マヒロさんの映画レビュー・感想・評価

マヒロ

マヒロ

ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

3.0

あのラース・フォン・トリアー監督作品だけど、コメディなので驚くほどスルスルと観れた。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.5

岡田麿里の作家性が最後まで貫き通されていて、「ここさけ」や「泣き猫」と同じ星5つまではいかなかったけどかなり好き。会話の端々に文学を感じた。世界設定も説明過多になるよりはあれぐらいの突き放し方で丁度良>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.0

新海誠が細田守になってしまったかのようで、行き当たりばったりのご都合主義展開や挿入歌の使い方などに拒否反応が出て大減点。草太の声は上手だったので松村北斗は声優さんだと思ってた(違った)。

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.0

イアン・リードの小説映画化2作目。こちらも未読。『もう終わりにしよう。』とは打って変わって分かりやすくオチもオーソドックス。これは小説で読んだ方が気分が出たかも。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

2.5

イアン・リードの原作は未読。難解な前フリが延々続くけど、段々謎も解けてくるのだろうかと観続けていたら、結局最後まで私のオツムでは理解不能でした。この調子では原作小説の方も途中で挫折リタイアしていただろ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

原作は未読。シャマランやジョーダン・ピールっぽさを見せながらも超えるまでには至らなかったかという感じ。ラストは皮肉が効いてて良かった。自分もああするかもしれない。

コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

3.0

ドラマ『緊急事態宣言』に近いテイスト。初期の三木聡作品は今も変わらず好きだけど、最近の作風はちょっとしんどくなってきた感じ。

夜明けの夫婦(2021年製作の映画)

3.0

最初はギスギスな空気感が重苦しかったけど、ラストはやっぱり山内ケンジ作品らしい狂い方でした。

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.0

相変わらず今泉力哉作品の登場人物の会話は自然で心地良く、気が付けばいつもの長回しがもう既に始まってた!なんてシーンが何箇所も。全編を通して、人間関係ってそんな捨てたもんじゃないよねと思わせてもらえる作>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

ルーヴルはTVより劇場の方が映える題材ではあるけれど、原作の長さを映画用に無理矢理引き伸ばした感じなので、個人的にはバランスが悪かったように思う。

キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

5.0

本家ツイン・ピークスに続いてヨーロッパ版ツイン・ピークスも25年越しの完結で感無量。善も悪もあることを心得よ。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

同じ原作物でも前作の『オールド』には胸が熱くなるシーンがあったりしたけど、今作にはそういうシャマランらしさがなく凡庸な印象。家族三人の車中のシーンは心に残った。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

序盤ちょっと血の量が多くギャグ調のセリフがスベってたけど、過度な期待はしてなかったので普通に楽しめた。やっぱり2号の存在は大きく、浜辺美波はただひたすら尊く美しかった。NHKのドキュメンタリーでの撮影>>続きを読む

グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.0

慣れないエロ業界で奮闘するハツラツ女子のお仕事ムービー、ではなく出版業界のシビアな現実が描かれていた。PG12を死守しただけあって、エロ用語は飛び交うけど描写としてのエロはほとんどなくて潔さと安心感が>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

前作のバイパーやジェスターのようないぶし銀の鬼教官の不在は寂しいけど、今作ではマーヴェリックがそのポジション。『セッション』のマイルズ・テラーがグースの息子にしか見えないのが奇跡。新キャラではフェニッ>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

原作物だからか今泉力哉っぽさはちょっと抑えめ。お弁当が美味しそうなのと豊嶋花さん良いよね〜っていうのは皆さんの感想と被るところ。◯◯◯◯食べるシーンは不意打ちで泣いてしまった。

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.0

今泉力哉監督と城定秀夫監督のコラボレーション第2弾。L/R15企画のエロさも健在。登場人物四人とも問題ありだけど主人公の妻が一番イライラした。邦画特有のボソボソ小声の後のカラオケ大音量はしんどい。主題>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.0

脚本は今泉力哉の世界観。城定秀夫作品は『アルプススタンドのはしの方』しか知らなかったので想像してたよりエロ多めだった。河合優実がサマーフィルムのビート板だと観終わった後で気付いた。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.0

嫌いな題材ではないけど(むしろ好き)何故かそこまで心躍ることはなかった。うららがBLを好きになった理由にあまり重きを置いてなかったからかもしれない。基本ほのぼのな世界観とはいえ胸を締め付けられるような>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

低予算で上映時間82分のタイムループものという自分の嗜好を刺激する要素が満載で、期待通り面白かったし笑った。マキタスポーツさんのオヤジフレーズのループがクセになる。U-NEXTのポイントで観られたのも>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.0

映画の見せ場となるような良いシーンはいっぱいあるけど、それが数ヶ所に分散しているせいで感動のピークのタイミングをずらされてしまい、後半の展開を蛇足に感じさせてしまう形になっているのがちょっと勿体なかっ>>続きを読む

アイスと雨音(2017年製作の映画)

3.0

前々から気になってた作品。現実と演劇がシームレスに繋がる様をワンカットで撮るという結構大変なことをやっている。若者パワーとテンションがちょっとキツいところもあったけど、ラストの舞台に立つ彼等は格好良か>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.0

『ミツコ感覚』の山内ケンジ監督作。今回は舞台演出の腕を振るった演劇テイスト。石橋けいさんの魅力も存分に発揮され、ラストはやっぱり狂ってた。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.0

評判はさんざんだけど、この手のジャンルにありがちなセリフの聞き取りづらさや人間関係の分かりにくさもなく、ギャグもそこまで滑っているとは感じず、三木聡の直近2作品よりは"らしさ"が出ていて、個人的にはそ>>続きを読む

キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

2.5

ほぼオリジナル通りの流れだけど、前フリが不十分なせいか種明かしのカタルシスは弱かった。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

ブランはあくまで引いた立ち位置で、犯人に直接立ち向かう被害者の側に最大限に感情移入してしまうのがこのシリーズ独特の高揚感。ラストの爽快さは2作目の方が好き。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

家族の相関図の時点で頭がフリーズしかけたけど、ストーリーはシンプルに交通整理されていたので混乱することはなかった。事件解決の決め手が突拍子もなくて意外。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

『ゲット・アウト』『アス』に続くジョーダン・ピール監督第3作。日常の中に潜む違和感も今作ではかなりスケールアップ。正体が明らかになる前のフェイク映像だけでも十分怖いけど、やっぱりアレは白昼堂々と見せて>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

ミランダ・ジュライの旦那様マイク・ミルズ監督作品。作中のインタビューシーンでは自分自身が心理セラピーを受けているような感覚になった。キャッチコピーの"大丈夫じゃなくても、大丈夫"はミランダ・ジュライの>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.0

ありがちな設定とオチだけど、とぼけたBGMで楽しく観れた。もっと全編コメディー寄りに振り切っててもよかった。冒頭のシューティングゲームをプレイしてみたい。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.0

岸井ゆきの目当ての鑑賞。吉田恵輔監督作品は『純喫茶磯辺』と『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の2本しか観てないけど、一見明るめなパッケージとは裏腹に、人間の暗部がこともなげに抉り出され、それがそのままお皿>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

庵野臭はあったものの、思っていたほど強めではなかったので非信者の胃にもやさしかった。全体的に淡白な感じでさらさらと小川の流れのように進むけど、気楽に観れて逆に良かった。津田健次郎の声が一番ウルトラぽか>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.0

相変わらずのエノーラの語りかけ形式にグイグイと引っ張られながら、パート2はこうなってほしいという願望にもしっかり応えてくれてて、更なる続編への期待も高まった。登場人物の観客への語りかけは"第四の壁を破>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

5.0

2016年のリブート版も好きだったけど今作もメチャクチャ好き。主演のマッケナ・グレイスが小さな体で捕獲ビームをブッ放す絵面だけでもう圧倒的勝利です。ポッドキャストと一緒に醸し出すジュブナイル感も尊い。>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.0

酷評が多いけどそこまで嫌いじゃない。CUBE内のデザインとか色彩は割と好み。豪華キャストよりも最年少の田代輝が最も目を引いた。ラストのタイアップ主題歌で一気に邦画臭が全開になってしまうのは如何ともしが>>続きを読む

CUBE ZERO(2004年製作の映画)

3.0

CUBE外のシーンが多くCUBE内の展開にも新鮮味がなく3部作の中で一番退屈だった。

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