huさんの映画レビュー・感想・評価

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シカゴ(2002年製作の映画)

3.9

自分が苦手でミュージカルってシラケること多いけど、これはおふざけ具合がちょうどいいかも。当時の社会を皮肉るチープな演出がけっこう好み

映画 あたしンち(2003年製作の映画)

3.9

雷に打たれたお母さん化け物すぎて笑ってしまった、心が荒んでるわ…

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.3

最後の海のシーンが刑務所と対比的で清々しくて良き。あと変な感情の煽り方もないから好感もてた

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.5

面白かった、川下って行くのも旧約と親和させてて、よくこの短い時間で描ききったなという感じ。
あいつ寝ないのかよ、とか、お互いに違う聖歌うたうとことかお笑いシーンもちょいちょいあるし、ロバートミッチャム
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リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング(2023年製作の映画)

4.0

ぜんぜん知らんかったから勉強になった。変動ぶりが双極性っぽいけど社会性もちゃんとあってかっこいい。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

2本の映画、2人の関係、親子の関係がそれぞれ相似の位置にあって、例えばお互いが口ずさみながら記憶や感情を揺さぶっていくシーンとか、アイデアも凄いけど見せ方が徹底的に美しいんよな。
シーンの暗転が波が引
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.1

いやー、めちゃくちゃシニカル。
どこまでが嫌味かわからんくて京都人味を感じる笑
最後のオチもふざけすぎてて好き。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

IMAXで見れて感謝しかないわ、a24ありがとう。
でも学生時代youtubeにかじりついて見まくってたのとはちょっと別種の感動やったかな。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.7

同じ時間軸でみるカウリスマキ映画がこれ程素晴らしいとは思わなかった…ウクライナ戦争とか悲惨な情勢と地続きなのにそれとは隔絶された営みがあって、それを讃歌する姿勢に感動した…
あと食前酒の泡の音量と静寂
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.5

ドライヤーはこっちのが断然面白かったし映像的にも大胆やった。
寝てたら扉開いてオッサン入ってくるところマジで緊張走ったし、影が身体を離れて歩き回る世界観と、本を読みながら全体が明らかになる構成に引き込
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.1

やっと見れた始祖の映画。序盤は引き込まれたけどその後が退屈やったかな…それでも音楽やったり見せ方やったりで最後までクオリティを保っていて100年前とは思えない新しさがあった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

強(狂)烈なパンチをくらい続けるような映像体験。
七不思議のアレキサンドリアの灯台でてきたり、脳手術したりとかかなりSFっぽさあるのに、登場人物が全員poor味を帯びてるから一周まわって現代社会と相似
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.4

凄い仏教的なテーマになっててなんかめっちゃ良かったんだけど。アバウトタイムと天と地の差。
執着をなくすことで浄土(明日)に行ける的な。
ホームレスの爺さんの死も人間の無力さを味わうような仕掛けになって
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(2023年製作の映画)

4.2

やっぱたけしのお笑いセンスピカピカなんよ。
最後の農民と光秀の首が並んで光秀の方蹴飛ばすあたりのシュールさが唯一無二やし誰も真似できひんやろ…。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

友達の家で流し見してたけどついつい見入ってしまうくらいクオリティ高かった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.1

最後の展開胸熱すぎるけどそこ以外がマジで救い無さすぎて辛い…
ストーリーも見せ方も緻密で面白かった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

やりたいことは分かるんやけど、役所広司の存在感がありすぎてちょっとな〜
あと日本人がこれを評価してるとしたらちょっと残念な感じ。
大晦日の大掃除映画としては良かったのかな

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.9

共感みが深い、でも薄らバカにする感じを客観的に見てるとしんどいという矛盾。

雨月物語(1953年製作の映画)

4.6

幽玄ってこういうことを言うんやろな、建物の俯瞰と、霧の中をすすむ舟を低視点で捉える構図が圧巻

3-4x10月(1990年製作の映画)

4.7

ソナチネも良かったけどこっちも同じくらい面白い。お笑いの神様ぶりを発揮した上で、映画の非凡さも際立つ…
ソナチネより若干お笑いに振ってる感じでほぼやってること同じなんやけど永遠に見てられる。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

相変わらず軽い戦争映画やなぁ(褒め言葉)、子供の視点やから難しい表現がなく素朴なんやけど大事なことを真っ直ぐ伝えられてていい。
現在進行形で起こってるけども民族浄化とか何回繰り返すんやろな…不遇な子供
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.8

あらすじ読んでリンクレイターの中流階級おままごとかとおもったら(ほんますみません…)めちゃくちゃ良かった。
資本や情報に溢れたシアトルの街で、ご近所の猥雑さや自分のタレント等の多層構造を掘削しながら自
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旅愁(1950年製作の映画)

4.1

エラ・フィッツジェラルドのSeptember Songから流れ着いたんやけど、ショパンとラフマのコンツェルトまでふんだんに盛り込まれてて予想以上に良かった。
話も設定勝ちのただのメロドラマかと思いきや
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.6

こういう言い方が正しいか分からへんけど、下品というか茶番の連続やのに、全体でみるととても品のある良い作品。
ゲラゲラ笑えるし何回みても楽しめそう。あとリーが知り合いに激似。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

非常時に縋れるものがないとどこまでも落ちていってしまうし自分がそっち側にいる可能性も普通にありそうで嫌だな。
最後の静子さんの謝罪シーンは鑑賞者全員が共鳴して欲しいし、森監督が僕の映画を5000万人が
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.0

話は結構無理矢理納めた感じやけど音楽のおかげで妙な緊張感があるんよね。他の見ても思うけどクローネンバーグは映像で実現したいことと、物語どっち先に考えるんやろか。
なんか人間の感情とか全く入り込んでない
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M(1931年製作の映画)

4.4

殺人犯=加害者、警察=司法、犯罪組織=被害者と読み替えられる三竦みの構成が凄すぎた。 どうしても被害者側は憎悪的な感情で裁きたくなるから冷静な法的対応が求められるんよな、まあ当事者なったら冷静でいれる>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.7

スコセッシの新作ということで友人と。
3時間半とは思えないくらい引き込まれたしめちゃくちゃ面白かった。
モリーの演技とロビーロバートソンpresentsネイティブ・アメリカン・ミュージックが醸し出す緊
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.9

3作の中では1番退屈やったかも。でも見てて山田洋次味を感じた、家族は辛いし、人は不完全な存在って認めるのもキツイよね〜

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

短い映画ならではの終わり方が綺麗、エンドクレジット始まっても映画の中は地続きというか。イーサン・ホークの顔変わりすぎて最初誰か分からんかった。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

ずっと歩きながら話してるだけやのに画を持たしてるのが凄い。
歩く時間で背景も変わるし会話の内容とかも計算してるんかなー

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

なんかオチと尺も相まって4コマ漫画みたいに感じる。

アアルト(2020年製作の映画)

3.7

アアルトの建築見れたのは良かったけど退屈でちょっと寝てしまった。展覧会で流れてる映像っぽい。
ルイカレ行った時に駅まで送ってくれたマダムが出てたのはグッときた。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.4

この淡々とした感じが逆にリアルやし変に悲壮感を煽らんから何故かクスッと笑えるんよな。カウリスマキ監督の映画は元気もらえるわ…

東京物語(1953年製作の映画)

4.5

高専の時、何故か英語の時間に見た記憶有るけどほぼ忘れてた。
昔の街並みと日本家屋の舐めるようなカットが印象的。
結局誰も悪くないんが辛い…

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