ihさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

柳川堀割物語(1987年製作の映画)

3.1

軟弱な地盤でも付き合い方をわきまえれば家も建つ

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿の築き上げた世界が終わりを迎えた。しかし終わりは始まりである。
彼は物語の力、その可能性を信じているし、私も信じている。物語はこの先も続いていく。物語が続く限り、死者は、物語の中の人たちは、私た
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

何気ない場面で心揺さぶられてめちゃくちゃ泣いた。父親らしさとか、資格?とか、そんなものでは私たちは生きていけない。

ゴダールの決別(1993年製作の映画)

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キリスト教に明るくないのだけど、聖を拒んで俗を押し通すの、誠実だな
罪のないものだけが石を投げられる。罪だと?知らんなそんなもの

あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

4.2

昨年舞台を見た。
映画にする必要があるのか、と知人が言ったが必要だったな。個人的には。

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.4

悲劇と喜劇の併置が上手。
こんな場所、こんな自分にうんざりしている。それぞれに夢を見ながら踊る。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

怖いものに目を瞑ってお利口に避けて通るよりも、対峙して葬り去れば選択肢は広がるし自由になれる。と、理屈はわかるけど、、生きてる人間は死者ほど自由に上書きできないので。
いまいち感情移入しにくい映画だっ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

これは、たしかに。
テンポは速いが丁寧。
水槽の砂利で殺傷能力高めるところとか、さすが中国人!!!やったれ!!と拳を握る。
母と娘の話には大概首を絞められる思いをするが、この爽快感はなかなかない。言い
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ヨーヨー(1965年製作の映画)

4.2

豪邸とトレーラーハウス
「すべてのドラマがあなたの家へ」といううたい文句の画期的な嘘くささ。
すべてのシーン、すべての人間が、たくさんのことばを持って語る。言語化されたものの少なさが、それら言語以前の
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