ごろちんさんの映画レビュー・感想・評価

ごろちん

ごろちん

自分でもあきれるほど観る映画が偏ってます
(-.-;)y-~~
リアリティを求めた映画、メッセージ性のある映画が好きです。ジャンルとしてはヒューマン、ドキュメンタリー、戦争もの。共感し合えるとうれしいですが、全く違う感想も勉強になります。

映画(120)
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西瓜(2005年製作の映画)

3.9

あぢい……ということで「涼」を感じたくて鑑賞。

水を様々なメタファーとして取り入れてきた蔡監督の作品。
雨のシーンが多くて湿度が高めの作品が多かったけど、この作品は水不足に悩む真夏の台湾が舞台。そこ
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万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)

5.0

絶句。何なんだこれは……。強烈過ぎて気持ち悪くなった(もちろん褒め言葉)。

すばらしき世界(2018年製作の映画)

4.4

『万歳!ここは愛の道』と同時上映したショートムービー。石井達也監督が19歳の時に制作した作品だそう。特に期待しないで観てたらずぶずぶとのめり込んでいった。

とにかくリアル。母子家庭の子どもが抱くであ
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オルエットの方へ(1970年製作の映画)

4.7

女子3人組の旅行は男から見ても本当に楽しそう!!
スクリーンから心底楽しんでいるのが伝わってきて、こっちまでバカンスに来ている気分になる。そこのところが傑作と言われる所以なんでしょう。ウナギ、いいから
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サン・ソレイユ(1982年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとネタバレですがジャケ写のオバQみたいな化け物はちょい役です。これに過度な期待は禁物(自分だけ?)

それより80年前後の新宿界隈、阿波踊り、豪徳寺の招き猫、秘宝館といった日本の映像やアフリカの
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ウーマンウーマンウーマン(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「りんごってかわいいじゃないですかぁ」と宣う不思議ちゃんを奇怪な生き物でも見るかのような冒険家の表情が最高!
相手の意思にお構いなくズケズケと要求してくる女の理不尽さは、さながら『ファニーゲーム』のよ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.8

幼い頃、願い事は神様にした方が良いのかイエス様にした方が良いのか迷っていた。その時のイメージだと神様が厳格な父親でイエス様が優しいお兄さん。だから頼みやすいイエスにばかりお願いしていた気がする。

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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスターに「ゾッとするほど、魅力的」と書いてあるけど、ジャックに、というより映画に魅力をあんまり感じなかった。

強迫性障害と潔癖症のジャック。その割に身なりや行動にその片鱗が見えない(血痕を気にする
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ブラッディ・ミルク(2017年製作の映画)

3.9

1頭の牛から始まる不安、焦燥、恐怖、苦悩。親から引き継いだ名高い畜産場で突如発生した家畜伝染病。1頭でも感染が発覚すれば即座に他の牛も殺処分をしなければならない。感染したことを知っているのは自分と獣医>>続きを読む

シノニムズ(2019年製作の映画)

4.1

イスラエルを逃れたヨアヴはフランス人に帰化しようとする(理由をこの映画に求めるなんて野暮)。偶然出会った男女に助けられながら、ヨアヴはフランスで生活を始めるが——。

欧州のように国境が陸続きで移民問
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やさしい人(2013年製作の映画)

4.0

前作に比べてシュッとした印象のマケーニュ。独特なヘアースタイルは今作も健在。でも美声が功を奏したのか、今回はインディーズの歌手という役で「女っ気なし」から一転して「女っ気あり」状態にこっちの方が戸惑っ>>続きを読む

7月の物語(2017年製作の映画)

4.4

ユーモアのセンスが抜群に良い!劇場内何度も笑い有り。その笑いもほんわかした笑いというか、「男って本当しょーもねーな」というやさしい笑い。キスまで持ち込めば何とかなると思ってる男の浅ましさよ(そう思いた>>続きを読む

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.2

楽しそうに浜辺で戯れる男と二人の女。なのにタイトルが『女っ気なし』って、いやもうそれだけで切ない。優しい性格がアダになってお節介が疎ましくなるタイプの主人公シルヴァンとバカンスに訪れた母娘との数日間を>>続きを読む

東から(1993年製作の映画)

-

ひたすら東欧の街や人々を固定や横移動の映像で流すドキュメンタリー。このまま2時間弱続くのか、あーやっぱりイメージフォームでやってた『リトアニアへの旅の追憶』の方にしときゃ良かった…と少し後悔しつつ、一>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

4.3

今まさに日韓の間で軋轢になっている慰安婦問題。肯定論者と否定論者のインタビューを対比して真相に迫るところがスリリング。けど簡単に「ハイ論破!」とはお互いならない。なぜなら問題はもっと根深く、史実かどう>>続きを読む

ナイトクルージング(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

イマジネーションが試されるドキュメンタリー。加藤さんの明るいキャラクターとワクワク感でグイグイと引き込まれた。

全盲の加藤さんが大好きなSF映画の製作に挑戦。宇宙はおろか色、光までも知らない加藤さん
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処刑の丘(1976年製作の映画)

5.0

これは文句無しの傑作!!

自分がFilmarks を始めたきっかけが『炎628』。観終わった後の騒ついた気持ちを何かに記したくて始めた訳なんだけど、エレム・クリモフ監督の妻、ラリーサ・シェピチコ監督
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怒りのキューバ(1964年製作の映画)

4.8

モノクロでも伝わってくるキューバの美しさと国を擬人化して語り出すナレーションの美しさは序章に過ぎず、ストーリーが進むにつれ次第に怒りのボルテージが上がって来る。

買春する男とされる女、地主と小作人の
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第三世代(1979年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

難しい、というか敢えて難しい表現を使ってません⁈ 「意志と表象としての世界」ってどういう意味? あらすじにも「彼らも、我々も、もはや何も理解できない」ってもはやカオス!

たぶんこの時代の若者の多く
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三月のライオン(1992年製作の映画)

4.5

脱力しきったヒロインの表情に惹かれて鑑賞。『風たちの午後』が好きなタイプの作品だったので自然と期待値も上がりましたが、そんな期待値を軽く上回りました。

とにかくヒロインが魅力的。人懐っこくて天真爛漫
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小さな声で囁いて(2018年製作の映画)

3.9

退屈なところが素晴らしい、そんな作品だった。

登場人物と同じ空間を共有しながら倦怠期カップルの5年後、10年後の未来へと想いを馳せていくリアリズムの作品。だからこの作品にエンタメを求めてしまったらき
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風たちの午後(1980年製作の映画)

4.4

夏子の囁くような言葉。別に夏子からすればスクリーンを観ている観客なんてどうでもよく(当たり前だけど)、美津の耳にだけ届いていれば二人だけの世界になる。そんな極々小さな世界をそっと覗き見ていた感じ。>>続きを読む

チェチェンへ アレクサンドラの旅(2007年製作の映画)

4.0

何てゆったりとした反戦映画なんだろう。

流血シーンも無ければ銃声すら聞こえない。なのにじわじわと戦争の虚しさが伝わってくる。

砂埃が舞うチェチェンの駐屯地に孫を訪ねる老婆のお話。ワンピース姿のアレ
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迷子(2003年製作の映画)

3.5

泣き叫びながら孫を探すお婆ちゃん。この時点で絶望感が半端ない。子供が迷子になったことのある親なら、きっとこの感覚は分かるはず。うちの子も4歳の時にIKEAで迷子になったことがあって、その時は冷や汗が止>>続きを読む

誰がための日々(2016年製作の映画)

3.8

家族の介護から生まれる不協和音。いや、本当はもっと前から始まっていて、単に増幅させただけなのかもしれない。

母親を一人で介護し、精神を病んだ長男が、精神病院から退院後父親と暮らすことになる。周囲の冷
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楽日(2003年製作の映画)

4.0

何となく独りでしんみりしたい、という人にオススメな作品。
古い映画館が閉館する日、そこに携わる人たちを描いた群像劇。

台詞が少ないので、最初に観たときはよく分からないまま終わってしまったけど、改めて
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カラオケの夜(2018年製作の映画)

4.8

泣けた…本当泣けた。

離婚を決意した結婚3年目の夫婦が、一度も一緒に行ったことがなかったカラオケBOXで交わす会話劇。ユーモアを織り交ぜたスリリングな展開に目が釘付けになった。

選曲した歌詞が夫婦
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夜、逃げる(2016年製作の映画)

4.3

のっけから「あーこれ好きな映画だ」と思った。演技や台詞が自然。それでいてウィットに富んでいて笑かしてくれる。

「私、何やってんだろ…」と呟くどん詰まりの小劇団員、加奈子と超ハイテンションな元同級生の
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斬、(2018年製作の映画)

3.8

時代劇といえば勧善懲悪で最後はスカッとするイメージ。でもこの作品はタイトルに「、」が付くように、観終わってからも余韻が残る。
『斬、』は前作『野火』と同様に動乱期さなかの倫理的な葛藤を描いています。
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スターリングラード(1993年製作の映画)

4.2

戦争映画の中で傑作と名高いこの『スターリングラード』(’93)は、独ソ戦の敗戦国であるドイツの作品です。非人道的なナチスを描いた作品が多い中で、人道的な振る舞いをする場面もちょくちょく見られます。戦場>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

5.0

劇場公開を教えて頂いたsomalさんに感謝!ありがとうございました。

自分にとって『ディア・ハンター』は特別。戦争映画の中で1番好きな作品です。どこが好きかというと、出征前と後で命に対する意識の変化
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真っ赤な星(2017年製作の映画)

3.8

青、赤、緑、濃紺、橙色。鮮やかな色彩の背景とは対照的に女性ふたりが置かれている状況は暗灰色のように重々しい。

ふたりを色で例えるなら弥生が赤で陽は青。真っ黒に塗り潰されそうになりながらもお互い補完し
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普通は走り出す(2018年製作の映画)

3.9

一般的に言ったら映画監督なんて職業は羨ましい限り。それでも映画監督は映画監督なりの葛藤や孤独に日々苛まれているのだろうか。

アリにもキリギリスにもなれない団子虫状態の映画監督を渡辺監督自身が演じる。
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輝ける青春(2003年製作の映画)

5.0

前に観た『ショア』が9時間半だったのに対して、この作品は前編と後編合わせて6時間。『ハッピーアワー』といい、最近長い映画じゃないと萌えなくなっている気がする(あ、前編と後編きっちり分けて観ましたけどね>>続きを読む

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターの美しさに惹かれて鑑賞笑。でも実際、ポーランドの田舎町の風景と、母と子の美しさは特筆ものでした。

そんな美しさもさることながら、この作品の秀逸なところは少年の視点から捉えた世界観。12歳ぐら
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SHOAH ショア(1985年製作の映画)

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線路の先に在るもの。希望ではなく絶望。

ホロコーストを扱った映画はたくさんあるけど、記録映画は数えるほど。この作品はランズマン監督が11年の歳月をかけて40人以上の体験者・関係者にインタビューして記
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