きゃしーさんの映画レビュー・感想・評価

きゃしー

きゃしー

何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたものじゃない。

評価は、あくまで好みの範囲を出ない(はず)。

大学生です。

映画(53)
ドラマ(0)

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

3.2

完成披露試写会にて。
原作未読、ドラマ版未視聴。

印象的な美術セットやロケ地が使われている。監督が細部までかなりこだわったそう。とりわけ本の配置に。

ストーリーは、現代と過去を交互に描き、古書に秘
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獄友(2018年製作の映画)

-

「冤罪をかけられて良かった。」
「むしろ感謝しているんですよ。」
そんな言葉を聞くことになるなんて思わなかった。

これは、
事件に巻き込まれ、結果的には無罪判決を受けた方々と、
今なお冤罪を主張し続
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

3.3

「マンマミーア 」と聞くと、つい感傷に浸る。
高校時代、私はドナだったから。
文化祭に向けて夏休みを返上し、下手な演技もダンスも歌も、形になるよう努力した。
そういえばクラスは賞を獲ったんだっけ。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.4

本編には全く関係ないけれど、先日、新しい地図の番組「ななにー」に濱津さん(監督)と真魚さん(監督の娘)が出ていた。

そこで観たのは、濱津さんのふにゃっとした佇まいと誠実そうな話し方。
真魚さんのSN
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

くすっと笑えるブラックコメディ。

スターリン、そしてスターリン没後の権力争いに対して炸裂する皮肉はもちろん、
新しい人物が登場するたびに施される独特の演出も見どころ。

チャイコフスキーの交響曲がお
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.3

大きなスクリーンで友だちとディズニーの映画を観るたびに、夏休み満喫してるなぁと思うの、なんでだろう。
ジェットコースターに乗っているわけでも、カチューシャをつけているわけでもないのに、あの海沿いの国に
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運命は踊る(2017年製作の映画)

3.9

Filmarks試写会にて。

こだわり抜かれたヴィジュアルと音声。
とりわけ、1部(本作は3部構成)における画力の強さたるや!音の入れ方も相まって、もはや心臓に悪いレベル。
マジックリアリズム的な2
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

8/6の完成披露試写会にて。
上映前後に、なんと2度も監督とキャストが登壇。贅沢!

舞台挨拶では、主として「キムタクの素晴らしさ」や「ニノ×キムタクの共演秘話」が語られていた。
4000人の招待客の
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.9

暫定「今までで一番泣いた映画」

「在日」で繋がった家族の物語。
近い時期に観た「万引き家族」より心に残っている。

序盤の伏線の張り方は、安易な感じ。
中盤にかけて明らかになる家族の綻びも、想像の範
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虹色デイズ(2018年製作の映画)

3.0

青春ラブストーリー。
現実では起きそうもない偶然やハプニングの連続。
少女マンガならではの非現実性をこれほど詰め込んでいる映像作品は珍しいような。
笑ったり、ときに引いたり、感情が忙しかった。

LG
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

捜して、見つけて、罰して終わり?

「なぜ」を追及しない限り、終わりは訪れない。

ズートピア(2016年製作の映画)

3.9

1度目は劇場で、2度目は地上波で。

「先入観をくつがえせ!」
というメッセージが随所に織り込まれている。

先入観は、ときに偏見となる。
そして、先入観をもっているとき、それを偏見とみなしうるか決め
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.4

息苦しくて、満員電車で背伸びをしたことがある。
背広に包まれた黒い背中が視界から消えて、パッと目に飛び込んだのは壁だった。
ただの、白い壁。

目線の高さはもちろん、着眼点が違えば、瞳に映る世界は変わ
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.2

ここ数ヶ月で観たものを遡って、少しずつ書いていこうと思う。
ほんとうはその時々で感じたことを記しておこうと思って始めたレビューだったのだけど、就活していたから仕方ない。

この作品は、良くも悪くも静か
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

情報解禁日から公開を楽しみにしていた永井聡の最新作。もう一回観たいかも。

もどかしくて苦しいのに毎日が楽しくなる片想い。
自分が思っているよりずっと懸命になっていた課外活動。

そのどれもが青春なん
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.5

円華をはじめとする脇役の演技力で成立しているような印象。

想像力で補えることが口に出され、説明がほしい場面では言葉が足りない。
重要なエッセンスであるはずの超常現象には神秘性が感じられないし、一つ一
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.7

本気で言葉を紡ぐ人が好きだ。

真剣に、丁寧に言葉を選ぶとき、「辞書」ほど信頼の置ける相棒はいない。
もちろん、何かを学びたいときも。

高2のとき、毎日かばんに紙辞書を入れて登校していたことを思い出
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.5

やわらかな絵も、声も、劇中歌も、心地よくて、あたたかい。

姫さまの一人称が「たけのこ」だったり、帝のあごが長かったり、たくさん笑った。

だから、おもしろくてあたたかい。
でも、誰もうまくいかない。
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

東映が社運をかけたというだけあって、昨今の邦画と比すれば段違いの熱量。
ただし相当なグロ耐性がないと、とてもじゃないけど観られない。

昭和のヤクザを平成のエンターテイメントに仕上げるうえで、全編を通
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

ストーリーを楽しんだというより、スクリーンを通して実験に参加したような気分。
何かが起きた時、いつ後ろめたさを感じるのか。
言いたくなる。このシーンならこのタイミングで声を荒げる、とか。

観客にアン
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.8

若かりし頃の水谷豊、何とまぁ猟奇的なのだろう。
その瞳には何も映らない。
ただただ痛ましく、狂おしいほどの衝動が湧き上がってくるようであった。

暫くは穏やかな作品を観ようと思った。
こんなにも恐ろし
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海の上のピアニスト(1999年製作の映画)

3.7

「何かいい物語があって、それを話す相手がいる限り、人生は捨てたもんじゃない。」
「しかし問題は、私の話を信じてくれる人がいないことだ。」

極上の旋律を奏でるピアニストと、その存在を知る唯一の男の物語
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少年H(2012年製作の映画)

3.8

日本の戦争映画は無限にある。
その中でも選ばれ、鑑賞される価値ある作品だろう。

リアルな爆撃や人情ドラマを求めるならば、お門違い。

本作において刮目すべきは、少年Hとその父(水谷豊)との信念のぶつ
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

かくも切ない北野作品があったとは。
ひたすらに殺伐とした光景。
それを成していたものを仁義と呼ぶべきか、愛と呼ぶべきか。

発想力と久石譲の音楽効果はこれぞ、という感じで文句なしである。

北野武演じ
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.9

RBSSの覚悟と、それを伝えた監督に向けての高評価。

ISは思想であるから、たとえ一度制圧してもまた別の場所で活動が始まるということ。

ペンは武力に勝ると証明してみせているということ。

生々しい
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.1

孔明いいキャラしてんなって感じ。
それから、印象に残るのは美美子の登場シーン。流れにアクセントがつく。
あとまぁ、大鷹がかっこよすぎるな。
そんなところ。

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.7

特筆すべきは大杉漣演じる野村の最期だろう。
怒りとけじめの渦にのまれ、凄惨に。
とはいえ素人ヤクザだ。お情け程度の同情心が湧く。

松重豊の凄みも垣間見た。
バカヤロー、がしっくり来る。
北野武と起こ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.8

カット割、音楽、シーン展開、発想力、キャストの凄み。
予定されていたかのように調和され、非の打ち所がない。

また、一見無駄ばかりのようで、その実、どこにも無駄が見当たらない。

死と隣り合わせの命は
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いちばん美しい夏(2001年製作の映画)

3.1

好きではなかったのに友達になり、
好きではなかった母に似た座り方をするようになった。

何かが大きく変わったけれど、私はいつもと変わらない日常を過ごすだけ。

叶わない願いが、あの夏に、あの街で願われ
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映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.3

不甲斐ないのび太をこれでもかと甘やかすドラえもん&しずかちゃんに驚愕する冒頭20分。
なぜのび太が主人公なのだろうという疑問が頭をよぎる頃、しずかちゃんに危険が訪れる!
そこで彼女の身を案じたのび太、
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

4.0

若手キャストがメインのものとしては稀に見る上質な作品だった。
思っていたより上映回数の減りが早いのが惜しい。もっと動員できるパワーをもっているのに。

イチから練習して臨んだというジャズセッションは甘
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーに近い、色鮮やかなファンタジー。
映画を観てこんなに泣いたのはいつぶりだろう。

「ロマンス劇場」は架空の映画館の名称であると同時に、本作品を表すフレーズとしてもふさわしいと感じた。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.8

これが至高のエンターテイメント。
全曲必聴のミュージカルだ。
格別胸を打ったのはThis is meとNever enough。

自分に自信を持つという行為は、気恥ずかしいし、難しい。
それでも、そ
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.2

それが男同士であろうと、男女間に成立する恋愛のそれに限りなく近い愛情が存在するのだと諭されたように思う。

「世界から猫が消えたなら」と共通するシーンがいくつか。
イグアスの滝のシーンでの「いるはずの
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.4

いくこが発する最後の科白を聞いた瞬間、嘘みたいに涙がとまらなかった。

ライムライト(1952年製作の映画)

4.0

真実の愛とは、誰よりも相手を大切に想い、相手を思いやり続ける優しい気持ちのことなのだと思った。

2人でいるから乗り越えられる。
若さも、美貌も、才能も、
脅威ではなく懸念の1つだ。

言うは易し行う
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