てんさんさんの映画レビュー・感想・評価

てんさん

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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

心拍数爆上げのオープニングに始まり,過呼吸確実の空中戦。そしてそれに至る人間ドラマと葛藤を描き切ったこれぞトップガン!な故トニースコットの名作の続編を名乗るに恥じない素晴らしい出来栄え!

なんだよも
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.3

巨大生物対決もだいぶ見飽きてきましたかね〜。しかも、今作は前作までヒーロー扱いだったゴジラがデュラン扱い。そりゃ〜米国民はみなコングの味方しますって。

お話の流れはこれまでの延長線で、世界に王はただ
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.0

マ・ドンソクにハズレなし!だと思ってたんだけど、コレはまーまー普通かなぁ。ワルはワルなりに秩序をもって生きてきたとこに無秩序なワルがやってきて世界崩壊みたいな構図。しかもこのワルが棘のついた長い注射器>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.1

吹き替え版を鑑賞。ゲームの世界観をうまく活かしたデザインと構成。セリフの妙もあり、楽しめた感じ。きちんとスーパーマリオしていてなるほど感。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

映画だからと言ってそれほどテレビ版と品質差がない。特別感のある登場人物がいるわけでもなく、スパイファミリーを題材に長編映画作ってみました、ということでしかない作品。

普通に面白かったんだが、期待しす
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

2.5

呪われた着ぐるみとニコラスケイジが戦うお話。ただそれだけの話なんだが…なぜ最後まで見てしまったんだろう。ホラーと言いつつコメディなところか?どんでん返しを期待する好奇心か?いや結末は中盤で予測がついた>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.1

永遠の0のゴジラ版。シン・ゴジラと比べられちゃうことも多そうだけど、あちらとタメ張るくらいの出来栄え!ゴジラの圧倒的な破壊力の表現は、むしろこちらが上回ってるんじゃないかと思うほど!お話も、エンターテ>>続きを読む

映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

3.4

ここ最近のプリキュア映画の中ではぶっちぎりでイイ!プリキュアシリーズが一貫して持つ友情・つながり・信頼といったテーマのみを残し、その他の要素をバッサリ割愛。アクション重視と割り切って、スカッと爽快!に>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

湿地で見つかった男性の遺体。被疑者は主人公。果たして彼女は有罪なのか、無罪なのか。

「ザリガニの鳴くところ」は、ラブストーリーの要素をベースに、猜疑をかけられた主人公カイラのストーリーが明かされなが
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クレイジー・フォー・マウンテン(2017年製作の映画)

3.0

元タイトルは「MOUNTAIN」であり、この元タイトルの方がしっくり来る内容。確かに山にクレイジーしてる人の姿は映るんだけど、そのクレイジーな部分が主体ではない。山を不動の主人公として据え、人間がその>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.4

超超高齢化社会を迎えた選択的死の権利を75歳以上に与える政府施策PLAN75が実装された社会を描く作品。

今の文化・生活様式に、この仕組みが導入されたらどうなるだろうか?という点がとても丁寧に描かれ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.3

聴覚に障がいを持つ小学生硝子をきっかけにして、人間関係をこじらせた主人公が立ち直っていくまでのお話。

一般的な感覚としては「友達作るのって、こんなに難しいもんかね?」って言う気がしなくもないけれど、
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.1

元タイトルである「A PERFECT ENEMY」。この言葉の意味するところは作中にも散々出てくるけれど「罪悪感」ということになるんでしょうかね。

ひとつの事実をどう捉えるかはその人次第で、本当にど
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バック・イン・タイム(2015年製作の映画)

3.4

すみません!生涯最高作がBTTFだと自分で言っておきながら、コレまだ見てませんでした!と呟きながら正座して鑑賞。いやー。良かったです。こんなに愛される映画って他にあるかな?スターウォーズシリーズくらい>>続きを読む

アルピニスト(2021年製作の映画)

4.5

命綱なしで岩壁登攀に挑むフリーソリスト、マーク・アンドレ・ルクレールを追うドキュメンタリー。

「アルピニスト」は、これを凄いと言わずして、何を凄いというのか。一言で言えばそんな映画であった。

舞台
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.3

ハリウッド同名作品のジャパニーズリメイク。元祖もラブコメ路線かつ名作と呼び声の高い完成度だったようだけど、日本版ではそれをなんと福田雄一が監督するという。しかもキャストは、山田孝之にムロツヨシと佐藤二>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

「マイ・ブロークン・マリコ」というより「アイム・ブロークン・シイノ」と言っても差し支えない作品。友達の遺灰を奪って逃げるなんて芸当、ぶっ壊れてないとなかなかできんぞ。というか、お前とにかくそのブラック>>続きを読む

クラッシャージョウ(1983年製作の映画)

3.2

フィルマークスでマークしてる方のレビューを読み、懐かしくなって鑑賞。ホント久しぶりに見たなコレ。1983年公開だったそうで、最後に見たのはおそらく中学くらいの時か。

日本発のスペースオペラと呼ばれる
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.1

「ひと夏の思い出」のいうのは、思春期を過ぎれば多かれ少なかれ誰にでもあるもので。それが同性であろうとなかろうと、好きになってしまえば、鮮烈な記憶として心に刻まれる。

その一部始終を描いたのが本作なん
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.6

9割方内容を忘れたので3度目の視聴。何度見てもいい作品だなコレ。

本作「バニラスカイ」は「オープンユアアイズ」のハリウッドリメイク版。原作映画の知名度が低いのか、こちらがオリジナルと思われがちながら
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

幸福とは一体なんだろう。

心地よく満たされた安心して過ごせるその一瞬。繊細で壊れやすいガラス細工のような一面を持ち合わせた、その瞬間の連続こそが、幸せの本質なのではないか。

映画「幸福」は、そんな
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運命を分けたザイル(2003年製作の映画)

3.7

クライミングは、この地球上で体験できる、最高の冒険のひとつだと思う。ITの発達した現代であっても、テクノロジーや装備の優劣よりも、知能知識、判断力、技術力、体力、生命力、精神力といった「人間そのものが>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.0

震災被害を下敷きに、生活保護の実態をわかりやすく風刺する作品。

物語の主体は殺人事件となってはいるが、その背景は現代日本が抱える社会課題でもあり、ドキュメンタリーとしてもありそうな内容。ストーリーの
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.0

国家権力により、中学生同士に殺し合いをさせるお話。内容の残虐性から、批評家から痛烈な批判を浴びつつも、逆にそれが話題性となりミリオンヒットとなった原作小説の映画化でもある。当時は各種メディアがめちゃめ>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

見ていて苦しくなる。いたたまれない気分になる。画面を見続けるのがキツイ。シンドイ。あと1〜2分で吐くのではないか?何度も途中離脱が頭をよぎる。最後まで見るのは、ちょっと無理だこれは。

マジか………そ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.4

生きるとはなにか。

義務と役割が優先され、幸せを感じるってことが難しい時代に、それでも与えられた居場所の中で、懸命に生きていく。それが、自分のためであり、夫のためであり、家族のためである。もっと自分
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

恐竜映画を見飽きてきたのかもしれない。

残り40分を残して途中離脱が頭をよぎったのは、正直そんな感覚が終始つきまとったせいだ。ジュラシックパークから数えて6作目であり最終作となる本作は、そんな感想を
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

なかなかの力作ぶりを見せた1作目クワイエットプレイス。その続編となるのが今作。出来栄えの良い1作目ほど続編ハードルは高くなるものだが、この作品はどうだったのか。結論から言えば、90分楽しませてくれるエ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前評良いし、レビューも高ポイント。実際どんなものだろうか?と興味は持つものの、3時間という上映時間の長さに鑑賞を躊躇う人がいるのではないか?実際わたしもそうだった。が。その不安は杞憂に終わる。RRRは>>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

3.4

出演俳優みんな上手だなあ。すごい。特に低学年期の美樹役。この子、天才か?

テーマ的には家族もので、個人的には涙腺崩壊路線ではあるのだけれど、決してお涙頂戴方向に振るのではなく、妻のいない世界をどうポ
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プロメア(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

プリミティブなデザイン表現というのか。余計なものを削ぎ落とし、残ったものを効果的に使う、という手法で映像が作られている作品なのだが、カッコよく作ろうとしてそこに頼ってしまいあとが雑。分かりやすく言うな>>続きを読む

Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

4.1

メンバーのみならず、サポートスタッフや関係者、すべてのファンを含めた一人ひとりが「ミスチル」として成り立っている。日本を代表するロックバンドは数多くあるけれど、そんな「輪」としての存在を肯定し、この世>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

今この瞬間、幸せであろうとする。それを選択することが、自分らしく生きる、ということなのだろう。

特殊能力がなくたって、天才じゃなくたっていい。日常的にありふれた景色の中で、毎日の普通を全力で生きる。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.3

ノーランすげえ。これ、役者もスタッフも、きちんと分かっててやってるわけなんだろうけれど、この時間軸の構造を身内に理解させるだけでも一苦労だったんじゃなかろうか。

ストーリーは極めて複雑。わたし自身、
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.0

原点とか言うレビューが多く、避けて通るわけにはいかんと感じて鑑賞。当時見ていれば感想は変わったかもしれないけれど、全編見終わった後の感想は、まーまー普通のホラー中のホラー。豹変した女の子の描写には鳥肌>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.0

グリコ森永事件を下敷きにした同名小説の映画化。中身はフィクションだけれど、かなりの部分を現実忠実に再現しているようで、当時を知る人には現実感の強い作風になっているのではないだろうか。

とはいえストー
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