利権が絡んでて云々~みたいな話をチラッと見ていて、なんか嫌な予感するな~と思いながら見に行ったら案の定。
外から見た日本の「キレイな部分」だけを掬い取ったペラペラ映画。モダナイズされたトイレしか映さな>>続きを読む
映画館で見てたらもっとラストで驚けただろうな…という少しの後悔。
無自覚な権力の振り翳しと没落。過度なキャンセルカルチャー。終わりのない「作品と人格を切り離すべきか」論争。
全てに明確な答えを出さない>>続きを読む
徹底的に排除されたデジタル、ミニマリスト。小津スタイルに再接近しているが小津の名前を劇中で出しはしない。いち労働者であるヒロインはいつでも雇用主から捨てられる身にあるが、失敗した料理を容赦なく棄てる。>>続きを読む
全作見続けたマニアだからこそ驚く、仰天の展開。前半後半で演出もプロットも一気に様変わりし、「ゼイリブ」もしくはその影響下の「激怒」のような展開に移っていく。
アンゲロプロス仕込みの驚くべき長回しには唖>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ほつれる」が苦手だったのでどうかと思ったけどこっちはめっちゃ好き。時系列のシャッフルも全てがうまく噛み合ってる。この映画に出てくる男達を「クズ」と切り捨ててはいけない。決して他人事だと思ってはいけな>>続きを読む
めっちゃ良い映画!
前半のダラダラ具合は「愛なのに」の圧勝か、今泉さんは脚本に徹した方がいいのではないかと思いながら見てたけど、後半の手島実優さんのヤバさがどんどん際立つにつれてドライブしていった。4>>続きを読む
「ソナチネ」と「みんなやってるか」の融合みたいな感じ。ひたすらドライな銃撃戦と天丼ギャグ(物理的に天丼が出てきて失笑)
足を撃たれた後の「アタタ~」が好き。耕作急に水着になってて吹いた。
黒澤清印とも>>続きを読む
すごく良い映画になりそうな予感はするのに、その"なりそう"だけでとどまっちゃってる感が。。スタンダードサイズなのも理由はわかるんだけど、うまくそれが活かしきれてないような。俳優たちの演技も(題材が題材>>続きを読む
再見。想像より役所広司がめっちゃお喋りだった。黒服の集団、不気味で良い。
院長の未亡人と対話してる時の人工的な雨?が良い。閉鎖的な空間でこそ映える清の画作りは、ロケ撮影メインの本作ではちょっと強度が薄>>続きを読む
神戸のパートが削られすぎ。あの女友達の実家行くところとかわりとキモだと思うけどなあ。諸橋と急にゼミ旅行の話したりして辻褄が合ってない。あと「ユーチューバー」って言葉は出てくるのに映るのは「nowTub>>続きを読む
低迷期の北野映画をほぼ見てないのであまり語れる資格は無いが、最高傑作なのでは無いかと思えるくらい破茶滅茶に楽しかった。3人が揃うだけで面白い雰囲気が生まれる。「さっさと死ねよ!」のとことか、頭下げさせ>>続きを読む
映画館で見返したい~Amazonの宅配ボックスをあんなクールに登場させた映画は初めてじゃないか。冒頭部分、あまりの手際の良さからのやらかしが笑える。突き落としシーン、どうなってるかちゃんと見たい
有村架純ベストアクトじゃない?恋愛への酔わなさとセックスに対する価値観を語るところがめちゃくちゃ良い。
冒頭の駅員との口喧嘩がピークでそっから冗長だった印象
各々が各々の男性性に取り憑かれていて、その抑圧の中で生きるしかない一人の女性。殴るシーンでの独特なカット割りはこの頃から片鱗を見せている
めちゃめちゃ直球のラブコメ!ひたすら無理矢理で暴力的に進んでいく男たちの行動にハラハラしながら、最後はストレートな恋愛モノに落ちていく。逆立ちのシーン、突然の髭剃り、駐車係に車擦られるところや、「踊る>>続きを読む
内容的には言うまでもなく、役者陣の気迫にやられた。全てを一発で持って行ってしまう瑛太はさすが。野生・東出の色気凄かった!
超面白い!!ウェスの最高傑作では。
冒頭の横移動から視界が贅沢すぎる。マヤホーク登場からオーラが凄い。スティーブカレルを生かしきれてない気もするけどそれもまたよし。
記憶ゲーム一回目のカット割めちゃ好>>続きを読む
ユスターシュってゴリゴリのシネフィル文学監督なのかと思ってたけど、ちゃんと映画の力は性欲や庇護欲に勝てないということを自覚しているしそれを全面に押し出しているところが好感持てる。特に今作の映画館の扱い>>続きを読む
今の精神状態で見ていい映画ではなかった。映画や音楽や文学は個人のセックスや恋愛の問題を前にすると徹底的に無力であるということを映画を通して語る狂気。何度も気が触れそうになって思わず叫び出しそうになりな>>続きを読む
ブレッソンのような棒読み台詞が、あまりドイツ語を話せないモロッコ系移民という設定とうまく呼応している。序盤と終盤の展開の反復や、高級料理屋に横並びで座っている2人を移したショットなど、上品さが常に漂う>>続きを読む
終盤の展開を見て、どういう風な捉え方をしたら「男性を必要としない自立した女性のための映画」になるのか理解に苦しむ。むしろ性差という分断を徐々に乗り越えて共生していこうというメッセージが描かれているのに>>続きを読む