘場面のオーガナイズドコンフュージョンぷりは流石。朝のキスシーンは構図からカット割りから神の仕事ってかんじですごいドキドキした。足抜けのために用意された人力車を、何故か桜町弘子が車夫を乗せて引こうと>>続きを読む