greenhealthさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

陸軍(1944年製作の映画)

3.6

戦争末期の1944年でに公開映画でありながら息子を戦地に送られる母親の心情を描いた映画。
個人的にそんなことして大丈夫か と思ったし、のちの冷遇もあったようで、この時代の映画人の反骨魂はハンパない。
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

ピアノ弾けないので凄さのレベル感さえわからないのだが、小説でこれを表現したことがむしろ凄いということか。

小中学校でクラスに必ず数人ピアノが弾けるような国は世界でも珍しいと。日本のレベルもあなどれな
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.8

すでに見た2016年のバージョンに30分が追加された大作。全く別物のような作りとなっており新鮮だった。各エピソードが際立つようになっている。
戦時下の普通に人々のひたむきな暮らしがほのぼの感を味わえる
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レインメーカー(1997年製作の映画)

3.7

グリシャム原作、監督はコッポラで豪華俳優陣多数。それにしては爆発的ヒットにはならなかったような・・・

ジョンボイドとミッキーローク これも懐かし。。。

東京暮色(1957年製作の映画)

3.9

小津作品として事前のストーリーを勝手に想像してしまったが、なかなかブラックな展開で今の映画館では❌でしょう。

先の戦争が全ての模範的価値を破壊したために10数年経っても復元されてないといことか。
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砂の器(1974年製作の映画)

3.9

ストーリーも圧巻でしたが冥界からカムバックして来た大御所名優陣を改めて拝むことができた。

丹波哲郎がこんな泣かせる演技ができるとは。。Gメン75のときはセリフを覚えるのが面倒で適当に喋ってるオッサン
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.7

なかなかご縁がなく漸く鑑賞できました。宣伝では広末涼子の印象が強かったが、そうでもなかったです。
逆にしむけんの方が爪痕がっちりでした。

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

3.5

ハリソンフォードの無双ぶりは安泰。
ゲイリーオールドマンの抜擢にスマッシュヒット。
彼の起用がなければドタバタ劇調で後に残ったかも。

人間の証明(1977年製作の映画)

3.2

当時は本当に流行ったと思うけど、小学生だと一人で見に行けない作品の一つだったと思う。
有名な俳優陣ばかりで勿体ないくらい。
岩城滉一のダメっぷり役はかなり珍しい。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.4

結構難しかった。

題名が「post」。
この後続く「ウォーターゲート事件」の記者もワシントンポストの記者なのでピッタリ。
当時は政治スキャンダルが満載の時代、この試練を経てアメリカの言論はたくましく
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.7

同時多発テロのうち、唯一自爆テロ未遂になったユナイテッド機の話。しかし墜落までの状況全く分からない状況にもかかわらずこんな素晴らしい映画を作られた監督の手腕に脱帽。
普通に生きたかった人たちの最後の無
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

無限に金を使った壮大なコントか。

トランプに寄せたメリル・ストリープ大統領。形態模写のよう。またGAFAの社長の思いつきで彗星衝突回避計画を変更し大失敗するところなど、後半は皮肉たっぷりで、感動には
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.5

予想通りの結末。リチャードギアが入ると2ランク位映画の質がupするような気がする。
ハチ公役のワンちゃんはなかなかハンサムでした。
上野の国立科学博物館で剥製のハチ公を見た記憶がある。結構小さかったな
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3人のキリスト(2017年製作の映画)

3.4

統合失調症の患者3人が自分をキリストと主張し従来までの電気ショックではない治療方法を試していく。
ネトフリ映画だけど単館上映の映画みたい。「ファーザー」の認知症のように精神疾患の症状・治療を丁寧に描く
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.4

20世紀の初頭のサイレントと活弁士の時代を興味津々と見せてもらった。前半の流れとテンポが後半にも続いてほしかった。
豪華な役者陣がカメオで登場するのだが勿体ない。

何者(2016年製作の映画)

3.3

今の就活って全く事情知らないのでちょっとついていけなかったかな。
おっさんの立場からすると皆んな頑張れー って感じ。

遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)

3.8

民子3部作の3番目だそうな。

これが更に「幸福の黄色いハンカチ」に続いている。

健さん期待通り。
懐かしのハナ肇が見事なコメディリリーフを演じている。

星の子(2020年製作の映画)

3.1

新興宗教を背景にしたドラマ仕立てだが、想定通り血生臭いような展開にならず、なんとなく方向感が薄口気味。
芦田愛菜も蒔田彩珠も演技が本当に上手いと感心してしまう一方で、話の展開は線香花火のような終わり方
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

3.4

半世紀以上も経っているのに吉永小百合のお陰で多くの人に知られた名画。当時の様子が細かに描かれて考えさせる場面もある。
戦後の若者の明るさや希望が垣間見える中で、当時のムーブメントである北朝鮮帰還事業も
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

普通は行けないから覗いてみたい南極越冬隊とその調理人。堺雅人と曲者役者揃いのマッチングが面白いし、腹が減る。
どんな時でもめしが大事ということですね。
最近は越冬隊の女性調理人も派遣されたようで出版さ
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顔のないスパイ(2011年製作の映画)

3.1

リチャードギア久しぶり。
少し目元の感じが変わった気が。

大河への道(2022年製作の映画)

3.6

今年の2月に香取市の伊能忠敬記念館を訪れたとき、この映画の制作が進んでいることを知り楽しみにしておりました。
忠敬は十数年もの年月を費やし日本列島の地図を完成させた偉人であるが50歳までは伊能家の名主
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.2

気分転換 
自己セラピーとして犬映画はたまに視聴。
犬を飼うときの十か条は正にごもっとも。

大好きだけど飼うのは本当に難しい。自分には無理。

最後に田中麗奈が飼犬のソックスを看取りに、勤務地の旭川
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.4

ピアノ全く弾けないんだけど聞いてるだけで心が落ち着く。

鈴木亮平や上白石姉妹も入ってスゲー豪華なんですけど。

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.0

なかなかの役者を集めているのに。
個人的には残念な結果。
アクシデントもあった。
でも桃井かおりさんはまだまだ伸びしろがありそうです。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

アカデミー賞のシーズンであるが、ようやく1年かけてアンソニー・ホプキンス氏の名演を鑑賞できました。
認知症は身近な話題だし本人あるいは親の介護など知人から多くの話を聞かされる。
本作品は認知症に対する
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

先の大戦で一般の夫婦の葛藤と描いたのが珍しく新鮮味を感じる。
結局夫はスパイなのかどうか不詳ではあるが当時の富裕層の家族も戦況が苦しくなれば日本脱出でも考える人もいたかも。。

今のロシア、ウクライナ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

撮りダメの録画から一気見してしまったよ。アニメ殆ど見てないので相当の時代遅れですね。
確かにインセプションを思い出すようなシーンがあり、こちらが本家なんですね。
高校時代は筒井康隆読みまくってたけど、
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

ヤンチャで熱いトムクルーズが眩しいです。最後はミグ戦闘機とドッグファイト。今となるとちょっと白ける。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.7

緒形拳のサイコパスぶりが凄すぎて見終わった後でもずっとドキドキする。
やはり佐木隆三氏の原作は面白い。

印象的なのは倍賞美津子と清川虹子。すっごいインパクトでした。
相当昔の作品と思ったけど1979
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.6

濃厚なミュージカル。
音楽の聞き流しだけでも楽しい。
ストーリーは重く切ない。