gdbsdtaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.3

黒人女性の過去と今を、繋ぎ目もなく穏やかに水のように流れるように映し出す。

人の区別が解りにくくて手こずったが、次第に各々の関係性が把握出来てきて、深みを増していった。

手と水が印象的。
色合いが
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.3

そんなサークルってあるんですか。

話を聞いてもらったりしてやり過ごしたりもするも、ぬいぐるみだけではやはり前に進めない時もあったり。

ワハハと笑い飛ばす事に難しさを覚える繊細な者達の集まり。

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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.2

友達もいなく冴えない毎日を過ごす女子高生が、書く事によって変化していく話。

辛辣音楽ライターとして調子に乗っちゃって、色々と自分にもはねかえりが。

でもまだまだ若いし転換も可能。

大まかなメッセ
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ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

3.4

あの有名なマーティンルーサーキングの
I Have a Dreamの演説に至るワシントン大行進の裏側にいた、デモを牽引していた男の話。

友人から裏切られるかたちになり一線から退いてしまったが、小さな
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彼方に(2023年製作の映画)

3.5

楽しい1日になるはずだった。

喪失感は簡単にはなくならないだろうが、大きなきっかけにはなっただろう。

あの驚きがありがたかった。

出し切るとすっとぬける事はあると思う。

アース・ママ(2023年製作の映画)

3.2

養護施設に2人の子をあずけている、お腹がまた大きくなっているシングルマザーの話。

仕事はちゃんとやっているが晴れない毎日、2人の子と暮らしたいがそうもいかないみたいで、施設で勤務している人と、ばちば
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.3

窃盗やって小銭稼いでる高校生3人、そのうちの1人に弟もいてしっかりとした真面目な子なのに誘ってしまい、不運も道連れに。

この後味の悪さは、
"さよなら、僕らの夏"に通じる物がある。
1人あぶねーやつ
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.4

唯一慕ってた先生もいなくなり、もう学校に行く意味すら失った高校生がドロップアウトし家を出た、漫画家を目指す若者の話。

ある意味新しい、まさか最後までこのまま行くとは。
きたなくてあぶねーやつらばっか
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.3

殺風景でちょっと小汚い古いアパートに住む娘の所に感謝祭で集まってきた家族の話。

各々がずっと身内のりな話をしているのを観ているだけで慣れるまでに時間がかかった。
あっこれって何も無い系のやつね。
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イッツ・フライデー(1978年製作の映画)

3.4

ディスコにダンスしに集まってきた若者達の一夜。
男や女漁りにきたやつや、未成年や、キレッキレなやつや、色んなやつらがいて、結果遊びきったぞーと夜が明ける。
そこまではちゃめちゃじゃないので安心してみれ
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エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

2.5

霧で暗い陰気臭いホテルでの数日。
娘と母、一人二役、ティルダ。
交互に喋ってる映像がだるい。
会話もなんだか噛み合わないし。
まー驚きもないそうでしょうねなラスト。
いったい何をかんじれば良かったんだ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.2

あの有名なチャリティーソングが出来るまで。
沢山歌手参加していて良い歌だなってくらいしか印象無かったけど、こんなに有名で良いアーティストが集まってるとは知らなかった。

曲作りはライオネル、マイケルを
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.6

爺さん、遊園地でめちゃくちゃにされる。
嫌な教訓映画。
やりすぎ、意地悪すぎ。

えぐいジャケットに惹かれてみたが、特別思う事はなく、ゾンビみてる方が楽しい。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

久々の家族の旅行先で何かが起きる。

不穏な空気、謎な親子、不可解な出来事、時間と共に段々と追い込まれていく。

で結局なんなんだよって事ですが、
馬鹿らしくもない、ギリあるかも路線。

混じり合わな
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.9

アートスクールで造形のようなアート作っている女性の話。 

なんだかしっくりきてない日々に重なるように不運が。
あーもーやだと自分で嫌なやつと思いながらも処理した事から生活に変化が出る。

だるいテン
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

2.9

もう殺し方の新ネタ無いでしょう、殺しすぎて飽きて時間の長さが、、
ピンポンくらいかな、おっとなったの。
外すまできがつかなかったイップマンのサングラス姿はちょっと嫌。
キアヌは今回もボロボロに頑張って
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Our Vinyl Weighs a Ton(2013年製作の映画)

3.5

さくっと歴史を知れる。
どちらかと言うと近年の方が好きなレーベルだけど、全体のイメージ的にはずっとDONUTSに変わりはない。
この方がレーベルのトップなら安心って事で今後も末永くお世話になるでしょう
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.5

パパが家。
森で暮らしていた父と娘の物語。
おそらくPTSDなんだろう、所謂普通に生活する事が出来なく、森で娘と暮らす。
娘は父に懐いていて共依存でもある、仕方ない。
不便さもあるが自然の中で暮らすに
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.6

宮沢の息子の賢治と父マサジロウを軸にした話。
ちゃんと読んだ事のない宮沢賢治。
花巻の宮沢賢治童話村とか数年前行ったけど、サイケでワクワクして楽しかった。
どういった人かがなんとなく知れて良かった。
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

2.5

父死んだから遠くの地元に帰りますって話だけど、なぜか従兄弟と同乗してた車とSAではぐれて、だらだらとヒッチハイク始めた。
まさかの所持金ほとんどないみたいだけどカードとかは?
ヒッチハイクでコンビニま
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ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー(2023年製作の映画)

3.2

この人の事を何も知らないのに観たんだけど、グラミー賞とったりで一躍スターになり、その裏ではパートナーが病気で大変な思いをしており、寄り添いながらも自分ではしっかりとした仕事をしていて、紳士的でファンに>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.4

ロスで元ポルノ俳優やってた男が居場所なくなってテキサスへ出戻って来た話。
家族は何年も留守にしていて今更何しに来たんだよ状態。
近所のバイヤーからネタ買ってその辺の奴に売りさばいてなんとか家賃払って生
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.3

有名な水墨画の先生に弟子にならないかと突然誘われた若い男の話。
なんで?って感じでしたが、何か感じるものがあったみたい。
ストーリー的にはまたそういうの出して来たかと新鮮味は無かったが、水墨画の描写は
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.2

現実か役か境目の無いエキストラ俳優の感じは良かった。
死にすぎ。
ずいぶん虚ろな人だと思ってたら事情がおありみたい。
事の経緯知ってなんだかな。
習慣は直ぐに戻るものなのか、フルスイングやホープぷかー
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

3.2

1人暮らしで目を患っている頑固爺さん。
犬の散歩の仕事しているという若い女。
アパートで出会い頼み事をきっかけに不思議な交流が始まる。
離れて暮らす息子や隣の部屋のおじいさんがコミュニケーション取りに
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「僕の戦争」を探して(2013年製作の映画)

3.8

スペインにジョンレノンが来ているから会いに行くと意気込むビートルズ敬愛している英語教師が、途中でヒッチハイクしていた子達をのせて目的地へ行くプチロードムービー。

パットメセニーの曲がシーンにフィット
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.0

占領されてんだけど攻撃的ではないエイリアンと共存する世の中らしい。
人間には興味あるらしい。
ロマンチックなのとかアートとかにも興味あるみたい。
絵を描く若い男の子を軸に話進んでいったんだけど、結局な
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.7

ゲイクラブで知り合った2人の数日の話。
飲んで吸ってやって沢山会話して忘れられない存在へ。
オープンにしているやつにも苦労はあり、オープンにしていないやつにも悩みはある。
朝方の父役になりカムアウトし
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

ゲスくも麗しいダークファンタジー。
意外にも原作あるんすね。
特に中盤までが刺激的。
死んだと思ってたらなんでか脳内が子供のように初期化していた女の成長冒険劇。
マーク、ウィレム、そしてエマストーン最
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.8

還暦作家の先生を軸にした男女のあれこれの群像劇。
近い部分での恋愛の行ったり来たりは監督のお得意で良く出来てる。
ほぼほぼ会話でも内容がわかりやすくていいんだけど、音量調整が難しい、ボソボソと聞こえな
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

3.0

血の繋がってない姉と2人で一緒に暮らす弟とのドタバタ劇。
互いに気になってんのか知らんが気のあるそぶりや色気をみせる姉、まんまと乗っかり妄想までしちゃうチェリー君。
そこに割り込んできた幼馴染の女、こ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.2

よーしまっとけよー助けにいくよーな兄弟愛な話。
たぬきみたいなマリオ好き。
マリオカートな虹色レース好き。
映像は凄いけど、やっぱマリオは観るよりやってるほうが楽しいな。
ゲーム性も良いのは勿論だけど
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大阪古着日和(2023年製作の映画)

3.5

最初なんで光石さんじゃなくて森田なのっておもってたけど、最後までみてなるほどねとはなる。
YouTubeの光石さんのはあれでもう完成されてるから今回はちょい役で。
古着と食、にプラス仕事と恋心。
こう
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Winny(2023年製作の映画)

3.4

法廷もの。
共有ファイルって凄い。
合法で悪用しなければいいじゃない。
こんなちゃんとした人が訴えられるなんて。
ラストのご本人のとこいいですね。
東出さんこういうソフトな役よりピリッとした役の方が好
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別れる決心(2022年製作の映画)

2.8

刑事と被疑者の不思議な関係の話。
なんで?ありえんの?が大半。
こねくりまわしてよくわからんです。
序盤のコメディっぽい感じとか煽りの音楽とか集中力欠く。
中国語と韓国語のくだりも混乱させられた。
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

仲の良い幼馴染のレオとレミが中学にあがり学校へ。
今まで気にしてもいなかった事を指摘され意識してしまい距離が出来てしまう。

何処かで見た事あるような話だが、今作は母の存在が際立っていて響くものがあっ
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