ディヴィッド・マレル氏原作の小説『一人だけの軍隊』の映画化であり、シルヴェスター・スタローン氏の代表作。
ベトナム戦争後のアメリカ国民から疎外される帰還兵を、とある田舎町の保安官たちと一人の元グリーン>>続きを読む
ルー・ウォレス氏原作の小説『Ben-Hur:A Tale of the Christ』の三度目の映画化にして、おそらくもっとも有名な作品。
映画の内容については、何を書けばいいのか分からない。遠大な>>続きを読む
ギリシャ神話の一エピソードである「アルゴナウタイ」を原作とする、アドベンチャー作品。
まずはレイ・ハリーハウゼン氏の特撮が素晴らしい。ストップモーションアニメで描かれる巨人や怪物の動きは独特の面白さ>>続きを読む
ループする一日に囚われた人間の、変化と成長を描いた作品。
いわゆる「ループもの」だが、超常現象的な詳細は語られないので、謎解きの面白さはない。しかし現在では定型になっている「驚き→困惑→楽しみ→虚無>>続きを読む
七人の少年少女が繰り広げるアドベンチャー作品。
子供の頃に見てトラウマ映画級に怖い作品だと認識していたが、改めて見直したら「意外と緩い映画だな」という感想だった。
「椅子に縛られた顔の崩れた男」や「>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロ監督のゴシックホラー作品。
ドラキュラやフランケンシュタインやホームズが活躍した時代の綺麗だが猥雑な街並みに、不思議な質感の幽霊、没落しつつあるシャープ家(物理)、傷付き血を流す>>続きを読む
全然面白かった。
「私が一~二点を付けている作品と比べたら」という枕詞を付けた上で、全然面白かった。
ディノシャークは「もうちょっと隠せ!」と思うくらい出ずっぱりだったし、食われた後の人を特殊メイクや>>続きを読む
中古の一九五八年型プリムス・フューリーである「クリスティーン」に一目惚れした少年が、狂気に飲まれていく様を描いた純愛ホラー作品。
スティーヴン・キング氏原作の映画化では上手くいっている作品だと思う。>>続きを読む
アウンティ・エンティティは殺すべきだった(断言)
マッドなメル・ギブソン氏がマッドなマックスを演じる最後の作品。ギブソン氏はかっこいいんだけど怖いから近付きたくないです。
トゥモローランドに旅立った>>続きを読む
「サイレント映画を撮ろうとする監督たち」の姿を描いた、サイレントコメディ作品。なのだが、メル・ブルックス氏の監督作品の中では不発の部類だ。
サイレント映画的にパントマイムそのもので驚きや笑いを見せてく>>続きを読む
ロジャー・ムーア氏の007シリーズ最終作。
本作はなんと言っても、最初から最後までボンドの宿敵として登場する、クリストファー・ウォーケン氏演じるゾリンの怪演が素晴らしい。『黄金銃を持つ男』のスカラマ>>続きを読む
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線における、泥と死体と血が渾然一体となった戦場を、文字通り戦車が轢き潰していく作品。
ローガン・ラーマン氏演じるノーマンが、ブラッド・ピット氏演じる酸いも甘いも経験したウ>>続きを読む
現代ニューヨークを舞台に、ヴァンパイアのナディアが紆余曲折を経て自滅していく様を描いたホラー作品。とはいえお話を楽しむ作品ではなく、様々な映像表現で見せる実験的なアートシアター系の作品だ。
本作はモ>>続きを読む
ザッカー兄弟が監督脚本を手がける、裸の銃を持つ男シリーズの三作目。
今作はパワーダウンを感じてしまった。冒頭の『戦艦ポチョムキン』の名シーンの酷すぎるパロディと、終盤のアカデミー賞授賞式のパロディは>>続きを読む
「カメラに映らない謎の存在」というシリーズ最大の特徴も消え、本格的に普通の悪魔ホラー映画に。脅威の具体性が上がって怖くなくなったのに、作劇は以前と同じだから、相対的に「ワッ!」だけが際立つ怖くも面白く>>続きを読む
番外編だし、「定点カメラがなきゃパラノーマル・アクティビティじゃない!」とは言わないけど、ちょっと寂しい。しかし、この終盤の展開は、ちょっと何でもあり方向に振れすぎじゃないですかね。
二作目と三作目のラストを受けて、話が大きく進むのかと思いきや、全然進まない四作目。XBOX360のキネクトを使って面白く見せようとしているが、その小手先の工夫が逆に、ネタ切れ感をしみじみと醸している。
一作目二作目の前日譚、故にシリーズの固有名詞をちゃんと覚えていない私は、「ケイティ……って聞いたことあるな」みたいな感じになった。最後に判明するある目的も、判明すればするほど怖くなくなる傾向に拍車をか>>続きを読む
日本における第二作というより、オリジナル一作目のリメイクに近い位置付け。日本には海外の映画を楽しむ素養があるので、この方向の作品は正直不要なんじゃないかと思う。
やってることは前作と変わらないんだけど、撮影した映像を登場人物が確認しないから、観客と登場人物の情報量がどんどん離れていく。結果、怖がる登場人物に感情移入できなくなり、割りとどうでもいい一作になってし>>続きを読む
目新しさと、正体の分からない気味の悪さが全編に溢れてて、一作目は全然嫌いじゃない。でも具体的に悪魔っぽい足跡が出てくると、若干冷めてしまう。
ブラム・ストーカー氏の原作『吸血鬼ドラキュラ』の一九三一年の映画版である『魔人ドラキュラ』をベースとした、パロディ作品。
レスリー・ニールセン氏が演じるドラキュラは、髪こそ白髪でベラ・ルゴシ氏のイメ>>続きを読む
いつもの「もう少し尺があれば!」という感想、特にゴーオンウィングスの裏切りの顛末。それ以外はゲストも豪華だしアクションも楽しいしで、OK。
スティーヴン・キング氏原作の『It』の実写ドラマシリーズを、映画用に連結した作品。
この作品の感想を語るなら、まずは「It:アレ」こと、殺人ピエロのペニーワイズだろう。
もう最高に素晴らしい。目を見>>続きを読む
スティーヴン・キング氏原作の『呪われた町』の実写ドラマシリーズを、映画用に再編集した作品(以下は一八四分の完全版の感想です)。
ブラム・ストーカー氏の『吸血鬼ドラキュラ』の中盤を、アメリカの田舎町「>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アメリカでも日本でも、「意味が分からない」と話題のジュブナイルホラー作品。
初見時は、普通のホラー映画のような「若者が調子こいてると危険ですよ」的なお話か、「性病」や「未成年のセックスの恐怖」をモチ>>続きを読む
「すげえ……キムタクって宇宙でもキムタクなんだなあ……」と爆笑した作品。
悪名高き実写版『デビルマン』や『ガッチャマン』と同じで、「多量の予算と奇跡の原作からのクソ映画」であって、作品の出来そのもの>>続きを読む
一九五二年に実際に起こった海難事故を描くディザスターパニックと、それを救助した沿岸警備隊の英雄たちを描くヒューマンドラマ作品。
ディザスターパニック部分に関しては、全体的に「登場人物と危機の距離感」>>続きを読む
「海外の有名作品を目指した結果、ショボイパチもんが出来ました」というパターンの典型。映画として目指す場所はいいけど、予算があってないよ。ロボ戦はここにしかない魅力があってグッド。呉越同舟も燃えるし。
『ボウケンジャー』最大の魅力である、冒険の魅力とチーフの魅力を最大限に引き出した佳作。「ちょっとした冒険だな」も聞きたかったです、チーフ!
等身大スーツでのアクションも、ロボのサーカスアクションも、最高に楽しい。劇伴も超大好き。実は本編にあんまり出てない山崎さんが可愛い。
英語の発音はどう聞いても「オクトプッシー」な作品。曲名にも歌詞にも入れられませんね。
前作は「今までのボンドシリーズの寄せ集め」的なところがあったが、今作は骨格だけ既存の作品をなぞり、アクションやサ>>続きを読む
空港とその近くの建物を舞台に、様々な人々が織りなす人間模様を描いたコメディ作品。
と書くと絶対に語弊があるのだが、まとめるとそうとしか言いようがない。
お話は主に、ジャック・タチ監督の演じるユロと、>>続きを読む
劇場で最初に見た戦隊映画。『仮面ライダー剣』にはまってた当時、これがなかったら『マジレンジャー』を見ようと思わなかっただろうなあ。お話と演技はアレだけど。
キャストが主題歌を歌うのってどれくらい続くんだろう。今見ると結構楽しかったんだなあ。
さすがにこの内容をこの尺に入れ込むのは不可能では。ロボが大盤振る舞いなのは嬉しい。