haccatowさんの映画レビュー・感想・評価

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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

4.5

おさらいであって総集編ではないのでアニメ完走した人が観ないと意味ないです。
本編で不明瞭&未解決だった部分が綺麗に着地するので、アニメ版を最後まで観た人には絶対観てほしい。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

視聴二回目が一番楽しいかも。
一見ややこしい仕掛けだけど注意して観れば大体わかる、細かい所は気にしたら負け〜なノーランらしいSF。
『インセプション』や『プレステージ』が好きな人におすすめと何処かで見
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そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

3.8

おじいちゃん達の色気が凄いのでそれだけでも観て良かった。
リスク冒しすぎでは???と思いながら観たけど実話なんですね……せつないね……
もう少し長い尺で主人公に感情移入しながら観たかったかも(その方が
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.1

「お前の罰はお前がお前として生きることだ」

ジーンの「私たちは誰だったの?」がせつない、台詞でなければあそこでどう歌ったのだろう。
セリーヌの『家』も……彼女こそ誰なんだろう、誰でもない人か。
映画
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

光の表情とキメキメ構図。
温泉の地面に寄ったカメラが移動して水辺の風景に移るシーンが好き。
ラストの平和なせつなさも良い。

パターソン(2016年製作の映画)

4.3

白黒ツートンな妻と暮らす主人公は白寄りになったり黒寄りになったりしながらもずっとグレー。きっとこれからもグレー。
表現方法(作品も性格的なものも)は違えど芯をもった夫妻なのだな。
出てくる人達が皆なん
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ファンタスティポ(2004年製作の映画)

3.9

主題歌のネタバレ加減がすごいと思うよ。
話は難解ではない。むしろめちゃくちゃ分かりやすいけど演出や世界観のクセが強いので合わない人は合わないと思う。
家族の在り方と自立の話。
色々と拗れてはいるが皆(
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.7

『シカゴ』や『バーレスク』を連想するシーンがちらほら、強かな女性のミュージカル良いよね!
結構な事やってるんだけど最早清々しくてすんなり見れてしまうから不思議。
見た目も中身も正反対なローレライ&ドロ
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ミスト(2007年製作の映画)

3.7

二度と観たくないけど観た後の気持ちをどこにぶつけたら良いのか判らない感じが何とも言えず好き
皆よかれと思ってなんだよね……
中盤化け物の姿が視認できて冷めてしまったので最後まで見せないでほしかったな〜

Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)

3.7

クーがかわいいんだよなぁ
プレシオザウルスの巨大な遺体が衝撃だった

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.9

アメリやMr.FOXの香り
音楽が重要なのもあってか曲が良い
定期的に観たくなりそう

真実(2019年製作の映画)

3.8

孫娘がとにかくかわいらしい。
演技の凄味とライトめな雰囲気のバランスが好み。テーマ的に軽くはない筈なんだけれど会話が軽妙だからかしら……
是枝作品にクドさを感じてしまいがちなので丁度良い作品だった。

東京物語(1953年製作の映画)

4.3

とにかく画がずっと美しい。それだけでも観て良かった。
あらすじからもっと押しつけがましい内容を想像していたけど予想よりかなりフラットだった。
人間誰に対してもグレーな感情だらけだと思うので実子達の描か
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こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.3

追放、分断されたあらゆるもの
監督の「物理的な国境とは異なる内なる国境」という言葉は『ノスタルジア』を彷彿とさせる。
放浪の果て、帰る家が本当にあるのかどうかは判らない。

ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.6


眼差しの先の「見えないもの」
始まりと終わりの地
信念の人、あるいは絶望者
すべての曖昧さ、すべての矛盾や衝突や混沌

エルランド・ヨセフソンはやはり救済を見届けられない立ち位置なのだなぁ(タルコ
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獅子王たちの最后(1993年製作の映画)

3.6

意外と青春モノでやるせなさもあって好き
江口はゴッドファーザーのマイケルみたいになるのかな……

僕はうまく話せない(2015年製作の映画)

4.0

展開はある程度読めるんだけど、主人公頑張れという気持ちがどんどん湧いてくる。
この後も良い関係を築けていくと良いな。

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.9

ニブロールの映像を観た前後だったからか、五感のあり方も時代と共に変化してゆくものなのかなと感じた。
9.11、3.11の影響はやはり大きい。

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