haizaraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ピーターラビット(2018年製作の映画)

5.0

『それ、もしかしてウィンク!?』

宿敵マクレガーさんをやっつけたウサギのピーター達、喜びも束の間、なんとマクレガーさんの甥っ子がやってきて…というお話

ピーターラビットって聞いたことも見た事もある
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

『つらい時は指を一本一本見つめるの、すると神秘を感じるわ』

歪な家庭で孤独を感じながら生活する少女が、ある漢文の教師と出会い…というお話

mid90sもそうでしたけど、こういう感性をもって映画を作
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新しき世界(2013年製作の映画)

5.0

『これが最後だと言ったじゃないか!!』

10年に及ぶ潜入捜査でヤクザの若頭の信頼を勝ち取った男が、会長の死による世襲争いに巻き込まれていきます

この映画は本当に無駄のない作りで、長めの130分でも
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

『人間を飼育することを厳しく制度化するべきだ!』

青い肌と赤い目を持つ巨大な生物に、虫ケラの如く扱われている人間は、ひょんなことから膨大な知識を身につける術を見つけ、青い生物の脅威となっていくが…
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

『今までこんな味はなかった。これはカルビなのか?チキンなのか?もしもし、水原カルビ味チキンです』

大物ヤクザを逮捕するためにチキン店で張込みをしていた刑事たちがチキン店の閉店に伴い自ら店を引き継ぐこ
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.0

『魅力的すぎたんだ、彼女が迷うほどに』

ニューヨークの広告マンが、ひょんなことからカプランという謎の男と勘違いされ、命懸けの逃避行が始まります

私、再見するまでずーっとジェームズ・ステュアートだと
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

4.0

『この役立たずが…』

車を陸輸していた青年が、暴風雨の中ヒッチハイクする男を親切心から乗せるが…

という、何やら続々と関連映画が作られたらカルト作

色々と考察をサーフィンすると面白い発見があるん
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

5.0

『真実なんてどうでもいいのよね』

飛行機と思われる機内で男が突然起き上がり、謎の乗客達が慌てふためきますが、それは意図不明のバトルロワイヤルの始まりに過ぎず…

全くの予備知識なしで観たものでとんで
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プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

4.0

『君を信じる人を僕も信じる』

父子家庭で決して裕福ではない少女が、上流階級の男子と恋に落ちます

80sの青春映画は大好きなんですけど、特にジョン・ヒューズ関連とかはやっぱりなんかキラキラ感が違う気
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赤い影(1973年製作の映画)

4.0

『ダーリン(ズ)…!!』

幼い娘を水の事故で亡くした夫婦は、奇しくも教会修復の仕事で水の都ベニスで過ごすことになりますが、盲目の霊媒師と出会ってから不気味な現象に見舞われることになり…

※最後のほ
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.0

『10代の時はちょっとしたことも世界の終わりみたいに感じるものさ』

高校時代のある決断を引きずったまま、ずっと後悔する男が、ふとしたきっかけで17歳の頃の自分に戻ってしまう

ジャケからもうザック・
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

4.0

『あなたは自分のことしか考えてないのに、孤独だと嘆いている』

未知の生物の存在を追い求める変わり者のサー・ライオネル・フロストは、遂にビッグフットの生き残りと出会い、ある理由から同伴の旅に出ることに
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

『あの12歳の時のような友達が出来ることは二度となかった』

行方不明になった男の子の死亡を偶然にも耳にした少年たちが、その遺体の捜索の旅に出ます

髪の毛の一本一本、瞳の一つ一つ、言葉の一言一言、全
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.0

『やり直すんだ…チーズサンドでも売って』

ある悲しい過去を持つ男が、謎の日本人の依頼により、ゾンビ達の隔離地帯ラスベガスへ潜入し、大金を持ち帰るという任務に就くが…

※ちょいネタバレあり

ザック
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

『私にキスしたい?』

親友と、親友が好きな男の子、2人の間で図らずも三角関係になってしまった少女の一夏の物語

90年代に続き、2000年代もエモいっす

夏の台北に滞在しましたが、あのノスタルジッ
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

『いらないよ、どうせスッちまうから』

しがない詐欺師が偶然にも大物ギャングの売上金を騙し取ってしまい、それが元で恩人である師匠を殺され、復讐のために大物詐欺師のヘンリーへ協力を求める

めちゃくちゃ
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

3.0

『俺には行くところがないんだ!』

自堕落な父親の元で育った青年が一念発起、海軍士官を目指して士官学校へ入り、愛や友情に芽生えていきます

※ちょいネタバレあり

何度見ても思うんですが、どのキャラク
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.0

『私がいた世界も悪くなかったわ』

謎のゾンビウィルスが韓国を壊滅してから4年、香港に亡命し、あるトラウマを抱える元軍人の男が再び半島に戻る

眠い映画でしたねぇ…

前作が面白かったので期待してた分
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キャンディ(2006年製作の映画)

5.0

『やめられる時にはやめたくなくて、やめたいと思った時にはもうやめられない』

詩人志望の青年と女優志望の少女の2人は、運命的に出会い、愛し合うが、青年はヘロインを常用する中毒者だった

主人公の2人を
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.0

『俺は自分で作った罠にはまったネズミだ、逃げ出せないように自分で定期的に罠を修理してる』

かつて演劇界の脚本家として成功を収めていたハーマン・マンキウィッツは、アルコール依存症とギャンブルにより仕事
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

『でも死ぬほど愛してるんだ』

貧困と暴力の蔓延るイリノイ州ロックフォードで青春を過ごした3人の、少年から大人になるまでのドキュメンタリー

当時は、自分も必死に生きているだけだったし、子供だって生き
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

『ファックシットのファックはクソよ』

兄に虐げられ、どこか家庭に馴染めず鬱屈した日々を過ごすスティービーは、ふとしたきっかけで地元のスケーター達に気に入られ、憧れの不良生活に足を踏み入れていきます
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

『諦めたらいけない。幸運が君の味方だ。』

いじめられっ子のバスティアンはふとしたことで"終わりなき物語"という本を手にし、本の中の主人公、アトレーユの冒険に没頭していきます

特殊メイクとアニマトロ
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ハード キャンディ(2005年製作の映画)

4.0

『君は異常だ』
『だからそう言ってるでしょ』

14歳以下の女の子が大好きなカメラマンが出会い系サイトで獲物を物色する中、自宅にある女の子を呼び込むことに成功する

スカッとするけど、少女がこの事件を
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

『私は信じている、君なら乗り越えられると』

第二次世界大戦下で疎開する少年はその髪と目の色により放浪の先々で過酷な迫害を受けます

個人的には言うほどひどくなかったですね

ハウス・ジャック・ビルト
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.0

『願いを取り消す』

何でも願いを叶えてしまう魔法の石を巡り、実業家の男、冴えない女、そしてワンダーウーマンの三つ巴の闘いが繰り広げられます

私、ジャスティスリーグだったか、バットマンだったかでめち
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グロリア(1980年製作の映画)

4.0

『死んだ人は一つになるの。だからどこで祈っても同じよ。』

マフィアを裏切った家族の子供を預かるはめになったグロリアは、命を賭けた逃避行を繰り広げます

子供がさっさと警察に駆け込めば終わりの映画って
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カサブランカ(1942年製作の映画)

5.0

『君の瞳に乾杯』

第二次世界大戦下、米国への渡航を待つ数多くの亡命者が集う町カサブランカで、バーを営むリックはある女性と運命的な再会を果たします

限られた舞台で、混乱の世相と男女の一途な想いを織り
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

『映画の半分は音で出来ている』

私、映画を観るときにあまり音響を意識したことなくて、部屋も擬似サラウンドのサウンドバーだし、映画を観る理由が現実逃避なので、いつもの世界から知らない世界へ連れて行って
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

5.0

『私は君達の熱情を信じている』

東大駒場キャンパス900番教室、東大全共闘1000人vs三島由紀夫、緊迫の討論会のドキュメンタリー

その教室は、まるで領域展開されたように異様な空間で、タバコの煙と
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.0

『この街を憎まないでくれないか?』

かつて住んでいた"祖父が建てた"豪邸を密かに修復しながら、いつか再び移り住むことを夢見る青年に遂にそのチャンスがやってくる

失って、失って、何も無くなると、手の
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

『友がいる者に敗残者はいない』

クリスマスの夜、家族や町の多くの住人が彼のために祈りを捧げるなか、正義感が強く実直な男はなぜ命を絶とうとしているのか

古典も古典の傑作ですけど、何度観ても温かい涙が
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市民ケーン(1941年製作の映画)

5.0

『行かないでくれ、私が困るから』

莫大な財を成した新聞王が死の間際に発した「薔薇のつぼみ」という言葉、その意味は?彼は一体どんな人物だったのか?

マンクの前に再鑑賞

なぜこの映画が傑作として語り
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.0

『人生は神が回す手回しオルガンだ』

1970年代のドイツに実在したという殺人鬼、フリッツ・ホンカの物語

ホンカの人生は神の気まぐれであんな人生だったのでしょうか?

それでも人生を自分の手で取り返
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.0

ネトフリ、良くないですねぇ…

アニメ、ドラマにハマったらそうそう映画なんて観る時間ないですねぇ…

映画観たくて入れたのに本末転倒ていう笑

そんな中、たまたま子供と一緒に観た久しぶりの映画

ゲー
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.0

「悪を断ち切り自由をもたらす」

革命ものって胸を熱くします

なんででしょう?

私達の世代ではそういう"熱"に表面的な虚しさを演じつつ、心の中では憧れ焦がれているのかもしれないです

私の父は学校
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