花俟良王さんの映画レビュー・感想・評価

花俟良王

花俟良王

観た新作を記録したくてシステムをよく理解せず始めました。2016年1月から。旧作は観ても書いてないと思われます。

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クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

4.0

ウィリアム・デフォーのナレーションとリッチな音楽で描く、荘厳な山とそこに魅せられる人々。

ドローンやゴープロなどで繰り出される凄い映像は絶対スクリーン向き!崖っぷち自転車疾走とか、ムササビルックでの
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友罪(2017年製作の映画)

4.0

辛いが、力作だと思う。キャストは瀬々組とも言える豪華な顔ぶれ。『64』に引き続き、素晴らしい演技を見せる瑛太を観るだけでも時間とお金の元は取れると思う。

ただ、瀬々監督はあの素晴らしい『64』2部作
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.0

現代ものを撮った時のリドリー・スコットが好きだ。その作家性が際立つから。

今回はサスペンスの醍醐味ではなく、一筋縄ではいかない人間ドラマとして、見事に描いていた。

近年の相棒、ダリウス・ウォルスキ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

ジェシカ・チャステインの新たな代表作だろう。

優れた脚本を最良の形で具現化した編集がまた素晴らしい。

間違っても「女神の見えざる手 2」とか作ってくれるなよ。

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

『新感染』以降の日本で、一番求められているであろう雰囲気のマ兄貴を存分に味わえる快作!

ムチムチパンパンの腕から放たれる張り手は刃よりも強い。ぶっきらぼうで強面だが人情派。でも殺しをためらわない敵は
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.0

原作は知らなかったけど問題なく楽しめた。

後ろの男子も思わず「うわー」と言ってた景気のいいスラッシャー描写が満載でワクワクしたけど、かなり原作に忠実だったと知って感心した。

そういう配慮が作品をダ
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.0

対決という意味ではあまりに明白な白黒だけど、そういう映画ではないだろう。

人としての信念、裁判に携わる人間としての矜持などに触れる映画として面白かった。

米国人から見た英国式裁判、という描き方が敷
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.5

見逃さないで良かった。

95年、停戦後、バルカン半島危険地帯の援助活動家たちの「パーフェクトデイ」。

辛い現実をユーモアで切り抜けるあの感覚は見習いたいよ。

手が届かない理想に対してもがく彼らと
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

やっと観た。もちろんアカデミー賞取ってるのも知って観た。だから期待値がどんどんあがっていたと思う。

で、そこまでハマらなかったというのが正直なところ。

それでもギレルモの愛は伝わる。サリー・ホーキ
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

いや、まあ、色々言いたいことはあります。

でもね、こういう映画見て、遺跡の床から槍みたいのが飛び出したり、床そのものが抜けたり、向こうから針だらけの棒がグルグル回ってきたりするだけで許せてしまうんで
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.5

こんなに素晴らしい「遺作」があるだろうか?

トム・スケリットと並んで話すとか胸熱だけど、ハリー・ディーンを知らなくても何の問題もない。

誰にでもくる死と向き合う普遍的な話。

ラッキーの過去の多く
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.0

臼田あさ美、よくやった。とてもダメで愛おしい。

抑えた演技の本作と、ハイテンションの『ポンチョに夜明けの風はらませて』を観たら太賀を好きにならずにいられない。

オダジョーの軽薄さは痛快でさえある。
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0

面白かったなー。

俳優の動きを油絵にして再現する試みはまるで絵の中に連れて行かれるよう。

ゴッホ界隈のことを数ミリしかしらないので単純に謎解きサスペンスとしても楽しめたし、有名なガシェ医師のあのポ
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

現段階での柄本佑の代表作で間違いない。

他の監督ならもっとテンション上げたと思うけど、決してアッパーにならない独特の冨永節が心地いい。時代を物語る、小道具と衣裳、メイク、いずれも素晴らしい。

映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.5

タイトルがシンプルでいい。

別に無理して泣かせなくてもいいんじゃないかな、と思った。

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.5

正直前半はダレた。

それでも今回は全員に共通する青春の区切りがあるので、下の句ではできなかった感情移入ができた。キャラもみんな息を吹き返したよう。

マツゲ君がようやく最高潮に輝いたのも嬉しいな。

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

意地悪なハネケが帰ってきた!

でもあからさまなエグさはなく、静かに無関心とディスコミュニケーションの暴力が沸騰してる。

難解ではないけど、画面とシーンを読み解く楽しさは健在。

SNSのリアルを探
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

面白かった!

青春を押した日本版ビジュアルもいいけど、中盤までのギリシャ神話のような恋のパズルはフランス映画の香りすら。

終盤の展開にも泣かされたし、ウェブ監督、語り部としてメキメキ腕を上げてます
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.0

やはり面白かった。

人種の壁と恋人の昏睡を、暗くせずに軽やかに描いた良質なコメディ。

アメリカではウーバーのせいでタクシーが減ったというが、なるほど、リアルに理解できるシーンがいくつもありました。

最低。(2017年製作の映画)

4.0

なんだかんだで女性たちを応援する話なのかな、と勝手に想像していたら、もっともっと深みのある話だった。すみませんでした。

瀬々監督とスタッフによる行き届いた画面の中、女優陣の熱演が空回りせず作品にどん
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

4.0

【悲報 リーアム・ニーソン電車に乗る】と誰もが思うリーアム&セラ最新作。クラシカルな題材ながら予想を上回る面白さ。

車内を縦横無尽に動き回るカメラが凄い。1対1の素手・銃・斧・ギターでの乱闘→頭で窓
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ポンチョに夜明けの風はらませて(2017年製作の映画)

4.0

期待通りの青春映画で嬉しい。

こういう映画は定期的に作られてほしい。

大人は青春を忘れてしまいがちだから。

ラストが上手い。あの一分間で多くのことを語っている。

忘れらんねえよ、の主題歌が胸に
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ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

4.0

とってもチャーミングな快作。

戦時下、ウィスキーの配給が途絶えて意気消沈のウィスキー大好き島民の目前で、ウィスキーめちゃくちゃ積んでる船が座礁!(笑)という切羽詰まった騒動記。

酒のために軍人相手
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

ちょっと期待しすぎたかな。

マーヴェルとか、人種問題とか、映画史的な位置付けとかは置いておいて、単純に主人公の魅力が僕には届かなかった。

アクションシーンの見せ方も上手とは言えないと思う。

おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

4.0

生きることは死ぬこと。

岩松了と光石研が強靭かつ軽やかな柱となってキャスト全員の演技を堪能させてくれた。ヨギーの曲も違和感なく盛り上げてくれる。

ダイナミックな興奮は訪れないが、岸井ゆきのの雰囲気
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.5

ほらほら凄いでしょ、というアクションは確かに凄い。

でも肝心のドラマがダメでした。残念。

(2014年製作の映画)

3.5

志は高いと思うし、前半は引き込まれた。

後半からは好みが分かれるかと思う。別に事実を解明しなくても全然いいのだけど、記者の設定と一本調子の雄叫びに徐々にノレなくなってしまった。

不能犯(2018年製作の映画)

3.5

原作は未見だけど、色々なエピソードが入っているんだろうな、と脚本化の苦労が伺えた。話が分散されてぼんやりした印象を持ったのも正直なところだが、松坂桃李はその中で立派な柱となった。

ライトユーザーを意
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鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)

4.0

ボスニアの地下300mの炭鉱の観察系ドキュメンタリー。

自らのヘッドライトだけが頼りの闇の中での作業。僕なんかは発狂しそうだが彼らは仕事として淡々とこなしていく。

闇にカメラを向けるという発想が面
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.5

素晴らしかった。

色々と本当に素晴らしい。

アメリカでは作れない懐の深さに泣いた。

かぞくへ(2016年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画が不意に訪れた。

エキストラや小道具一つに至る隅々まで行き届いたシネスコ画面の中で、不器用な男を軸に描かれる現代の家族観。

松浦慎一郎・梅田誠弘の圧倒的な演技、それを引き出した春本雄
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獣道(2017年製作の映画)

3.5

このポスタービジュアルに尻込みして見逃していたがようやく観ました。

徹底したコメディかと思いきや、ビターな青春群像劇の力作。

吉村界人が脇で一際異彩を放っている。

トリガール!(2017年製作の映画)

3.5

テンプレそのものの映画だけど、だからこそきちんと楽しめる。

恋を否定するのが良かった。

ナダルがいいアクセント(笑)

RE:BORN(2015年製作の映画)

4.0

ようやく観た!期待通り、いやそれ以上の高度なアクション!素晴らしい!

撮影・編集などもしっかりカバーして、戦術戦技の迫力を画に焼き付けている。

観た後ぜったい肩甲骨グリグリってやりたくなる!!

狂覗(2017年製作の映画)

4.0

やっと観れた。

体育の授業中、教師たちの秘密の荷物検査から始まる地獄のスパイラル。

常に緊張を強いられる優れたシチュエーションサスペンス。監督自身による複雑な編集も時間の経過を忘れさせてくれた。
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