ごさんの映画レビュー・感想・評価

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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.3

人の良心のあり方を、生々しく見せつけてくる作品

正直(そこが良さでもあるのだが)終始会話劇として進んでいくので、派手なアクションだったりが見たい人にはあまりお勧めできないのだが、最後のシーンは圧巻だ
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DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.2

今見ると画面やファッションや小物の平成感がすごい

そして、あんだけかっこいい!最高!と思っていたLと月も、なんというか映画の放映時間が限られている中で必死に原作の名シーンを回収しようとドタバタしてる
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

僕の好きなバタフライエフェクトもの

ただ、あくまで同じ時間をループし続けるので、時空改変の面白さを感じられるのは最後のみとなっている
なおかつ、僕の理解力が乏しいゆえなのだが、あれだけパラレルワール
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.1

最後のどんでん返し以外はまじで薄い映画である

主人公が自分の能力に目覚めていく過程は面白いと言えば面白いのだが、その過程があまりにも平凡なのと、目覚めた理由や、それを用いた爽快な事件解決が一切ないた
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シャークネード(2013年製作の映画)

3.1

久しぶりのサークルOB合宿で鑑賞
サメ映画大好きな後輩がすごく嬉しそうに副音声をやりながら放映してくれた
その様子が1番素敵であった(内容はまあサメ映画なので…という感じだが、その後輩はさすがで、ツッ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.4

勘違い日本映画ではあるが、監督の日本映画愛が殺陣のシーンやら起用する役者たちの立ち位置や、いろんなところで感じられて面白かった

勘違い日本映画は、ブレードランナー然りブレットトレイン然りサイバーパン
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.7

アメリカの辺境の砂漠での心温まる物語

バクダットカフェを舞台に話がひたすら繰り広げられるので絵的には退屈してしまいそうだが、カメラ割りや映像の色味など、飽きない工夫が施されている

何よりラストの方
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

とにかくカットと絵が素晴らしい

実は内容や時代背景は非常に陰鬱なものなのだが、絵のポップさとコメディ展開が絶妙にマッチしてこの作品の世界観を作り出している

この映画の冒頭シーンからは作品がコメディ
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.8

スティーブンスピルバーグの贈るSF超大作として有名なこの映画

純粋なSF映画としても、主人公の統合失調症に向き合う家族の物語としても楽しめるが、この映画の真髄は(主人公たちがそうして洗脳されていった
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.5

女性の書き方や現地人の書き方、何より簡単にナチスをネタにしちゃうあたりは、さすが1980年代!危ういぜ!という感じなのだが、やはり様々な冒険活劇のオマージュとなったアクションシーンや音楽は最強

あま
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

Taboo1と志人の「禁断の惑星」のPVより興味が出て鑑賞

結構短いのでサクッと見られるだろうと思いきや、内容はまるで熱でうなされている時に見る悪夢のように不条理かつ不思議な世界観で、その世界観を咀
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

わかりやすくかつ明快なストーリーながら、なかなかない場面設定ゆえに既視感なく鑑賞することができた

映画に必要な、笑い、愛、勝利をうまい具合に詰め込んでおり、誰にでもおすすめできる映画

__

クラ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

自分が昭和特撮をしっかりリアルタイムで追っていないからそう思うだけかもしれないけれど、僕は正直庵野監督作品とはあまり馬が合わないのかもしれない…


シンゴジラはまだ震災というテーマを描くというお題目
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ禁止の雰囲気なので、箇条書きで

・階段を登って辿りつくのは、世界に辟易としたおっさんの作り出した、墓石で積み上げた理想郷。
・理想は悪意によって成し遂げられ、犠牲を伴う。それは僕らの世界とな
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年製作の映画)

2.4

声優陣の実力不足や、謎の胸強調描写や、メリハリのないストーリーや、とにかくワンピースというガワを使ってればなんでもええんちゃう?という製作陣の甘い考えが透けて見える映画でした

ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

認知症になると世界はこうなってしまう!ということを、非常に綿密に映像化した作品

正直最初は何かSFものなのかと思って鑑賞していたが、最後の最後まで世界が自分の認識と噛み合わないやるせなさを噛み締めな
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.4

レディバードというアメリカのお転婆女子高生の青春劇

貧困問題であったり、性の問題であったり、サクラメントという土地柄であったり、いろんなリアルに直面しながら健気に生きる女の子の話である

あまり「普
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.8

YouTube世代にはたまらない、B級ホラーとゲームのRTAを組み合わせた低予算作品

カメラを止めるなみたいな低予算だからこその良いチープさや工夫が随所に表れている

何よりきさらぎ駅というかつての
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ビースト(2022年製作の映画)

3.0

マジで可もなく不可もなしの映画だった
こんなに乾燥の見当たらない映画は久々かもしれない

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

僕らの思うジャパンを詰め込んだらこんなんできたよ!な、ブラピ主演のアクション映画

___

このSF世界観に突然日本が紛れ込んでくるあたりで、なぜかふとブレードランナーを思い出すなどしたが、今作はそ
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

平安時代で、ロックフェスやりたい!
なんか猿楽とまぜてやってみっか!

みたいな欲望がそのまま吹き出した映画

__

発想自体は面白いし、なんなら序盤はそれがバッチリハマっててとてもかっこいいのだが
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

ジョーダンピール監督が送る長編第三作

ゲットアウトやアスが非常に面白かったので楽しみにしながら鑑賞

___

今作は見られる、という概念にスポットを当てた作品となっている

実際作品の至る所に、「
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

叙述トリック!僕叙述トリック大好き!!

___

レバノン内戦が作品の元ネタになっていることは明白なので、予め調べておくことをお勧めする

謎の突然死を遂げた母親の遺言を元に探検し、衝撃の事実に辿り
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.3

実話ベースなので、結構ぬるぬる進むし、キャラがあまり掘り下げられない

局長主人公っぽい感じで現れたと思ったらあまり出てこないし、変人と言われる人が意外と常識人ばかりであったのは仕方ないとはいえ少し味
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.1

ダンス以外に興味なしの天才ダンサー(井の中の蛙)トラボルタが、ダンスに熱中して足を洗う話

__

家族は神父となった兄を溺愛しており、なんだかんだトニーも十字架のネックレスを肌身離さず持っている(兄
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.9

ドラッグまみれのわけわからん映画

実際には、アメリカにおけるカウンターカルチャーとしてドラッグ文化が取り入れられたその後の話として、ほんの少しの哀愁と共に絶望を描写した映画になっているが、その辺を上
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

3.0

たまたま元になった事件のWikipediaを読んでいたら、この映画を知ったため鑑賞

ぶっちゃけ悪い人がマッチョイズムに絆されて本当に悪い人になるだけの話なので、あまり面白味はない

アルゴ(2012年製作の映画)

3.3

グレートでヒロイックなアメリカを、アメリカが描いていると言うことに、どうしても違和感を感じてしまう

イラン人たちの字幕がなかったりするのも、まさに西欧諸国の彼らへの目線の表れと思うし(現地で怯える人
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.9

「ラージは木じゃなく、パンでしょうがぁぁ!!(バチーン)」
同音異義語のオンパレードである日本語や中国語では非常に汎用性の高くなるであろう名言を生み出した大尉さんに敬意を表したい

___

設定だけ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.6

子どもに是非勧めたくない!ショッキングな映像を撮りまくるサイコパスパパラッチのお話

__

ジェイクギレンホールが出てくるとのことで鑑賞

いい絵のためなら手段を選ばない主人公が成り上がっていく様を
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

子どもを健やかに育てたい!
そんな親御さんに是非おすすめしたいランキング一位の、心の健康第一アホアホハッピーミュージカル

__

僕は基本的にかっこつけなので、アホアホハッピーミュージカルは好きくな
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨークを舞台にした、老若男女が楽しめる幽体離脱物語

どんな人にでも勧めることができる勧善懲悪映画ながら、しっかり僕みたいなひねくれ者でも楽しめるように伏線がこまめに貼られているのがよかった
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

アイルランドオタクとしては見なければいけないという使命感で視聴

北アイルランドにおけるプロテスタントとカトリックの衝突が描かれるが、本質はそこに生きる何でもない家族の話である(舞台がこの時代のベルフ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

ホモソーシャルとギャングエイジに満ち満ちた、一人の純粋無垢な少年の物語

__

抑圧的な兄の影響でストリートカルチャーに憧れた少年が、どんどん悪いことに手を出す様子が非常にリアルで、いい子ちゃん代表
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

クリストファーノーランには珍しく、史実を元にした映画になっている

彼の本物志向の映像表現と、陸海空でそれぞれ必死にもがく戦地の人々の様子が、非常にマッチしている
___

実際にあった戦争を題材にし
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

2.5

お遊戯会と見紛うほどの稚拙な設定と台本、雑などんでんがえしで取り繕った、とてもトリックとはいえない騙し合いの連続(どう考えてもやる必要のない回りくどい誘導ばかり)で、公衆の面前でお子様ランチを食べてい>>続きを読む

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