ごりぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

4.0

 父親からの遺言がトラウマになり、見た目ばかりで女性を選んでいたジャック・ブラック演ずる男が、エレベーターの中でセラピストに出逢い、「心の美しさ」が観えるようになったことで、グゥイネス・パルトロー演ず>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

原題「ラスト・デュエル」
 まず、愛や正義というものよりも、名誉やら生活やらが最優先の時代という感覚。
 疫病のために領民を失い、税金を払うために戦争したり結婚したり。
 フランスという国内だけでも“
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96時間(2008年製作の映画)

4.5

 リーアム・ニーソン主演の実は強いパパの元祖作品を改めて観た。
 元国の仕事をして国にとって悪い奴をやっつけてたリーアムパパ。
 もう、素行や言動は完全に裏社会の人。
 妻が尊敬してないのは、いかに結
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

 女優さんも可愛いし、確かに泣けるエピソードなんだろうけれど、泣けなかった。
まぁ、「自宅で観てた」ってこともあったのかな。
 恋人・夫婦・姉妹・親子というそれぞれの関係から泣かせにくる映画。
 過去
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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

4.1

 トム・ベレンジャーの山猫シリーズも8作目。すでに、世代交代を見せてベケットの息子を中心に話が進んでいく。この辺りのキャラ設定は池波正太郎の「剣客商売」のような雰囲気もある。
 今回、息子が罠にハマっ
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.2

ランボーシリーズ最終章。
 過去の記憶や後悔と闘いながらも、平穏な農場生活を送る老ランボー。
 家政婦の孫を、実の娘のように見守るも、糞実父に会うためにメキシコへ飛び出してしまう。
 と、ここまでの流
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.5

 当時、このニュースを知っていた人が何人いるだろうか。
 このドキュメンタリーを観て、今のウクライナの現状を観ると、全く価値観が変わってくる。
 ウクライナでも新ロシア派という人々がロシアに肩入れする
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.4

 嫁の誕生日なので、嫁のリクエストに応えて、ホラーを観ることに。
 オープニングから、怖いヤツ“ダイアナ”登場。光が苦手なため、暗闇に影だけ見えるというヤツ。
 ただ、この時点で恐怖指数は下がっている
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蜩ノ記(2013年製作の映画)

3.9

 10年の刑期の後の切腹という、理不尽な運命を受け容れる侍の物語。
 この「切腹」という行為に、生理的に嫌悪する人も多いだろうとは思う。
 ただ、余命宣告を受けた人が、自身の人生と向き合いながら、終身
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【ダイジンとは何者なのか】
 物語の牽引役となるネコの姿をした要石“ダイジン”。ソウタが要石となる運命を辿ったことを考えると、元は人間だった可能性はある。しかも、スナックのシーンでは、周りの人には人間
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鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成(2022年製作の映画)

2.9

【だから長い!って!】
本当に残念な作品だと思う。良いシーンや魅せ場はたくさんある。だけど、長い。
漫画の連載なら良いだろうが。
【マーベルかよ⁉︎】
ディーン・フジオカさんが演じるマスタングが、親友
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鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー(2022年製作の映画)

3.3

 原作ファンの否定的な評価があることは知っていたが、「それほど酷い作品」ではなかった。
 ただ、原作を知らない人からするとダラダラしたシーンが多い。漫画だからこそ必要なコマと、映画では不要なシーンはあ
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ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

4.1

ボニー&クライドをアンチヒーローとして描く映画は多かったが、その反対のハイウェイマン(交通警察)の立場から描かれた追跡劇。主役二人はもう初老である。でも渋くカッコいいバディムービーであり、ウェスタンの>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

 成田凌演じる塾講師、15分で共感した。といっても数学が好きなわけではなく、「質問に質問で返す」ってヤツ。あと、一人だけで笑うとか。
 そんな、世の中の“普通”に馴染めない二人の物語。“ラブストーリー
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LOU ルー(2022年製作の映画)

3.7

主演のおばさんアリソン・ジャネイ、あまり知らない女優さんだと思っていたが、「アイ・トーニャ」の毒親役を演じた名バイプレイヤーであり、ミニオンやニモといったアニメの声優も担当するベテラン。
ストーリーは
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ワーニング その映画を観るな(2019年製作の映画)

2.5

ホラー映画のために都市伝説を追う新鋭監督が、恐ろしい亡霊に関わっていく映画。
貞子のような“女優霊”スンミちゃん登場。ただし、そんなに怖くない。物理攻撃が多い。そして、それをめちゃくちゃ撮影しとる主人
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

4.0

後編はもう犯人ミエミエの展開で、驚きはないのだけれど、人間の情熱がドロドロとしてる。
後半の結末は、トラウマものではあるのだけれど、忖度のない表現だと思う。
柄本祐くんの気絶シーンがツボで、何回かリピ
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.5

前後編という長編のため、なかなか観る気にならなかったのだが、プレビューが良かったのでそのまま視聴した。
この作品、同時代を生きた世代にはカナリエモい。
私の場合は、その年は成人式であったから、崩御の自
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アフターマス(2016年製作の映画)

3.5

シュワルツェネッガー主演で、こんなマイナーな作品があったのか!と思うくらいの映画。事実に基づく作品なのだが、テンポがヌルい。愛する妻と娘を飛行機事故で喪った哀しみは、相当なものなのだけれど。
劇場で観
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.7

 原作とは違うという観点でなければ、評価はできないだろう。
 伊坂幸太郎氏の「マリア・ビートル」は既読で、原作映画化として前日譚の「グラス・ホッパー」は邦画の中でも良い作品だという印象があっただけに、
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

 マーベル作品の中で、かなり厳しい成績だった印象のある映画。行きつけの劇場では、未だにこのドリンクケースが売ってるくらい。
 ハリウッドで赤狩りがあったくらい、アメリカもハリウッドも共産主義を嫌悪して
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エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

4.6

メタルギア ・ソリッドに多大な影響を与える映画。主人公スネーク・プリスキン。前回のニューヨークから、舞台をL.A.に変えて、ディストピアな世界に潜入する。
スティーブ・ブシェミが、また微妙にウザいキャ
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

アニャを始め旧作の俳優勢揃いなのだが、“シャマラントリック”を期待し過ぎたためか、期待値を超えなかった感じ。
ミスター・ガラスの母親に関して言うなら、凶悪犯罪者であると理解しながらも愛情を失わないって
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.7

「呪詛」はプロローグに過ぎなかった。そう思えるような、救いのカケラもないホラー映画。
 モキュメンタリー形式で進んでいくのだが、後半は怒涛のごとく凄惨な展開の嵐。
ヒロインのミンを演じた女優さん、冒頭
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.4

苦手なタイプの恋愛映画だった。女性目線での葛藤のような感情の揺らめきというか、個人的には理解できない流れ。むしろ、ヒロインの相手の男性に共感してしまう。パートナーと観なくてよかった。

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

3.0

アメコミ原作で若きシュワルツェネッガーの作品。なのに、評価が低いのは何故か⁉︎
公開当時はカナリ感動した記憶があるのだけれど、再度観てみると展開の遅さに眠くなる。なんと言ってもシュワルツェネッガーのセ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.6

豪華俳優陣による、なんとも不思議なストーリー。波乱に満ちた展開ながら、キャラクターの個性が粒だっている。
ウィレムデフォーは、やっぱり怖カッコ良い。

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.0

ターミネーターとかによくある「歴史改変モノ」ただ、未来の設定は必要なのか?ってくらい人類にはどうでもよい内容。
その辺を、もっと丁寧にディストピア感を描いていたら、過去のハラハラ感が変わったのではない
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.8

ハゲたのは、老化や能力の影響じゃない!!という言い訳のために、一つのストーリーを作るって凄いな。と思った映画。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.5

期待値を超えられなかった感じ。
ラスプーチンは怪演ではあったけれど、強烈な印象を残すヴィランではなかった。

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.1

この監督、けっこう好きだ。明るい映画を作らせて、こんなに楽しませる監督はいない。
当初の予告から、かなりダークな内容かと思ったら、終盤の展開と回収力が素晴らしい。

激怒(2022年製作の映画)

4.5

「俺は、お前らを殺すッッ!!」
忖度だらけの邦画界を皆殺しにするような、企画・脚本・監督のオリジナル作品。

舞台挨拶付き鑑賞会で。今月閉館する、ディノスシネマズ旭川では、最後の舞台挨拶となるとのこと
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

3.7

多くの方がそうであるように、本日9月1日公開「ブレット・トレイン」の原作「マリア・ビートル」の前の作品「グラス・ホッパー」の映画化である本作に注目が集まっている。
新作をキッカケに、過去の作品にスポッ
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.3

ロシアがウクライナを侵略して半年になろうとしている。
この映画は、「地球外の勢力・武力」によって「人類の存亡」が危うくなった時に、全人類が団結して「共通の敵」と戦うストーリーである。
人類は、種として
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

2.5

監督の瑠東東一郎さんを、思わず検索してしまった。関西テレビでコメディからスタートした監督で「おっさんずラブで受賞経験あり、「極主夫道」に続く作品が、これ。
キャストの橋本環奈さんを主演に、成田優の怪演
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

元ネタ(起因する事象)導入からの、現代で起こる様々なホラー。ホラーというよりも、後半はアクション映画に近いスプラッタ。怖いというより、ウゲゲ〜という印象が強い。
ジェームズ・ワン監督の意欲作ではあるし
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