grandpeutetreさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ハードコア(2015年製作の映画)

3.4

FPS映画

一本道のゲームのような作品

全編完全な一人称視点が売りなので、カメラがぶれるのは臨場感のうちで、それは仕方がないのかもしれないけど、やっぱり見辛い

傀儡廻のジミーの登場のさせ方という
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.4

ものすごい遠くの星に移住するお話

大事な部分は隠されてますが、予告でわりといろんな情報出しすぎてますよね

誰でも理不尽な状況に陥るのだから、理想にとらわれ過ぎずに、現状でベストを尽くそうねとはいう
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

巨大ゴリラのお話

土地神ゴリラと悪トカゲの対決が見所
次のボストカゲとの前哨戦の意味合いがあったのかもしれないですね
今回モーニングスターを使用したので次なる武器が楽しみなところです

と巨大怪獣同
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

3.4

夢と現実が交差する近未来のお話

失われたうん十年という閉塞空気を革新技術で一点突破するぜというような作品でした
マーケティングの拙さもそうですが、職人的ハード技術に比べるとソフトウエアが両輪となりえ
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.4

将棋漫画の実写版

忠実にしているだけのつまらない作品ではないのだけれど、かといって実写化したことによる利点があったかというと微妙
音や映像による躍動感や熱量といったものがあると期待が高まるのですが、
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.9

田舎で生まれ変わる話

しげ爺と初めて山に行く朝にスマお婆に見送られるシーン、なんでもない、感動させるようなシーンでもないのに泣かされ、映画はどこで泣かされるかわからないなと思いました
それからは「坊
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

歌うお話

作品前のミニアニメでもあったように理性に従ってリスク回避するだけじゃなくて、やりたいことやろうよ どんな状況でも というのを普通の歌好きの人々(アニマル)を通じて楽しげに伝えてくれる作品
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息の跡(2015年製作の映画)

3.8

あるおじさんのお話

ジャンルは震災ドキュメンタリーになるのかもですが、そういうのに身構える必要はなく、ひとりのおじさんの魅力がつまった作品でした

津波でさらわれた何もない一帯にポツンと建つ種苗店を
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ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.2

宇宙の一生

宇宙のはじまりから生物の誕生までを美しい映像を以て紡いだ神秘的な作品
そこに「母よ」のナレーションが入ることで映像詩の側面がわかりやすく…なったのかな

水中に流れでた溶岩の挙動などおも
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.3

チアダンス部のお話

チアにはなにより笑顔が大事とのことで、その笑顔力は十分に説得力を持って発揮されてました

パンフは620円

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

韓国の片田舎で起こる猟奇殺人

韓国の田舎の雰囲気が楽しいサスペンスホラー作品でした

呼び出し食らってるのに母に諭されてゆうゆうとご飯食べてから現場へ向かっていく、なんとも頼りない巡査部長
夢、分析
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.9

ポリネシア神話

神話らしくストレートで骨太な感じの作品

日本のアニメではヒーローにならなさそうなすきっ歯でマスキュリンな造形の、半神マウイがまさしく神らしく喜怒哀楽を臆面もなく表し、愛らしく魅力的
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人類遺産(2016年製作の映画)

3.4

動く廃墟写真集

廃墟と環境音のみで構成されている作品です

奇を衒ったショットとかはほぼなく、真正面から人の高さで撮るので、その場に佇んでいるような穏やかな時間が過ぎる
匂いと気温と風の肌触りが直接
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.8

凸凹コンビと少女の探偵活劇

へっぽこ探偵と殴り屋稼業のコンビが人探し依頼から大きな渦に巻き込まれるお話

適度なバランスで繰り広げられる攻防と随所に挟まれるコメディが安定していて楽しい
へっぽこ具合
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

ミステリー×変態

前知識なく観たので思ってたよりR18で、思ってたよりミステリー

視点が変わることでお話が明かされていく系でとても楽しい

日本統治下の朝鮮が舞台ですが、美術が美しく、その下で繰り
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

3.3

デヴィッド・ボウイの映画

努力したけど報われない浦島太郎みたいな作品

プールを裸で泳いでた黒人の奥さんがどことなく宇宙人的だったので、実は彼の奥さんが地球に来ていたのではとその時思ったりしたのだけ
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.5

喪失に向きあう映画

愛、時間、死 を人を動かす手段として利用していた彼が、耐え難い喪失により、それらの3つは憎むべき概念となって彼を自暴自棄にさせ、はや2年といったところから始まるお話

さすがに会
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

夢の物語

後半の展開が良かったです
お互いに影響を与えあう愛の物語はそれはもう王道で、夢を追い続け叶える物語もそれは王道
それにも関わらずこう展開するとは思わなく、予想を裏切ってくれたことが嬉しかっ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.9

戦時下ラブストーリー

ラブストーリーという題材にはそこまで興味持てないので、鑑賞を迷ってましたが観てよかったです

サスペンス要素もあって、二人とも優秀な役柄で見栄えもいいし、秀逸なやり取りが良いの
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

市井の人々の日常を垣間見る系の作品

ドロドロしてましたね
家柄、職といった属性での他人の上下評価と、それと関係するまた関係しない要素での恋愛感情の人間模様で、ある意味普通の日常なんですけども、プツッ
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劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.4

VRゲームを題材としたアニメの続編劇場版

とてもSAOらしい作品に仕上がってました

VRオンリーだったSAO世界にAR要素が加わり、現実の側面が強調された本作は新鮮味がありました
未来に実現しそう
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

家族のお話

途中までゴドーを待ちながら的な感じかなと思いましたが、そういう楽しみ方ではないなと
目的地はあるのに一向にたどりつかない会話が緊張感を高める

実際に目にしたことはないけど、どこかにいそ
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LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017年製作の映画)

3.8

五ェ門のお話

ルパンはあまりみてなく、チートじみたキャラという印象だったので本作の展開が意外でしたが、成長する前の前日譚的なシリーズなんですね

雰囲気も戦闘描写もとてもかっこいい
抜刀の構えがいろ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.5

悪人から村を守るお話

荒野の七人を観てないのが悔やまれますが、七人の侍フォーマットに則った西部劇でした

それだけにお話の展開への楽しみは求めるわけにはいかず、どうリメイクするかを楽しむわけですが、
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.9

凄腕会計士さんの日常

マネーのつく作品群的な話だと思っていたら、全く違いました
でも好みの作品でした

一見普通?の会計士さんらしい人物をあるきっかけから追っていくうちにその正体が明らかになるわけで
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.7

魔法使いヒーロー誕生譚

映像が素晴らしかったです
日常の風景がクルクル回って進んで戻ってというのを観てるだけで楽しい

愛嬌あるマントをつけてもう存在だけでインテリさとかっこよさを体現する主人公と、
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

信仰に関するお話

宗教についてここまで切り込まれると、自分の無学さと思索の浅さというかしなさを痛感するしかないのですが、それはさておき素晴らしい作品でした

暗く荒々しい海や山野の絵は違和感なく日本
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

美が現れるお話

ウブさを持った少女がその類稀なる容姿でトントン拍子に大きな仕事を得るけれど、羨望と嫉妬に晒された彼女の運命やいかにみたいな話を、引き延ばして捻じ曲げて極彩色で飾りあげたアート作品的な
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.7

傷物語 三部作 完結編

はじまりの物語が完結しました
原作未読なのでお話自体もこうつながっていくのかと楽しく見られました

テレビシリーズの楽しさの部分も一部ありつつも、さまざまに異なるビジュアルや
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ポッピンQ(2016年製作の映画)

3.2

少女達が世界を救って成長する系のお話

3DCGのダンスシーンが人形っぽい違和感のないアニメになっていて、表情や動きが柔らかで観てて楽しい
もこもこした服装でダンスってつくるの大変そう

合気道キャラ
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.2

ゾンビアクション映画の完結編

シリーズ6作目ですが、はじめの2作くらいしか見てないので、もう完全に世界が滅んでて一体なにと戦っているんだ状態で観始めました

最終作品だけあってもう動きの鈍いただのゾ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.7

設定や演出が妙なホラー?スリラー?作品

前情報なしで鑑賞したのでなにが出てくるかビクビクして観始めていたら、しつこいほどの緊張感に引き込まれっぱなしのまま終了しました

冒頭から廃墟の俯瞰で不穏さを
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.5

スターウォーズのサブストーリー第一弾

エピソード4はあまり内容覚えてなかったのですが、こういう風につながるのかって感じのサブなお話

エピソード7でも思いましたけど、フォース使用時の重低音だけは音響
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RWBY Volume3(2015年製作の映画)

3.5

ハンター養成学校からはじまるおはなし

今作から劇場で観ました
話のおもしろさと戦闘シーンの出来に牽引される感じ

表情豊かだけど3DCGモデルが割と節約してる感じのビジュアルなので、ゆっくり見せるシ
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古都(2016年製作の映画)

3.6

伝統と家族の物語

昔のお話かなと思って観始めたら、京家屋とビルの混在ショットから現代のお話ということがわかってちょっと驚き

京の伝統文化に誇りを持つことはあっても、それを支える人々にはなかなか思い
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.4

士魂商才を貫くお話

冒頭から60歳の姿で驚きますが、逆境でも信念を貫く熱いリーダーとしての説得力のある演技でした

従業員を家族同然に扱う小さな商店を反骨的精神で盛り上げ、大きく成長してからも民族資
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