BladeRunner1982さんの映画レビュー・感想・評価

BladeRunner1982

BladeRunner1982

映画(86)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.2

題名やポスターはコメディ調ですが、結構シリアスで感動的なドラマでした。芸術家であり建築家である主人公の自己回復の物語。ケイト・ブランシェットがママ役を好演、さすがでした。破天荒なママとは対照的に、娘が>>続きを読む

30S(2023年製作の映画)

4.2

20才のころは夢や希望や野心があって、根拠のない自信もあった。30才を目前に控えて、日常にのまれて、失ったもの、諦めたもの、達成できていないものに直面し、自分の方向性や将来に不安を抱く。30才は遠い昔>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.2

限定公開のため映画館が混んでいて、やっと見ることができました。14年前の映画とは思えない。ストーリーも映像も素晴らしかった。アニメはあまり見ない自分でも満足度高かったです。また来年も上映したら見るかも>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

仮想と現実が入り混じって、なかなか難解。正直なところ、自分には刺さる作品ではなかったです。宮崎監督にいろいろ質問したい気分。解説してもらえたら、そうなのかと思えるのかな?ストーリーも映像も宮崎駿ワール>>続きを読む

裸足になって(2022年製作の映画)

4.2

推しのリナ・クードリ主演なので楽しみだった作品。いろんな災難や苦悩に遭遇しながら、周りの人たちに励まされながら前向きに成長していく姿が素晴らしい。ダンスのシーンも引き込まれる。リハビリ施設の女性たちが>>続きを読む

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

菊地凛子さんの演技にただただ脱帽です。42歳に至るまでの苦悩と葛藤が伝わってきました。実家にたどり着いたときの表情は何とも言えない。見ていて胸がいっぱいになりました。ヒッチハイクで車に乗せてくれた人た>>続きを読む

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.9

モロッコの町並みや慎ましい日常生活が描かれていて、文化の違いを実感できる。寡黙だが包容力の強い夫とプライドが高く強い妻。いいバランスの夫婦だなと思う。コツコツと手作業で作り上げられた青いカフタンの美し>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

4.0

広瀬すずちゃんいいですね。この役も見事に演じてました。ストーリーもなかなか良くできていて、笑ったり泣いたり。脇役もなかなか豪華です。自然体でいい映画だと思いました。

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.9

レスリーのダメダメぶりがこれでもかというくらい続くけど、ホテルのオーナーが本当にいい人で救われる。
最後は、ああ良かったとホロリとさせられる。最後のシーンのためにそれまでのストーリーがあったかな。アン
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.2

タイムループものですが、笑いあり意外性あり、いろいろな要素があって楽しめました。最後のオチが少し安っぽい感がありましたが、全体的には満足です。アイデアの勝利かな。

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

4.3

脚本が良くできていて、最後まで何が起きるか読めない展開でした。2つの事件を絡ませているのも上手かった。ほぼ主演と弁護士の二人のやり取りで物語が展開していくが、弁護士役のキム・ユンジンさんの演技が秀逸。>>続きを読む

レンタル×ファミリー(2023年製作の映画)

4.0

家族・友人のレンタル業をドキュメンタリー風に描いた作品。一話目は父親をレンタルした母娘のストーリー。二話目はレンタルする側のストーリー。三話目は父がレンタルであることを知ってしまった女の子のストーリー>>続きを読む

ブラック・デーモン 絶体絶命(2023年製作の映画)

3.6

いろいろなところでB級感が否めない作品。父親役はどことなくケビン・コスナーに似ている。あまり深く考えず、王道のサメ映画として楽しむことをオススメします。

ガッデム 阿修羅(2022年製作の映画)

3.8

銃乱射事件を描いた作品。ちょっと乱射事件を起こすには動機が弱い感じがする。登場人物それぞれの表の顔と裏の顔が描かれていて、3つの少しずつ違うストーリーを展開する。少し何か物足りない感があるが、まずまず>>続きを読む

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.6

アクションはなかなかでしたが、ストーリーはあまりひねりがなくて凡庸でした。
あまり深く考えずにシンプルにアクションを楽しめる作品。

アシスタント(2019年製作の映画)

4.0

告発によって大騒動が起きるのかと思いきや、小波にもならなかった。主人公のアシスタントへの雑な扱いやストレスのたまる場面が淡々と描かれる。権力者がセクハラ、パワハラしてるのか、それを上手く利用して成り上>>続きを読む

魔女の香水(2023年製作の映画)

3.9

舞台挨拶付きで鑑賞。笠井さんのMCが上手く、映画以外の部分でも楽しめました。
ポスターや題名を見るとホラーをイメージしますが、全くその要素はありません。
ちょっと展開が安直で、漫画的なところはあります
>>続きを読む

はざまに生きる、春(2022年製作の映画)

3.7

宮沢さんの演技が素晴らしい。小西さんも自然な感じで好感が持てました。ただでさえ他人を理解し、心を通じあわせることは難しい。主人公と同棲している彼は彼女のこと理解している訳ではなく、自分に向かせたいだけ>>続きを読む

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.8

光石さんの一人舞台のような感じ。もうすぐ定年の男性の悲哀。家族から煙たがられ、生徒からもいじられ、それでも一生懸命な愛すべきキャラクター。それは言ったりやったりしたらだめでしょてことが多々あって、笑っ>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.9

校長先生の子供と徹底的に対話しようとする姿勢が素晴らしい。ドキュメンタリーのため淡々と学校の様子を写しているので、若干退屈な所も。ベルファストという土地の待つ特異性も少し説明があるので理解できる。子供>>続きを読む

ハマのドン(2023年製作の映画)

4.0

ただただ藤木さんカッコいい。強い信念とともにすごく懐の深さを感じさせる人でした。御年91歳であのバイタリティはすごい。横浜のIR誘致を巡るゴタゴタが描かれていますが、政治家の方々の小物ぶりと長いものに>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.8

テレビドラマは見ないで鑑賞。特に予備知識なくても楽しめました。竹野内さんのトボけたところと黒木華さんのまっすぐなところがいいですね。斎藤工さんももっと登場してほしかったです。日本の地域社会の問題とか大>>続きを読む

クロスロード・ギター・フェスティヴァル2019(2019年製作の映画)

4.0

エリック・クラプトン主催のチャリティイベント。レジェンドたちが続々登場。豪華な顔ぶれです。ジェフ・ベックの演奏が見られるのも涙もの。映画館のスクリーンと大音響で2時間楽しめました。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

2回目の鑑賞。
松居監督作品いいですね。同じ日を1年ずつ遡る構成も上手い。池松さん、伊藤さんも好きだなぁ。公園でひたすら妻を待つ男、スナックのマスターも味のある存在。ちょっと切ない物語に主題歌がジンと
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

アカデミー賞最優秀作品賞ということで、大きな期待を持って鑑賞。確かに映像や構成は斬新。ただストーリー自体は単純で心を打つ作品ではなかった。出演者はアジア系の俳優ばかりなので、人種平等やSDGsの流れに>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.8

主演の眼力と表情の演技がすごい。ひたすら卑下されて最後は社会に復讐するけれど、彼女の言っていたように、予備軍がどれだけいるのか。時代は変わっても同じようなことは繰り返される。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.2

定番のワイルド・スピード。今回は宇宙にも南極にも行かないけど、ド派手な演出は相変わらず。楽しめました。過去作の出演者が総出の様相。どう収集つけるのかと思ったら、続編あり。楽しみにしておきます。

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.8

あまり細かいことは考えず、主役の4人の演技とコメディを楽しめばいいかなと。日村さんは適役でした。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

4.0

見る前のイメージとかなり違ってた。女性がただ言い争う映画かと思ったら、ホラー映画よりずっと恐ろしい。エスカレートしていく様子がリアルで、こういう事起こりえると感じた。怒り、興奮、動揺、演技とは思えない>>続きを読む

私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)

4.0

結婚とは何?何かの手段?契約?いろいろ考えさせられる作品。
香港に住み結婚しようとしているフォンはどこか寂しげ。偽装結婚相手の中国人は米国に移住する夢に突き進むが、結局本来の夢と違うけど、ささやかな幸
>>続きを読む

縁路はるばる(2021年製作の映画)

4.0

人間関係に不器用なハウと5人の女性との交流物語。聡明でストレートな女性達と優柔不断なハウのコントラストが何とも言えない。
香港というと大都会のイメージが強いけど、日本と同じように島国で地方には自然や田
>>続きを読む

福岡(2019年製作の映画)

3.8

「柳川」を見て、映画の雰囲気がとても気に入ったので、他の作品を見たいと思ってました。
特に何か特別な出来事がある訳でもなく、男女3人が街を歩いたり、酒を飲みながら会話するだけなのは同じ。パク・ソダムは
>>続きを読む

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

4.0

安定のリーアム・ニーソン。すごい秀作はないけど、ハズレも少ない。
今回はだんだん病気で弱っていく殺し屋の役。完璧で屈強でスキのない殺し屋ではなく、こういう役になっていくのは仕方ないことか。ここのところ
>>続きを読む

グレート・グリーン・ウォール ~アフリカの未来をつなぐ緑の長城~(2019年製作の映画)

3.4

ドキュメンタリーとして見ると深掘りが足りない気がするし、ロードムービーの面からも物足りない感じ。ミュージシャンのインナ・モジャさんが環境活動やっていますというMVを見たという感じか。少し期待外れでした>>続きを読む

デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

3.6

ナオミ・ワッツのほぼワンシチュエーション映画。緊迫感のある演技は光りますが、スマホ一本、通話とメッセージだけでできることは限られるので、展開に少し無理を感じた。searchみたいに機能を駆使する訳でも>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

アカデミー賞ノミネート作品ということで楽しみにしてた作品。しかし、予想と違い、サクセスストーリーではなく転落の映画。初っ端のインタビューから長くて、結構哲学的な会話が多くて難解。音楽のシーンは心高まる>>続きを読む

>|