yurinokiさんの映画レビュー・感想・評価

yurinoki

yurinoki

映画(29)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

クリストファー・ノーランの最新作であり、アカデミー作品賞受賞作。

近年のオリジナルの難解さよりは、「ダンケルク」と同じ戦記物に題をとり、製作、監督、脚本を兼ねている。

傑作だと思う。
脚本もよく練
>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

-

映画館で観たかったのだが、終映が早くて行けず、アマプラで鑑賞。

監督としての力量は決してクオリティは落ちて無いと思うものの、役者としては厳しくなってきたのを実感。

主人公のキャスティングを重ねたが
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

是枝裕和監督、坂元裕二脚本。
ほぼこの2人の尊敬するクリエイターの作品観ている。

この2人のタッグの本作は両者の特徴を活かした作品になっている。

最近の坂元氏の作品は、時間軸を巧みに前後させる。
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

-

本当は劇場で見たかったが、アマプラで鑑賞。
プラピがプロデューサーでA24とのタッグです製作された。

韓国の家族がアメリカへ移民して、そこでの幸せを求める作品。
様々な苦労をあまり深刻すぎずに、どこ
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

新海誠の作品を全部観てはいないかもだが、ここ最近の中では1番良いのではないだろうか。
彼のテーマは、喪失と再生にあると振り返るとそうも思える。作品により扱う大きな設定は、タイムリープや念力や呪いだった
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

-

今月は、アニメ月間となった。

「すずめの戸締り」
「The First Slum Dunk」
と観て来て今日の
「Blue Giants」

どれも日本アニメの高い水準の作品である。とても満足でした
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

遅まきながら、2.19に鑑賞。
この回はドルビー上映でした。
ほぼ9割埋まってました。

原作はもう30年前。全巻買って読んでたなぁ。バスケほとんど知らなかったけど。
しかしながら、原作から脚本監督全
>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

年末に見る予定が今日に。

元日からホイットニーに歌声を聴いてきました。
「ボヘミアンラプソディ」の脚本家による伝記映画。
出来栄えはいたって普通でした。

比較対象が、クイーンになってしまうので、ど
>>続きを読む

幸せは、ここにある(2021年製作の映画)

-

ビリー・クリスタルの新作が劇場未公開とは残念。
彼の監督、脚本、主演なのでコメディ調ではあるものの、ファミリーの絆を描いた佳作であった。
エマ役のティファニー・ハディッシュは、初見だが好演である。
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

-

アカデミー外国語映画賞候補作。

ほぼ一幕物、警察へのホットラインで起こる事件を電話を受ける警官の視点で描ききる。
この手法の映画は好きで、脚本が素晴らしいと映画を堪能できる。
デンマークの映画で、製
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

IMAXで「シン・ウルトラマン」
コロナのよる延期で3年越しの上映。

実に面白い出来だった。
脚本に込められた特撮愛は素晴らしく、庵野氏ならではのエヴァと繋がるモチーフに感心した。

ただ子供には難
>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.5

コーダを観る前にオリジナルを鑑賞。
フランス映画にありがちな、重た目なテーマを軽そうに入って行くパターンの作品。
ハリウッドがリメイクしたがるパターン。

最近、聴覚障害を音響効果を交えて伝える作品が
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

-

松坂桃李にだまされた?

正直、DC系好きだったが最近はハズレが多いかな。

C・ノーランの作品が好きなので、それが基準になるので辛口になってしまうか。

今回のリメイクの意図もよく分からない。
いく
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

-

昨年の公開時は話題性は今ほど高くなく、通常の公開期間で見れずにいた。賞へのエントリーは2時的な集客効果を発揮する。

タイトルはビートルズの曲からだが、テーマとモチーフは別立てで、村上春樹の短編3つか
>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

-

人種差別をテーマにした作品は数多く、秀作も多いが、それだけ根が深いテーマだと思う。

宇宙へのロケット打ち上げのマーキュリー計画に絡めた、3人の女性を主人公にしたのがとても素晴らしく、作品に多面性をも
>>続きを読む

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

-

この世界遺産的なドキュメンタリーはぜひ見て欲しいです。

50年前に撮影していたのも奇跡的だが、今でこその技術を駆使して作り上げたこの作品は様々な角度からの評価があって良いと思う。

少しだけ、ビート
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

-

世代毎の美女が、キャスターの役を演じ、fox TVで起きたセクハラを暴くドラマ。

熱量は感じられるのだが、観ているこちら側に同調できるウェーブが感じられない。

セクハラ上司のジョン・リスゴーは怪演
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

2.5

クロエ・ジャオがメガホンをとる、マーベルのヒーローチーム映画。

実に微妙な作品だった。
C・ノーランのバットマンのアプローチを、期待してはいなかったが、それでも作品としてはアベンジャーズを超えるか点
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

IMAXで鑑賞。なかなか面白かった。ヴィルヌーブだから冗長さは覚悟していたのだが、意外と淀みなく眠くもならなかった。

VFXは流石のひとこと。IMAXへのこだわりは、ノーランに匹敵する。
ジマーの音
>>続きを読む

サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

-

音楽テロ映画という、かなり奇抜な設定の作品だが、実に味わいのある作品だった。
スウェーデンの作品らしいが発想の斬新さ国ならではなのか。
音を通した音楽とノイズの相対が映画の中の音楽を中心に引き出してい
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

-

原作先からの鑑賞。原作から時間軸を3.11へずらした事により、テーマの説得性に厚みが出た。仙台のオールロケで、被災地の方には観るには重たいシーンもあると思います。メインに並ぶキャストがそれぞれに良いが>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

-

ジャーナリズムの真実を描く作品は好きでよく観るジャンルである。

主役も悪くないが、主色なのは編集長を演じるロン・ハワードの貫禄である。
アメグラの頃の面影などどこにもなく、恰幅良い体型からの貫禄を存
>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

-

このカルト映画。アマプラに上がっていたとは。

実に不思議な時間軸を使い、寓話的なストーリーを時代的な装いをまといつつ、20年経た今も作品の評価を落とさないできだ。

飛行機のエンジンが落下した部屋の
>>続きを読む

トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)

-

なかなかテレビでも、メディアでの再販もされにくい名作。時々観たくなる。
元は舞台劇の作品を映画化した作品であるが、脚本、演出、出演者も素晴らしいできである。
ゲイである主人公の恋愛遍歴を描いているが、
>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

-

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~ -

映画で聴覚をメインに扱っている。主人公の聴力を失って行く際の焦りや喪失感、から再生へのとチャレンジに向かうさまざまな状態への表現が素晴らしい。
>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

-

アレキサンダー・ペイン監督
親子の絆を軸に、ロードムービー仕立ての
アメリカの近代の風景を往年の時代との時間の流れをデジャブ的に切り取る。
その為にモノクロフィルムを使い描き出す風景は往年の名作「ラス
>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

-

個人と考えとしては戦争反対なので、この終戦(敗戦)の日に観るべき作品の1つだと考える。

歴としたアメリカ映画だが、ほぼ全編日本語で日本軍の硫黄島での抵抗戦を抑制的に描いている。

本来なら日本で作る
>>続きを読む

アーバン・カウボーイ(1980年製作の映画)

3.3

1980年の作品。てっきりサタデーナイトフィーバーの後の作品と思い込んでいたが、それより2年前の作品。
この作品でのカントリーダンスが、ディスコフィーバーへ繋がったのだろうか。

ダンスやロデオゲーム
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

Filmarks 最速試写会にて鑑賞。

こういうしっかりとした映画好きです。
娯楽作品ではないけど、様々な人生をそっと見守るような視点の作品。

「再会の街で」「トーク・トゥ・ハー」「トーチソング・
>>続きを読む