ごじ子さんの映画レビュー・感想・評価

ごじ子

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作品選びはまんべんなく、食わず嫌いなく、偏見なく。感想は感謝の気持ちとともに、正直に。

映画(670)
ドラマ(5)
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脇役物語(2010年製作の映画)

1.0

正視に堪えぬ。適当に作ったのか、一生懸命作ったけど技量が悲しいほど不足しているのか。益岡徹、永作博美、津川雅彦といった演技に間違いのないはずの人々が全員「与えられた脚本を指示通りこなす俳優さん」にしか>>続きを読む

トロッコ(2010年製作の映画)

1.5

台湾人の父をもつ兄弟が全く中国語を理解できないこと、および台湾への里帰りを一度も行わなかったことの理由が分からず話に入り込めない。けれど台湾の人と自然が悉く絵のように美しく、ストーリーよりも叙景詩かつ>>続きを読む

ミッシング(1982年製作の映画)

2.5

体制側によって家族を殺され、隠され、騙され、ひたすら翻弄される一介の市民。しかも実話。やり切れなさと憤りで生活に影響が出そうなテーマなので観る前に気構えてしまうのだが、内容はなかなかどうして見せる映画>>続きを読む

パパラッチ(2004年製作の映画)

2.0

極端な思想の集団が極端に卑劣な手段で自分と家族の尊厳を貶め続けるのでキレて復讐、という筋で84分。悪役の人物造形が単純すぎて映画としては安っぽいが、イライラ・激怒・憎悪の感情を煽られすぐに反撃、どれも>>続きを読む

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.3

タイトルおしゃれ。公開当時どれほどの日本人が理解したのか疑問だけれど。見る側が少しでも倫理感を発動させると価値が台無しになりそうなスクリューボール・コメディ。死刑だの精神鑑定だの買収だのブラック要素た>>続きを読む

特別な一日(1977年製作の映画)

3.0

内容は正直どうでもよくセリフも頭を通過していったのだけれど、視覚と聴覚に対する凄まじい牽引力によって引き込まれた。ファシズムへの熱狂渦巻く国家の特別な一日を絶えず描写するラジオの音と、ソフィア・ローレ>>続きを読む

犬とあなたの物語 いぬのえいが(2010年製作の映画)

1.8

続編なのでどうしても前作と比較しながらの鑑賞になるけれど、そうすると構成が不親切、ギャグ弱い、話の数少ない、泣かせが狙いすぎで外れてるなど負の面ばかり見える。独立した作品と捉えればもう少し好意的になれ>>続きを読む

アゲイン 28年目の甲子園(2014年製作の映画)

2.0

映画化したくなるような原作を手堅く映像化した、低予算地味系邦画の一つという認識で臨む。しかし予算と無関係にやたらチープで古臭い。28年前の真相が明らかになったところで特にカタルシスがない上そこからの話>>続きを読む

誘拐ラプソディー(2009年製作の映画)

2.5

公開までの紆余曲折ばかりが語られて本編は埋もれている印象の不運のクライムムービー。子役に至るまで演技巧者が集まって作られた明るい誘拐劇。劇場も笑いが絶えなかった。敢えて難を言うならば、冒頭の自殺失敗の>>続きを読む

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

1.5

監督の「ステキ映像」への執念は感じる。おそらく「ステキ〜!」という歓声が監督の目指すものなのだろう。ミシン部屋が「ステキ」を目指して全力投球なのはもちろん、雑貨屋に至っては人の息吹がまるでないおしゃれ>>続きを読む

お父さんのバックドロップ(2004年製作の映画)

3.0

原作が好きでスクリーン鑑賞。らも氏「宇梶剛士は違う、若すぎる」宇梶氏「初の主演作。4ヶ月の特訓」映画の出来、普通。もともと名作扱いや大ヒット狙いのものではないだろう。短い出番ながら南果歩が強い印象を残>>続きを読む

白熱(1949年製作の映画)

3.5

精神異常の家系に生まれいずれは破滅するという覚悟で生きるギャング。モテるとは言い難いむしろ蔑まれそうな容姿の上にさらに俳優自身の提案でキ印のマザコンという設定も加わる。これでアンチヒーローにときめくフ>>続きを読む

月のひつじ(2000年製作の映画)

3.0

世紀の大事業を成し遂げた実話を描いていながら大仰な音楽など一切用いず淡々と描写しているためかえってリアル。自分も日常の一部として参加しているような心持ちで焦ったりわくわくしたり。田舎の空気感と失敗の許>>続きを読む

お墓がない!(1998年製作の映画)

1.5

映画としての出来は正直褒めにくいのだけど、あの志麻さまがこんなテーマの映画でこんな役をやってくださるなんて、ということで十分なのかな。少なくとも自分のお墓という口にしづらいながら万人に共通の事柄に意識>>続きを読む

カーズ(2006年製作の映画)

3.5

工業製品が、人間の存在しない地球で自足自給で生きる、血縁者もいるという設定が、ファンタジーとして受容できる限界を超えているらしく、違和感を引きずりながらの鑑賞。相も変わらずのピクサーの文句のつけようの>>続きを読む

天と地と(1990年製作の映画)

1.1

赤と黒の大迫力合戦シーン、主役渡辺謙、音楽小室哲哉、角川ブランド、潤沢な資金で大宣伝、邦画史に残る大作を、私の映画制作の力を日本中に知らしめるーという自意識は伝わってくるけれど。代役榎木孝明はじめ、借>>続きを読む

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

3.3

とにかく美しい。風景、自然、家屋、衣装、人物、構図と色彩と光。事故現場でさえも計算されつくした退廃の美。ストーリーのもたらす痛みと映像の美しさで思考停止に陥りそうになる。明確な答えを出させない原作に合>>続きを読む

ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ(2011年製作の映画)

-

三谷監督の笑わせ方の型のようなものに慣れてしまったのか笑うよりも眺めてしまった。記念と称しながらも明らかに映画の宣伝であり、宣伝のためにゴールデンの時間帯で、映画キャストでさっと仕上げたコントをいくつ>>続きを読む

さとうきび畑の唄(2003年製作の映画)

3.5

さんまさんが、全て持ってってしまった。当て書きなんだろうけれど、キャストの中でこの人だけは代えがきかない。沖縄にいるさんまお父さんを思って「戦争絶対反対」と考えている自分を、敢えてそのままにしておこう>>続きを読む

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

設定もプロットも単純で古典的なのに、こんなにも魅せる驚かせる引き込む。映画は技術で魅せるのではない、人が人を楽しませようとするパワーで魅せるものであることを改めて確認。

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

2.7

美男美女によるサスペンス仕立ての愛憎劇。元々は野心のほか何もなさそうな田舎の優男が、実際に「陽のあたる場所」を手に入れられそうになったところで愚かな行動に出て破滅する。いや、つらく苦しい。貧困育ちにわ>>続きを読む

ガーフィールド ザ・ムービー(2004年製作の映画)

2.0

飼い主に溺愛されている、皮肉屋で口数の多すぎるやさぐれたデブ猫。101を彷彿とさせる、悪人に連れ去られた仲間を犬猫ネズミが動物相互扶助によって連れ戻す救出劇。ハイレベルなCGがもたらす、動物好きにはた>>続きを読む

ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

2.0

「彼女の親に会うけれど、不運が続く。とことん続く。やっと終わる。」これだけで一本の映画にしてしまうのはいかにもあちらの文化だ。主人公をとりまく状況が悪循環によって容赦なく悪化するが、最後に報われて明る>>続きを読む

へんげ(2011年製作の映画)

2.0

劇場@渋谷、監督登場(登壇とは言い難い)のトークショーつき。作品同様の人柄と見受けられる。司会役の人がとにかく褒めちぎり、二人で特撮への愛を語っていた。このトークショーの後で観た方が面白かったかもと思>>続きを読む

行きずりの街(2010年製作の映画)

2.0

何と言いましょうか、全然楽しくない。途中で席を立とうかと思ったぐらい。でも誰もそうしないので我慢しているうちに取ってつけたような主題歌が流れて終了。謎解き要素もあるし難解な映画でもなく俳優さんの演技も>>続きを読む

福耳(2003年製作の映画)

2.0

俳優としてのクドカンはこの作品が最良かと。彼がプロの俳優であることを確認できる。司葉子さんは役ではなくて本人がそのまま出ているような浮き方、高野志穂は力不足。一回みたら気が済むライトな邦画だけれど、故>>続きを読む

ふたり(1991年製作の映画)

2.0

石田ひかりを筆頭に登場人物の話し方がどうにも嘘くさくて集中できない。ぶつ切りのエピソードが詰め込まれて長く感じられる。原作に忠実な作品らしいので、映画の主な役割は監督が見たい見せたい映像を原作小説と尾>>続きを読む

ジャングル大帝 劇場版(1997年製作の映画)

2.0

原作は読んでいないもののかなりの圧縮が行われている印象。冒頭のアニメならではの野生動物の躍動美の気持ちよさ、大人になったレオやライヤとの再会、ルネの成長物語と思いきや月光石と談志師匠、紫斑病、あれよあ>>続きを読む

明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。(2010年製作の映画)

1.3

映画という入れ物を借りて、思いついたこといろいろ入れ込んでみました、という企画ものビデオと捉えればいいのかな。深夜ノリのドラマやコントを継ぎ接ぎで延々見せられる苦行。

1999年の夏休み(1988年製作の映画)

2.5

死の香りが常に張り付いた大自然の夏。時代性や地域性を排除、全編に渡って凝りに凝った映像で極限までfictionalな世界を追求した意欲作だが、拙い演技、ハマっていない声優のセリフ、絵葉書のような情景の>>続きを読む

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.0

裕福な家庭の一人っ子で口数が多すぎる"diffcult boy"なんてまず観客に愛されない設定だけれど元が自伝ということで却って好意的に臨んだ。どんな子だろうと耐え難き戦禍の収容所暮らしながら、この子>>続きを読む

ヒーロー 靴をなくした天使(1992年製作の映画)

2.0

「シニカル」をアメリカンテイストで「粋」にまで昇華させた作品。登場人物みんな、ちょっとずつ観客をイライラさせる俗物でありながら全体としておとぎ話に仕上げて「終わり良ければすべて良し」で納得させてしまう>>続きを読む

ドラッグストア・ガール(2003年製作の映画)

1.6

クドカン大好きだけど、これは特に引っかからなかった。オジさん達は愛おしいけれど、それだけかなあ。ラクロスや薬に魅力を感じる読後感を期待していたのだけれど。タイトルが内容と遠い、「だから理系の女は!」と>>続きを読む

アニー(1982年製作の映画)

3.0

滅多に出会えない良作。エンタテイメントにひねりとか裏をかくといった要素は必須ではないんだ、typicalは最大公約数として重要なことだと教えられる。希望、愛情、素直、あとは犬。

噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

1.7

TOHOシネマズ有楽座にて。ほぼ貸し切り状態。こんな豪華キャストでお手軽娯楽映画をつくり、ちっとも魅力を感じられない邦題をつけて公開し、こんな豪華な映画館でほんの数人の観客のために上映してくれて、そし>>続きを読む

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