Ryokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Ryoko

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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

4.5

旅先のリゾート地でよく見かけたことのある中年白人女性と現地の若い男の恋と金の図式。

いくつになってもどんな容姿になっても愛を求める姿が、皮肉たっぷり悲哀たっぷりに描かれ、リアルな醜さを突きつけられる
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

3.6

はじめからくっきりと怪しさを保ちなが進んでいくサスペンスな雰囲気に引き込まれる。

とにかく、三つ編みおさげにミニスカート(パンチラあり)のユペール様がすごい!エキセントリックな役が本当によく似合う。
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.0

ポルノで始まり(眼球譚だったのか!)、カニバリズムで終わるとは!!ハチャメチャすぎてびっくりした。

渋滞長回し、クラッシュしてる車、炎上する車、とにかく垂れ流される車たちが惚れ惚れするほどかっこいい
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出発(1967年製作の映画)

3.8

タートルセーターから顏を出すジャン=ピエール・レオはやっぱりドワネルシリーズ思い出しちゃう!

ポルシェに恋い焦がれ、レースに出ようと奮闘するレオがハイパーテンションだし声がデカくてうける。
鏡のシー
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

ほぼすべてのカット、構図が完璧すぎる。何この吸引力…。

なんだか不吉な電話の音。ヒラヒラと流れるような風。釘付けになっちゃう不良少女。入れ子式的なストーリー展開にもゾクっとした。そして悪夢のラスト…
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.5

もっと過激でゲラゲラ笑えるオカマちゃんの話かと思ったら、わたしの印象はちょっと違った。

切り口というか演出はもちろんコミカルだし、ロサンゼルスのオレンジ色の夕焼けが映える、ポップな作りではあるけれど
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パリところどころ(1965年製作の映画)

3.8

小粒ぞろいなオムニバスで、どれも味があって楽しい。

いちばんのお気に入りは、ロメールのエトワール広場かな!

パリをぐるぐる回れるよ。

エレファント(2003年製作の映画)

4.5

淡々と描かれる、彼らのみずみずしくてリアルな日常をみているだけで、心が震えた。

やっぱりグサッとくるよね。
だって、わかるもの。この思春期特有の、小さいけどけっこう引っかかって気になる棘みたいなもの
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.0

爆笑の上質コメディ。

明らかに相容れなさそうな空気をプンプン漂わせる2組の夫婦が、まるでコントのような、期待以上の仁義なきバトルで笑わせてくれる。

ケイト・ウィンスレットの圧巻のゲロ!!

あーお
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ある結婚の風景(1974年製作の映画)

4.5

オリジナル版(5時間)。6話からなるエピソード形式だったので見応えあったし、とても見やすかった。

一見、ありそうな夫婦の危機のメロドラマタッチなんだけど、ほとんどが夫婦2人の会話で成り立っているので
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.5

シュールで可愛いらしい絵の絵本をパラパラと読んでいるかのような感覚の映画だった。ぽわんとしちゃうね。

構想15年、制作期間4年のすべてセット撮影というのには驚くわ。たしかに、この独特な世界観は好きな
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家族の灯り(2012年製作の映画)

3.5

まるでお通夜のような暗さと静けさ。そして絵画のような映像。眺めているだけでいい。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

「アメリカン・スナイパー」に比べると、やや薄味な気もするが、名パイロットとイーストウッドによる、ダブル“ザ・プロフェッショナル 仕事の流儀” を堪能しました。

ごちそうさまでした。

イーストウッド
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

-

これもだめだ。全然集中して観れなかった。不機嫌。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

-

だめだ。全然集中して観れなかった。もうちょっと面白いかと思ってた。映画館で観てたら違ってたかしら。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.7

「もうすぐ死ぬ」人の物語が大好物なわたしにとって、ちょっと視点はどストライクではないけれど、すごく良かった。
(なるべく余計な情報を入れず、期待せずに観たのが吉と出た。)

12年間疎遠にしてしまった
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パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

4.7

まさに、愛におけるセクシャリティの考察。
めちゃくちゃ良かった!!

メランコリーのゲス野郎な夫に嫌悪感を抱きつつも、男と女のあるあるに胸が締め付けられる。エサみたいな白飯を一人寂しく食べてる姿を見て
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ペルセポリス(2007年製作の映画)

3.7

異文化を知る、歴史を知る、いろんな刺激がいっぱいだった。

イラン人として生まれた1人の少女が大人になるまでの波瀾万丈記。

シリアスで暗い雰囲気になりかけたかと思うと、コミカルにタッチを変える、緩急
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アイム・ヒア(2010年製作の映画)

3.8

なんてピュアで美しいんでしょう!

ありそうでまだない、でもそろそろこういう世界がやって来るのかな。ロボットたちのラブストーリー。

温かみとか切なさをロボットに違和感なく吹き込み、惹きつける映像世界
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

3.0

それぞれのっぴきならない事情を抱えた人たちが、決断し、行動し、結果、、、的な。

どの登場人物も悲惨で、ストーリーは面白いと思うんだけど、なんだろうなぁ、わたしの琴線には触れなかった。
みんな演技も上
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皆さま、ごきげんよう(2015年製作の映画)

4.0

けっこうシニカルだし、ブッ飛んでて、めっちゃよかった!

出てくる画がすべて素敵だし、シュールだし、ずっとダラダラ観てたくなるこの感じ好きだわー。

ラストのじいちゃん2人が自転車でチャオ!って別れる
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

紅一点のジェニファー・ジェイソン・リーの汚れ役ぷりが最高すぎる!!キャリーばりに、何回血を浴びるんだよー!

雪の山小屋密室劇で、舞台をみているような感覚だった。

相変わらず、おしゃべりが過ぎるし、
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山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.4

特に大きなことが起こるわけではないけれど、誰にでも起こるような人生の山あり谷ありをアクロバティックに見せてくれる物語。

1部では、こんなに露骨な三角関係って、、そして主人公が友近にしか見えず、、参っ
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.1

はじめて観た。
てっきり擬人化された猫が出てきて、しゃべり倒したり、魔法とか使う物語なのかと思ってたら全然違くて、あーびっくりした。

神話レベルの中学生のラブストーリーとはつゆ知らず…。

甘酸っぱ
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.8

わたしが知っているゴダール作品の中では、なんだか新鮮だったな。茶目っ気たっぷり。終わり方がいいね。

アンナ・カリーナが、あんなにちんちくりんな前髪でも可愛いく思えるのは、やっぱりゴダールの愛だよな。
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.5

見応えあった。「信仰」の凄まじさ、現代にも通ずるものがあるわけで。人間性を問う、この題材は興味深い。

元切支丹のねちっこいインテリ奉行役のイッセー尾形や、純粋で小汚ない百姓の隠れ切支丹で拷問死する役
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トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

3.5

出てる役者がいい!

ジュリー・デルピー、グレタ・ガーウィグ、ダニー・デヴィート、エレン・バースティン、それにマコーレー・カルキンの弟(ジャンキー役)!

みんなハマり役だった。特に前半2つのエピソー
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

-

睡魔に襲われ、前半はところどころしか…。

偏屈なんだけど憎めない愛おしいおじいちゃんのほっこり系映画。

悪いわけではないけれど、あらすじ以上のものをわたしは見つけられなかったかな。寝てしまったし…
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.8

誰もが憧れる、自由と自然を求めるワイルドな放浪の旅。

若くて、賢くて、聡明で、信念があり、行動力のある主人公の青年に、出逢う人がみんな惹かれる気持ち、よくわかる。

いろんな経験が魅力的に描かれてい
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

予想していたより、はるかによく出来た話で楽しめた。自分的には「クリーピー」をみた時の感じに近い。ついつい笑ってしまう恐怖みたいな。

盲目の老人という、上手い設定に尽きる。(ムキムキすぎて老人感薄いけ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

戦時中という特殊な中でも、人間味溢れるユーモアがあり、喜怒哀楽がぎっしり詰まっていて、見終わった頃には涙が止まらなかった。

素晴らしい反戦映画だと思う。

原作の漫画も読んでみたいな。

スモーク(1995年製作の映画)

4.5

約20年ぶりに鑑賞。何度もみたはずだったが、詳細をすっかり忘れていた。

心地よい気の利いたセリフ、じつに美味しそうな煙草、いろんな偶然、いろんな嘘。ポール・オースター節全開のハートに刺さるやつ。
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

4.0

耽美とグロテスクのマリアージュ。
小説を読んでいるかのような感覚に陥る。
色々、え、え、えーー?!ってなるけど、それがまたこの映画の罠な気がする。とても印象深い映画だなぁ!
久しぶりにパンフレットを買
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

4.5

映像、構成、音、すべてが緻密に計算し尽くされ、ずっと不穏な空気のままラストへ向かう。
悲劇とかストーリーとか関係ないぜ。ドミノ倒しの快感的な、ラストの衝撃への快感がものすごい!お見事!!これは傑作です
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

4.0

楽しい!楽しい!楽しい!
久々に映画館でめっちゃ笑ってしまった。
“今この時がすべて”感がすごいなぁ!男の子たちが全員キャラ立ちしてて、ちょー可愛い!!
最高の青春讃歌だね。
エンディングも最高だった
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