花俟良王さんの映画レビュー・感想・評価

花俟良王

花俟良王

観た新作を記録したくてシステムをよく理解せず始めました。2016年1月から。旧作は観ても書いてないと思われます。

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ダウンレンジ(2017年製作の映画)

4.0

凄く面白かった!

製作も兼ねる北村龍平監督のやりたいことがギッシリ詰まってて、かつ空回りしてないのがいい!

ワンシチュエーションなのにここまで景気良くグロくしてくれたのも嬉しい誤算!

華氏 119(2018年製作の映画)

3.5

中間選挙に間にあわせるために作られたのか、映画の構成としては歪だ。それでも見る価値は大いにあろう。

トランプとの対決はなく、なぜ、こんな風になってしまったか、未来はあるのか、という内容。

日本人と
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

これだけ緊張感を持続させ、息を詰めて物語を見守らせるのは大したものですよ。予告編のある種のミスリードも上手く作用していました。

少ないシーンでちゃんとグロを描いている作品は信用できます。

死霊院 世界で最も呪われた事件(2017年製作の映画)

3.0

『キングスマン』でロキシーを演じたソフィー・クックソンが、王道のオカルト展開の中、微妙なエロさを醸し出し熱演してました。


以上…。

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.5

ジャンル映画の快作程度の予備知識で観たらとんでもない。

広大な砂漠から室内への鮮やかな舞台移行含め、サバイバル&残酷描写を用いた緻密な脚本を用い、女性監督が「女」をイメージでしか語れない男性達・社会
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

我慢してたけど「We are the champions」で遂に涙腺決壊!ラミ・マレックよくやった!そしてブライアンがほぼ本人!!

大満足したけど、ブライアン・シンガー監督が途中降板せず最後まで関わ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

いい評判しか聞かずハードルを上げてたけど良かった。

演出、演技、ストーリー、撮影…、全てのバランスが調和されている。

痛烈な社会派だが、娯楽作としてもきちんと楽しめる。

ズシンときた。

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

4.5

ちょっと!凄い面白かった!!

『ヒート』を例に挙げるのは正しいと思うけど、脚本家上がりならではの展開の妙にも唸った。もう一度観たい。

残響・反射音フェチとしては同じくマンの『ブラックハット』以来の
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

4.0

賛否あるようだけど僕は面白く観た。

今回のオゾンは80年代のデ・パルマをも想起させるエゲツなさとケレン味でグイグイ引っ張ってくれた。

オゾンももう50歳、いやまだ50歳。引き出しをどんどん増やして
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

ようやく観れた。

特異な設定で繰り広げられる弱者と加担者のカルマに釘付け。人間怖いよ、ホント。

血みどろのホラーではあるけれど『あの頃〜』でも感じたギデンズ・コーの論理的な冷静さを感じた。きっと色
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.5

息がつまるこの時代、観るべき映画は数あれど、「必要な映画」はこれだろう。

オリジナルへの愛、そしてプログラムピクチャーへの愛はもちろん、揚げ足取りの現代人達へ中指を立てることも忘れない。

イメージ
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

4.0

確かに、展開もオチも、今や珍しいものではない。

では、ミステリーは常に新しくなければいけないのか?

そんなことはない。ミステリーの、その雰囲気を楽しませてくれれば元は取れるというものだ。

そうい
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.0

序盤こそ宣伝ビジュアルのような朗らかさが漂うが、楽しい話では全くない。

イスラムとヒンドゥーの対立が深まる英国占領下からのインド解放、そしてパキスタン建国、それに伴う多くの難民と死者。

インドを解
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黙ってピアノを弾いてくれ(2018年製作の映画)

4.0

まず日本公開してくれた事に感謝。題名も内容も素晴らしい。

こんな破天荒で正直な人生を見せられたらみんなチリー・ゴンザレスを好きになるよ。お騒がせラッパー時代があったからこそ『solo piano』が
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.5

そつなく楽しめる。

でもクライマックスの新郎の余興で、なんだか感動シーン的な演出をしていて、ここに来てくすぶっていた違和感が決定的になった。単純に好みの問題。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

コメディとして割り切ってみたので面白く観た。移民問題も絡め、都市生活者の欺瞞を炙り出す。

そして少し引いた視点で観ていると、改めてこの監督の美意識に感心する。人の配置は計算され尽くし、何度もリハーサ
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

3.5

マーティンは重要な役だけど調査する人じゃなかった!!

このまま話が羅列するだけではちょっとなー、と思っていたら、ちゃんと盛り上げてくれるので安心してください。

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

4.0

ギャレス・エヴァンス、『V/H/S ネクストレベル』の一編に続くカルト潜入モノ。よほどこの手の題材が好きなんだろうな。らしさ全開で堪能したよ!

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.5

分かっちゃいるけどグッときましたよ。

そうそう、このベタさね。キャストも良く、齋藤飛鳥のマドンナ感は培ってきたものが発揮されさすがです。

オリジナルにかなり忠実で好感を持ったけど、逆に少し気を遣い
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.5

期待以上!よかった!さすが「マグ7」を監督した男フークア!優しさと正義感がにじみ出てた。

奇をてらわず丁寧に描く姿勢にも好感が持てた。対決と共に嵐が来るとかいいじゃないですか。随所に分かりやすいテレ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

キムタクの佐藤浩市化が頼もしいし、ニノの迫力が凄すぎて脳が対処できなくて声出して笑った。原田監督ならではのモブシーンの作り込みに毎度感心した。

序盤、これは傑作になるのではと思ったけど、キムタクの祖
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

「プーさん一般お願いします」と言った後、プーさんというタイトルではないことを思い出した。

たたずまいだけで泣けた。つぶらな瞳でさらに泣いた。

バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.5

バンクシーの挑発を躍動感たっぷりに追った『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』と違い、ベツレヘムの壁に書かれた絵(メッセージ)を切り取り、高級ビジネス商品に貶める世界構造を描く。

まあ、人の数だけ正論は
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

たまたま子供と観ました。完全児童向けと割り切って。

確かに児童向けではあるんですが、これがね、泣きましたね。満席場内の保護者全員泣いてましたね。

ダイジェスト的な駆け足感は否めないけど健全であざと
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.0

ヨハン・ヨハンソンの暴力的なスコアが貼り付く赤色の狂気の世界で金縛りになった。この酩酊感にハマれるか否かで評価は分かれるかもしれない。

しかし、省エネ演技が続いていたニコケイがここに来てようやく面倒
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クリミナル・タウン(2017年製作の映画)

3.5

サスペンスやスリラーとしては今ひとつだったけど、青春映画として面白く観ましたよ。

作り手側のこだわりも何となく伝わってきて、個性的な作家の短編を読んでいるような感覚でした。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.5

好みは分かれそうだが素晴らしい。

スタンダードサイズの画面、幽霊サイド寄り、そして低予算風長回し、などとくると『私はゴースト』のような感じなのかと高を括る。

しかし前半とも言えるシークエンスが終了
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

4.0

イラク国民を救うはずだった国連プログラムに群がった政治家や企業を糾弾する力作。

そして15年前なら実際ニュースを目にしていたはずなのに何も覚えていない無関心の怖さ。重ね重ね映画は知るきっかけを与えて
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.0

面白かった。いつの時代にも当てはまる権力者たちの利権と保身にまみれたドタバタ。よくぞ作ってくれました。

今の日本でこれだけの骨太な映画が作れるだろうか。作って欲しい。そんな気にもさせられる英国産のド
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

4.0

孤独な男たちの葛藤に胸が締め付けられた。

巧妙な時間軸の構成で2人の内面に迫り、腰を据えた正攻法で描くクライマックスは『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』とまた一味違う興奮。

宣伝に偽りなしの「魂の共
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テルマ(2017年製作の映画)

4.0

チラシだけ見て『マーターズ』みたいな話かと思ったけど違いますから。

青春の痛みと大人への成長を、北欧の凛とした空気の中に描いた見応えあるサイキックホラー。

定番とも言えるシークエンスを、ヨアキム・
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

4.0

監督のセンスが随所に光り、期待を裏切らない堂々のブラックコメディ。

ニコケイはハッスルしてるけど「演技派」か「省エネ」かで言ったら、熱量マックスの「省エネ」か(けなしてない!)。

毎回キレるのを楽
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

4.0

いや、この手の映画としてはかなり良作ではないでしょうか!

ラストのスペクタクルもあそこまで見せてくれるとは思わなかった。

新たなアクションキャラクター、そしてアクションスターの誕生!と言って過言で
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

死の淵を彷徨うぽっちゃりホアキンを堪能。

リン・ラムジー監督には本格的なホラーを撮って欲しい。ラスト、乗り込んだ屋敷の演出を見て強く思った。

ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)

4.0

絶滅収容所はアウシュヴィッツだけではない。様々な言語が飛び交うソビボル、カオスの中での脱出劇。

地獄の日々、将校達を一人ずつ呼び出して殺す彼らを誰が責められるのか。

エンドロール前に語られる少年の
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.5

胸が熱くなった。

レバノンや内戦、パレスチナ難民のことは観てから知ることもできる。

映画はいつもきっかけを与えてくれる。普遍的なこと、とても大切なことは誰にでも届くはず。

映画としての完成度も非
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