しげのかいりさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

しげのかいり

しげのかいり

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喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

4.7

「恐ろしいのは、すべての人間の言い分が正しいことである」画面に映るすべての人間が互いに性関係を結んだあげく、男三人がどぶ川に飛び込む流れは、まさに『素晴らしき放浪者』ではないか。

メトロポリス 完全復元版(1926年製作の映画)

4.3

マリアが殺されるべきだったのではないか。この作品は行き過ぎた近代文明に対する批判などさらさらなく、手の映画に他ならない。何かを繋ごうとする手がこれでもかと強調される。従って繰り返される「心」=媒介者の>>続きを読む

海底王キートン(1924年製作の映画)

4.7

とても美しい60分間だった。お互いに合わなかった影が、ダイビングスーツを着る頃には影がキスをしている。そして、キートンが溺れかけたときには彼女が股で抱えて助ける。妊娠まで漂流生活で描いているではないか>>続きを読む

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.9

鉄道とはかくも時間芸術である映画のためにあるものかと思ってしまった。行って帰ってくるだけで人生の全てを表現している。

M(1931年製作の映画)

4.5

円の映画。円とは言うなれば広場であり人民裁判ことかと。