HALKさんの映画レビュー・感想・評価

HALK

HALK

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

前置きなしに観てみた。
山荘で仲間が殺されるのだけど、現実感がなく感情移入出来なかった。その上でどんでん返しがあっても、心揺れず。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

夜10:30スタートの回で観て来ました。
始まるまで結構時間あったので、ビール飲んで鑑賞したのですけど、あまりにも濃い作品で吹き飛ばされてしまった感があります。

いろんな軸を絡めた作品で、オッペンの
>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.7

どうでもイイ話をなんかストーリー仕立てでダラダラ続く感じなのだが、なんか見入ってしまう。

ビッグ・リボウスキを観てる感覚に近いというか、街の定点カメラで何か起こるかな?と思って長時間見入ってしまう感
>>続きを読む

アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.8

アーミーオブザ・デッドの前日譚。金庫破り担当のディータがどうやってその能力を身につけたかが描かれている。

ディータのキャラクターが魅力的でアーミーオブザ・デッドと違った面白さがある。あっちが好きでな
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

気になってたボーを観てきた。
行間を楽しむ映画で、何が答えかは人それぞれだと思うけど。
小説のドグラマグラ的な先に進むうちに迷い込んでいく感じを意図して創ったのかな、という感想。

監督は、ADHDだ
>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.0

キャストが良くってやろうとしている事はわかるんだけども、若干ざっくりすぎる構成にツッコミどころが多くて、薄く感じた。見た事ある映画をちょいちょいつまんで繋ぎ合わせた感じが否めない。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.7

ポップなジャケットでホラーってどういう事だろう、とあまり期待しないで観るとどんどん引き込まれた。ここまで極端な例は極少だけど、確かに周りにも病気自慢する人いるよなあ。病気自慢とSNSでの承認欲求が絡み>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

戦後30年間、戦争が終わってもフィリピンで戦い続けていた小野田さんの話はなんとなく知っていたが、映画で改めて見てみるとなるほどこういう心情で生き続けていたのか、と知った。

鑑賞後、調べてみてまず驚い
>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

北欧っぽい重いけど色彩鮮やかな映像とゆったりした時間の流れ、音楽が好き。これをアメリカっぽい感じでやるとクロニクルみたいになるんだろうな。大友克洋の童夢にそっくりだなあ、と思ったら監督もそこからヒント>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.6

イイ映画だなと思う反面、女性監督ならではの女性心理がよくわからないのが正直なところ。ネタバレをいくつ読んでもピンとこないのよなあ。この辺りは解釈を視聴者にイイ具合に委ねてるのだろうか

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

ローカルルールと、独特の世界観、怪しい宗教観と、かなり好みな作品。

地域とコミュニティを限定すれば、無限の可能性がある中でこの世界観を考えたのはなかなかな想像力だなと思う。ホラーでありつつも映像も美
>>続きを読む

まともな男(2015年製作の映画)

3.5

特に派手な感じもなく、淡々としているのだけど意外と面白かった。

この主人公の男性は、目の前に厄介ごとがあるとそれに向き合わず適当にウソで誤魔化すのだけど、それが積もり積もって不幸へと突き進んでいく。
>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.5

さすがホアキン!って思わせる。
こういう病んだ役をやらせると右に出るものはいなんじゃないか。

洗脳方法は、宗教によって形は違えど考える能力をなくさせて刷り込んでいく様は共通するもので、その様がとても
>>続きを読む

生きてこそ(1993年製作の映画)

3.5

ネトフリの雪山の絆を観て、こっちはどうだったっけと思って何十年ぶりに観てみた。

どっちも悪くないけど、イーサンホークの若い頃って視点で観てしまうな。若い頃から格好イイな。

ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.0

不条理で、唐突なストーリーなんだけど、何が起こるのかどうなるのかは気になった。

前代未聞のファッションスリラーってうまいイイ方だわ

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.5

ゴズリングは表情変えずにたたずむ様がイイなと思ったら、出演者皆同じ感じで演じてる。

タイの最強おじさんが、コメディにしか見えんのよ。佇まいから髪型から、なんかあったら背中から刀を出すとか戦いの後にカ
>>続きを読む

ニキータ(1990年製作の映画)

3.8

有名な作品だが、初めて観てみた。
ありそうなストーリーではあるが、女アサシンの鉄人アクションに重きを置くのではなく、プロになってもどこか幼さが残ってる普通の女子として描いているところが良い。
修行の後
>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.4

NETFLIXでなんとなく見始めて、あれこれって「生きてこそ」って映画じゃなかったっけ、と思ったら同じ事件を扱った最近の映画だった。
生きてこそ、ひかりごけは、極限状態であっても人が人を食うのはアリか
>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

3.4

スティーブンキングを思わせるような、意味がわからないけど何か起こってる出だしが好き。

当時、東横がまだホームレスがいっぱいいた頃にレイトショーで観て、出てきたら目の前でホームレスが雑魚寝してて映画の
>>続きを読む

クリープ(2014年製作の映画)

3.2

主人公のおじさん、普通にハンサムな役柄も出来そうなのだけど、この劇中ではかなりキモいサイコな雰囲気で演じててそれが良い

パッと見、普通なんだけど接してみるとヤバッって感じ、あるあるだわ。

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

タイトルだけ見ると「またか」という感じなのだけど、これが意外と面白い。
なんちゃってで作ってるゾンビ映画ではなく、構成から撮影からキャストから懲りに凝ってる。

アウトフィット(2022年製作の映画)

4.5

ワンシチュエーションで特に派手さもないのだけど、少ない登場人物同士のやりとりが、どえらい緊迫感を醸し出してて目が離せなかった。

主人公の仕立て屋の所作が素晴らしく、話がもつれていく中でも、落ち着いた
>>続きを読む

冬薔薇(2022年製作の映画)

3.5

なんかこういう場末な、どこかの隅っこにありそうな町の雰囲気とローカルなコミュニュティのちょっとした出来事を描いた話の感じが好き。
自分の地元と似ている部分があって、そうそう抜け出したかった感じを思い出
>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.5

唐揚げに、塩とソースとタレを混ぜたような濃すぎの映画です。

まあ韓国映画ならこれぐらいのバイオレンスもありかな、と思って観てたら途中で化け物が現れてからリミッター振り切ってお腹いっぱい。そして続編へ
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.6

前知識なしに見始めたら、最初はながら見ぐらいだったのが途中から引き込まれた。POVでドキュメンタリーを撮影するという前提なので最初はかったるいのだけど、儀式だったりインタビューを通してリアリティが出て>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

3.8

育った環境が劣悪で、自然と売春に身を染め中年になるまでそれで生計を立ててきた女性の話。ふとバーで出会った若い女の子と恋に落ちる。

生まれて初めて希望に出会ってその為なら殺人もいとわない、というどこか
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.8

御法度に通ずる男色の世界と、首をめぐるアウトレイジな時代劇に、北野流のブラックコメディを織り交ぜたような作品。

正直なところ、タレントのたけしを知ってるから観れるものの、演者としてはどうなんだろう、
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.4

安定のa24!
日本で言うところのコックリさんのような憑依ホラー。映画の交霊シーンって、霊の気配があるのかないのかわからないくらいの微妙なところから始まるのだけど、この映画ではいきなりドーンと来て90
>>続きを読む

オルタード・カーボン:リスリーブド(2020年製作の映画)

3.5

NETFLIXドラマのオルタードカーボンに挫折したのだけど、たまたまアニメがある事に気づいて観てみたら、わかりやすく楽しめた。
攻殻機動隊の世界観にかなり似ているような気がした。
3Dながらもセルアニ
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

1人1人が冷静に考えればありえないのだけど、集団心理となった時にあらぬ方向に暴走してしまう様を描いている。

実際にあったハマスのイスラエル襲撃で、虐殺やレイプなど、この時代にそんな酷い事があり得るの
>>続きを読む

食人族(1981年製作の映画)

3.6

知ってたけど観れてなかった作品

ジャケットから想像してた感じとちょっと違った。純粋なホラーというよりは、社会派で、楢山節考(姥捨山の話)のテーマに通ずるものがあるな、と感じた。
環境に応じたルールだ
>>続きを読む

ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

3.5

オリジナルは観た覚えがあるのだけど、ハッキリ内容を覚えていないまま視聴。

ピンヘッド含む化け物共が、物理的に勝てる感じがしない神々しさがあって、その絶望感が漫画ベルセルクのあの感じそのまま。むしろベ
>>続きを読む

65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.0

SFつくるんなら、どこかの惑星に辿り着いて見た事もないクリーチャーに襲われそうになる、って方が楽しめるのになあ。
普通にどこかで観た恐竜映画のようにしか思えない、、

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.1

シャラマンな雰囲気でした。
突然現れた使者。理不尽すぎる意味のわからない終末話。
これから何が起こるんだろう、というワクワク感とどこに向かっているのかわからなくなるところは、スティーブンキング映画を思
>>続きを読む

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

3.3

なんとなく見始めたら、ん?と引き込まれて最後まで見てしまった。
20世紀初頭のフランスの高級娼婦館(日本でいう遊郭)に勤める女性達の人間模様を描いたもの。お金持ちの社交場としての娼婦館を描いていて、女
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

事前情報知らずに、なんとなくNETFLIXで観てみたのですけど、驚くほど良かった。映像表現もとても良い。

草薙君の演技も見事だし、それぞれの人物の心情の変化がとてもうまく表現されている。シーンごとに
>>続きを読む

>|