Ryokoさんの映画レビュー・感想・評価

Ryoko

Ryoko

映像、音、ストーリー、そのいずれかにパンチのある映画が好きです。

映画(107)
ドラマ(0)

ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

長年の俳優人生の締めくくりがこの映画だんて、素敵すぎる。
彼にしか醸し出せないあの独特の哀愁感がまさにいぶし銀。
言葉のひとつひとつを噛みしめ、ハリーを慈しむ、そんな映画だった。


R.I.P. H
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

ちょっと、語弊があるかもしれませんが、このエキセントリックな顔立ちの男の子を起用して、このストーリーなところがなんだかすごいと思ってしまった。
ロブスターにイマイチ乗れなかった自分としては、前作よりは
>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.5

そうそう、このハネケ的ゾワゾワ感を味わいたくて観にきたの!
だったんですが、お話自体にあまり面白さを感じなかった。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

5.0

ときどき思い出したら必ず観たくなる。
一夜のビルとアリスの大冒険。
そりゃあ、くたびれるパーティーの翌日に一服キメたらうっかり言いたくなっちゃうことあります。とりかえしのつかなくなる欲望そして妄想。
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

-

あまり事前情報なしに誘われるがまま観たので、、アレなんだが。。
ストーリーも音楽もわたしにはまったくハマらなかった。この映画じゃわたしのアドレナリンは出ないし、アクセル全開にもならない。大絶賛が多いな
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.7

なにげない日常にある愛おしいひととき。大したことが起こるわけではないけれど、こんな穏やかな日々っていいよね、っていうさりげない愛に溢れていて。
そう、これはふわぁっと多幸感に包まれるやつ。日常は詩なん
>>続きを読む

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマを観てなければほとんど楽しめない劇場版。ボブ(リーランド)とローラの最期の死闘の日々。ローラの表と裏の顔。コカイン吸って吸いまくって現実逃避しなきゃやってられないくらい、哀しくも恐ろしい日々。。>>続きを読む

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.0

まるで生き別れた一卵性双生児のような、神秘的な共鳴、運命と偶然の物語。すべてが美しくて、夢心地。イレーヌ・ジャコブが美しすぎて吸い込まれた。やわらかくてあたたかみのある色調が、そのままの余韻を残してく>>続きを読む

あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)

4.0

中年男の若かりし日の追憶の物語。
幼少期の母、スパイ映画さながらの高校時代のロシアでの冒険譚、大学時代のあまくほろ苦い大恋愛。描かれる3つの想い出。
まったくと言っていいほど、自分とは共通点は見出せ
>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.8

終始つきまとう、異様さや違和感が見事。パズルのピースが嵌まっていくようにどんどん進む負のスパイラルがおもしろい。とてもよく練られた脚本に新感覚な感動を覚えました。
とにかく全体的に気持ち悪いところがい
>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

普通に生きてきたはずなのに、きっと無意識に自分を押し殺していて、それが人を不幸にしてしまうことってあるんだよね。

ストーリーはややありきたりに感じたけれど、穏やかな佇まいのなかに、いろんな感情を潜ま
>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

なるほど、現代版「不思議の国のアリス」ね。
二転三転する展開といい、岩井俊二監督がやりたい放題、自分の感性をすべてぶち込み作った映画というのが隅々まで感じられ、とてもおもしろかった。
黒木華のあの声と
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.3

世代の違う3人の女性がとても魅力的で、それぞれの人物像を丁寧に描いている上に、素晴らしい役者たちのアンサンブルが観ていて心底心地よかった。このそれぞれの女性の物語をもっともっと見続けていたいとさえ思っ>>続きを読む

クレールの膝(1970年製作の映画)

4.2

白鳥が浮かぶ透き通った湖上をボートが軽快に走り抜ける冒頭シーンから素敵すぎる。アルプスの山々に囲まれ美しい光が降り注ぐ湖畔の避暑地、すらりとしたティーンたちの水着姿、またしても最高すぎる夏の風景にノッ>>続きを読む

春のソナタ(1989年製作の映画)

4.0

恋人の部屋が散らかってると、ゲンナリする気持ちよくわかる 笑。

いろんな“不在”を介しての、偶然と誤解がどんどん流れに乗って展開していくのが、なんとも心地いい。別荘の庭や咲き始めた花々、そしてピアノ
>>続きを読む

冬物語(1992年製作の映画)

4.0

恋人とのあまい最高の夏のバカンスをまざまざと目に焼き付けてからの、物語はすっかり寒々しい冬のパリへ。
また逢えるはずだった恋人とのすれ違い。はなればなれになってしまい月日は流れても、忘れられない運命の
>>続きを読む

恋の秋(1998年製作の映画)

4.5

女心の描写が見事すぎて、もうたまらん!
主人公マガリのことが大好きな2人が企む「出会い」大作戦。純粋に彼女の幸せを願ってのはずなのに、女特有の複雑な心理が見え隠れしたり、うまいことすれ違う絶妙な展開に
>>続きを読む

夏物語(1996年製作の映画)

4.2

せっかくバカンスにやって来たのにお一人様で過ごすガスパール。このシークエンスがあってこそ、遊び人って印象を与えず、その後のなんとも微笑ましいグズグズな展開が活きている。
三人三様の魅力的なかわい子ちゃ
>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

2.3

86分間、ひたすらトム・ハーディのドライブ車内電話芸だけで成り立っている映画で、それはすごいと思うんだけど、なんでこんなストーリーにしたんだろう…。もったいないなぁ。
徐々に明らかになっていく彼の苦悩
>>続きを読む

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.7

ユペールに当て書きしたというだけあって、ユペールが凛とした素敵な女性を見事に体現している。
ミア・ハンセン=ラヴ監督が、自分の母親をリスペクトしてるんだなぁってのが伝わってきたし、自分より上の女性への
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

主人公のリーが背負ってる十字架が、観ている側がすんなりと疑似体験できる丁寧な演出がとてもよかった。過去の描き方だったり、町の景色だったり、ケイシー・アフレックの佇まいだったり。すべてが相まって、乗り越>>続きを読む

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

4.2

惚れ惚れするほど煙草が似合い、金持ちとレコード以外には興味がなく、ドレスみたいなパジャマで眠るエヴァ。貫禄ありすぎの美しさ、匂い立つ色香、冷めた視線がもう、たまらん。。
何度“みじめな男”と吐き捨てら
>>続きを読む

不審者(1951年製作の映画)

3.7

悪徳警官が主人公のフィルム・ノワール。
はじめから、おいおいおかしいだろ!とツッコミを入れたくなる展開がすごい。
私利私欲をうまいこと隠しながら狡猾に立ち回る男がまあ見事。
時折みせるニヤけ面がなんと
>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.6

いろんなテイストが入っていて、展開が読めないし、ラストまで緊張感がすごくて飽きない。
クリステン・スチュワートのマニッシュな佇まいはなんとも流行りのモデルのよう。滲み出るオーラがかっこよすぎる。シャネ
>>続きを読む

フィツカラルド(1982年製作の映画)

4.0

どうしよう、本当に船が山を登る映画としか表現できないw

狂っててサイコーー!!
山越えもすごいけど、急流に流されそうになるシーンで思わず絶叫してしまった。リアルジャングルクルーズ。ラストの船上のオペ
>>続きを読む

大いなる夜(1951年製作の映画)

4.0

強くてかっこよくて大好きな父ちゃんが目の前で無抵抗のままボコボコにされてる姿を見せられ、ミルク臭い童貞のボクは銃を手にして復讐に向かうのだー!…って思いきや、道中で出会う女性たちを次々と口説こうとする>>続きを読む

エヴァの告白(2013年製作の映画)

3.0

ホアキン・フェニックスが好きなあまり、どうしてもそういう目線でしか見れないです。本来ならば、男顔美人のマリオン・コティヤールに感情移入するべきなんだろうな。
でも、はっきり言ってエヴァにぜんぜん同情で
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.0

噂どおり、エディ・レッドメインの繊細な演技が際立っている。
鏡の前で裸でポーズをとる姿、ストリッパーの仕草を真似する姿、アイナーが本来の自分に目覚めていく様は美しく、切なく、そしてドキドキした。
風景
>>続きを読む

できごと(1967年製作の映画)

4.3

なんだろうなぁ、わたしはこの映画に酔っぱらってしまった。
この映画が醸し出す雰囲気すべてが極上の強いお酒のような。

またしても、いやらしさ満点のダーク・ボガードのむっつりスケベ加減もハンパないし、
>>続きを読む

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

4.5

ただ人間の姿をした生き物でしかなかったカスパー・ハウザーの数奇な生涯。

16年間地下牢で生きていた時は、言葉も知らず、感情も知らず、歩くことすらできなった彼が自分以外の世界に触れ、人間になっていく
>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.9

どうしてこうも、なんでもない夜の街をこんなにも魅力的に撮れるのか…。富士FILMのネオン背景のシーン、台湾総統府のネオンのもと疾走するバイク。どれもこれも夜景にシビれる。
台北の新しい街並みと古い街並
>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.7

ジーナ・ローランズがいるだけで映画になってしまうのに、このジーナはまじで神がかっている。魅了され続ける145分。

正気と狂気を行ったり来たりしてしまう、繊細でイノセントなメイベル。そんな妻を愛し理解
>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

自分はいったい何を観ているんだろう…そんな気分になった。
深淵なテーマをこんなふうに映画にするって、純粋にすごい。ただただ感嘆するばかり。
どのシーンも強烈に目に焼きつく。ラストの死のダンスシーンが忘
>>続きを読む

>|