銀色のファクシミリさんの映画レビュー・感想・評価

銀色のファクシミリ

銀色のファクシミリ

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.6

『#約束のネバーランド』(2020/日)
劇場にて。原作未読。あえて原作未読で臨んだのが奏功したのか、結論から書くと「ちゃんと面白かった」でした。なにより原作の冒頭からある程度までの物語を「脱獄モノ」
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VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

3.7

『#VIDEOPHOBIA』(2020/日)
劇場にて。主人公に起きたある事件を主軸としながら、散文的なあれこれが並べられた88分は、最後にその全てが「存在すること、認識すること」を描いていたのだと気
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.4

『#私をくいとめて』(2020/日)
劇場にて。原作未読。「一人でいたいけど、独りではいたくない」主人公の葛藤と苦闘の物語。多彩な演出で、役にはまったキャスト陣がさらに輝く、キレッキレの大九明子監督作
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.3

『#新解釈三國志』(2020/日)
劇場にて。延々とボケる人と延々とツッコむ人を延々と眺める113分。三国志演義準拠のダイジェストなのは仕方ないとしても、オチまで知っている物語を、ずっとギア2速の一本
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

『#サイレント・トーキョー』(2020/日)
劇場にて。原作未読。賛否でいえば、否寄り。良い所も多いのですが、物語に詰め込み過ぎの部分と足らない部分がそれぞれあって、全体的に中途半端になってしまった印
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10万分の1(2020年製作の映画)

3.5

『#10万分の1』(2020/日)
劇場にて。原作未読。自分が難病患者だと知った高校生の物語。ウエットになりすぎず、明るいけれどキレイごとだけでは終わらせないバランスのとれた作品でした。出来すぎと思う
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真・鮫島事件(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『#真・鮫島事件』(2020/日)
劇場にて。怖い映画を観に行って期待以上に怖かったからオーケーです! 誰も詳細を語らない都市伝説「鮫島事件」。事件の真相に近づいた人々はどうなるのかを描いた80分間の
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.8

『#泣く子はいねぇが』(2020/日)
劇場にて。家族、故郷、責任。全てを投げ出し逃げ出した青年(仲野太賀)。二年後、ある事情を知って帰郷し、変わらぬ人、変わった人、あの頃の自分、現在の自分を見つめて
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

『#鬼滅の刃無限列車編』(2020/日)
劇場にて。原作未読、アニメシリーズ鑑賞済。一言で云えば、熱かった! アニメシリーズからの続編「無限列車編」を劇場版にまとめた117分の物語。狂乱不死の強敵、そ
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#タイトル拒絶』(2020/日)
劇場にて。原作舞台未観劇。風俗産業の最前線での群像劇、その果てにあったのは「ある感情の動き」。そういう意味でなかなか出会えない傑作でした。終盤の映画的でありながらリ
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.9

『#ホテルローヤル』(2020/日)
劇場にて。原作未読。この作品と『#タイトル拒絶』を連続で観たことが両方の作品の理解につながったと思います。この観方で感じたのは、この作品、実は主人公が二人いてそれ
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.4

『#ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(2020/日)
劇場にて。原作未読。原作の改変具合を確認したくなるくらいの2020年下半期ワースト脚本賞。昨今これほど「ご都合主義」な話も珍しかった
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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.7

『#ジオラマボーイ・パノラマガール』(2020/日)
劇場にて。原作未読なので、原作準拠だからなのか、瀬田なつき監督の演出で岡崎京子作品独特のエッジがマイルドになったからなのかは分からないのですが、未
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罪の声(2020年製作の映画)

4.8

『#罪の声』(2020/日)
劇場にて。原作未読。年間ベスト級の作品であり、サスペンスジャンルでは10年に1作の年代代表レベルの傑作だと思います。この先、配信でもレンタルでも長く大事にされるだろう新た
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.5

『#とんかつDJアゲ太郎』(2020/日)
劇場にて。原作既読。結論を書けば「ボクもまんまとアゲられたよ」でした。舞台を渋谷に固定してストーリーをスリムにしつつ、漫画では使えない実際のディスコミュージ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#朝が来る』(2020/日)
劇場にて。原作未読。養子と暮らして6年が過ぎたある夫婦。彼らの前に突然現れた、生みの母だという女は何者なのか。その謎を明かしていく二つの過去の物語。そして結末に至って、
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

4.3

『#みをつくし料理帖』(2020/日)
劇場にて。原作既読。この作品の素晴らしさはなにより脚本。原作小説全10巻を、主要エッセンスを取り出して全5章立てで1本の映画にまとめてしまった点。主人公とある人
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空に住む(2020年製作の映画)

3.3

『#空に住む』(2020/日)
劇場にて。様々な偶然が重なり、なにに追われるでも急かされるでもない生活がはじまった女性。肩書と責任をなくした「大人のモラトリアム」。愛猫と暮らしながら、まるで雲のように
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望み(2020年製作の映画)

4.0

『#望み』(2020/日)
劇場にて。原作未読。「帰ってこない息子は、事件の被害者なのか加害者なのか」という謎に、108分を最後まで牽引させてしまう秀作でした。真実よりも耳目を引く推量で報じるマスコミ
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

『#きみの瞳が問いかけている』(2020/日)
劇場にて。原案映画未鑑賞。「いい映画を観た」という感慨が鑑賞後の率直な感想です。タイトルの元である、古典文学のセリフ「彼女の目が問いかけている。僕はそれ
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

3.6

『#ドンテンタウン』(2020/日)
劇場にて。駆け出しシンガーソングライターの、現実と幻想、現在と過去が交錯する奇妙な「共同生活」の物語。曇天模様の街での、普通と不思議の混ざり具合が最後の最後までい
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.8

『#甘いお酒でうがい』(2020/日)
劇場にて。原作未読ですが、原作者のシソンヌじろうさんが手がけた脚本が、大九明子監督の手元に届いた瞬間に勝ち確定みたいな作品でした。大きな事件は起きない、とある4
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星の子(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『#星の子』(2020/日)
劇場にて。原作未読。「温かい」とか「哀しい」とか一つの形容詞では云い表せない愛情の物語。あれも子を思う愛情ゆえだろうし、これも親を思う子の愛情ゆえだろうと思えました。そし
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

『#浅田家!』(2020/日)
劇場にて。写真家・浅田政志氏の自伝的作品。「家族」をテーマに写真をとり身を立てていく前編、「家族」というテーマをさらに深めていく後編。実話ベースなのに波乱万丈で見応えが
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小説の神様 君としか描けない物語(2020年製作の映画)

3.2

『#小説の神様 #君としか描けない物語』(2020/日)
劇場にて。原作未読。閉塞の中でもがく若き小説家の成長譚。実写化にあたって映像演出と音楽で、内面的な思索の物語にダイナミズムをもたせたのは大正解
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#ミッドナイトスワン』(2020/日)
劇場にて。ある人生に涙する。そういう映画でした。「なりたい自分」に誰もがなれるわけではない。でも、それでも「なにか」あるんじゃないのか。その「なにか」を見つけ
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花と雨(2019年製作の映画)

3.7

『#花と雨』(2020/日)
劇場にて。ヒップホップアーティストのSEEDAの自伝的映画ということで、起承転結とかの盛り上がりの構成ではないのですが、その鬱屈と足掻きの日々がよりリアルに伝わる良作でし
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Daughters(2020年製作の映画)

4.5

『#Daughters(#ドーターズ)』(2020/日)
劇場にて。実際に探せばどこかにいるだろう、この立場の人を主人公にした映画を初めて観ました。さらに演出、脚本、映像、キャストが互いに高め合う年間
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

4.0

『#映像研には手を出すな!』(2020/日)
劇場にて。原作既読、アニメ版鑑賞済み。素晴らしい原作漫画を、アニメ化ならこうだと見事に仕上げたアニメ版に対し、実写化ならこうだとアニメ版の模倣にしなかった
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.6

『#ドロステのはてで僕ら』(2020/日)
劇場にて。時間の乱れから起きる騒動の物語でありながら、考え抜かれた構成と展開で、誰も置いていかない分かりやすさが秀逸。結論は「2020年の誰にでもオススメで
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『#劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020/日)
劇場にて。TVシリーズと外伝につづく、ヴァイオレット・エヴァーガーデン物語の最終章。なのでこの映画から最大のエモーションを受けるには、それ
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テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

4.0

『#テロルンとルンルン』(2020/日)
劇場にて。ある青年と少女の、不器用でぎこちなく、切ない交流の物語。49分という中編映画ゆえに、描かれない余白まで切なく見える映画でした。

感想。ある事情で長
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.4

『#窮鼠はチーズの夢を見る』(2020/日)
劇場にて。原作未読。過去のあだ名そのままに恋愛に流されつづける男。なぜ彼に人は惹かれ、なぜ去って行くのか。そしてそんな男はどこで足をつくことが出来るのか。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

『#TENETテネット』(2020/米)
劇場にて。「起きていることを完全に理解しているとは言い難いが、とんでもない映像を見せられていることは分かる!」という150分。主人公が挑むある計画阻止の成否よ
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

4.0

『#僕たちの嘘と真実Documentaryof欅坂46』(2020/日)
劇場にて。2015年8月に結成、2020年10月に改名リスタートとなったアイドルグループ「欅坂46」約5年間の軌跡。2020年
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ソワレ(2020年製作の映画)

4.8

『#ソワレ』(2020/日)
劇場にて。明日なき逃避行。その始まりに彼はなにを思い、その彼に彼女はなにを見たのか。その果てに彼女はなにを思い、その彼女に彼はなにを見たのか。未来なき旅路になんの意味があ
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