キャッスルグレンギャリさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

キャッスルグレンギャリ

キャッスルグレンギャリ

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ニノチカ(1939年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。
神聖ガルボ帝国の女帝はコメディに出てはいかんですね。神聖さが失われる。ましてや「Galbo laughs!」なんていけません。
エルンスト・ルビッチ、ビリー・ワイルダーが監督、脚
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マッケンジー脱出作戦(1970年製作の映画)

3.1

U-Nextで鑑賞。観たきっかけはYoutubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活〜この一本」で脱走物として紹介されたのではなかったかと思います。
「大脱走」がライフタイムベストである筆者にとっては、冒
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。そもそもジェーソン・ボーンが命を狙われる理由が(筆者には)わからなかったり、アフリカの独裁者みたいな人はいなくてもいいんじゃないかと思えたり、物語としては今ひとつ。「Agent」物>>続きを読む

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。Youtubeチャンネル「ホイチョイ的映画生活〜この一本〜」で紹介され、面白そうだったので鑑賞。
家族のひとりローズを演っている女優はいいな、誰なんだろうと検索してみるとその御方は
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

ハリウッドの裏面史をこれでもかと並べ綴った「ハリウッド・バビロン」を何度も読み返している筆者は本作の作品名を観て大いに期待しました。滅多にロードショーは行かないし3時間超の大作ですが、思い切って観に行>>続きを読む

愛と憎しみの伝説(1981年製作の映画)

4.1

DVDで鑑賞。バックステージ物が好きなのでVODに載るのを待っていたのですが、一向に上がらず、メルカリで購入しようやく鑑賞。ラジー賞総なめしたため、フェイ・ダナウェイのキャリアを台無しにしたようなブロ>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。「仕事と人生に効く教養としての映画」(伊藤弘了著)で紹介され、溝口健二作品を見るのは今回が初めて。
デジタル修復版と付されていたのですが、画像の状態は極めて悪かったです。音声は問題
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キャバレー(1972年製作の映画)

4.0

午前10時の映画祭で鑑賞。ライザ・ミネリの主演作で楽曲が有名な本作と「ニューヨーク・ニューヨーク」はなぜか配信サービスに載っていなくて、未見でした。午前10時事務局によれば本作は日本語字幕入りのセル物>>続きを読む

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.3

U-Nextで鑑賞。封切り時に見て今回が2回め。初回は何の前知識もなく、ジョージ・クルーニー、クェンティン・タランティーノのことすら知らず観ました。俳優としてのタランティーノはもちろん作家としての作品>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。太平洋戦争終戦後、天皇制の継続はマッカーサー元帥の意思を持って行われたことが本作で学べました。その意思はマッカーサー元帥の政治的野心によるものだったのか、あるいは日本を立ち直らせる>>続きを読む

キネマの天地(1986年製作の映画)

4.0

U-Nextで鑑賞。松竹大船撮影所50周年記念作品で、松竹が総力を上げて制作した作品だったことがうかがいしれます。盆暮れの人気シリーズ「男はつらいよ」を中断して、本作を制作したそうですから。そのため山>>続きを読む

スタア誕生(1937年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。これまでバーバラ・ストライサンド版、ジュディー・ガーランド版と来てきて、本家を今回はじめて鑑賞しました。フレデリック・マーチの「ノーマン・メイン」が一番イメージにあってました。ジャ>>続きを読む

オー!(1968年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。本作を初めてみたのは、テレビの深夜映画劇場でだったと思います。中学生の頃、50年近く前です。ジョアンナ・シムカスが出演するのを知って見たような気がします。
ジャン・ポール・ベルモン
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釣りバカ日誌3(1990年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。本シリーズというかシリーズ化する前の1作目への出演に積極的でなかった三國連太郎が、ようやく「やる気」を出し始めた頃の作品でしょうか。本シリーズが20作も続いたのは三國連太郎がいたか>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。2時間弱の作品で、マドンナは半分の1時間経過した頃にようやく登場。マドンナとの出会い、勘違い、マドンナには好きな人がいた!、寅次郎旅への定番のパターンでは2時間保たせられないからで>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.7

U-Nextで鑑賞。リック・ベッソン監督初期の作品「ニキータ」のアンヌ・パリローが好みのタイプ、本作のサッシャ・ルスはどちらかというと筆者が苦手なタイプの美人。
演劇三冠女王のヘレン・ミレンも黒髪、黒
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いつも心に太陽を(1967年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。学園物は状況設定から、結末はどうなるか想像ができます。問題はどうやって主人公がお決まりの結末に導いていくか。本作で主人公は一旦匙を投げてしまうものの、ふと「方法」を思いつき、試して>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

4.1

U-Nextで鑑賞。小津安二郎は筆者還暦過ぎて「東京物語」しか観ていませんでした。
「仕事と人生に効く教養としての映画」(伊藤弘了著)で著者が小津安二郎を詳しく分析、日本映画史上No.1の監督と評価さ
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女と女と女たち(1967年製作の映画)

4.1

U-Nextで鑑賞。昨年開催したセルフ「シャーリー・マクレーン特集」で上映しなかったので初めて鑑賞。彼女のファンなら必見ですね。7篇からなるオムニバス作品。正直ひとつひとつのストーリーはもうすこし捻り>>続きを読む

痴人の愛(1934年製作の映画)

4.1

U-Nextで鑑賞。名優レスリー・ハワード主演の作品ながら、今ではベティ・デイビスが大女優の道を歩みだした作品として知られているというか、忘れられず残っている作品です。
ベティ・デイビス演じるミルドレ
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カヴァルケード(1933年製作の映画)

3.3

U-Nextで鑑賞。アカデミー賞作品賞受賞作品なのに未見はいかんな、と思い鑑賞。デジタル修復していないので、見づらくて、見づらくて。知らない俳優さんばかりなので、見分けるのに一苦労。
Wikipedi
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愛のアルバム(1941年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。主人公のアイリーン・ダンが、レコードアルバムを愛するひととの思い出を回想する物語。そこには愛する人が立っていないので、失うのはその人なのか、でも「失われる」人がケーリー・グラントと>>続きを読む

地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。有名作品ですがはじめての鑑賞でした。ストーリーとしてはスタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」と同じ。2大スター出演のおかげで、本作の方が圧倒的に有名ですが、「現金に」の方が>>続きを読む

あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。公開が2018年なのでシャーリー・マクレーンは御年84歳。年取った姿を晒したくないと引退してしまうのが女優だろうに、堂々の現役というのは素晴らしいです。「アパートの鍵貸します」の頃>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.5

U-Nextで鑑賞。この事件のニュースはリアルタイムで見聞きしました。イスラエル政府がどのように報復を決断し、進行させて行ったのか知りたかったし、スピルバーグ作品なので退屈はしないだろうと観始めたので>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。ロードショーを行きそびれて、U-Nextの見放題に入ったところでようやく鑑賞。
ジュディ・ガーランドの栄光と悲劇は書籍や記事で読みよく知っていました。観た作品は「オズの魔法使い」、
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。登場人物たちは真剣に生きているのに、その苦しみ、怯え、怒りが見ているものには滑稽に映るのが「コーエン兄弟タッチ」だと思います。
本作はその滑稽さに加えて、オカルトっぽい不気味さを味
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。アカデミー賞受賞作品のリストを観ていて、本作を見ていないことに気づいて早速鑑賞。
主人公ウィリーが州知事の職を本気に狙いだしてから、在職中、再戦を目指す間に汚職にまみれていくととも
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マルクス一番乗り(1937年製作の映画)

3.5

U-Nextで鑑賞。
今回も「期待通り」つまらない。
マルクス兄弟作品のレビューには毎度書くのですが、中学生の頃に読んだ小林信彦御大著「世界の喜劇人」マルクス兄弟は○、マーチン&ルイス✗(下品、低俗)
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ミスタア・ロバーツ(1955年製作の映画)

3.8

U-Nextで鑑賞。有名監督が2人、時の、その後の名優を4人を揃えた割に凡作と思います
起承転結、クライマックスがあったのかな、艦内でああだこうだやっているうちに終局に。ジャック・レモンが1通目の手紙
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シャレード(1963年製作の映画)

4.5

U-Nextで鑑賞。観たこと有るような無いような曖昧な記憶のまま鑑賞。初めてであったと確信しました。なぜならこれほど面白い作品なら少しは内容を覚えているはずだから。
オードリー・ヘップバーンが綺麗だけ
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.9

U-Nextで鑑賞。エディット・ピアフのことは4、50年前の小学生か中学生の頃、彼女の生涯と曲を紹介するラジオ番組で知りました。
若くして亡くなったことは知っていました。
育ちから亡くなるまでこれほど
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普通の人々(1980年製作の映画)

3.6

U-Nextで鑑賞。アカデミー賞をいくつも獲った作品。ではお金を払って映画館へ行ってみたいかと問われれば、筆者にとっては「?」です。
笑えるわけでもなく、泣けるわけでもない、さりとてハラハラ・ドキドキ
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地球最後の日(1951年製作の映画)

3.5

Amazon Primeで鑑賞。子供の頃TV映画劇場で観た作品で、地球に衝突する星の姿が空の大部分を占めてしまうシーンが出てくるのがあったと覚えていて、あらすじから本作のことではないかと、確かめる意味>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

5.0

U-Nextで鑑賞。私の好きな作品トップ5に入る作品です。DVDで持っているのですが、U-Nextの見放題から9月に外れるとの表示がされたので見てしまいました。何度目だろう。
始めてみたのは45年くら
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メンフィス・ベル(1990年製作の映画)

3.7

U-Nextで鑑賞。facebookの映画グループでどなたが本作を紹介していたのがきっかけ。
「潜水艦ものに駄作なし。」といいますが、本作は舞台を海からそらに置き換えた潜水艦ものという感じ。乗組員の人
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