tagomagoさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(412)
ドラマ(1)

フライト(2012年製作の映画)

4.5

冒頭のアルコール、ドラッグ、女でがっしりと胸を掴まれました。そこから背面飛行の迫力、副操縦士と同じように信じられないという気持ちに。そこから主人公のアル中が加速していくのもめちゃくちゃすぎて面白く、よ>>続きを読む

アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.2

実在のギャングの一代記。ギャングののしあがりっぷりは捜査官側の描写も丁寧に描かれているので尺が少ないがこの時代に黒人が単独でという事実からもどれほどにフランクが成り上がったかが分かる。ギャングのリアル>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.0

セリフの少なさやどこにフォーカスしているか分からない画面設計など映画好きに受けるような雰囲気が漂う。付箋を貼るときの粘着力なんかにこだわりを感じる。よく研究されていると同時に監督の才気走った感じも出て>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

まるでそこに人がいるような非常にハイテクな監視システムを使いテロ事件を捜査するのだが巻き戻しができず、4日と6時間前の映像しか見られないというルールが良く効いている。なんでと疑問に思うかもしれないがそ>>続きを読む

インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.0

いろんな思惑が重なり複雑で、それでいて劇中では明快な答えを提示してくれないので薄ぼんやりなイメージを抱いてしまうが見事なクライムムービーだと思う。また数ある銀行強盗映画の中でも屈指かつ目的は何なのかで>>続きを読む

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

4.2

艦長と副長の対立が面白いところだが中盤の核を発射する発射しないのやいのやいのと言い合う場面2人の演技力もあり白熱。字幕が追いつかないぐらい凄まじくて笑えてくる。軍の規定上はどちらも間違っていないらしい>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

人間はそう簡単には変わらない。ということを教えられたような気がします。最後ランボーが何か言ってましたがそれが耳に入ってこないぐらいクライマックスへとなだれ込むまで唖然としてしまいました。復讐の連鎖を避>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

4.0

人間の代わりにクローンを戦争に使うという理由に対してクローンも人間だの一言で終わらすのは腑に落ちないというかもったいない。いくら語られすぎたテーマといっても全く深みがない。話はつまらない。しかし、中盤>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

群像劇。前半の同じ画角に収まっている人たちの会話が面白くてついつい引き込まれてしまう。市井の人を描くということが監督の優れた演出とうまくマッチしてると思う。原作の決め台詞っぽいところをいい感じにぼかし>>続きを読む

ザ・ファン(1996年製作の映画)

4.5

デニーロは狂気に取り憑かれた役がよく似合う。私が観ている映画の中でもタクシードライバー、キングオブコメディ、ケープフィアーなどまさに真骨頂といえる。ファールボールを取りに行くために息子の足を踏んづけた>>続きを読む

デモリションマン(1993年製作の映画)

4.2

アルコールタバコカフェイン肌を触れるスポーツはみな違法で下品な言葉チョコレート辛い食べ物も禁止、トイレの紙代わりに貝殻を使うとかハンドシェイクによる挨拶もなしであまりに生きづらい社会で笑える。いわく愛>>続きを読む

ハード・プレイ(1992年製作の映画)

4.0

ブレイド以降のクールな番長のイメージしかなかったのでスナイプスの陽気なイメージに驚かされた。とにかく開始20分ぺちゃくちゃ喋る、お袋の貶し合いにここまで時間を割くとは。スナイプスのたまに見せる哀愁漂う>>続きを読む

ブロウ(2001年製作の映画)

4.2

その時代によってフィルムの質感が違ったり、ゆっくりカメラがパンする緊張感など映像へのこだわりも面白い。テンポも良くこの手の映画としてはいい意味で軽いのも好印象。
自業自得だけど刑務所にて何もかも失った
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.5

首なし殺人事件の不気味さやファンタジーホラー的な映像美にクラクラしますが何よりクリスティーナ・リッチとジョニー・デップのかわいさにうっとりしますね。特にジョニデは死体をまともに見れなかったり血を見ると>>続きを読む

フェイク(1997年製作の映画)

4.0

アル・パチーノがマフィアと聞いたらカリスマ性抜群のカッコいい男を想像していたが、これが何とも言い難いお間抜けでうだつのあがらない中間管理職的な哀愁漂うマフィアだったことに驚く。自分が仕切ると息巻いてい>>続きを読む

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.2

最高におバカで面白い。メキシコの警官やキスの練習のくだりとかクッソ笑いました。さらにフィッツジェラルド家が加わったら輪をかけたように面白くなる。特に奥さんの下品には閉口しました。あと結構、アドリブが採>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.2

後ろが気になる。あれはそうだよね、キタキタ…。ただひたすらにそれが後ろを歩いてくるという行為が怖い。それではないかもしれないが不安に駆られる仕掛けで画面を見続けてしまう。360°パンやただ一点を撮り続>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

4.2

退くに退けない、いい顔した男たちの素晴らしバイオレンス映画でした。終盤の倉庫に呼ばれたジャソンの顔の強張りが見てるこちらもハラハラして緊張感はマックス状態に。チョンチョンの一見バカっぽいけど仕事はでき>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

ワンカット長回しの撮影はこのカメラは誰の視点なんだという疑問が出てくるときがあるが本作はそれを感じさせないスムースな撮影がある。ワンカットがただの技術にとどまらず物語の底を押し上げている。ワンカットの>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

3.5

冒頭から生首、噴き出る血、不謹慎ギャグ、下ネタ、どこにフォーカスしているか分からない撮り方などザ・三池ムービーという感じでワクワクしました。どこがラブストーリーなんでしょうか。

話を転がしてくれるの
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

4.0

電話一本でシリアスな展開を作る構成のうまさ、リアルタイム進行だったりスプリットスクリーンを多用したりと80分を一気に駆け抜ける。2000年代前半でもギリギリに思える設定ではあるがコリン・ファレルの熱演>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

ロック様、ステイサムが出てる時点でモリモリなのだがそこに文字通り人間じゃないイドリス・エルバが加わると画面が耐えられないのではと思ってしまうほど破壊力が増す。ロンドンでのカーチェイスが緩急もつけてあり>>続きを読む

インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

3.5

予想通りの結末を迎えるけど中盤あたりからのジワジワと締め付けられるような圧迫感はスリラー映画としてなかなか。焦らしの後には一気にオチまで突き進む。確かに見せ場は少ないけど随所に不吉な場面が挟み込まれ主>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

明確に答えを用意してくれないのでそれを期待すると肩すかしを食らってしまう恐れがあるものの緊張感をもって見ることができた。
それ(病原体?)の正体は明かされないが疑心暗鬼になっていく2つの家族が怖い。赤
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映像的には思ってたほどグロくはなかったが次に何が起きるか分からない緊張が続くので精神が削られていき、普段は大丈夫な肉体欠損描写がキツかった。カルトが浸透している土地に無邪気な若者たちが入りこんでしまう>>続きを読む

ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

4.0

催眠術のせいで音楽を聞いたら踊らずにはいられないというプロット自体はなかなか奇抜なものの語り口はスマートで、ブラックなお笑いはあるもののゴツゴツしてなく概ね快調というあたり流石矢口監督というあたりか。>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

不採用が人間そのものを否定されてる感とか内定もらった人間を素直に喜べないとか自意識が邪魔して痛々しい。就活していたあの時を思い出して他人事ではないのが辛い。友だちが内定もらった会社の評判を調べていたり>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

本格ミステリを思わせる邦題(ナイフの館)、資産家の一族という舞台立てやクセの強いキャラクターなどの設定はアガサ・クリスティーの古典ミステリーを踏襲。まさしくクラシックな装いながらも真相の意外性でひねり>>続きを読む

LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

4.0

ルーパーという設定は結構画期的だと思うし、ラッパ銃やらTK(超能力)などのガジェットも良い。お話に既視感はあるもののワンアイデアから出発して新しいものを生み出そうとする発想にどうしても甘くなってしまう>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.5

マイケルベイ監督なのに適度に楽しめる作品となっている。爆発やカーアクション、誰を対象にしているか分からない下品なギャグは抑えめにマーティン・ローレンスとウィル・スミスの即興に近い掛け合いを土台に彼らの>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

ネットがまだ十分に整備されていない96年が舞台ながらも煽り放題のマスコミの恐ろしさは今と何も変わらないようです。新聞やテレビで次第に広がっていくのがリアル。あまりに不条理で全方位にイライラしますがマス>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.0

副大統領となったチェイニーが権力を握るようになって金持ちには富が集まるような制度を作り憲法の解釈をどんどん拡大して法律を思いのままに書き換えていく。大統領や国民を無視してイラクへの侵攻を推し進める手段>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


とてもキュートで「ムーンライズ・キングダム」のようなほのぼのコメディ映画だと思って油断していたらブン殴られたような映画体験。ナチスやヒトラーを扱う時点で普通の映画にならないことは予想できてましたがま
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

正統派。の中にも非情な勝負の世界も見せつけられて苦味もある感じでした。史実を全く知らないまま見たら割と驚きの展開が続くのでハラハラしました。
フォードとフェラーリのライバル関係はありつつも現場と本社つ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

裕福な家族へ寄生する過程のテンポの良さというかあまりにも上手くいきすぎてる描写に不自然さを感じてしまうが奥様のリアクションとかコメディに寄せられていて釈然としない感じは全て呑み込まれていく。金持ちは素>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.0

個人的にはかなり異質な怪獣映画。怪物よりも家族ドラマが主体になっていること。更にポン・ジュノ監督の作家性が異質さに拍車をかけることになっていると思う。緊迫感もあるが全体に漂うのはどこかユーモラスな雰囲>>続きを読む

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