『#3年目のデビュー』(2020/日)
劇場にて。2016年5月の「けやき坂46」結成から、2019年2月の「日向坂46」への改名を経て、2020年前半までの約4年間の活動を、メンバーの焦点を合わせて>>続きを読む
『#ハンド全力』(2020/日)
劇場にて。弱小ハンドボール部の奮起、被災地復興、SNSの功罪など多くの要素を含みながら、その全てに「あらゆるものには自分の知らない面がある」というテーマを通して主人公>>続きを読む
『#劇場』(2020/日)
劇場にて。原作既読。映像化に合わせて物語をスリムにしつつも、終盤は大胆な改変を加えた脚本の見事な仕上がりぶり。さらに主演の山﨑賢人と松岡茉優の好演技が切なく心に残る年間ベス>>続きを読む
『#アルプススタンドのはしの方』(2020/日)
劇場にて。全国高校演劇・最優秀賞の戯曲が原作とあって、まず会話劇として秀逸。人物たちの為人と過去が徐々に明らかになり、映らない母校野球部の試合展開が彼>>続きを読む
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『#君が世界のはじまり』(2020/日)
劇場にて。不安と苛立ちにふりまわされる6人の高校生。ともすれば散漫になる群像劇を、近い将来の破滅を冒頭で提示して、全体の緊張感を保つ構成の見事さ。そして誰が誰>>続きを読む
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『#私がモテてどうすんだ』(2020/日)
劇場にて。原作未読なのが大きいのですが、印象と予想をことごとく覆して展開する90分の物語は、ほぼ非の打ちどころなき学園ラブコメの傑作でした。とりわけ楽しさと>>続きを読む
『#ライド・ライク・ア・ガール』(2020/豪)
劇場にて。オーストラリアの著名な女性騎手ミシェル・ペインの半生を、騎手に憧れる少女時代から2015年のメルボルン・カップまでで描く98分。これぞ快作、>>続きを読む
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『#銃2020』(2020/日)
劇場にて。そうそう、こういうノワールが観たかった。こういう『銃』シリーズの物語が観たかった。偶然に銃を手に入れた主人公が「いつ撃つのか、誰を撃つのか」を主軸に描く76>>続きを読む
『#ステップ』(2020/日)
劇場にて。大切な家族を失った後の、父娘の10年間の物語。暖かい秀作ですが「一人親の日々の苦労」と「悲しみを忘れられる日は来ない」をちゃんと描いていて、上っ面だけの甘っち>>続きを読む
『#もみの家』(2020/日)
劇場にて。人生に迷った一人の少女の、自立支援施設「もみの家」での一年間の物語。薄皮が一枚一枚はがれていくような成長譚と富山県の美しい四季が溶け合う、坂本欣弘監督の映画を>>続きを読む
『#透明人間』(2020/米)
劇場にて。公開初日早々の評判の高さも納得の、年間ベスト10級のサスペンス。脚本はもちろん、映像と音楽が特に出色。122分あるとは信じられない体感90分な後半怒涛の加速ぶ>>続きを読む
『#のぼる小寺さん』(2020/日)
劇場にて。原作未読。ただ上を見て壁を登り続ける小寺さんとその級友たちの「見る」と「見ている」で描かれる青春群像劇。級友たちはのぼる小寺さんをなぜ見るのか、小寺さん>>続きを読む
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『#MOTHER』(2020/日)
劇場にて。人間が持つ上等なものを全部どこかに置いてきてしまった母親と、その母親が世界の全てな男の子の物語。自分から離れない子供に母親がさらに無理と無茶を命じて使役す>>続きを読む
『#ランボーラストブラッド』(2020/米)
劇場にて。1作目と同様にランボーに「何も終わっていない」と云われ、1作目と同様に俯くしかない、ジョン・ジェームズ・ランボーの人生に涙する。そういう映画でし>>続きを読む
『#水曜日が消えた』(2020/日)
劇場にて。ジャンル分けすればサイコスリラーだと思いますが、ジャンル定型の映像・演出は抑えめで、鼻につくオーバーアクトもなく、独特な適温を保ったスタイリッシュな秀作>>続きを読む
『#ライブリポート』(2020/英米)
劇場にて。溢れ出る「良くも悪くも午後ロー」感。あれこれ物足りなさもあるけれど、それを足してしまうと、タイムリミット・サスペンスらしい疾走感という一番の長所が消え>>続きを読む
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『#ストーリー・オブ・マイライフ/#わたしの若草物語』(2020/米)
劇場にて。135分でこれほど充実した分厚い物語が描けるのかという驚きの大傑作。四姉妹それぞれの信条と価値観が過去編と現在編の中で>>続きを読む
『#ルース・エドガー』(2020/米)
劇場にて。「ルース・エドガーとは何者なのか?」という、17歳の青年の謎を描く物語であり、それゆえ謎については匂わす程度でも触れられないのですが、決して分かりづら>>続きを読む
『#君の名は。』(2016/日)
劇場にて。なるほど4年前に大きな話題になったのも納得の面白さでした。タイトルから想起される昔のラジオドラマのように「そうなってほしいけれど、どうやったらそうなるのだろ>>続きを読む
『#風の谷のナウシカ』(1984/日)
劇場にて。原作既読。映画館では初鑑賞。映画館で没入し集中して鑑賞するのは、自宅鑑賞とは全然違いました。何度も観ているこの映画でも新たな発見があるくらい。自宅で気>>続きを読む
『#シン・ゴジラ』(2016/日)
劇場にて。久々に映画館で観る映画は格別でした。災害の具現化であるゴジラと対比させて、登場人物達の私人の面をほぼ見せずに、公人と仕事の面を描いたことで「国難レベルの災>>続きを読む
『#his』(2020/日)
劇場にて。一面では「性差に関係あること」「性差には関係ないこと」を描く映画だと思うのですが、同時に、想像し得なかったある存在によって、登場人物が今まで見えなかった道を見つ>>続きを読む
『#弥生三月君を愛した30年』(2020/日)
劇場にて。出会いからの30年間を、3月のある日の出来事だけを繋いで描く物語。永い時間の中で変わるのは夢と立場、変わらないのは友情と想い。ちょっと駆け足気>>続きを読む
『#一度死んでみた』(2020/日)
劇場にて。結論から書くと、苦手なタイプだけど褒めるところもたくさんあるという映画でした。得点も失点も多いサッカーの試合のような。細かくは後述しますが、広瀬すず&吉>>続きを読む
『#37セカンズ』(2020/日)
劇場にて。啓蒙的な映画なのかと思っていましたが、大人へのイニシエーション(通過儀礼)の作品として相当な秀作でした。甘えも言い訳もない、ある女性の自然な気持ちから生ま>>続きを読む
『 #スピード・スクワッド』(2019/韓)
劇場にて。結論から書けば、詰め込みすぎ。「無法を繰り返すクズ実業家を、彼の自動車運転時のスピード狂いにつけ込んで現行犯で捕まえる」という胸アツのメインスト>>続きを読む
『#踊ってミタ』(2020/日)
劇場にて。夢に破れた青年と少女。二人を対比して描く、才能と覚悟。飯塚俊光監督x岡山天音x武田玲奈といえば『ポエトリーエンジェル』ですが、新作『踊ってミタ』はそれとは似>>続きを読む
『#架空OL日記』(2020/日)
劇場にて。原作未読。ドラマは数話鑑賞。高いセンスを冷静なロジカルでまとめ、一本の映画としてしっかり構成された100分間の物語。TVドラマの劇場版なので小エピソードの>>続きを読む
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『#仮面病棟』(2020/日)
劇場にて。原作既読。実写映画ならではのミスリードとミスディレクション、序盤の割り切った物語の舞台と状況説明展開のテンポの良さと分かりやすさ、もう一度見返したくなる明かさ>>続きを読む
『#初恋』(2020/日)
劇場にて。俗欲と暴力に彩られた、狂騒の一夜の物語だけど、タイトルは「初恋」がふさわしい。三池崇史監督らしいエッセンスが満載だけど、それぞれが調度よい配合でブレンドされて傑作>>続きを読む
『#エクストリームジョブ』(2020/韓)
劇場にて。今年これより面白いコメディを観られるのかと思えるくらいの痛快娯楽作品でした。文化圏が違うと伝わりにくいコメディ作品なのに見る人を選ばない普遍的な面>>続きを読む
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『#ミッドサマー』(2020/米)
劇場にて。完成された地獄。そういう映画でした。本来、悪事とは人目をはばかり暗闇で行われるもの。それが陽光白日の下で行われても、もう誰にも悪事と思わせない。立ち会う主>>続きを読む
『#Red』(2020/日)
劇場にて。原作既読。恋愛映画なのにひとかけらの甘さもない秀作。選択と覚悟の先にしか自分らしさはなく、それが幸せかどうかは自分だけにしか分からないという、人生というものを突>>続きを読む
『#映画1917』(2020/英米)
劇場にて。全編ワンカット(正確には、ほぼ)のアピールを聞いた時に、最初に思ったのは「なぜそう作った?」でした。鑑賞後には「ある兵士の過酷な体験談を、リアルに映像化>>続きを読む
『#T34ダイナミック完全版』(2020/露)
劇場にて。痛快戦争アクション映画の傑作! 通常版を観られなくて完全版でようやく観たのですが、ここから26分もなにかを引くなんて勿体ないと思ったくらい熱く>>続きを読む
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『#影裏』(2020/日)
劇場にて。原作未読。鑑賞直後は「なんのこっちゃ」でしたが、主人公と同じように「どういうことだったんだろう…」と振り返ることを味わう映画なんだと思えました。134分の物語の中>>続きを読む