ぐちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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理大囲城(2020年製作の映画)

3.5

『アクト・オブ・キリング』の本当のクライマックスは、エンドロールで8割くらいのクレジットが「匿名」になってるところだと思ってるんだけど、エンドロールが皆無というドキュメンタリーも壮絶だなと思った
(最
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.3

青春×ゾンビ×ミュージカル
の異色の組み合わせがシュールで楽しい。

ところどころ編集があんまり気持ち良くなかった…
最初の見せ場の、アナが爽やかな気持ちで目覚めて歌を歌いながら登校する後ろでゾンビパ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマのわりには軽やかで笑えるところも多くて、爽やかな気分になれる秀作。
良かった。

最悪に嫌な奴がほとんど出てこないのも良かったな。
みんな適度に善人で無神経。
仲良くなったラーメン屋のお兄さんに
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Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

3.5

いじめっ子との最後のアレとか、クラス全員が主人公を嫌悪してるんじゃなくて特にいじめてはいないけど嫌がらせを止めるわけでもない感じとか、でも男のいじめっ子がムスリムの女の子に処女って言った時はクラスの女>>続きを読む

ドンバス(2018年製作の映画)

3.5

『ナワリヌイ』とハシゴして見たけど、ナワリヌイは劇映画的ドキュメンタリー、こちらはドキュメンタリー的劇映画たなと感じた
いろんな感想が渦巻いてるけど、言葉にできない

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

面白かったけど、期待してた「ホラー映画の定石フラグを腕力でへし折っていく」感は最初だけかも。
大体、腕力で襲ってくる敵に対して腕力で返してるって感じで、最後の方はちょっと単調に感じた。
演出が単調のせ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

意外とテンポ良くて映像もスタイリッシュで最後まで飽きずに楽しく見れた。
スリルとブラックな笑いの塩梅も良い。
ニコラス・ホルトのキャラも意外性があった。

でもこういうのは向こうの神秘性がなくなったら
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

仕事帰りにクタクタになって行ったのに(3時間の映画見る気力じゃなかったので帰ろうかと思った)見た後は力がみなぎり血行が良くなり肩こりが消えた。

こんなにファンタジックでエンタメなのにこんなにも抑圧の
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

敵がちょっと考え無しすぎんか…てのとか、途中ちょっと長いな〜とか、話の内容的に仕方ないんだけど手放しで面白い!って言えるテンションではないな〜とかあるけど、全部ラストにシュリが喪服を燃やすための旅路だ>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.2

事前に予習した方が良いと聞いて、とりあえずサーガウェインと緑の騎士のあらすじだけ調べて挑んだ。

何一つわからなかったらどうしよう…と恐々見たけど、大筋は幻想的な中世騎士冒険譚という感じなので話の筋は
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

2.5

東京国際映画祭にて

癖(へき)が 強 い

重厚で重苦しいタイプの歴史大河かと思って見始めたら開始数分で監督がアクセルベタ踏みで「振り落とされんなよ!!!!!🐎🐕💨」
私「あ〜〜〜れ〜〜〜〜(振り落
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

面白かった!
キャッチーなアイディア以外はストーリーの流れは概ね王道に進むんだけど、予告や設定のキャッチーさだけじゃないプラスαがちゃんとあって、めちゃくちゃ意外というわけではないけどちょっぴり捻りも
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.3

ほぼ前編白黒の物語で、お芝居や映画だけは華やかに色づいている。

穏やかな日常に突然分断させるように起こる暴動も、日常とシームレスに始まる戦争もある。今まで違いなど意識すらしてなかった地域住民が突然敵
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前評判を少し聞いてて、理解できないかもな〜って思いながら期待値低めで挑んだけど、、めーーーーちゃめちゃ良かった、、、すっごい好きだった

映画づくりの夢と希望と野心と罪。
が、ぎゅっと詰まった正に「映
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと最後までナタリーポートマンがソーしてた(途中で病気離脱するのかと思ってヒヤヒヤした)り、最後に血縁関係にない子供とソーが家族になったり、ヴァルキリーやコーグのセクシャリティのさりげない扱い、子>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.6

見たら落ち込みそうだな〜と思って見に行ったけど、意外と勇気が出る内容だった。
今の参議院選挙期間中にずっとテレビで流しててほしい。

映画として普通に構成がうまい。
ドキュメンタリーとしてはやりすぎる
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.3

大人の夢全部のっけたお子様ランチ

トムと監督によるトップガンとマーヴェリックのための映画なので、主人公をちゃんと好きになれないとちょっとしんどい部分もある
訓練生?たちのスピンオフほしい

スルース(2007年製作の映画)

3.3

この絵づくり、この演技だからこそ持つ(ほぼ)ワンシチュエーション会話劇。
低予算ながらコンテンポラリーで耽美な絵づくりはフェティッシュで好み

ジュドロとケイン様の濃厚ないちゃつき(ほとんど比喩じゃな
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

不条理なのにどうにもできなくてどの手を打っても「詰み」な現状、どんどん追い詰められる様を描くのがとても上手くて歯軋りする。
完全な悪人がほとんどいなくて、でもみんなその場限りの無責任な優しさ、一時凌ぎ
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犬王(2021年製作の映画)

3.0

アニメーションでしかできない自由な発想、表現、躍動感はほんとーーーーに素晴らしかった!!!
音楽で物語を動かすミュージカルアニメとしても満足感高い。

ただ、現実の伝統芸能に対するスタンスと、「反権力
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.5

関係者の身の安全のためにアニメーションでしか描けなかった物語。
事実が事実だけにアニメーションでしか描けないドキュメンタリーというと『戦場でワルツを』を思い出す。

見る前は、主人公が同性愛であるため
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

何一つ思い通りに行かなくて、理解できたと思ったら裏切られて、こっちの状況も気持ちもお構いなしにblah blah blah...

私は子育て経験無いので想像するしかないけど、友人から聞いたり想像して
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

もっとぼかしてくるかと思ったけど、ダンブルドアとグリンデルバルドが恋仲だったのをはっきり示して、なおかつセンセーショナルに煽らないやり方は良かったな。
冒頭のレストランシーンなんて、別れ話特有のリアル
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ナチス・バスターズ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コンパクトな尺で見せたいものがわかりやすい、というか取捨選択が的確なのかな、あれもこれもとドラマを欲張りすぎてないのがよかった。予算の関係もあるだろうけど。
多分一番やりたかったのは「ロシアの雪原で西
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンの知識はトムホ版とスパイダーバースだけなんだけど、スパイダーマンってもっとシンプルな楽しいヒーローものだと思ってた…ビジュアルもポップでキャッチーだし…
い、意外と暗いし辛いしエグいな!
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

先に観た人たちから「映像はすごいけどとにかく長い」「タルい」「悪くはないけど面白いかと言われると…」
みたいな感想聞いてたし、個人的にもドゥニ作品はやや地味で決め手に欠ける印象だったので覚悟して観に行
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

2.5

戦争ものだと思ってたら途中でジャンルが変わって笑った。
本格戦争映画×クリーチャー映画というジャンルのごった煮感が楽しい。
頭打っても死なないゾンビは反則。
ラストの1917ばりのワンショットはすごい
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PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

3.0

ハジョンウ加点があることは認めます。

白頭山を観たらいつか見ようと思ってズルズルきてたPMCを「今が見る時だ!!!」て気持ちになったので観たけど記憶が混ざるほど白頭山だった。

主人公がバンカーに閉
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