浜一さんの映画レビュー・感想・評価

浜一

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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

★言わずと知れた宮崎駿監督の名作。この作品も「昔々の日本の里山を舞台に女の子たちが物の怪に出逢う話」とシンプルな物語。「もののけ姫」以降、ストーリーが複雑化していく気がする。
★舞台となる里山のモデル
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

★できればもう一度こんな血湧き肉踊る冒険活劇映画を宮崎駿監督演出で観てみたい。何の理屈もいらない。単純に楽しめるだけの。難しいかなぁ。
★元は「風の谷のナウシカ」の成功で得た資金で高畑勲監督の「柳川堀
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.0

★昔々、私が小学5年生か6年生の時に公開。大量に流れるTVスポット(博報堂付いてるので映画そのものから関連商品まで)に影響されて興味を持つ。そのうち母がサプライズで連れて行ってくれた新宿東急(名目は歌>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

★日中に病院への通院、夜に「オッペンハイマー」を控えていた昨日。日中の予定が思いのほか早く終わったので、何か軽く観られる映画はないかな?とアマプラを探して鑑賞。
★冒頭は主人公たちが蛇の群れに囲まれ「
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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★鑑賞前に予習が必要という事でYouTubeにて予習動画を何本か見てから臨んだ。やはり予習は必要!時間軸が何の前触れもなく切り替わるし、専門用語も飛び交う。登場人物も多い。付いていくのに必死。
★しか
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.9

★YouTubeチャンネル「シネマンション」のあんこさんの推薦とフォローさせて戴いている猫目さんのレビューを読んで興味を持った次第。お二人に感謝です。ありがとうございます!
★filmarksの情報に
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

★「Missing」の公開を控える吉田恵輔監督。「空白」が面白く、「神は見返りを求める」も良くて注目している監督となった。観たかった今作がアマプラ見放題に挙がったので鑑賞。
★ボクシングに情熱を傾ける
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

★前作では旧シリーズと新シリーズをブリッジさせる事と新シリーズメンバーの紹介、イゴン役のハロルド・レイミスの追悼で終わった。今作では主人公のフィービーを描きこんでいっている。
★バスターズから外された
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えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋(2019年製作の映画)

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★実はまだ観ていません。前作にあたる「えんとこ」もまだ観てません。
★まずは先ほど、本作の主人公、遠藤滋さんがお亡くなりになっていた事を知りました。凄く遅くなってしまいましたがご冥福をお祈りします。
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.3

★チャールズ・ブロンソンの「マンダム」のCM、ソフィア・ローレンの「ラッタッタ」のCMを監督した大林宣彦の劇場用長編映画デビュー作。
★初見は子供の頃にテレビでだったと思う。大人になってから池袋の文芸
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.5

★北野武監督の恋愛映画。YouTubeで見つけて鑑賞。
★冒頭は人形浄瑠璃の一場面から始まる。調べたところ、本作は近松門左衛門の戯曲「冥途の飛脚」に触発されて製作したとの事。飛脚が女郎の見受けの為に横
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

★YouTubeで3/14までの無料公開中ということで久しぶりの鑑賞。観直したいと思っていた作品なので嬉しい。
★大林宣彦監督作品の中では「時をかける少女」と並んで好きな作品。
★人生に疲れ、心が固く
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

2.5

★娘のヤバい彼氏を殺してしまった父親の話と聞いて興味を持って鑑賞した。漫画が原作でTVドラマの続きとなる事は最近になって知った。勿論、原作もドラマも全く触れていない。
★他の方々のレビューを読むと「ダ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

★劇場公開時に2度。後に池袋の文芸坐(パチンコ屋の上階になる前)に1度。スクリーンにて鑑賞。以後もVHSやDVDで何回か観てきた。今回は10年くらいぶりのDVD鑑賞。
★猟奇スリラーだが、一方でレクタ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

★YouTubeで2週間限定公開という事で鑑賞。昔から存在は知っていたけれど観るのは初めて。
★劇中に登場する動植物が「風の谷のナウシカ」に登場する腐海の蟲に似ているなと思ったら、影響を与えているとW
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

5.0

★平成ガメラ3部作、「ゴジラ、モスラ、キングギドラ大怪獣総攻撃」、「デスノート」の金子修介監督の最新作。
★恐ろしかった!鳥肌立った。展開が進む度にギリギリと歯ぎしりしながら見つめてしまった。劇場での
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.6

★フェイク悪魔祓いの生配信をしていたら、本物の悪魔が犠牲者役の女優に憑依してしまって・・・。アイデアの面白さが光る佳作。
★邦題のダサさが酷いな。原題は「cleansing hour」。和訳すると「浄
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第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.7

★1937年にヒッチコックがイギリスで製作した巻き込まれ型サスペンス。
★既に後の作品群でみられる監督自身のカメオ出演やテクニックを観ることができる。この頃にはもうある程度作家として完成されていたんだ
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U-31(2016年製作の映画)

1.5

★サッカーをテーマにした映画なのに試合のシーンが無い。練習の場面はあるけれど、試合が始まるとなったらラストシーンだった。
★ピークを過ぎた選手が「何故、現役に拘るのか」をテーマにしているのだけど消化不
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.5

★予告編では最早ギャグネタでしかなく、劇場公開時はスルーした作品。
★監督は「ノロイ」や「オカルト」、「コワすぎ」シリーズの白石晃士監督。モキュメント(偽ドキュメント)映画で定評のある白石監督だが、ネ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

★予告編を観ても琴線に触れず観るつもりが無かったが、レビューの評価がけっこう高かったので鑑賞する事に。
★テンポの良いアクション、ギャグでそれなりに楽しめた。しかし、これからクライマックスかと期待した
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マッスル 踊る稲妻(2015年製作の映画)

5.0

★「ジーンズ」、「ロボット」のシャンカル監督作品。これぞインド映画❗マサラムービー‼️というのを見せつけてくれた。
★貧しい主人公が出世して、憧れていた女優と相思相愛の恋仲になってのサクセスストーリー
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.5

★輪廻転生の復讐譚。しかし、この映画の主人公は人間ではなく、ハエに転生するんである。
★同じハエでもクローネンバーグの「ザ・フライ」のように重く暗い雰囲気にはならない。
★え⁉️復讐物だよね。いや、明
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タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.6

★昔、シネマート新宿で「ボリウッド4」なる特集が組まれた時の1本。そのうちに「きっとうまくいく」も入っていたのだけど、この特集で観たのかな?
★インド映画は恋愛物か時代劇と思うなかれ。ハリウッド映画ば
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

★劇場公開時に鑑賞。
★ボリウッドの大スター、アーミル・カーンの主演作。同じヒンディー語圏のスター、シャー・ルク・カーンの出演作はそれなりに観ているのに、アーミル・カーンはこれだけ。知ってるのも「ダン
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家族の四季 愛すれど遠く離れて(2001年製作の映画)

4.0

★インド映画俳優の中でレジェンドクラスの俳優、アミターブ・バッチャンとその妻、ジャヤー・バッチャンが夫婦役で共演。その夫婦の養子息子役にシャー・ルク・カーン。
★良家の養子息子=シャー・ルク・カーンが
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

3.8

★初鑑賞は今はもう無い渋谷のシネマライズ。
★インド映画では度々ある輪廻転生物。日本でも最近、転生して異世界に行くマンガが流行ってきてるかな?
★復讐譚としても面白いのだけどね。
★この映画で圧巻なの
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ジーンズ/世界は2人のために(1998年製作の映画)

3.8

★インド映画レビュー特集3本目。
★この映画はストーリーよりも豪華絢爛なダンスシーンに尽きる。ハリウッド資本が入って、潤沢な製作費をロケに使ったのかとにかく豪華!
★そしてヒロインのアイシュワリヤ・ラ
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シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦(1995年製作の映画)

3.8

★初鑑賞は98年の東京国際ファンタスティック映画祭。前年の同映画祭では諸事情で上映できなかった本作が満を持して登場。ゲストとして本作の主演女優カジョールが登壇。日本人からしたら「誰?」な状況だったが、>>続きを読む

ラジュー出世する(1992年製作の映画)

3.7

★97~98年頃に東京、多摩市で開催されたアジア映画祭にて鑑賞。他に候考賢の「戯夢人生」、イム・グォンテクの「祝祭」などと共に上映された。
★人生初のインド映画だった。今のインド映画と違って、CGも使
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.6

★少し前に中田秀夫監督作品を集中的に観た流れで、アマプラ見放題に上がってきた今作を鑑賞。
★酷い酷いと多数のレビューを読んでいたけどこれ程とは・・・。
★見せ方に何の工夫も見られずダラダラしている感じ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

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★このドキュメンタリー映画は最近、改めて作られた物かな。
★自分は80年代後半に、日テレの24時間テレビでオンエアした際に、当時のドキュメンタリーを視聴。ビデオに録画して、擦りきれるくらい繰り返し観た
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.0

★三谷幸喜が主宰する劇団、東京サンシャインボーイズの為に書いた脚本を「櫻の園」の中原俊監督が演出した作品。三谷さんなので、キャスト交代のあった映画版用にリライトしているはずだけど。
★公開当時に新宿に
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世にも不思議なアメージング・ストーリー(1986年製作の映画)

3.6

★スティーブン・スピルバーグ製作のテレビアンソロジーシリーズ。日本では3エピソードが劇場公開。後に、他のエピソードがレンタルビデオリリース。日テレの金曜ロードショーでオンエアされた。
★スピルバーグの
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.7

★この映画の存在を知ったのは赤川次郎のエッセイ「三毛猫ホームズの映画館」で、著者が好きな映画の1本と書いていたのが印象に残っていた。
★のちに東京国際ファンタスティック映画祭にてジャック・ドゥミ監督回
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.0

★ヒッチコックによる古典サイコスリラー。
★冒頭の足だけを映して見知らぬ2人が出会うまでの見せ方が映画的で秀逸。現代の映画を観ていて、なかなかああいうシーンは無いのではないか。
★パーティーでのブルー
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