目的(虐待)特化型の直接的シーンが多くを占め物語性は希薄。
もう「うへぇ」といった感じしかない(表現力の乏しさ)。
小気味の良さが天下一品だし、洒落てるし、キメるところはキメてるしで普通にレベル高い。
何より騙し合い化かし合いの構図を嫌味一切無しでやれてるのが本当に凄いし貴重に感じる。
こういうの目指さないと駄>>続きを読む
ピーターをピーターと認識するのに大分時間がかかった。
てゆーか、このキャスト陣のバラエティーの富み具合よ。
一言で表すなら「このろくでもない、素晴らしき世界」って感じでした。
弟のキャラが今まで観た今泉作品の中で一番好きかもしれない。
ある日突然気功の能力を手に入れてしまったサラリーマン(実在する)の半自伝的映画。
冒頭の中国の気功研治所のシーンからもう心躍る。
三浦友和(ドラマパート)、本人(ハウツーパート)のスイッチングでも>>続きを読む
決戦15分前に会場入りし、僅かな時間で仕掛を作って見事結果を出すジョー。
私も兄貴と呼ばせて下さい。
ダルマ船のクルーや渚館の客の与太者感が個人的には嬉しい。
怪奇・幻想譚としてレベル高い。
消化しきれなかった部分もあるけど、その?マークすら心地好い。
周りのキャストはせいぜい3桁程度の戦闘力で推移してるのに対し、えみちぃのそれは53万。
ゼロ年代特有のメンヘラ志向と相俟って美がハイパーインフレ。
佐々木希「天使の恋」と双璧を成すあまりに貴重な瞬>>続きを読む
It's so coolである。
打ち出すイメージがいちいちカッコ良すぎるぜ。
filmarksのあらすじが雄弁過ぎちゃってっていう。
兄夫婦と暮らしてる時に見せていた爆弾娘風情とオスカーを前に見せる女性の顔の演じ分けが別人レベル(単に眼鏡かけてるかかけてないかの違いっていうのもある)で「嗚呼、流石プロ」と思った。
「ポツンと一軒家>>続きを読む
1度でいいから押してみたい石井苗子のやる気スイッチ(歌丸インスパイア)。
奇妙な共同生活とかその中で起こる関係性の逆転とかアガる要素は随所にあったんですが、何か全体通してパッとしなかったんですよねー>>続きを読む
2022年現在でこの価値観をどれだけの人と共有できるか不安しかないが、総裁や江頭を筆頭とする大川興業の芸人が沢山出てきててそれだけでも結構アガる。
同じくらいの時期に同じようなテーマで中居君主演の「>>続きを読む
ロック的初期衝動をそのままぶつけてくる感じに痺れる。
YouTubeに上がっていて若しかしたら「1/880000の孤独」の方も見れるかもと淡い期待を抱いて検索してみたらパチンコ動画しかヒットしなくて>>続きを読む
「社台ファームとかじゃないんだから」っていうツッコミがどうしても頭をよぎってしまう近親相姦モチーフ作。
シンプルに「キモい」で処理していく事も可能(コンディション如何によっては自分もそうする)だけど>>続きを読む
秋吉久美子のミューズ感も志ん魚ちゃんのイノセントも志ん菜の金属的落語も全てがエバーグリーン。
ふざけ方のセンスが高過ぎるし、そこに軽薄さは微塵も感じない。
「笑いは鮮度命」っていう自分の概念を軽々>>続きを読む
やっぱり我々は💚がないと生きてはいけないのです…
それまで「明らかにしない」とか「省略する」みたいな事でやってきたもんだから、最後のジュリーのシーンはかなり驚いたし、何なら若干引いた。
他愛も無い話をしながら都内(多分中野辺り)を散歩する一組のカップルの姿をひたすら映した意欲作。
定期的にインサートされる二人の馴れ初め等が別々に語られたインタビューを含め「だったら何!?」感が強いこ>>続きを読む
「わたしの好きな歌」にあった表現の自由度は鳴りを潜め、その分より感動・分かりやすさ路線に比重を置いた印象。
しかしながら、自分が本作に一番求める「さくらももこの視点で切り取った憎めない人のみで構成さ>>続きを読む
浄化作用が半端無い。
「およそ98%の人が何らかの効果を実感」っていう事で言っちゃって良いんじゃないかっていう気持ちになる。
そして、ヘラヘラしながら不謹慎な事言ってくる父・ヒロシのあのノリは復権>>続きを読む
何となく題名聞いたことあるクラシック映画シリーズ。
端的に言うとかなり苦手。
作品の完成度云々以前にこの手の「疑心暗鬼系」については、自分は人一倍もらっちゃいやすいタチなのでエンタメとして消化する>>続きを読む
定期的な摂取が推奨されていると言われている内田裕也物件。
裕也さんの孤独と虚無に彩られた昼の日常と夜の蛮行中の蛮行を交互に見せてくる構成。
期待を裏切らない中々の強炭酸ぶりを提示してくれていました>>続きを読む
ケチつける程の内容でもスケールでもないけど、たっ…多分ジャクリーンのヴィジュアルとキャラ合ってないと思う。
何なんですかこの傑作は。
酒と煙草と百貨店1階の香水の匂いが全編に渡って混じり合っています。
70年代テイストを感じつつも、作中に現れる女子達の髪型の作り込みには明確に80年代を感じます。
「浜美枝の水着姿を拝むために片道1時間半かけて劇場に行く自分」っていう自意識の置き方。
桃屋然とした有島一郎の戦闘能力の高さが結構嬉しい。
そして勿論、宝田明の人当たりの良さも好きである。
空のド>>続きを読む
ジャケ写から想起した程にはスリラー色は強くなく、結構オーソドックスなサスペンス映画だと自分は感じてしまった。
ただ、行く先々で交わる人達の如何わしさ指数の高さは特筆したい所で、そこで差別化は図れてい>>続きを読む
結構待ち望んでいた山内ケンジ監督の新作。
他作にも共通するある種のサイコパス感を保持しつつ、そこに時事・社会問題をさらりとブチ込んでくる構成。
選択が多い人生は果たして自由なのか不自由なのか。>>続きを読む
安倍元総理襲撃事件を受けて飛躍的に取り上げられる事が増えた「宗教2世」がモチーフという事で気になってセレクト。
谷村美月の原石感は半端無い。
「こりゃ売れるわ」っていうところで満場一致。
あと、り>>続きを読む
「普通にエロい」「学年で2、3番目にエロい」っていうコビツ評が微笑まし過ぎたし、松田に無理矢理禁断の言葉言わせた後に「頭おかしい。もっとライトな言葉言うと思った」っていうLIL KOHHの切り捨て方は>>続きを読む
主要キャストは一切変えず「中学生編」・「高校生編」・「大学・社会人編」といった形で3年周期位でこの箱庭的世界を見守り続けたい(その際お兄ちゃんの和太鼓シーンは毎回必ずどこかに入れる体で)。
これ観た後だと「うちの両親はマトモだった」と結構心底思える。
お父さん、お母さん有り難うございます。
「物を擬人化して考える」っていうのは割と私なんかは日常の中でやってしまいがちなんだけど、電信柱でやった事は無かった(そもそもその発想が無かった)。
話の広がりが難しいアイテムで、案の定無理ある展開を>>続きを読む
諦観具合とか気まずさ表現の種類や間の取り方は完全に師匠譲り。
あと色味も。
義太夫の空中浮遊芸やる・やらないの件の時が何故か一番ドキドキした。
本作で全くそんな描写ないですし、100%私見なのですが、他の政党に比べて共産党は選挙ポスターの顔面修正が控え目なので、その一点でも誠実な党である事が伺えます。
シリアスな状況をシリアスに比重を置かないで描ききる胆力。
セオリー的なものを外しにかかりつつも決して話運びを蔑ろにしないバランス感覚。
そこに奇妙な連鎖がもたらす謎の後味の良さが加わっちゃってもう>>続きを読む
このチャンプロード臭(読んだ事は無い)がとにかく嬉しい。
役者に混じって本物出してる点が偉い。
内容云々以前に「バブルの波に乗って開発されたであろう高層マンション」っていうロケーションに何故かアガる。
起承転結の転くらいから様子おかしくなったっていう感じがあったんだけど、建築図面みたいな上から>>続きを読む