映画の裏側の人自身が出てきて虚構と現実の境界線を曖昧にする。流れるようなカメラなのに絶対に決めを外さないショット。
なんと!カット割も編集も凄すぎてびっくりした。(トリュフォーカット割、ゴダール編集らしい、、。)
大抵10分ものの短編は半ば見飽きたり夕飯のことを考えたりしちゃうけど、そういう隙を与えない感じが良かっ>>続きを読む
残っているのは10分余りだけれど、それでも過不足がないし、ちゃんと乗れる。
70分で見てみたかった。
恋愛って、綺麗なものとして描かれがちで。これは言うなればいびつなお茶碗みたいな話だった。持ちづらくて変えたいなと思うんだけど、案外自分みたいでいびつな形に愛着がわいて手放せないみたいな。
きっと誰しも>>続きを読む
スザンヌが描く、小さな小さな背伸びや大人への階段が可愛らしかった。ヘッドホンをして踊り出す2人も、いつのまにか別々で同じ飲み物を頼む2人も。
恋してると、頼んだのが同じ飲み物なだけでその日中幸せだった>>続きを読む
ラストが壮絶。
ファンタジーというよりホラー、、?
この映画の視聴数がヨーロッパ映画にしてはすごく多いことに驚き。このブラックユーモアより、もっと共感しやすいヨーロッパ映画があるのに、、と思ったけれど>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
お小遣いをもらったことがない子供は、お菓子をうまく買えない。みたいなこと。
ミアは閉塞感を感じているし、性的な関心もあるけど、そういうもやもやした気持ちの捌け口を知らない。だからいかにも優しさを振り>>続きを読む
人生にはどうあがいても身動きが取れなくなる瞬間がある。でも逃げずにちゃんと向き合っていれば、出口は見つからずとも次はある。
“Things to Come”英題が素敵だった。邦題は”未来よ、こんにちは>>続きを読む
ありきたりの展開に、アメリカ映画の嫌いなところが全部出ていた気がしたが、、一つあげるなら、パーティー好きの女の子が図書館司書になるという突飛な発想はよかった。
このレビューはネタバレを含みます
何かわからない話の繋がりが後半になるにつれ、一点に収束していく。
自分の意見をはっきり持つこと、正しく無いと思ったら謝ること。文字にすると平淡で当たり前だけれど、なかなか難しい。
人間臭いラブストーリー。青春の匂いがちゃんとする。
変換前の香港。コロナ禍もそうだが、時代の狭間に取り残された若者たちは必死に前を見て走っている。
このレビューはネタバレを含みます
ベティはとんでもなく狂気的なのに、美しくて愛らしく映っている。欲求に真っ直ぐに、正しいと思うことを正しいと思うと発言して生きていくことはこんなにも難しいか。
私は児童養護施設で長く働いていたけれど、>>続きを読む