ごじごじさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ごじごじ

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張り込みプラス(1993年製作の映画)

2.0

ソツなく作られたコメディ。ジーナのキャラが楽しい、それだけ。時間とお金を使ってまでの価値はない。一話当たりの時間を短くしてそれぞれのキャラ設定を細かくしてドラマシリーズにしてくれれば観る。

手のひらの幸せ(2009年製作の映画)

3.0

教育映画かと思うプロローグ、ひたすら実直で地味な登場人物、直視しづらいほど「ダサい」昭和の庶民生活の描写…そこへ突然、泣きがきてしまう。そんなつもりではなかったのに、容赦なく感情が動く。それこそ、冷め>>続きを読む

シャネル&ストラヴィンスキー(2009年製作の映画)

2.5

実在の人物を採り上げて、身勝手を爆発させた不倫を描くだけでも驚きな上に、情事のシーンもためらいなく描かれていて関係各位これでいいのかと心配に。ともあれ、裏切られた奥さんの描写がやりきれない。地味、耐え>>続きを読む

ラヴ・ハッピー(1949年製作の映画)

3.1

マルクス兄弟最後の作品。テイストはまんまマルクス兄弟、ストーリーはありがち喜劇。端役のMMとヴェラ・エレンのグラン・フェッテ・ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・トゥールナンも見所。詰め込まれたギャグのうち本>>続きを読む

一番美しく(1944年製作の映画)

4.5

うら若き女子工員たちを含む皆が、礼儀作法を身につけ正しく美しい日本語を話し年長者を敬い弱きものを支える。バレーボールの光景などで時折挿入される屈託のない笑顔からは青春の瑞々しさも。まさに美しい人々によ>>続きを読む

ACACIA-アカシア-(2008年製作の映画)

1.6

辻監督・猪木氏・持田香織さん登壇の完成披露試写会にて。映画はとにかく一貫して監督の自己愛。登壇のストレートロング姿は言わずもがな、挨拶は「海外の一流の知り合いが絶賛してる」、猪木氏には「俳優としての才>>続きを読む

力道山(2004年製作の映画)

2.5

予備知識なしにスクリーンで鑑賞。日本人でない人がここまでやってくれるんだ。昭和史を学ぶ意味でも観て損はない。

カントリー・ベアーズ(2002年製作の映画)

3.0

動物と人間が対等に接する世界が好きすぎるので期待大で鑑賞。人間の家族の中で自分だけ容姿が違うと出生について疑いを抱く子グマという設定だけで嬉しくなり、「芝が傷む」と注意するクマに素直に詫びる人間、など>>続きを読む

我輩はカモである(1933年製作の映画)

3.5

マルクス兄弟のやりすぎちゃった作品。既に名声を得ていた時期の作品だからか、観衆との了解事項を多く踏まえた上でのコメディになっているのでマルクス兄弟入門としては不向き。とは言え「偽の鏡」のオリジナルを見>>続きを読む

ミモザ館(1934年製作の映画)

2.5

息子が繰り返す愚行と女主人公の彼への盲目的な溺愛を描き、最後は誰も救われないで終了。フランス映画、昔から今ひとつ乗れないのだが、大人になった今なら何か感じられるかなと思い立って鑑賞。正直退屈だったけれ>>続きを読む

幸福なる種族(1944年製作の映画)

1.9

デヴィッド・リーン監督の処女作にして、彼の経歴で語られることのほぼない作品。皮肉めいたタイトルで、およそ盛り上がりのない家族の平坦な二十年の描写、しかしそれは二つの世界大戦の狭間の二十年であり、映画の>>続きを読む

パンダフルライフ(2008年製作の映画)

3.0

あの動かないパンダを撮って1本の映画にしたその労力と忍耐に感謝。ナレーションは語りのプロにお願いしたかったけれど。「一日の三分の一は食べて、三分の二は寝ている」て、いいなあ。最高の生き方。

34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.5

まだ人生の機微などまるで分かっていない幼い自分が、手話のシーンで号泣。物語の本筋は大して理解していなかったようで10年以上経過して見直したとき、既に観ていたことに気づいていなかった。見るうちに記憶の断>>続きを読む

黒蘭の女(1938年製作の映画)

2.5

黒蘭などどこにも出てこない、風と共に去りぬ白黒版。若くて美人、だけど性格は極めて高慢で愚かな女主人公がなんかいろいろする映画。観衆をイライラさせる傲慢なヒロインというのは珍しく、卓越した演技力の賜物だ>>続きを読む

アデル/ファラオと復活の秘薬(2010年製作の映画)

2.5

タダ券もらったので平日の昼間に鑑賞@ユナイテッドシネマ豊洲。考古学畑の強靭な女性が知力と運で開拓する重めの話、などと勝手な予想を立てて予備知識なしに鑑賞。全然違ってました。お気軽なコメディ。明るく軽く>>続きを読む

種まく旅人 〜みのりの茶〜(2011年製作の映画)

2.0

故塩屋俊監督及び主要キャスト登壇、中村中さんミニライブつき完成披露試写会@草月ホールにて。農林水産省による啓蒙映画で、観ているうちに小中学校時代に体育館で体操座りをして教育映画を観たときの感覚が蘇って>>続きを読む

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

2.5

一つ一つのシーンは悪くないけれど、つなぎ合わせると散漫として何の映画だったのか分からなくなってしまう。まあ、ファミリー・ツリーなんだろうけど。不倫・家庭不和・配偶者の死・遺産をめぐる一族などなどさらっ>>続きを読む

奥様は魔女(1942年製作の映画)

3.0

有名ドラマの元ネタではあるが内容は別物。色っぽすぎる美人魔女が、魔力を持ちながらその使い方がちょっとズレているのが可笑しい。ハリウッド映画ではあるがフランス人監督らしく女性の衣装は端役まで美しい。人間>>続きを読む

ブロークン・チェーン(1993年製作の映画)

2.0

正直言って退屈。歴史上の人物を実話ベースで描いたものに娯楽性など求めてはいけないのか。この作品きっかけでアメリカ史に興味を持つかなと予想したものの、その兆候なし。登場人物にこれといった魅力を感じられな>>続きを読む

コンクリート(2004年製作の映画)

1.0

悪食のつもりで。酷評されているのは知っていたので本編は本気で注力せず。しかし特典映像のメイキングが胸糞悪い。ろくでもない作品作ったことの言い訳と言い逃げ映像。

東への道(1920年製作の映画)

3.0

悲劇ではなくメロドラマということなので、遠慮なく俗っぽい気持ちで鑑賞。当時の大衆になりきって、銀幕の美男美女を愛で、ひたすらに俗物であることを極めるレノックスに怒り、典型的な思考で生きる型にはまった人>>続きを読む

厨房で逢いましょう(2006年製作の映画)

3.0

これは邦題が悪い。原題はEdenであり、主役は、というより主題はエデンというあの厄介な女性なのに「厨房で逢いましょう」というタイトルで観るこちらはシェフと料理を軸にした視界を持って映画に参加してしまう>>続きを読む

くじけないで(2013年製作の映画)

1.5

スニークプレビューにて。若干説明不足?唐突な展開が実話ベースゆえの不自然さなのか脚本が粗いのか。主人公の生涯を描きたいのか詩を味わいたいのか家族ドラマを見せたいのか。焦点がぼやけて心に残るものがない作>>続きを読む

リッチ・アンド・ストレンジ(1931年製作の映画)

3.0

なかなか入手できなかった作品をやっと鑑賞できた。映画そのものより、ヒッチの初期作品を観て彼への理解を深めたい、ヒッチらしさの萌芽を見てとり喜びたい、といった態度で臨んだほうがよいかな。

メーターの東京レース(2008年製作の映画)

2.5

spin-off。凝った映像と速い展開に、行間が読めていなう感覚に陥る。ファン向け映像に外野がおじゃましちゃったような感じか。

私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.7

古い映画に目覚めたきっかけはエスター・ウィリアムズだったので、この作品もほぼ彼女を追いながらの鑑賞。とは言え画面の隅から隅までの幸せと希望とオシャレ。野球のユニフォームも観客の女性のコスチュームもとに>>続きを読む

カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.5

基本的にシリーズものには厳しめの目で臨んでしまう上に、ピクサーなので多少のことではそうそう驚けないという、ある意味失礼な観客。ですが、まあやはり、巧すぎて何も言えないですわといったところ。

天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

3.6

Heaven can wait. たった3語で伝えること、与えてくれることが溢れ出ている。豊かな国の上流階級の美男美女のお話とは言え、そういった要素のまるで絡まない人間の愛すべき弱さも強さも全部肯定し>>続きを読む

カーズ2(2011年製作の映画)

3.0

カーズには感心ばかりで楽しさは覚えず、プレーンズでもうこれは相性の問題と諦め始め、プレーンズ2でいややはり内容次第だ観るまでは何も分からない‥いろいろ思いながらのカーズ2。ごちゃごちゃ考えることなく楽>>続きを読む

プレーンズ2 ファイアー&レスキュー(2014年製作の映画)

2.9

前作よりはよい出来で苦痛を感じることなく観られた。子供向けと割り切れば不満はない。ヒット作のスピンオフが酷い出来で、その後続編が作られレベルアップするという事実の、背景にむしろ興味が残る。

怒り(2016年製作の映画)

3.7

年々集中力がなくなり今ではむしろマイナスになっているために、映像を見続けるということは実は大変な労力を要することであり、見続けさせる映像を作ることというのはほぼ奇跡なんじゃないかとまで思うようになった>>続きを読む

プレーンズ(2013年製作の映画)

1.5

これはカーズのスタッフがカーズの成果を使いまわして雑な二番煎じを作ったというものか、それとも別チームが他人の成果を丸パクリして適当な二番煎じを作ったものなのか。どちらにしても技術は認めても心を感じられ>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

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設定に無理が多すぎて「いくらなんでも‥」と思いながらの鑑賞に。ネタ映画と思って臨んでいれば違ったようにも思う。高い技術と潤沢な予算と人を感動させるノウハウを持った人々がセオリー通りに作り上げた骨格に、>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.0

感心するばかりでワクワクドキドキのようなものが湧いてこないのがどうにも情けない。そんなにも童心失いましたか自分。でも感心はしているし、敬意も持った。文化的財産として素晴らしいものであり、立ち会えて嬉し>>続きを読む

モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.0

この世界におけるモンスターの定義が、おそらく人間界にとっての「異形の者」らしいんだけれど彼らの生きる世界では彼らがスタンダードであるはずなので、そこからもう設定が破綻しているように思えて集中できない。>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.3

先天性の短期記憶障害で、援助や保護を得られない世の中に生まれついた個体の話であり、水の描写だけで飽くことなく見続けられる美しい3Dアニメーションであり、baby Dollyの天井知らずの可愛らしさと室>>続きを読む