megumiさんの映画レビュー・感想・評価

megumi

megumi

映画(328)
ドラマ(27)
アニメ(0)

シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

2.5

壮絶な人生。彼女の魂の強さを感じる。
この人の人生を映画で完全に描き切るなんてことはできない。最後は、回顧録の言葉を読み上げる。他人にこの人生を語らせることはできない。

単線的な時間モデルで描いても
>>続きを読む

若者のすべて(1960年製作の映画)

3.0

シモーネがインターホンを押して、「生贄」が帰ってきた音で終われば最高だったのに、という気持ち………………。

シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦(1995年製作の映画)

3.0

初インド映画。
今でも上映が続くのはわかるような、よく出来たインド映画という雰囲気を浴びた。
歌い出し踊り出すのは、ミュージカル畑出身には心地良いくらいだった。

父親が許さないタイプの恋愛ものは、自
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

2.0

フェミニズム、家父長制、母と娘の絆、女性の自立etc
言いたいことが沢山あって、どれも言い尽くせないまま終わってしまった印象。
以下ネタバレ。


ケンが家父長制に憧れてバービー世界に導入する展開は面
>>続きを読む

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

3.5

近代公娼制度の授業にて。
衝撃的な題名の割にはマイルドな内容。
近代公娼制度という人身売買では、露骨に娼妓の骨までしゃぶるよりも、言葉巧みに娼妓も知らないうちにその骨をしゃぶり尽くす。そんな印象を抱い
>>続きを読む

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

大好きな映画を劇場で!!

女性差別という構造的暴力に対して、意図せず反乱を起こした彼女たちは、社会的な地位をすべて捨てて男の支配から逃れ、生命をかけて魂の自由を手に入れたんだろうな。
映画ならでは演
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.5

盛大なプロローグですね…。
杉本とアシリパがとても似ていた。
ただし過去回想の杉本があまりにも令和の洒落た山崎賢人で笑ってしまった。
井浦新気づかなかった!

ユンヒへ(2019年製作の映画)

5.0

あなたと出会ったから私は自分が誰なのか知ることができた。何十年経ってもそう伝えたくなる相手への想い。

どんなに否定されようとも決して消えないもの。それが「想い」なんだ。

母が韓国人であることを、女
>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

2.0

交換殺人の由来とのことで多くのミステリーで名前を聞くため、期待して視聴したが…。


それでええんか?!!!!!!

交換殺人というよりただブルーノという人間に振り回される主人公の話だなぁ…と。
原作
>>続きを読む

サムライ(1967年製作の映画)

3.0

淡々と最低限の台詞で綴られる物語。


アランドロンの憂に満ちた瞳が麗しい。
なぜこの題名なのか、そう考えながら観たい映画。

キャロル(2015年製作の映画)

5.0

原作を読むとテレーズからキャロルへの憧憬が物凄い。だが映画で観ると原作以上にキャロルの心情が響いてくる。

恐らく女性のみが恋愛対象であったはずの彼女は、強制的異性愛の社会においては結婚するしか選択肢
>>続きを読む

地下室のメロディー(1963年製作の映画)

4.0

なんとも切なく美しい最後。

もちろん美しいのはアランドロンです⭐︎

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

5.0

淀川長治はこの映画を最高のホモセクシュアル映画と評したらしい。まさしく私もその解釈をした。
彼は何でも持っていて、何でも出来る金持ちの遊び人。いつでも彼にくっついて、何でもやって、彼の持っているものは
>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

5.0

私は加害者になることが怖い。
善人であろう、正義の側にいよう、そう思いながら、加害者になっているのではないか。決して消えることない罪悪感。
ハンナ・アレントの「凡庸な悪」を体現したような作品。「仕方な
>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

授業で、日本においてフェミニズム映画が可愛らしく柔らかくパッケージされることの例として紹介され、鑑賞。
確かに、女性参政権のため暴力さえも辞さなかった人々の物語を、花をテーマにパッケージするのは違う気
>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.0

ビックリするくらい展開がゆっくり。
吉沢亮の演技力が光る。

キングダム(2019年製作の映画)

5.0

本郷奏多、サイコーだよ!!!!
吉沢亮、サイコーだよ!!!!

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

最後のシーンが印象的。
晩餐会で名誉を得、賞賛されることを選ぶ学者たちと、学校での講演で子供達から拍手を贈られることを選ぶ主人公。
勝者の歴史により貶められて来た王と、今の時代に抑圧を感じながら生きる
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

大人になってから見直すととてもとても奥深い作品。
ハウルとカルシファーの関係性について考え出すと唸っちゃう、、、、、、。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

落とし方の好みが分かれそう。
私的にはウーンとなった記憶が。

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

アジア人ヒーローを観られるのは素直に嬉しい。シャーリンが最高。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

5.0

終盤でやって来て犬のように階段を駆け上がりメアリーの元へ飛び込むヘンリーは最高。
トマスにも出逢いが訪れ私のダウントンアビーはこれで完結.........!!!

オールド・ガード(2020年製作の映画)

5.0

死を恐れるものたちと死を望む者達。
不死を恐れるものたちと不死を望む者達。
人間の欲望は尽きない。しかしその欲望が満たされているものは別のものを欲す。
不死身の人間が描かれる物語は、我々に幸福とは何か
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

とても深い考察を読んだ。
そして思った、言葉で分節して感想を述べたくないと。
絵画、神話、女性性、自然、音楽、同性愛、身体。散りばめられたものたちが寄り添って作るあげる映画という作品。
何かを伝えたい
>>続きを読む

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

日本の映画で、同性カップルの「結婚式」観れるの普通に嬉しすぎて泣きました………尊🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻🙏🏻

エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

人間はみなエゴイストだ、きっと。
けれどそれって悪いことなんだろうか。

「貴方が愛かどうかわからなくてもいい。受け取った人が愛だと思えば、それで。」

そうだ、ある行為を、言葉を、感情を、どう受け取
>>続きを読む

>|