はじめて見たとき大したことないなと思ったが、2、3回見てたらほぼ全てのシーンが目に焼き付いてしまった。
ホモソじゃなくてホモセクシャルな作品だ。ナンパされた女に必ず刻まれる刻印はマクラグレンにも刻まれており、その時点で彼は女方なのである。
『マンディンゴ』と『絞殺魔』を足したような作品。本当にフライシャーはすごい
この傑作は観客を白人の赤児の不在という命題によって、あたかも常識的になされている倒錯的な状態が自明の理であるかのように見せている点で、メロドラマだと錯覚させるだろう。
ヒッチコックの描く世界は決まりすぎて、むしろ不自然にみえる。ある種演出が行き届いているが故に、自然であるからこそ不自然にみえる作品なのだが、今作のラストはそれが極まっている。
ヒッチコックのカトリック性という議論になると映画技法的な話になるのがもっぱらだが、わりとこれを見ると、ガチでイデオロギー的にヒッチコックがカトリック的な作家だと思った。トリュフォーはこれを追求したかっ>>続きを読む
ラスト数分がとてつもない緊張感に包まれていた。凄すぎる。これ緩いとか言っている人はちょっとどうかしていると思った