教祖ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

教祖ちゃん

教祖ちゃん

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壁女(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

シンプルだけど意外性もあって結構面白い。時々主人公の状態とかを作品名として表示する演出が、いつもどこか笑えるタイミングでかなり絶妙。コミカルさがあって暗すぎずダークすぎない。
あと主人公がモービルを主
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

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超一級アクションシーンとちさととまひろのゆるい日常のギャップがたまらない。
冒頭のコンビニでの格闘でまず度肝を抜かれた。邦画でもなかなか見たことのない超本格の格闘。さらにカメラワークもすごい。後半の銃
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

4.6

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強い女性たちの反逆の話。めちゃくちゃ良い。
冒頭から中盤までのサムによる奮闘もコミカルだけどしっかりした暴力シーンがあってすごく面白い。クールな殺し屋かと思いきやスカジャンを着せられてすごくラフな殺し
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

5.0

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久々に見たけど、やはり良い。言い表せない暖かさがじんわり広がる幸せな映画。
最初から最後までコーリングユーが流れ、どこか寂しげで非常に印象的。
刺々しいブレンダが次第にジャスミンに心を開いていく描き方
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

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カオスの加速からの展開がめちゃくちゃ気持ちがいい傑作。多様性とマルチバースを巡る物語。
冒頭から北京語、英語、広東語と言語が入り乱れ、家族という枠の中でも年齢差、価値観の多様性が展開されて目まぐるしい
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N号棟(2021年製作の映画)

3.6

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冒頭から乱れた若者たちの妙にリアルな三角関係が眩しくてグロテスクで良い。主人公の女の子のファッションや病み方もなんかリアル。ちょっとしたジェラシーで元カレを部屋に呼ぶとか。
ただ主人公の異常なまでの探
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.1

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そういう設定で来るのか、と思わずニヤけた作品。サイコなエスターがさらにヤバい家に入ってしまうダークコメディ溢れる映画。すごく面白い。エスターの成就しない恋も切なく描かれている。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

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10年前に見て衝撃を受けた作品がアマプラにあったので再視聴。相変わらず面白い。奇妙な物語とサイケな音楽、登場人物のビジュアルなどいまだに色褪せない魅力を持つ名作。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.6

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ストーカー男の狂気なのか本物の蛇女なのか前半はグラグラしながら進むが、後半は一気に純愛バトルものに。熱い。工藤と市川が恋愛指南をする部分もすごく新鮮で面白い。また前作に続き前の呪術アイテム持ち越しも相>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.4

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世界がリセットされて違う世界線になったコワすぎ。今までの美味しいところはギュッと凝縮されているが、今までのような唐突さや強い消化不良感がなく、綺麗になっている。特に工藤のキャラクターが少し弱虫である部>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

5.0

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一番のカオス。それをカメラマン田代と江野というコンビで中盤まで物凄い見せ方で進めていく。工藤がいないのでいつものような展開ではないのだが、4つのミッションといって課せられるのが徐々に重くなっていく場面>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.8

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今までの全ての伏線が一気に回収された作品。タタリ村という心霊スポットと言われる裏側に呪術師の村と旧日本軍の科学と妖術を組み合わせたものが秘密裏に開発されているという、笑っちゃうくらいスケールのでかい舞>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

4.0

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四谷怪談をベースにしているが徐々に今までのシリーズが繋がりつつある作品。また強めの除霊師の登場があり、珍しく途中退場なく(次の劇場版で途中退場するけど)ラストまで市川と工藤を救う展開がかっこいい。また>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

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今回は時空の歪みに焦点を当てている。時間や空間と言ったSF的要素が強い。その中でも工藤の暴力行為やめちゃくちゃな展開がグルーヴ感を持っていて面白い。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.3

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これもまた面白い。妖怪の河童に焦点を当てて、気難しい村人の鈴木が実は娘を河童に攫われて復讐を狙う陰陽師だったり、やはり一作目に出てくる呪具がここでも大活躍したり、工藤が五芒星の中で河童と相撲を取ろうと>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

4.1

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廃墟で撮影した幽霊映像を発端に、失踪した女性を巡る怪奇現象が味付けがすごく良くて面白い。まず前作で口裂け女が使ってた呪具を廃墟に放り投げて「実験だよ実験」って言い放つ工藤の行動がめちゃくちゃ面白い。貞>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

4.3

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大迫さんのやりすぎ感ある怪奇現象への迫り方がむちゃくちゃ面白い。ただ暴力的なんじゃなくて、本当に真相へ辿り着きたいがために強引な手を使ってでもという感じがクライムムービーみたいな感じがあって良い。ノロ>>続きを読む

福山市長に1日密着してみた(2022年製作の映画)

4.8

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予告編が印象的だった本作品。本編もめちゃくちゃ面白い。
最初の三人の打ち合わせもテンポ良いし妙にリアルな感じがニヤニヤしてしまう。念願の市長なりきりパートも大迫さんの迫力と勢いに押されてグイグイ引き込
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

今まで見たヤンシュヴァンクマイエル作品の中では比較的ストップモーションの比率が少なく、かなり描写もシンプル。指先や口元をアップにしてねっとりした食事の咀嚼音を強調したり、異常めいた人々の行動や、性犯罪>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.8

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面白い。ロンドンに越してきたデザイナーを夢見るエロイーズがサンディの幻影に翻弄されてブラックスワン的になるのかと思いきや殺人現場を目撃してしまいサイコサスペンスものへ。エロイーズの翻弄のされ方も相まっ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

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まず全くのネタバレ無しでこの情報量を上映中に処理していく快感が久しぶりに味わえた気がする。
映画自体はなんだか見たことのあるシーンが非常に多かった。眞人が包丁を研ぐシーンもトトロで洗濯してるワンシーン
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先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

青春ホラーアクション映画。バイクや口裂け女、王道ヤンキーという少しレトロな設定を、主役三人の自然な演技で違和感なく見せてくれて、さらに口裂け女をちょっと不気味だけど義理堅いお姉さん(?)という強烈なキ>>続きを読む

ELI/イーライ(2019年製作の映画)

4.2

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これはもう脚本の勝ちだなと言う物凄いどんでん返し。
「難病を治す施設と難病の子ども」という導入から「子供を殺そうとする施設とそれに気づいた子供」と言うミスリードをギリギリまで引っ張り、「エクソシストた
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

5.0

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15年前くらいに見て衝撃を受けた映画。お手伝いとして来たムイの10歳の時と20歳の時の日々が描かれている。
ドキュメンタリーのようにムイの仕事にクローズアップした日常風景中心の映画だが、独特のカメラワ
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ブラッド・ブレイド(2019年製作の映画)

4.2

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ネイティブ・アメリカンをルーツにする一族を中心に描いたゾンビ映画。グロテスク、ゴアシーンもしっかり描かれているし、家族の愛憎が悲劇的なラストに繋がっていく良作。
雰囲気も良い。最初の魚、犬の生き返りの
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.6

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古い映画で短編ながらも強烈。非常にアーティスティックでロマンチックな映画。過去の彼女の交流が素晴らしく良い。特に彼女の寝顔を見続ける中、静止画の連続だった場面がそこだけ動画になるシーンは鳥肌がたった。>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

今見るとどうしても歴史を感じるがこだわり抜かれて作られた細部がたまらない映画。
元の爪が割れて鋭い爪が生えてくるシーン、歯が抜けて牙が生えてくるシーン、傷口から緑色の肉塊が出てくるシーンなど、すごく良
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ホステル3(2011年製作の映画)

4.5

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今までのホステルと同じくらい後半のカタルシスがすごかった。パーティー状態。後半からのバトルロワイヤルは普通にアクション映画だったし、1の前半と後半でたっぷり使って痛みを演出する部分から比較すると物足り>>続きを読む

DAGON(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなに面白いとは思わなかった。
手垢がつくくらいホラーの元祖中の元祖のクトゥルフものを、ゴシック系でまとめつつエグめのスプラッターシーンを挟み、救いのないラストで叩きのめされた。
嫌な雨、気持ち悪い
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.1

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都市伝説題材+POV+ループものみたいな若者が好きそうな題材を詰め込んだ映画って感じだった。二週目のような主人公の振る舞いはなんとなく異世界転生ものって感じがしてちょっと薄寒いし、笑い方面も恐怖方面に>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ソリッドシチュエーションホラーかと思いきやかなり哲学的な内容。生き延びる事ではなく、その施設の人間全員を救おうと主人公が奮闘する話。上の階から食べ物が減っていき、下の階は何も食べられないという現実の縮>>続きを読む

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.8

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サイケデリックでバイオレンス、シュールというとっても味わい深い良い映画。「このシーン長すぎだろ」って場面が何度もあるおかげで余計不思議な雰囲気に飲み込まれていく。色彩もとにかく脳みそに効く。あとシュー>>続きを読む

紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

前半の紀子の語りと音楽の演出でしつこすぎて胸焼けがすごかったけど、後半からの父親のパートになってからだんだん面白くなってくる。自殺サークルとは一体なんだったのかも深く書かれていて興味深かった。クライマ>>続きを読む

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

じわじわと押し寄せる絶望。救いのないラスト。それだけでも見る価値があるが、ミーマや謎の槍などの超自然的な物体に人々が翻弄され、希望も失い、怪しげな宗教や快楽を求めようとする姿に人間の本質的を感じたよう>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

湖の底に沈んだ家を探索するという時点で映像がとても良いし、淡水魚と泳ぐシーンもリアリティ溢れててすごく良い。ストーリー自体は非常に普通だし、水中家族が意外と普通に水中歩いてくるから結構シュールではある>>続きを読む

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

じめっとした雰囲気の中、最初から最後まで気が抜けない恐怖描写。悪霊の目的や理由など一切明かされないまま、幻視や音、スプラッター描写などさまざまな角度から追い詰めてくる。逆に内容はほとんどないので忘れる>>続きを読む