銀色のファクシミリさんの映画レビュー・感想・評価

銀色のファクシミリ

銀色のファクシミリ

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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

『#オーメンザファースト』(2024/米)
劇場にて。想像以上に良く出来た前日譚。今まで語られてこなかった「ダミアンはどうやって生まれたのか?」を描く118分。1976年の『オーメン』につながることと
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彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

『#彼方のうた』(2024/日)
劇場にて。結論から書いてしまうと、杉田協士監督作品の入門編的な作品だと感じられた。理由はふたつあり、そのひとつめから。杉田監督作品は人物や状況の説明が少なく、主人公を
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海街diary(2015年製作の映画)

4.8

『#海街dairy』(2015/日)
自宅にて。自分を出自から緊張感をまとって鎌倉に越してきた四女すず(広瀬すず)。迎え入れた姉三人の愛情に包まれて、すずの表情とふるまいが柔らかくなっていく。大げさで
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変な家(2024年製作の映画)

2.4

『#変な家』(2024/日)
劇場にて。原作既読。1本の映画にまとめるため原作をいじったら、変な脚本の変な映画になってしまった感じ。間取り図を注意深く見ると、なんか変な場所がある...と好奇心を猛烈に
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コーヒーはホワイトで(2024年製作の映画)

3.6

『#コーヒーはホワイトで』(2024/日)
劇場にて。結論から記せばシリーズ化希望。ライトだけどコメディすぎない作風が、クールビューティー加藤小夏さんが演じるメイドさん探偵のミステリ物語と良く合ってい
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

『#夜明けのすべて』(2024/日)
劇場にて。原作未読。主人公の二人と、周りの人々のささやかな気遣いを描くだけなのに、こんなにも深い満足感がある映画になるものなのか。考えているし分かっている。でもそ
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空(カラ)の味(2016年製作の映画)

3.8

『#空(カラ)の味』(2017/日)
自宅にて。ささいなきっかけから摂食障害になった聡子は、見守ってくれる家族や友達とも気まずくなり、行き場のない苦しみの中にいた。しかし、ある人物との出会いによって変
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セブンティーン、北杜 夏(2017年製作の映画)

1.5

『#セブンティーン北杜夏』(2017/日)
自宅にて。名水の里として知られる山梨県北杜市。そこの豆腐屋に生まれた女子高生、川口彩未の物語。語られるのは、赤の他人から相続した巨大な水資源の利権をめぐる陰
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悪と仮面のルール(2017年製作の映画)

2.7

『#悪と仮面のルール』(2018/日)
自宅にて。原作未読。魅力的な冒頭なのに、原作どおりらしいのだけど、全編に渡ってセリフの応酬が多すぎて辟易してしまった。それでも光石研さんが演じている、物語全体を
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世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.7

『#世界は今日から君のもの』(2017/日)
自宅にて。小沼真実(門脇麦)は、高校の頃から5年間引きこもっている。それでも最近は少しづつだが働き始め、父のすすめでゲーム会社のデバッグの仕事につき、そこ
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.1

『#ミスミソウ』(2018/日)
自宅にて。いじめがエスカレートした結果、家を焼かれ、家族を殺された少女・春花の復讐の物語。原作コミックを忠実に映像化し、R15指定で公開された衝撃作。中学生同士の凄惨
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告白(2010年製作の映画)

4.4

『#告白』(2010/日)
自宅にて。原作既読。中島哲也監督は、自分の映像の力を信じている監督だと思う。とにかく温度、暖気、体温を感じさせない美しくも硬質な映像が印象的。昼間なのに沼の底のような暗く寒
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『#響 -#HIBIKI-』 (2018/日)
劇場にて。原作未読で観賞、鑑賞後に原作を購読。原作漫画の第1話から第44話までの映像化。

感想。天才的な文才をもつ高校生・鮎喰響が初めて世に出した作品
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.2

『#ゴールデンカムイ』(2024/日)
劇場にて。原作既読。 大好評の原作漫画とアニメ版と比しても恥じることのない、導入部としてはほぼ100点の実写化作品。再現度の高いキャスト陣と、熱い冒険譚とアイヌ
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シャクラ(2023年製作の映画)

4.0

『#シャクラ』(2024/香中)
劇場にて。実写アクションの最高峰を観た、というのが率直な感想。香港アクションの実績と経験に、近年の映像技術が融合して、とんでもないことになっている。アニメ『鬼滅の刃』
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その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

4.5

『#その街のこども 』(2011/日)
自宅にて。この映画についても感想を残しておきたいと思い、久々に鑑賞。元々は阪神淡路大震災から15年目後の2010年1月17日に放送されたNHKドラマで、翌年に公
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

『#笑いのカイブツ』(2024/日)
劇場にて。原作未読。比翼の鳥が一羽だけで飛ぼうとあがく物語。生涯を賭けるだけの笑いの才能を磨いて飛ぶものの、同時にコミュニケーション能力の足らなさで高く上がれない
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こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

4.0

『#こいびとのみつけかた』(2023/日)
劇場にて。温かい映画でした。ある人を自分にとっての何者かと見定めるのではなく、その人のそのままを見ること、受けいれること。その難しさとそれゆえの尊さ。主人公
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(2023年製作の映画)

4.0

『#首』(2023/日)#映画首
劇場にて。北野武監督の初期作品が纏う無機質なまでの無情さと、近年作が醸し出す力の抜けたエンタメ感が融合した快作。建前と本音、献身と打算、忠誠と造反、憎悪と熱愛。誰も
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

『#SISU/#シス不死身の男』(2023/芬)
劇場にて。主人公vs悪党集団の対決という王道に、「ナメてた〇〇が実は殺人マシーンでしたモノ」の痛快さが加わった力作。主人公の不屈ぶり、悪党の外道ぶり、
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(2023年製作の映画)

4.5

『#月』(2023/日)
劇場にて。実際にあった衝撃的な事件を元にしているので、「凄かった」と綴るのは適切でないと思いますが、あの事態にどう至ってしまうのかという緊張感が物語を支配していました。コップ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

『#コカイン・ベア』(2023/米)
劇場にて。麻薬組織が森に落としたコカインにより、麻薬中毒になってしまった熊が次々と人を襲うアニマル・パニック映画。看板に偽りなく、そのまま。TSUTAYAの準新作
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市子(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

『#市子』(2023/日)
劇場にて。原作未観劇。ある人と関わった多くの人々の視点で、ある人の過去と現在、光と影を描き、「市子」という人間を複層的に浮かび上がらせた大傑作。舞台劇らしさを感じさせつつ、
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交換ウソ日記(2023年製作の映画)

4.5

『#交換ウソ日記』(2023/日)
劇場にて。原作未読。結論から記せば、まんまとやられた。予想を大きく超えるエモーション! 予告編で見せるジャンル映画らしい見どころ、そしてこの作品ならではのオリジナル
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.8

『#MEGザ・モンスターズ2』(2023/米)
劇場にて。期待以上に面白かった。前作の設定を継続しつつも、前作の焼き直しに甘んじない、スリル&アクション大作に。物語が走りだしてからは、ひと時も安全な時
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.7

『#ミッションインポッシブル📷 デッドレコニングPART ONE』(2023/米)
劇場にて。面白過ぎて死ぬかと思った。2時間47分という大作だからとはいえ、これほど満足度の高い「前編」を観たのは初め
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『#君たちはどう生きるか』(2023/日)
劇場にて。物語の主軸は早々に明確にされ、かつラストまで通底しているから難解とは思わなかった。「久々の新作、らしさ満載だな」が率直な感想。ナウシカ以降の作品主
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

3.6

「#ランハイドファイト」(2021/米)
自宅にて。予告編だけ見ると、高校を舞台にした「武装テロリストvs無敵女子高生」なB級アクションな感じ。しかし新宿シネマカリテの特集企画に選ばれて上映されただけ
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.8

『#THE_WITCH魔女増殖』(2023/韓)
劇場にて。一作目の感想を「ただただ続きが観たい!」と締めたのですが、二作目の感想も「ただただ続きが観たい!」。世界観の継承を見せつつ新たな「魔女」と彼
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.5

『#TheWitch魔女』(2018/韓)
自宅にて。闇深そうな実験施設から脱走した女児。彼女はある畜産農家に助けられ、今は高校に通っている。ただ養育してくれた両親の健康状態と経済状況が思わしくなく、
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聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.8

『#聖なる復讐者』(2023/韓)
劇場にて。原作未読。弟を殺された兄が復讐者となり、犯人達を追い少年院に入所する。序盤から双方ともにアクセルベタ踏みの暴力の応酬劇、矯正施設とは名ばかりの俗欲と差別に
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劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ(2023年製作の映画)

4.5

『#劇場版推しが武道館いってくれたら死ぬ」(2023/日)
劇場にて。原作既読。家族や友達ではなく、もちろん恋人でもない「アイドルとファン」という関係。その究極的に利他的な愛のカタチと「ファン冥利に尽
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

『#ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/米日)
劇場にて。世界レベルの強力タッグが繰り出す、明るく楽しく元気な、ある配管工の冒険譚。既視感と驚きが混在する幸せな94分。ただストーリーに
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.3

『#聖闘士星矢TheBeginning』(2023/日)
劇場にて。原作既読。新田真剣佑の注力度合いは伝わるし、作品も予想以上の出来。物語全体の長さを考えれば「The Begining」という括りも最
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.7

『#茶飲友達』(2023/日)
劇場にて。結論から記せば、年間ベスト10級。実際の事件から着想を得て作られたオリジナル脚本作品。脚本は外山文治監督ご本人。社会問題を深く描きつつも一本の映画として面白く
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

『#AIRエア』(2023/米)
劇場にて。1984年アメリカ。プロバスケットボールのスーパースター候補に、自社のシューズを履かせようと業界3大メーカーがしのぎを削る。そしてそれは「ただの靴」と「ある
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