だいふくだるまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

だいふくだるま

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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988年製作の映画)

3.3

"だんだん回を追うごとに満男の存在感が増していくな。 そしてなぜか今回から「とらや」から「くるま菓子舗」に。寅さんと、信州の病院に勤める医者との恋。早稲田大学に通う名の濃い模様がなかなか良い。それと時>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

"何か大きな盛り上がりとかどんでん返しとかがあるわけではなく、ただ真実に向かってひたすら記者が奮闘していく話。どこか『クライマーズ・ハイ』の構成と似ている気がしたかな。 神父が自らの権威を盾にしていた>>続きを読む

さよならドビュッシー(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

昔原作を読んだ覚えがあるのだが、中身全く覚えていない。最後まで見て、ああ入れ替えトリックだったのかと思い出す。
橋本愛のクールな感じが、遥の影を背負っている雰囲気に絶妙にマッチしていたけれど、ミステリ
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男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

3.5

今回最初の始まりは寅さんの幼少期に父親と喧嘩して勘当される場面から。話の中心はどちらかというと、寅さんの昔の境遇を彷彿とさせる秀吉少年との交流といったところにある気がする。化粧品のセールスとして働くマ>>続きを読む

男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今回の作品では三船敏郎がどちらかというとメインのよう。『七人の侍』の時しか知らないが、歳をとってかなり渋い感じになっていた。
北海道の知床で働く男寡で、彼は意を決して最後地元の人たちが集まるBBQにて
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

純粋なコメディとして楽しむには良いと思う。渡辺直美が出てきたシーンが個人的にツボ。広瀬すずが脱ぎ捨てた川が滑稽な感じがして面白かった。まあでも三国志をめっちゃ好きな人からしたらかなり邪道なんだろう。途>>続きを読む

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.7

なんというかモニカは良くも悪くもものすごく自我が強い人。だからどちらかというと彼女自身のそうした言動や振る舞いが、彼女自身を窮地に陥れてしまっているように見えた。とんでもなく傲慢な母親の姿を見てきたエ>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近見た中でかなり上位に入る作品。
最初の導入部は結末に近しい部分なのだが、一体これから何が起こるのかとワクワクした気持ちにさせられる。そして展開部もよく練られた構成だった。主人公がブラックアウト
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

何かほっこりする良い映画だったな。話の流れとしては、I am Samにちょっと似ている気がする。天才的な数学者ダイアンの娘であるメアリー。彼女は叔父にあたるフランクに育てられる。そこへ突然現れた教育マ>>続きを読む

男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986年製作の映画)

3.4

今回はかつての旅芸人の娘役がマドンナである。何時ぞやか雨の中を見送ったという小田が、その割には全然最初寅さんを見ても反応が鈍くて見ている方が逆にびっくりしたわ。若かりし頃の長渕剛が出ていて、何かかなり>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

ウッディ・アレン監督っぽい最後終わりかただったな。何より言葉と映像が非常に印象的。人の本性というものをよく表している。なんだか示唆的な要素がたくさんあったんだけど、なんだかあまりよく思い出せないな。

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.6

映像がものすごく綺麗だった。海外旅行好きな人にとってはなかなか良い。ただ結末の終わりかたについてはどうにも腑に落ちないというか、消化しきれない。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.1

"俺は違うと思っても結局孤独な人間は皆同じだ"
ウィンの「やり直そう」という言葉でいつも元鞘に戻ってしまうファイ。ファイは自分でウィンを強めに突き放すのに、そのくせウィンに対しての愛がすごい…前半はモ
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男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

2.8

第4作に出てきた栗原小巻さんが再登場。同じ役と思いきや、全く別の役だった。
今回は式根島の先生の役である。
それにしてもだんだんタコ社長の娘の朱美の存在感が増していくな…
朱美がいるにもかかわらず、マ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

12年前に実家を訪れたルイ。なんとなく何かしらの病を抱えていて、自分の色が近いことを告げるために家に戻るという決断をしたのかな、と思った。でも家に帰ると、誰もがルイの帰宅を待ち望んでいないことがわかる>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像は非常に綺麗で魅入られたのだけど、青年ロイの身勝手さがちょっと嫌だと思った。ロイが語る物語には、おそらく彼が半身不随になって離れてしまった恋人の姿が投影されているのだろう。仮に女の子が渡した薬によ>>続きを読む

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.1

"街の明かりが灯るとき、夜の女の愛なき夢が開く"
ナナ役のアンナ・カリーナの瞳がすごく印象的な映画だった。
お金を稼ぐために娼婦となったナナ。彼女は彼女なりの信念を持って生きるも、最後はラウールという
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.3

フォードとフェラーリの対決というよりかは、どちらかというとレーサーのケン・マイルズとフォードの戦いだったような。それにしても副社長めっちゃ嫌なやつだったな。どちらかというとカーレーシングが見所だった気>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

主人公が夢て見た女の子が、現実世界に現れる。彼女はあくまで主人公の創作物だ。主人公が物語を書き換えると、その通りの人物になる。主人公の思い通りに女の子が動かなくなると、主人公はなんとか彼女の心を繋ぎ止>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.5

物語は死刑囚の艦首主任であるポールの口から語られる。話の中心は、黒人のジョン・コーフィーについてだ。彼には人を癒すことのできる不思議な力があった。その力を使って何者かによって痛めつけられた女の子を助け>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

アスペルガー症候群の諮問と兄のサムをめぐる話。
シモンは病気により毎日規則正しい生活を送らないとパニックに陥る。サムはシモンのことを心から愛しているのだが、そんな状況のせいで5年間付き合った女性と別れ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

1.8

うーん、全体的な世界観がぐらついていてよくわからなかったな。
アルタラというかこの状況データベースみたいなものがあって、かつて落雷によって目覚めなくなった少女を過去データを使って救い出すみたいな筋描き
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

何か最後はずしんと心に残る終わり方だったな。
貧しい家庭に生まれ育ち、どん底からボクシングの道を歩みはじめたマギー・フィッツジェラルド。彼女はフランキーという名コーチと出会うことで快進撃を続ける。とこ
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男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985年製作の映画)

3.2

今回の寅さんは恋のキューピッド役という感じだった。五島列島でたまたま助けたおばあちゃんが急逝して、その葬儀で娘と出会って仲良くなり。ちょっとマンネリ感が出ていたかな。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.4

なんかちょっと既視感を感じさせるようなストーリー展開だった。どこかラブレターを彷彿とさせる話だったかな。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

なかなか衝撃的な映画だった。
主人公とタイラー・ダーデンという人物が物語の中心。タイラーは頭がよく暴虐的な人物で、主人公を破滅の道へと誘っていく。ことの始まりは主人公のインテリアが綺麗に揃った部屋が爆
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.7

試写会に当選し、観賞して来ました。まず全体を観賞し終わって思ったことは、事前にあらすじを見ておいてよかったということです。そうでないと、物語の展開がよく分からずに進んでいたと思います。(これから見る方>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984年製作の映画)

3.9

今回の寅さんの夢は怪獣に日本が襲われて、科学者となった寅さんが日本を救うという筋立てだった。きっとこの頃ゴジラが流行っていたんだろう。

恋したマドンナには夫がいて、その夫が大手証券会社に勤めているも
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

4.0

久しぶりにインド映画を見た。あらすじとしては、ある1人の男が命を狙われて重傷となった王様の身代わりとなって奮闘する話。

まあストーリー展開としては、わかりやすく敵キャラがいて、どちらかというと正確に
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジョーの家庭はなかなかに複雑だ。

父親はなかなか定職につけず、終いには山火事の火を消しに行くと言って突然家庭を放り出す。その仕事はなんと時給1ドルで、家計を支えるために母親のジャネットがスイミングプ
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男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984年製作の映画)

3.7

今回は結構しんどい話だった。寅さんと同じく、フーテンの風子としてその日暮らしで生計を立てている風子。今回久々に盛岡で舎弟の登と再会するところから話は始まる。おまけにいつの間にか結婚しているではないか!>>続きを読む

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983年製作の映画)

4.1

なんだか今回も胸を締め付けられるような終わり方だったな。
寅さんを見ていると、なんだか自分の失敗を見ているようで辛い。竹下景子さんって名前自体は知っていたが、今回若い頃を見た時になんて可愛らしい人なの
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男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983年製作の映画)

3.0

この回あんまり記憶にない。都はるみさんの声が素晴らしかったな、という記憶はあるのだが。

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年製作の映画)

3.8

今回のマドンナである螢子の仕草一つ一つがなんだか良いなあ、と思ってしまった。出だしは元々大分県の湯平温泉で昔働いていた母親を持つ三郎が、自分の母親の死により温泉を訪れ、それを知った寅さんが簡易的ながら>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982年製作の映画)

4.0

本作品では、寅さんがひょんなことから人間国宝の陶芸家と仲良くなり、よく入り浸るようになる。そこで出会ったのが、夫に先立たれて一生懸命働くかがりという女性だった。彼女は自分が心寄せていた男性が結婚したこ>>続きを読む