銀色のファクシミリさんの映画レビュー・感想・評価

銀色のファクシミリ

銀色のファクシミリ

映画(86)
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

『#メランコリック』(2019/日)
劇場にて。日常からは極北の、恐ろしい非日常に出会うのに、社会性のないモラトリアムな青年が、状況を自分の日常として受容し、あまつさえそこで社会性を学んでいってしまう
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任侠学園(2019年製作の映画)

4.5

『#任侠学園』(2019/日)
劇場にて。原作未読。面白かったな~。アウトロー人情モノ、異文化ギャップ、いい意味で古典的で温かいコメディ。期待する通りの映画だけど、その期待を全部少しづつ超えてくる。し
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惡の華(2019年製作の映画)

4.3

『#惡の華』(2019/日)
劇場にて。原作未読ゆえかもしれませんが、「思春期のやるせなさ」をド直球で描く作品に観れました。
故郷の閉塞、周囲からの孤独。イラつきからくる全方位への攻撃性ゆえに、その裏
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.5

『#HALLOWORLD』(2019/日)
劇場にて。多面的な世界と物語、でも真っ直ぐな主人公とヒロイン。「ハロー・ワールド」の意味も明かされて終わると思いきや、ラスト1秒でちゃんとひっくり返した! 
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.8

『#映画人間失格』(2019/日)
劇場にて。正式な題名は『人間失格 太宰治と3人の女たち』なのですが、正確な題名は『3人の女たちと太宰治』だと思いました。太宰治との出会いで人生に大きな影響を与えられ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.5

『#アイネクライネナハトムジーク』(2019/日)
劇場にて。原作既読。この監督さんにしか作れない、この監督さんだから出来た作品。そういう映画だと思いました。連作短編の原作小説と、過去作『サッドティー
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『#見えない目撃者』(2019/日)
劇場にて。ナイスブラッシュアップ! 原作映画の良き要素は変えずに、今の日本での物語への見事な置換、また主人公達のある「気持ち」を浮かび上がらせたのも良きでした。原
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台風家族(2019年製作の映画)

3.3

『 #台風家族』(2019/日)
劇場にて。最初に結論を書くと、なによりキャストの勝利。粗く進む物語を、それでもなんとか最後まで引っ張ってくれたのは、達者なキャスト陣の魅力あってこそ。面白いところもあ
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.2

『#ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 永遠と自動手記人形 』(2019/日)
劇場にて。原作未読、TVシリーズは鑑賞済。上映中からの感想は「嗚呼、ヴァイオレット・エヴァーガーデン観てるなあ」でした
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.6

『 #SHADOW影武者』(2019/中)
劇場にて。『魁!男塾』に出てきそうな殺人傘が目を引きますが、作品全体は「影武者として生き、人生を振りまわされる男の物語」であり、三国志の孫呉vs関羽荊州軍を
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よこがお(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#よこがお』(2019/日)
劇場にて。最初の感想は「これも人生だな」でした。ある女性の人生の一部分を切り取った、ヒューマンドラマの良作。交互に語られる過去編と現在編、どちらにも不穏な空気が漂い緊迫
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#いなくなれ群青』(2019/日)
劇場にて。原作未読。起承転結の「結」が「転」になり、凡庸にすら映っていたそれまでの積み重ねが、物語を美しく飛翔させる。ミステリ要素の使い方の秀逸さ、なによりファン
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.7

『#引っ越し大名!』(2019/日)
劇場にて。原作未読。期待どおりのエンタメ、コメディ時代劇。劇場で自然と笑いが起きる楽しい映画でしたよ。突然に国替えを申し渡された越前松平家という組織と、引っ越し奉
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.6

『#ダンスウィズミー』(2019/日)
劇場にて。とある事情で、音楽を聴くと歌い踊りだしてしまう体になってしまった主人公。それゆえ苦境に陥る前半と、その音楽と踊りに救われる後半。問題解消を目指す旅の果
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.7

『#ワイルドスピード/#スーパーコンボ』(2019/米)
劇場にて。
完全武装兵士 < サモアの戦士 < 戦闘ヘリ < 中古車軍団 < 美人女スパイ < 南海の三大怪獣大決戦 < ママのスリッパ

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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.8

『#さよなら退屈なレオニー』(2019/加)
劇場にて。原題は『蛍は消えた』ですが、邦題『さよなら退屈なレオニー』とは素晴らしい改変。主人公レオニーのモラトリアムな日々を、少し未来から回顧しているよう
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.8

『#僕はイエス様が嫌い』(2019/日)
劇場にて。「神の不在」を描く物語は古今東西様々ありますが、ここまで甘くない優しさで包まれる映画は初めて観たかも。最後のメッセージで明らかになる作品制作の動機の
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.3

『 #ドラゴンクエストユアストーリー』(2019/日)
劇場にて。いい所、楽しめる所も多くあり比較対象に挙げられている残念映画とは質は大きく異なります。むしろ多くの要素は好感の持てる出来栄え。しかしそ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.3

『 #アルキメデスの大戦』(2019/日)
劇場にて。原作既読。連載中の原作コミックを再構成した脚本とキャスト、ゆるぎない歴史的事実が通底している中でも、要所で盛り上げる構成。山崎貴監督&白組製作のV
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

『 #天気の子』(2019/日)
劇場にて。新海誠監督作品、初鑑賞。面白かったです。好き嫌いで云えば、好き。同時に単純なエンタメ作品ではない、強い作家性を感じる映画でもありました。恐怖と暗さを排除しな
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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『 #月極オトコトモダチ』(2019/日)
劇場にて。まずは興味を惹かれるタイトル。そのタイトルに負けない内容の恋愛映画でした。ムージックラボ2018長編部門グランプリは伊達じゃない。男女間に友情は存
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いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

4.2

『#いつのまにかここにいるDocumentaryof乃木坂46』(2019/日)
劇場にて。アイドルグループ・みんな大好き乃木坂46のドキュメンタリー映画第二作。ドキュメントなので、この作品内でしか分
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

『#僕たちは希望という名の列車に乗った』(2019/独)
劇場にて。1956年、東ドイツ。高校生のテオとクルトは、ハンガリーの民衆蜂起を知り、自由を求めて弾圧される人々に共感し、クラスメイトに呼びかけ
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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

3.4

『 #赤い雪 RedSnow』(2019/日)
劇場にて。曇天の空と暗い海、根雪の醸し出すタナトスの匂い。払えぬ悔恨と閉塞感を抱えながら、彷徨う主人公。北日本にはこういうノワールが良く似合う。30年前
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.3

『 #凪待ち』(2019/日)
劇場にて。ギャンブル中毒の我が身を律するため、恋人の故郷に身を寄せる主人公。辿り着いた異郷でも、まとわりつく賭け事の誘惑と、恋人の過去が新たな家族の生活に影を落とす。
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.3

『#ダイナー』(2019/日)
劇場にて。原作未読。徹底的に「普通」が描かれない、殺し屋専用食堂「ダイナー」での極彩色の狂騒の物語。孤独な少女カナコは、不運と安易な見通しのツケで「ダイナー」に売り飛ば
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.8

『 #今日も嫌がらせ弁当』(2019/日)
劇場にて。ハートフルコメディの良作でした。お母さんのキャラ弁と同じく「よく出来てるなー」という巧みな描き方。
シングルマザーで娘二人を育ててきた母かおり(篠
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.5

『#ホットギミックガールミーツボーイ』(2019/日)
劇場にて。原作未読。山戸結希監督作品に通底するテーマ「今を生きる女の子を応援する」そのままの映画でした。主人公、成田初(堀未央奈)が、彼女を取り
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

『#ザ・ファブル』(2019/日)
劇場にて。原作未読。ファブルじゃなくて岡田准一本人が強いしスゴイ映画。戦闘シーン以上に、潜入シーンのあるアクションが「岡田准一を敵にしてはいけない」と観た全員に思い
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.7

『 #ウィーアーリトルゾンビーズ』(2019/日)
劇場にて。両親と死別しながら涙も出ない、駆けつける友達もいない、デフォルトで孤独な4人の少年少女。過酷な運命すらベリーハードモードのゲームと捉えて、
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『#旅のおわり世界のはじまり 』(2019/日)
劇場にて。観て良かった、と思える良い映画でした。
カメラに向ける満面の笑みと、スマホにしか見せない本当の笑顔。好奇の目に晒されつづける海外ロケと、思う
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.0

『#町田くんの世界』(2019/日)
劇場にて。「善意と善行がなにかを変える」話好きには、たまらない映画でした。120分を駆け抜ける、ファンタジーコメディの良作。
見返りを求めない無償の善意の人、町田
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.2

『#ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019/米)
劇場にて。結論から書くと自分には合いませんでした。怪獣同士の決闘シーンの迫力はあったし、東宝ゴジラシリーズへの敬意も感じられたし、お約束の家族
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『#さよならくちびる』(2019/日)
劇場にて。変わらないことを選んだゆえの苦しみ、変えられないことを知ったがゆえのもどかしさと苛立ち。紫煙で消してしまう言葉と、歌にのせる消えない気持ち。純粋ゆえに
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.5

『#小さな恋のうた』(2019/日)
劇場にて。結論から書けば「ほめるところばかりの青春映画」&「2019上半期脚本賞」。軽音楽部メンバーの物語であり同時に沖縄の基地問題が描かれる。啓蒙を目的とした「
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0

『#プロメア』(2019/日)
劇場にて。鑑賞後に心地よい疲労感すらありました。体感時速150キロで始まる冒頭のアクション、動的な物語ゆえに際立つ、静的に語られる重要な情報。時速300キロで終盤に突入
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