しげのかいりさんの映画レビュー・感想・評価

しげのかいり

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二流の人

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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.0

SFかと思ったら、内容としては時間に追われることと、密室で繰り広げられるサスペンスであった。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.7

話のない話といったら良いか。人間たちの機微を愛でるための映画ではなかろうか。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

終始、フジテレビみたいなノリで笑った。たぶんフジテレビの側がインスパイアされてるんだろうけど。

生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言(1985年製作の映画)

3.7

山口昌男の中心と周縁を思い出させる作品である。ここで描かれている原発ジプシーはスケープゴートを思わせる。その意味でポストモダン的に語られている「周縁」なるものをもう一度考えてみるべきではあるまいかと思>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

水から土へ、地底から上空へ、そしてヒーローの敗北が映された画面から勝利へ。全てが綺麗に反転している。なおかつこの作品で重要なのは「電車」という装置ではなかろうか。『スパイダーマン2』のようにスーパーヒ>>続きを読む

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.5

キューブリックは好きじゃないんだが、これは良い。ドヤ顔している面もあるが、まあ他の作品に比べたら抑え気味で、あっさりとした仕上がりになっているのではないか。

J・エドガー(2011年製作の映画)

4.3

強権的な反共の徒のように冒頭は描くことで後半のホモセクシャルな内面描写がより共感できるようになっている。素晴らしい。強い存在の弱さを肯定する典型的イーストウッド作品

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

サブカルチャーとかガンダムとか知ってるけど、やっぱりホークスだよな〜というスピルバーグのウエメセシネフィル魂が炸裂している映画であった。メカゴジラとかガンダムとか出てくるが、単に引用されているだけで、>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

2.5

既成の歌を解体し、線と響の次元を肯定する直前まで行く太一と東大生が描かれるのだが、けっきょく「空虚な中心」である広瀬すずに回収されてしまい、凡庸な万世一系を肯定するものになっている。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

2.0

スーツとか鉱石とか「王としての成長」とか全部意味なくて、けっきょく親戚のゴリラオヤジが来た方が勝ったのは笑ってしまった。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

個人的な状況も相まって非常にエモい作品であった。三人にしかわからない奇跡と必然がリンクするメビウスの輪がイーストウッドの巧みな編集によって観客にも伝わるように丁寧に説明されている作品で、偶然居合わせた>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

これは、エンタメは信じているが、映画を信じていない人の映画だ。見やすい作品だと思うし行間を詰めていく工夫は評価したいが、僕は総体的に好きではない。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.0

冒頭の運びは素晴らしく、遊具がとてもカッコいいのだが、途中から怠くなっていく。要はあざとい。しかしスピルバーグの作品の中では相対的に薄めな方で楽しめた。リンカーンの目がくり抜かれて、南北戦争の銃で終わ>>続きを読む

レディ・ガイ(2016年製作の映画)

3.9

ロドリゲス演じるオトコ女が自分で自分を承認するため彼女と別れて、レクター博士紛いのシガニーウィーバー演じる整形外科医と対決する姿に感動。シガニーウィーバーは他人に承認されたい気持ちが表に出てしまい過ぎ>>続きを読む

北野武 神出鬼没(1999年製作の映画)

3.9

蓮實と北野武の微妙な距離感がいじらしい。これは恋愛映画である。

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.3

【追記】高評価のつもりだったが、やっぱりラストが気になった。ネタバレになるが、ラストの主人公を刺したバカ右翼のことがあまり説明されていないのは決定的に良くないと思った。彼にも人生があるわけでね。これは>>続きを読む

欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

3.6

フローベールのような話だなと思った。期待よりも普通の映画で可もなく不可もなく。こういうのなら小津の方がうまいんではなかろうか

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.8

少女が美しく、『ジュラシック・パーク』でもやりやがったクソつまらないかくれんぼと、何箇所かあるあざといシーンがなければいい作品だったと思う。特に宇宙人に殺された人間たちが着ていた衣服がヒラヒラと舞うシ>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソン演じる匿名の保安官が捜査し監視する側だった序盤から、徐々に観衆に見られる側へと追いやられ、ついには犯人の嫌疑がかけられてしまうサスペンスは素晴らしかった。みんなを見ていたリーアム・ニ>>続きを読む

ダーク・シャドウ(2012年製作の映画)

3.0

後半だけの視聴なんだけども、なんだろう。死人の方が愛があるというモチーフをほんとうにストレートにやっていてティムさんの中では交換が持てる作品だ。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.0

子供のときにほんとうに好きだった映画なんだけど、ブギーはほんとうに怖かった。今みると怖い布を纏っているけど、中身は毛虫でしかないというコメディだなとわかる。

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.2

非リアのバットマンがリア充になろうとしているペンギンの足を引っ張る映画で、観ててペンギンが可哀想になった。みんな下になればなるほど、自分を安心させるために上ではなく、嘲るための下をつくるわけだよね。

ラスト・オブ・モヒカン(1992年製作の映画)

3.8

視線の誘導で魅せられる傑作。狙ったものは打ち損じるが、狙わず適当に撃つラストはガンガン当たっていて、これだからマイケル・マンはやめられないぜと思った。

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

4.4

毎度のことながら、マイケル・マンには泣かされてばかりいる。見えない敵を不可視のものである熱源の光によって把握するスナイパー、見えるものが撃てず、転ぶことで、見えていなかった辛うじて見えるようになる足を>>続きを読む

ファイヤーフォックス(1982年製作の映画)

3.7

イーストウッドの素晴らしさとは、何と言っても「愛嬌」ではないだろうか。まずパッケージが面白い。無敵の男が乗った飛行機は、そりゃ強くなるわな。前半のサスペンス部分ではショットとショットの繋がりがかなり無>>続きを読む

ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場(1986年製作の映画)

3.6

フルメタルジャケットよりも、断然にこちらの方が傑作なのだが、あまり知られてない。「ハートブレイク」=失恋者の物語で、戦争に負けるということは帰る場所をなくす事に他ならない。ベトナム戦争で帰還したは良い>>続きを読む

裏切り者(2000年製作の映画)

4.4

小道具が素晴らしい。前科者が社会に復帰しようにも、トンネルから出ることが出来ず、けっきょく腐敗した世界にまた入ってしまう物語で、ニューヨークの労働者階級の暮らしを描くため、非常に庶民的な家具が冒頭から>>続きを読む

インサイダー(1999年製作の映画)

3.8

マイケル・マンほどの芸術家となると、考える前に撮るのだろう。ありもしない虚像と名誉に悩むラッセルクロウに対比されるアルパチーノ。ラストの告発ビデオを観る子供たちの姿はハッピーエンドなのかバッドエンドな>>続きを読む

ALI アリ(2001年製作の映画)

4.0

ラストの相手を挑発して体力を消耗させる戦いがシブい。雨でラストを飾るのもマイケルマン的。ほんとうにこの人はなにを撮ってもうまいな。

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