荒川・足立の空気感。下町の喧騒とケイコの静寂。昭和漂う原風景と圧倒的役作り。
自己の矜持を曲げられない人ほど、社会に適合するのは難しい。
みないい塩梅をつけて、自分を折り曲げて、社会に折り合っているのだ。
不器用でまっすぐな人間を演じる役所広司が素晴らしい。
フィンチャー作品なのでサスペンスなのかと思った。自分語りで暗殺者の教訓めいたものを再三暗唱していたのに、初手で失敗してアワアワするのが面白かった、
過去2作と比べて派手さは無かったが、ベニスの街の優雅さが見て取れた。ホラーとの対比になっている。
宗教戦争とアイルランド人(プロテスタント)で家族を養う父親としてイギリス(カトリック)に出稼ぎに行く葛藤
加瀬亮による信長怪演。本能寺の変以降はちょっとグダグダと。備中高松城の戦いは笑えた。
ディミアン・チャゼルなので、映画の畳み方がラ・ラ・ランドとほぼ一緒だった。
音楽も同じ人なので、渋くてかっこよかった。
トビーマグワイアが狂気。
事件のトリックは希薄、湯川はいつものように閃かずに解ける謎、容疑者Xの献身は超えない
マフィアのドンに「仇討ちに行くぜ!待ってろよ!」と言われても、「3週間前なら出会わなかったし、死ぬ運命に無かったのにな…(相手が)」と処刑確定の相手を憂いてしまうマッコールさんの安心感。
1ほど戦闘シーンが無く消化不良。マッコールさんの自身の哲学を語るシーン多め。
ウェス・アンダーソン×カンバーバッチのタッグというだけで眼福。らしい劇中劇
アクションシーンのCGはややチープか、ストーリー展開はライダーシリーズをリスペクトしている感じがあった
コーエン兄弟で豪華キャストだけど全員頭おかしい。コーエン版アメリカンビューティー。