このレビューはネタバレを含みます
イドリス・エルバが獰猛なライオンと闘う羽目になるアクションスリラー。窮めてシンプルな構成で、もうそこだけが見所と言っても過言ではない。
この手の作品ではお約束の、間の抜けた主人公たちの行動にイライラ>>続きを読む
前作「ヒットマン」の続編…ではなくリブート作品。
設定は相変わらず非現実的で、ストーリーも雑で穴だらけではあるが、アクションシーンが前作と比べ格段にスケールアップし映像もスタイリッシュ。そして、今回>>続きを読む
大ヒットゲームの映画化との事だが、主人公のスキンヘッドの後頭部にバーコードが刻まれているというのが、いかにもゲームらしい。
ストーリーは可も無く不可も無く。とにかく主人公の47が強すぎるので、緊張感>>続きを読む
90年代らしい「強引な筋立て」「力技の音楽」「大規模な爆破シーン」これらの要素を全て含んだハイジャック映画。
荒唐無稽なプロットもここまでやるとふっ切れた感があって、かえって物語に集中することができ>>続きを読む
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銃乱射事件で息子を失った父親の喪失と再生の物語。しかし、肝心の事件の顛末をぼやかせて描いている点に大きな仕掛けが隠されている。本作はその構造の勝利といっても過言ではない。当たり前のように思い込んでいた>>続きを読む
欲望にその身を焼かれていく因果応報の物語。デル・トロならではの怪しく魅惑的な世界を、悍ましくも美しい悪夢の如く描かれている。
美術や舞台背景、衣装にライティングの一つひとつが素晴らしく、本作の世界観>>続きを読む
リメイク版「SHAFT」第二弾。
前作に比べシリアス要素が薄れ、コメディ路線にシフトしたように思われるが、主にスポットが当たることになる息子JJとシャフトの掛け合いが非常に楽しく、バディムービーとし>>続きを読む
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導入部分はテンポもよく期待させるが、肝心のストーリーが中途半端で全く盛り上がらない。味わいのあるテーマ曲と70年代の雰囲気で創ろうとしているのは感じるものの、チンピラ相手にちまちまアクションしているだ>>続きを読む
お決まりのバディムービーであるが、二人とも女性というのは珍しい。サンドラ・ブロックのコメディエンヌぶりもさる事ながら、全盛期のエディ・マーフィを彷彿とさせるメリッサ・マッカーシーの畳み掛けるようなセリ>>続きを読む
第三次世界大戦を引き起こすことも可能な究極のデバイスを巡り、米・英・独・哥・中の女性諜報員が結束して紛争戦を繰り広げていくスパイアクション。
製作に名を連ねるジェシカ・チャステインがチームリーダー、>>続きを読む
ディズニーの「101匹わんちゃん」の実写版である今作は、予想以上に原作の世界を忠実に再現されている。とにかくクルエラ役のグレン・クローズがハマリ役で、全身泥まみれになりながらも、悪役の嫌らしさと滑稽さ>>続きを読む
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Disney史上最狂ヴィランと謳われるクルエラが、“何故、冷酷非道な悪女になってしまったか“を描いた、映画「101匹わんちゃん」の前日譚
70年代のロンドンを舞台に、悪女の誕生秘話としてサクセススト>>続きを読む
バスケットシューズでは弱小メーカーだったナイキ社が、「エア・ジョーダン」の爆発的ヒットでスポーツ商品の世界に革命を起こす前日譚となる物語。
80年代を再現した美術や音楽が心地よく、マット・デイモンを>>続きを読む
「ジョン・ウィック」製作スタジオ✕「007」監督作品と言うことで期待大だったが正直物足りない。他の女性アサシン作品と比べ特別な輝きがあるかというと難しい。ストーリー的にも主人公アンナと敵役レンブラント>>続きを読む
これまでの「ゲット・アウト」や「アス」とは毛色が異なる意欲作。
ジョーダン・ピール監督らしく、いろんなメタファーや隠れたテーマが盛り込まれているので、一度観ただけでは正直理解するのが難しい。独特すぎ>>続きを読む
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序盤はかなり楽しめる。ただ謎の組織が現れた辺りから作品の雰囲気と方向性が大きく変わるので、好き嫌いが完全に分かれる作品と言える。
ただの拷問復讐映画ではなく、あまりにも崇高で“ホラー”と呼んでいいも>>続きを読む
ヒットマンズシリーズ第2弾
これはこれで単体として楽しめる作品だが、やはり前作の「ヒットマンズ・ボディガード」を観ておいた方が主役三人の腐れ縁となった背景もわかるので、可能であれば事前鑑賞をお勧めした>>続きを読む
“過去は決して死なない”
“過ぎ去りさえしないのだ”
フォークナーの名言を巧みに使った佳作。
全体の構成には少々首を傾げる所もあったが、最後のオチがその辺りの辻褄を合せてくれる。あのトランプ旋風時の>>続きを読む
やむを得ない事情でロシアのスパイとなったヒロインの活躍を、過激なエロティック描写を織り交ぜながらリアルかつ緊張感が途切れない精緻な脚本と演出で描き出す。
本作は何と言っても、J・ローレンスの妖艶さと>>続きを読む
MCUシリーズ第30弾
全編に溢れるチャドウィック・ボーズマンへの愛と敬意。フェーズ4のラストを飾るに相応しい、悲しみと共に希望を感じさせる作品となっている。
前述の通り、本作は従来のMCUシリーズ>>続きを読む
MCUシリーズ第29弾
流行りのマルチバースを尻目に独自路線を貫く姿勢は潔い。考察や予習も必要としない物語は初心者にも優しく、マルチバース化で疲れた脳に優しく染み渡る。キャラごとに緩急をつけたマーベル>>続きを読む
MCUシリーズ第28弾
マルチバースの本格的な始まりとして、MCUの更なる可能性を感じさせる一作。
今回のヴィランは、ワンダ・マキシモフが闇堕ちしたスカーレット・ウィッチ。ただ、ワンダの秘めたパワー>>続きを読む
MCUシリーズ第27弾
シリーズ随一の傑作と言っても過言ではない。鑑賞後の満足度はエンドゲーム以来
これだけ多くのキャラクターが入り混じり、更にはマルチバースというただでさえ小難しい題材にも関わらず>>続きを読む
MCUシリーズ第26弾
アベンジャーズのエンドゲーム後の世界を描いたエターナルズ。アクションエンターテイメントというより、ラブストーリーかつ人間讃歌の物語。
正直アベンジャーズのノリを期待して観ると>>続きを読む
MCUシリーズ第25弾
遂にアジア系スーパーヒーローの登場。とにかく全編アクションシーンが迫力満点で片時も目が離せない。
物語も神秘的で、母が父と心を通わせた技が子に受け継がれ、今度は子が父とその技>>続きを読む
CG映画の先駆的作品と言われた前作から28年ぶりに、本格的な3D技術を引っ提げて帰ってきた。
ライトサイクルやレコグナイザー(門形の飛行マシン)などメカの映像が正統進化しているのは勿論のこと、ストー>>続きを読む
正直今あらためて観ると、CGは野暮ったくてショボいのだが、これがCG映画の原点かと思うと実に感慨深い。
プログラムを擬人化する発想は斬新だし、体が光るコスチュームは今でも美しいと思える。要所で手作り>>続きを読む
ハリウッドの娯楽アクション映画の雄ともいえる、ジェリー・ブラッカイマーとマイケル・ベイというヒット作量産コンビによるアクション巨編。
同監督らしい安定の大味さと爆発的な推進力。非日常の設定(アルカト>>続きを読む
現代のアメリカ社会に対する風刺とジェンダー問題をうまく織り交ぜた秀逸なホラーサスペンス。
所々で粗さも目につくが、引き込み方が凝っているのと演出が見事なのでしっかりと怖い。さらに、恐怖がピークに達し>>続きを読む
伊坂幸太郎原作の「マリアビートル」を映画化。
ブラピ演じる主人公の“レディバグ”は、特殊能力のあるスパイやエージェントではなく、ただの世界一運の悪い殺し屋。久々に引き受けた仕事は、東京発の高速列車で>>続きを読む
英国紳士のスパイアクション「キングスマン」シリーズ第三弾。
キングスマン誕生までの前日譚ということで、時代も主人公も作風自体も違うので新鮮に感じる。とはいえ、シリーズを通してのテーマである「継承」や>>続きを読む
英国紳士のスパイアクション「キングスマン」シリーズ第二弾。今回も悪趣味テイスト満載で、イギリス映画らしいブラックユーモアに富んだ作品に仕上がっている。
タロン・エガートンのスーツ姿もすっかり板につき>>続きを読む
ロンドンの高級テーラー「キングスマン」の実態は、どこの組織にも属さないスパイ機関。そのエリートスパイが、前代未聞の人類抹殺計画に立ち向かうという荒唐無稽なストーリー。
少々下品でコメディの味わいが濃>>続きを読む
ロボットに感情を持たせることの危うさを描いた作品はいくつかあるが、そのどれもが人間の愚かさを嘆いたロボットが人間を追い詰めていくという悲観的な内容だ。本作も例に漏れず人間を守るために作られたはずが、人>>続きを読む
“シャマラン流”人類への警鐘ムービー。自然には抗えぬことを蜂群崩壊症候群になぞられて描いている。
突然人々が我を失い自殺行為をとり始める。その波紋は都市部から地方へ、やがて地球全体に広がっていく。序>>続きを読む
トイ・ストーリーの人気キャラ“バズ・ライトイヤー”が主人公の本格SFアクション。アンディがバズに夢中になった要因の映画という繫がりを持たせているのが面白く、バズのリーダーシップや行動力、一人で突っ走っ>>続きを読む