さはらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.4

相談のバケツリレー
相談ロンダリング

救いがあるよねー
みたいな。

今泉力哉の
行間、余剰への愛着。
真摯でいようという姿勢に
あらためて好感を持った。
ウディアレンの「夫たち、妻たち」
に近いも
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.8

ボタンが映るところ。

スーパージェッター自身の限界に
言及しようとしてるのは完結編(?)
として意義のあるテーマだと思う。
オチがハイパー雑なのも
このテーマのリアルさと取ると
根深くてよかった。
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.6

ふいにおジャ魔女どれみを
見ているような気持ちになる
不思議な時間だった。

おジャ魔女どれみ ではないけど。
あくまでファンムービー。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

「きれいなあの子しか思い出さなくなる」

近しい人が突然消えた喪失感の
変容や離れていく焦りを描くことに
力が注がれているのがわかる。
崖のところもよかった。
風通しのいい映画が好きで
この映画も、窪
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.7

ラストの価値。
ほぼずっと中村倫也との会話と
OLの日常の繰り返し。
何か起こりそうで何も起きない
の連続なので
すこし退屈さを感じたけど
ラストの価値。

飛行機に乗ったんや。っていう。
ずっと飛行
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

「好きに勝るものなしでギョザイマス!」

のんさんのビー玉みたいな目と
イキイキとした表情や動作。

全編ゆる〜くやさしい。
たえずクスクスと笑う声が
劇場にあってうれしかった。
笑わせ方もちょう
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.3

生きていくこと。
松山ケンイチが
出所という形で「生まれる」。
腹が減るので食べ物に食らいつく。
動物的にそれらをこなす。
そこで愛おしい隣人たちと出会い、
かかわることで、
人間的で豊かな時間の過ご
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

社会に出るということ。
自分とかかわる世界から、
他人を認識して、
その他人とかかわること。
大人になる事を2時間で
かろやかに見られた。

だいぶすごいことをやってる
映画なんじゃないかしら。

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花様年華(2000年製作の映画)

3.7

オチが良かった。
登場人物の出し方や
登場人物本人たちに
独特なずるさがあって
好みではなかったけど
空気感や音楽は良かった。
ウォンカーウァイ好きな人は
これが好きなんだろうなと。
『恋する惑星』に
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

センス。
“THE”SUICIDE SQUAD。

前作がノルマで作った
悪ノリごっこ感があったので、
こっちは1本として見応えがあって
楽しかった。

オカンに見えるのよかった。
どのキャラクターに
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.4

面白くなかった。
何も解決してない。
してるというなら
それでいい。

プロムでしがみつくように
抱きつく場面がよかった。
ラストの
“助けを受け入れて全てが始まる”
がいいセリフだった。
それはそう
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.7

堤真一を見よう!

綺麗すぎる
画面は説明しすぎだし、
全てのセリフが
見出しやト書きみたいで
無駄がないというより、
過保護でタンパクなものに
感じてしまった。
天才vs.天才のアツさはなく、
湯川
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

見る前からおおまかに把握してる
情報、イメージ通りのストーリーの
文科省お墨付き系道徳教材映画。
ただ、評価されている通り面白い。
このジャンルはもう
好みを問わずとりあえず見て
このテーマでどこまで
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.6

リアリティがどこか薄く、
常に緊張感に支配される感じでもない。
極限まで説明を省いているのが
安っぽさに映ってしまった。

アクションも特に冴えず
出てくる銃器もアホっぽかった。
めちゃくちゃお金をか
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バースデーカード(2016年製作の映画)

3.6

ポスターのニュアンス通りの
良くも悪くも地上波特別ドラマな
ほのぼの感動系小市民映画。
ターゲット層を捉えるベタの総組。
ベタができること、大事。

宮崎あおい×橋本愛+洞口依子
なかなかない御三方の
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

アツい。
俺たちのマーベリック。
続編というリメイク。
アメリカ娯楽映画堂々の帰還。

前作を序章にしたと思う。


映画は映画館。できればIMAX。
もちろんです大佐!
トムクルーズさん大好きです!
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

ギラギラの80年代!
優等生トムクルーズくんの映画
仲間、女、アツいぜ!っていう。
若大将シリーズみたいな話。

とにかく可もなく不可もない

クライマックスは
緊張感あって好きでした
現代の撮影技術
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.0

手術灯と舞台照明のところ。

劇団ひとりだなと思う。

『異人たちとの夏』こそ
こういう話だと思ってた。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

ありていな「成長」とか、
「出来事とその影響」のような
映画のための物語に終始することなく
人の「変化」の話を見られる映画は、
見ているのが心地良い。

言葉の話のあとに主人公が
エチオピア人会に参加
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

子供心にも違和感のあった
ハヤタの無機質さと科特隊での
独特な存在感が昇華された印象。
原典から何をどう拾うかで魅せる
いつもの感じに満足感はあるものの
それに肩入れしすぎた印象。
ツボをおさえたよう
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

4.3

適温。面白かった。
風通しいい映画。
いやそんなに
風通しは良くないけど
それは…さ、、

また見たいと思った。

生きてる人間がいない人間の
思いを推測して話すのはエゴや!
ってキレた岸井ゆきのが、
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

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「ぼけますから…」の続編。
前作の公開を待つタイミングで
信友家に訪れていた更なる変化。
引き続き、信友家3人から
家族のかかわりを考えます。

前作に感銘を受け、半強制、
半ばお義理のような感覚で
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十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.7

千恵蔵、アラカンの顔面圧力。
ストーリーの深さはないけど
平和な時代の武士たちが
必死で戦うクライマックスは
生々しくてよかった。

サラリーマンつらいですね

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

それぞれの生活パターンが
うつるところ。
壊す壊される話と
「聡のためにホームラン打つから」
がよかった。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.7

オザケンの彗星が好き。
親が死んだ頃よく聴いてた。
90年代20代とかだった人は
尚のこと思い入れでいろんな事
思い出したり重ねたりするんだろうな。
オザケンすごい

犬キャラさん

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.5

上白石萌音と矢本悠馬
どこでも同じ役してる。

青春映画によくもやがかかるの
クラシックな映画みたいで素敵

下の句頑張ってほしい!

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

ウルトラQ演劇

見たものだと黒沢清の映画は
どれも乾燥している。
もうすこしベタベタしてくれると
助かる。

アジョシ(2010年製作の映画)

4.6

「隣のアジョシが殺し屋〜!?」
のノリだとずっと思っていたけど
全然ハートフルじゃない方だった。
一応ハートフルでもあるか。

食っちゃうぐらいの敵なのに
主人公ウォンビンがよかった。
ミステリアス美
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.0

「同調圧力に抗え!」の主張と
その主張への同調圧力な展開。
むず痒くて耐え難かった。
集団逆賢者タイムみたいな
クライマックスもいやだった。

評判の演劇の映像化 という感じ。

友達が書いていたら
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

ポスターが最高。

レディガガ主演の火曜サスペンス。
わかりやすいキャラクターと見せ方、
音楽。素人目にもわかる衣装。

内容もさることながら名優たちの
演技をたくさん見られる映画でした。
ガガ様、ア
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

『アンタッチャブル』みたいな
映画制作とかでは見ておきたい
無駄のない一本でした。

韓国では97年以降の
死刑執行がない。

観客が見たいマドンソク。
ドンリーをエターナルズで
消費したマーベルをゆ
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サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

3.8

「サンダーバード新作!」
という触れ込みで公開された本作。
間違いではないが、この映画自体は
現代の人間によるサンダーバードの
再現とその過程であり、60年近く前の
技術をいかに甦らせたかという
ドキ
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