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保険調査員の主人公が、失踪したホラー作家の足取りを追っているうちに、そのホラー作家の作品世界に迷い込んでしまうという、不条理メタフィクションホラー。筒井康隆作品なんかが好きな人は好きかもしれぬ。
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※ほぼエッセイ。参考になりません。
いつも思うけど、この世に純粋な悪なんて存在しないんだよな。犯罪に手を染める人のほとんどは貧困とか悲惨な家庭環境とか、脳の異常とか、その人自身ではコントロール出来>>続きを読む
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なんじゃこれ…。
一応、世界中の奇習や残酷な風習を「リアルな姿のまま」カメラに収めたドキュメンタリーという体になっているが…もちろんヤラセ込みでしょうね。どこまでがリアルなのか…。
なんか進撃の>>続きを読む
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貧乏人を騙して金を巻き上げるという、最低な詐欺師三人組の話。その中で最年長のおっさんがある日突然良心に目覚めるが…
「正直ものはバカを見る」とはよく言われるし、それはある意味では正しいんだけど、や>>続きを読む
ある日、気の弱そうな高校生男子が数学の参考書を片手に自殺する。受験戦争の雰囲気に精神を追い込まれたのだ。しかし学校では一通りのお悔やみがなされた後、何事も無かったかのように生徒たちを受験に駆り出そう>>続きを読む
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「原爆の父」、そして「世界の破壊者」オッペンハイマーの伝記的映画。
約3時間の長尺ながらもストーリーはテンポ良く進み、個人的にはその長さを感じなかった。ただそのテンポが早すぎて、物語の大部分を占め>>続きを読む
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バカみてぇな映画だ。でもそのバカの一皮を剥けばある種の厳粛さ、真理なんかが仄見える。[※なんか勘違いしているレビューが散見されるから一応言っておくと、原作を含め、この作品は決して「最善説」が完全に正>>続きを読む
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1962年、当時すでにベテラン映画監督だったヒッチコックに、新鋭の映画監督トリュフォーがその創作論、作品論についてインタビューをする。その内容はのちに映画業界のバイブル「映画術」として結晶し、後続の>>続きを読む
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ウディアレンの自伝的映画。ラジオに夢中になった少年時代のウディアレン、どういう仕事をしているのかいまいち分からない父、いつもロクでもない男と恋に落ちる叔母、そんなウディアレン一家に家の電話を盗聴され>>続きを読む
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おバカな女性2人が標高約600mの高い塔のてっぺんに登ったはいいものの、梯子がぶっ壊れちゃって降りられなくなる話。
高所恐怖症の人なら見るだけで手汗が止まらなくなって大変だろうが、逆にそういう人こ>>続きを読む
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自らが釈放されるための取引として銀行強盗を実行するも、些細なミスから色んな奴に追いかけられるようになった主人公、とそのパートナーとの逃避行。登場人物たちの原動力が基本的にマネー、セックス、バイオレン>>続きを読む
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怪しげな精神科医とそのクリニックを利用する家族に起こる怪事件。
なんかこの手の映画にしては風呂敷を広げるのが遅すぎるかな。実は精神科医は悪い奴じゃ無く、事件を起こした凶暴な子どもの正体は母親の怒り>>続きを読む
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有名すぎて言うまでもないが、ロリコンという言葉の元ネタとなったナボコフの小説をキューブリックが映画化したやつ。…個人的にもっとキューブリックらしさ…と言うと、圧倒的なビジュアルのインパクトで特殊な異>>続きを読む
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大きなイチモツ一本を武器に、ポルノ業界での成り上がりを目指す青年、その青年をスカウトしたポルノ映画監督、とその仲間たちやらの栄光と没落を描く群像劇。
ストーリーに関しては、少し冗長かなと感じだが、>>続きを読む
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母親は突然病気で亡くなり、父親は仕事で出張する事になったので、親戚の家に預けられる主人公。その家の長男をよく見ると、なんとあの「ホームアローン」で有名なマコーレーカルキンではないか。…しかし、ちょっ>>続きを読む
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終わってみれば、少年が色んな恐怖に立ち向かい成長を果たす青春映画なんだけど、それまでは終始不穏な空気が漂う変なホラー映画という感じだった。特に序盤の穴を除くシーンやその穴に入って得体の知れない「何か>>続きを読む
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ただの子ども向けメルヘンなのかと思いきや、いきなり厳しい現実を突きつけてくるという、ほぼリアル鹿ドキュメンタリー。
そこには出会いと別れがあり、鹿同士の争いがあり、人間による狩猟や土地の開発などで>>続きを読む
作り話が大好きな父親と、そんな父親の「本当の」話を聞いて真剣に話し合いたい息子との物語。
ティムバートンに関しては、幻想的な世界観や演出、そして少々センチメンタルな要素を許せるかどうかで評価が分か>>続きを読む
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スピルバーグの劇場デビュー作。タイトルからすると「激突!」の続編という事で、いつ運転手の顔を隠した大型トレーラーが参戦してくるのかなと思ってたけれど結局現れず。どうやらこれはタイトル(邦題)詐欺で、>>続きを読む
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序盤のシーンから組織のアジトに辿り着くまでは良かったけど…どうしてもそこからの中弛みが我慢ならなかった。こんなにダラダラ喋ったり(話の内容も特に面白くない)メロドラマみたいな展開があるとは。
もち>>続きを読む
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タイトルがかっこいい…けど内容は、パーティーに集まったブルジョワたちがどういうわけか一つの部屋から出られなくなるというだけの話。タイトルから連想されるほどの殺伐とした展開や演出があるわけではなかった>>続きを読む
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これは…色々とすごかった。実験的な手法と古典的なストーリーの融合…、まるで「パプリカ」と「クレヨンしんちゃん」を足して2で割らなかったものをデイヴィッドリンチに食べさせて、そのままLSDをぶち込んだ>>続きを読む
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ロバートデニーロ扮する頭のおかしい野球ファン(しかもナイフマスター)と、そいつに応援されている不調気味のメジャーリーガーの運命が衝突する。
なんか割と平均スコアは低いけど、個人的には野球を知ってい>>続きを読む
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会話のテンポやシュールな間の使い方、世界観がやたらと面白いソ連のSF映画。序盤の掴みとか完璧だろ。
「なんか自分の事を異星人だと言う変なおじさんがいるんですけど」「俺に言わないで通報しろよ」「いや>>続きを読む
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交通事故で妻と娘を失った作曲家が、心機一転、前を向いて生きていくために郊外の古びた館に引っ越すのだが、そこは怪奇現象が頻発する幽霊屋敷で…。
自分なら有無を言わずに速攻で引っ越すだろうが、メンタル>>続きを読む
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学校中で大人気のイケメン教師が、ある女子生徒を自宅でレイプしたかどで告訴される。その事件の真相をめぐって事態は二転三転していくのだが…。
芸能人やらのスキャンダルが相次ぐ中見ると、なかなかタイムリ>>続きを読む
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あんまり見た事ない、ナレーションでのキャスト、スタッフ紹介の後、いきなり真っ赤なケツ見せ。そこから脚本家とその妻との間にちょっとしたきっかけで起こった夫婦喧嘩が90分近く続く…。ほとんどの時間が理由>>続きを読む
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巨大で異質な舞台装置、豊満な身体の女性たち、乱痴気騒ぎのカーニバル、そして祭りの後の寂しさ、虚しさ…フェリーニらしさ全開の映画という感じだった。
享楽的で刹那的な現実逃避の生活はいずれ限界が来るし>>続きを読む
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色彩豊かな風景描写で静謐な雰囲気を作り出すとともに、イマジネーションが頭の中から直接飛び出たような、幻想的でフェリーニ的な映像表現が加わっていて素晴らしかった。宮崎駿監督の永遠のモティーフである、「>>続きを読む
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いやぁ…直球火の玉ストレートな青春映画で、年甲斐もなくキュンキュンしてしまったんですが…、なんでしょう、自分自身の無味乾燥な青春と比べた途端に胸いっぱいに広がるこの寂しさ、虚しさ、そこはかとない嫉妬>>続きを読む
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幻想的な世界観に、オデュッセイアのような古典的ストーリー展開…そこに女性への抑圧や貧困、暴力による支配など、現代社会における問題や「悪」をふんだんに盛り込んだ作品。想像していたよりも主義主張は分かり>>続きを読む
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色々と要領が悪く、職場でも舐められているようなダメ男が主人公。ある日、孤独な自分への慰めとして飼育していたネズミたちに対して特別な訓練を施し、恨みのある社長のホームパーティーを襲撃するのだが…。
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とある娼婦の生活にドキュメンタリータッチで密着し、それと同時に消費社会やベトナム戦争への批判を多分に含ませるという、ゴダールのエッセイ風映画。やっぱり色彩感覚と演出のユニークさが飛び抜けてんなぁとい>>続きを読む
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「エクソシスト」と並ぶ、ホラー映画の金字塔的存在。悪魔の数字として有名な、「666」が重なる時刻に犬から生まれたダミアン君が、たまたま同じタイミングで死産してしまった子どもの代わりに養子として引き取>>続きを読む
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ウディアレン監督のロマンチックなファンタジー映画。パッとしない脚本家兼小説家の主人公が、真夜中の街を走る謎の車に乗って、1920年代の芸術最盛期、所謂「黄金時代」のパリへとタイムスリップする。そこに>>続きを読む
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やっと見た。作画もストーリーも安定のクオリティ。やっぱり新海誠作品の空と水の描写はずば抜けてんなぁという感じ。あと一瞬しか映らないシーンだけど、おじさんがカラオケでマイク持つ時に小指を立ててるのも細>>続きを読む